FF4TA
ポロム編『月へ消えた魔導船』
- 【幼少期】
ゼロムスとの戦いの終決から数年後、ミシディアの長老により修行の旅に出る事を許された
ポロム、パロムは、船でカイポの村へ向かっていた。
嘗て長老とテラが二人で辿った修行の道を、一緒に辿る修行の旅である。
パロムにとっては、賢者への修行の第一歩であった。
カイポでテラ、アンナの墓参りを済ませてから、地下水脈へ赴く二人。
最奥でクラーマンモスと戦い、見事撃破する。
- 【数年前】
この日ポロムは、久々にミストの村を訪れる事になっていた。
いつの間にか乗り込んでいたパロムと共にシドの運転するファルコン号で、ミストの村へ出発する。
反抗期のためか、最近二人の兄弟仲はあまり宜しくなく、シドもそれに気が付いていた。
その所為か、バンド技「ふたりがけ」もこの頃から使えなくなっている。
ミストの村に到着した一向は、リディアの家へ赴く。
久々の再会を皆で分かち合った後、パロムがリディアに突如、「幻界に行きたい」と申し出る。
以前から幻界を訪れてみたかったとパロムは言うが、もちろん賢者の修行の一環でもあった。
リディアも久しぶりと言う事で、皆で幻界に向かう事に。
地底世界に入ってから、一行は一度ドワーフの城に寄り、ジオット王、ルカと再会する。
ルカも一行に加わり、幻界へ向かう事に。道中ルカとの会話に照れ気味で応じるパロム。
幻界の洞窟のある島に着陸してからは、ポロム、パロム、リディアの三人で向かう事に。
魔物を退けながら一行は幻界への入り口前まで到着する。そこからは幻獣達の気配がひしひしと伝わってきた。
だがその気配は三人を歓迎するものではないと感じ取ったのか、リディアはここで修行の終わりを二人に告げる。
幻界は人間界とは時間の流れが違う事、幻獣は人間が来る事を快く思わない事を聞かされるも、
「それでも構わない」とパロムは必死に食い下がる。
二人にここで待つ様に告げ、一人幻界に入って行ったリディアだが、思いの他早く戻ってきた。
心なしか表情が暗い事をポロムが尋ねるが、リディアは「何でもない」と言い、外に戻る事に。
二人はリディアが幻界を追い出された事を知らなかった様である。
外に戻ると、シドとルカが二人で盛り上がっていた。
シドにも分からなかったファルコン号のエンジンの問題点を見事ルカが解決したらしい。
これを期にルカは、将来シドと同じ飛空艇技師を目指すと決意する。
- 【現在】
トロイアに向かったパロムを心配しているポロムの元に、長老が現れる。
今日は病状はそれほど酷くなく、気分が良いらしい。
その時ミシディア南の入り江で大渦が起こり、封印された魔導船が浮上。空の彼方へ飛び去ってしまった。
これにより祈りの館にて緊急の話し合いが始まった。
月の帰還、突如消えた魔導船、バロンの不穏な動き、嘗ての大戦を思い起こさせる様で皆不安に駆られる。
長老の提案により、試練の山にいると思われるカインの手を借りる事に。
ポロムが白魔道士、黒魔道士を引き連れ、山に向かった。
山頂では、クルーヤの墓が破壊されていた。僅かだが、何かを訴える様なクルーヤの声が三人にも聞こえる。
引き返そうとした三人は突如アンデッドの大群に襲撃されるが、駆け付けたカインによって助けられた。
ポロムはカインに事情を説明し、協力を仰ぐがカインは中々応じようとしない。
しかし説得の末、何とかカインの協力を漕ぎつけ下山し、ミシディアへ戻る。
だが、ミシディアは魔物の襲撃を受けていた。突然の事にポロムは動揺するも、
長老の安否が気になり、祈りの館へ急ぐ。館の奥では、魔物の首領に襲撃された長老が倒れていた。
四人で魔物を撃退し、ミシディアは何とか平穏を取り戻す。
長老の話によると、魔物達はデビルロードから現れたと言う。
これによりバロンが魔物の手に落ちた事を確信したポロムは、バロンへ向かう事を決意する。
その時、外から悲鳴が轟く。何事かと外に出てみると、そこには謎の少女が立っていた。
「クリスタルを寄越せ」と迫る少女とポロムが対峙していると、長老が出てくる。
ポロム、長老、二人で少女に戦いを挑むも、少女は突如ラムウを召喚。
裁きの雷からポロムを庇った長老は重傷を負ってしまう。
その時、二人に迫る少女の元にカインが水のクリスタルを持って現れる。
クリスタルを少女に渡し、セシルに会わせる様要求するカイン。カインはセシルを殺すつもりでいた。
少女もその要求をのみ、カインと共にカイポの村のデビルロードへと消えていった。
世間的にはFF4TAで最も人気の無いフリーシナリオ。
・ポロムの風貌の激変
・反抗期の弟のおかげで気苦労しているのか、ポロムの性格が暗めになってしまった
・回想が多く、訪れている場所に目新しさが無い
・双子の葛藤を描いているが、徐々に反抗的になっていくパロムの方が目立っている
・幼少期の修行編の必要性があまりない上に、この編から地下水脈が計三編で登場する
ギルバート・カイン編で必要なのが分かるが、この編であえて地下水脈を訪れる必然性が無い
・数年前の幻獣の洞窟編では、ポロムが一番空気(リディアとパロム、中でもルカが目立つ)
・過去編を入れてしまったしわ寄せが来てしまい、物語が大きく動く現在編が短い
・物語が特異なカイン・月の民編を除き、唯一新キャラが登場しない
・現在編もストーリー・性能面両方でカインに完全に食われてしまっている
・微妙にイライラするチャレンジダンジョン
といったあたりが不人気の理由か。
改善される機会があるなら、修行編をカットしてその分現在編の内容を濃くし、
新キャラを追加する必要があるだろうか。
レベルが引き継がれるのはポロムのみ。
パロム、リディアのレベルを上げる必要は無いので、過去編でレベル上げをする必要は無い。
地下水脈のクラーマンモスはファイラ連発で倒せ、幻獣の洞窟にはボスはいないので特に問題無い。
カインを仲間にしてからレベル上げすれば大丈夫。まぁそのカインのレベルも引き継がれない訳だが。
ポロム一人でレベル上げは苦行…に思えるが実はそうでもなく、試練の山山頂で聖なる矢と炎の矢を使い分ければ苦もなく倒していける。アンデッドだけならケアルラorケアルダで一掃すれば良い。
ただ、カインのレベルも上げないとチャレダンがキツイので結局はカインのレベルも上げないといけない。
チャレダンが廃止されたiOS版ならポロム一人だけ上げても問題ない。真月編で使う予定がないなら意味がなくなったが…