概要
飢えて死ぬこと。
あらゆる生き物が生きていくうえでは定期的に食物を摂取してエネルギーを補給することが必要不可欠だが、それを十分に行えない場合、栄養失調により衰弱していき最終的には死に至る。
本編シリーズではイベントシーンに食事の映写がある程度で、一貫して食糧事情等の描写はない。
【おべんとう】や【チーズ】など、どう見ても単なる食糧としか思えないようなアイテムでも、それを持っているとかいないとか、使ったとか使わなかったで体調が変わるということはない。
旅先でしばしば白骨死体を見かけることはあるが、調べたところでテンプレの台詞が出るのみで死因に言及されるケースはなく、それがモンスターの手にかかったものなのか、単純に行倒れたものなのかは不明。
まあパーティの食事事情までシステムに組み込んでしまうとゲームが複雑になってしまうため、単純に省かれているというだけで、実際は随時購入・補給しているものと想像しておくべきなのだろうが。
一方、ドラクエシリーズの中でも、キャラバンハート、不思議のダンジョンシリーズ、ビルダーズシリーズは、主人公やパーティの食料事情がシステムに組み込まれている。
これらは【食料】や【満腹度】のパラメータが設定されており、うまく管理しないと飢えで【HP】にダメージを受ける。
このHPダメージに起因して【死亡】することが、「餓死」と俗称される。
キャラバンハート
キャラバンハートには【食料】のパラメータがあり、これが0になるとガードモンスターのHPが減り始める。
ただし、食料0、HP1の状態で歩いても【死亡】はしない。
不思議のダンジョンシリーズ
【満腹度】が0%で食べられるアイテムもなくなり、それによってHPを失って行き倒れること。
満腹度はなにかしら行動すると減少し、【パン】等を食べると増加する。
満腹度が0の状態でさらに行動をすると今度は1ターン(1歩でも歩けばカウントされる)につき1のHPが減少していき、これによってHPが0になると「餓死」したことになる。
ちなみに満腹度0%、HP1の状態で1歩先にパンがあるときでも餓死回避はできない。パンを食べる前に1ターンカウントとHP0で力尽きる処理が優先されるからだ。
パンを目の前にして、あるいは手にしてもそれを食べる力さえなく倒れる…そう考えるとやりきれなくなる。
トルネコ2の【冒険の記録】には「うえて倒れた」、トルネコ3の【冒険の履歴】には「お腹が減って倒れた」と記録される。
なお栄養失調による体力の減少は怪我などとはまるで別物なのだが、このゲームではとりあえずどちらもHPが減るという同じ現象に統一されている関係で、怪我を治療するためのものであるはずの【やくそう】や【ホイミ】などで飢えによって減ったHPも回復できる。しかし焼け石に水状態なので早急に何かしらを摂取して腹を満たさないと餓死するのは時間の問題である。
満腹度が0%になった際のメッセージは3段階表示で1つのメッセージ表示につき1ターンが経過するため、0%になってからHP減少が始まるまでに実質3ターンの猶予があり、メッセージがすべて表示され切ってからHPの減少が始まる。(Aボタンでメッセージを送るとその場でターン経過する。)
ビルダーズ1
本作にも満腹度のパラメータがあり、満腹度が0になるとHPが減っていくようになる。
【1章 メルキド編】の最初のみこのパラメータが無く【食料】を摂る必要がないが、ストーリーを少しばかり進めると主人公が空腹を感じるようになる。これと同時に満腹度のパラメータが画面に表示されるようになり、以後は食料を摂って回復する必要がある。
これはプレイヤーが満腹度のシステムを理解する前に飢え死にしないための配慮...であるだけではなく、主人公の正体に関する伏線でもあったことが後々明らかになる。