キャラクター/【カポノ】

Last-modified: 2024-04-05 (金) 07:07:43

FF7R2

コスタ・デル・ソルの市長を務める恰幅の良い男性。
初登場時はおもてなしガールズを引き連れて第八神羅丸から下船してきた観光客に対して自ら歓待に赴いており、クラウド一行に対してもレイをプレゼントして歓迎の意を示した。
リゾート地の長だけあって非常に陽気かつオープンな性格をしている。


しかしその実態は、陽気な態度の裏に醜悪な本性を隠している極めて腹黒い人間である。
自らの利益につながるのであれば平然と人を陥れるし、邪魔になる存在に対しては排除することも厭わない。
コルネオほどではないにしろ、間違いなく悪党の類と言える。
「百戦錬磨の性悪」とは初代スラムエンジェルことミレイユの評。

作中においてはミッドガルからやってきたものの仕事も金もなくうらぶれていたジョニーに対し、仕事を紹介するという体で「100ギルの価値もない」というボロ物件を売りつけた。
しかもその際には相場の半額で売却すると偽ってボッタクリ価格を提示したらしく、ジョニーに融資するという形で債務を負わせている。
ジョニー自身は騙されていることには気づいておらずカポノに対し恩義を感じているのをいいことに、彼を体裁よく半ば下僕のように扱っていた。


コスタ・デル・ソルに神羅カンパニーの重役である宝条が訪れた際にも自ら歓待し、おもてなしガールズを当てがった上で媚びへつらう態度を見せていた。
だがその宝条の暴挙によりビーチにモンスターが放たれた際には観光客の避難誘導をするでもなく、ましてや宝条に対して抗議をするでもなく真っ先に逃亡。
逆に漢を見せて騒動の収束に一役買ったジョニーがヒーローとして讃えられ、一連の様子を目撃していたおもてなしガールズの抗議もあってジョニーに対する債権を放棄することになった。
しかし彼を騙して借金を負わせていたことについては反省した様子はなく、それどころか「あの恩知らず」と扱き下ろしている。
また宝条が引き起こしたこの騒動については観光客も襲撃されたにも関わらず「多少ケガ人が出た程度」などと宣い、むしろ非常に高尚な実験だったとしたうえで「神羅の発展に協力できたことを誇りに思う」だの「黒マントどもを掃除できて博士に感謝したいくらい」だのと、一都市のトップにあるまじき態度を表明した。
なお、この事件後に神羅から多額の献金が送られてきたようだ…


チャプター12のクエスト『海より来たる悪魔』では依頼者としてクラウド達に接触してくる。
曰く、次期市長選に向けて支持率回復のためにモンスターの掃討をなんでも屋に依頼したが、仕事に着手する気配が一向にないので手伝ってほしいとのこと。
(なおここでの「なんでも屋」とはクラウドのことではなく勝手に名乗っているキリエのことである)
この時に提示された依頼内容はモンスターの掃討、およびなんでも屋の始末
前金を貰っておきながら仕事を放置しているキリエの自業自得とはいえ、カポノの冷酷な一面が垣間見える。
最終的にはキリエを始末する、なんて展開にはならずに偶然(?)この街を訪れていた祖母のミレイユに連れられてキリエは街を去ることになるが、その顛末をカポノは生ぬるいと評しつつも邪魔者を排除できたことについては満足していた。
だがその直後、不正蓄財によって隠し金庫に貯め込んでいた金銀財宝が根こそぎ持っていかれたという報告が入り…
慌てて去っていったカポノは気づかなかったが、彼の足元にはスラムエンジェル1世&3世から送られた犯行カードが置かれていたのであった。