こちらの英名もモンスターと同じく、Phantom Train である。
FF6
FF6に登場するダンジョンであり、敵キャラ。
ドマの帝国軍陣地脱出後、迷いの森に迷い込んだマッシュたちが発見した。
カイエンは当初、ドマ鉄道が残っていたと勘違いしていたが、先走ったマッシュが乗り込んだ後に
この鉄道が魔列車だったことに気付く(カイエンによると帝国との戦争でドマ鉄道は壊滅状態だったため)。
魔列車とは死者の魂を霊界に送り届ける列車であり、マッシュたちは脱出を図ることとなる。
幽霊に追われながらも車掌に停め方を聞き、機関室と煙突の停止スイッチを押すと、
怒った魔列車本体と戦闘になる。
列車を停止させた後マッシュたちは降りることを許されるが、
「行き違いに」カイエンの家族の霊が乗り込むこととなり、彼にとっては辛い「別れ」を体験することに…。
本来は「時刻表」があり、それに基づいた運行を行っているらしいが、
争いに満ち、毎日沢山の人が死ぬ今の世の中ではそれを書く時間もないらしい。
食堂車も備えられており、人が食べても幽霊が食べても犬が食べても美味しい料理を出してくれる。
何故かジークフリードも乗り込んでいるが、彼が本物かどうかは不明(十中八九、偽者だろうが)。
彼の脱出方法も不明。
基本的には車内を彷徨う幽霊に話しかけると戦闘となるが、
場合によってはアイテムを売ってくれたり仲間になってくれたりする。
仲間になった場合、魔列車本体との戦闘前に離脱してしまう。
ちなみに、開発当時は「魔導列車」だった。
だがそれだと帝国関連でごっちゃになるので「魔列車」にしたとか。
- CMでは「まどうれっしゃ」のまま
- 背景グラフィックは皆葉英夫氏が担当。
完成時はスタッフが見に集まったと後に坂口氏が語っており内部評判も良かったようで、CM素材に採用された理由にもなったのだろう。
食堂車は2回目以降の利用では、先頭キャラによって演出が違っている。
- 豪快な台詞でモリモリ食べるマッシュ、食べても大丈夫なのかとビクビクしてるカイエン、ちゃんとインターセプターにも飯を持っていってやるシャドウ、嗜好にあっているのか嬉しそうに食べる幽霊など各々の個性がよく出ている。
編成は以下の通り。初めは11両編成である。
- 機関車(ボス:魔列車)
- セーブポイント車両(マッシュたちは最後ここから降りる)
- 個室車両1(亡霊入り宝箱あり:これを過ぎると仲間の幽霊と別れる)
- 個室車両2(ジークフリードおよび2人目の車掌がいる)
- 食堂車
- 普通車(セーブポイントあり)
- (幽霊イベントのため省略)
- 普通車(幽霊イベント)
- 普通車(幽霊の道具屋がいる)
- 普通車(スタート地点)
- 車掌室(セーブポイントあり:幽霊加入)
幽霊イベントで7~11両目が切り離され、6両編成になる。
マッシュがメテオストライクで持ち上げられたのは6両編成の魔列車であり、
列車にしては比較的軽かったためともとれる。
はたして11両編成だったら持ち上がらなかった…か?
なお、最後尾の車掌室のスイッチを引っ張ると…?
- 何両か屋根に上れる車両があるが、9両目の屋根には天窓(?)があり、開けると列車内に落っこちる。幽霊を先頭にすれば貴重な、幽霊が倒れる様子を見ることができる。
たまに伝承で「死者の世界の食べ物を食べた者は生きた人間の世界から切り離される」というのを聞く。
それを考えると食堂の食事には意味深なものがあるというのは考えすぎだろうか。
いや、プレイするにあたってはメリットしかないのだけれど。
- 黄泉戸喫(よもつへぐい)だね。
- 西洋にもペルセポネーの逸話がある
まるで「怪談話」のような設定である。
- かの宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をも思い起こさせる。まああちらは魔列車みたいな禍々しい感じじゃ全然ないけど。
このダンジョン辺りから、「魔法が失われた世界」という設定があやふやになり始める。
ザコ敵も魔法を普通に使ってくるようになるから。
- この列車に出てくる敵は全員、魔大戦時代の亡霊だと考えればあるいは…!
- 降ろしてやれよ
- 魔導の力を注入された後死んだ奴ら(主に帝国兵)の亡霊なんじゃないの?それこそ直前までドマで戦争してたんだし。
世界崩壊の時には、通勤ラッシュのごとく満員になっていたのだろうか。
- それ以前に迷いの森も世界崩壊に巻き込まれているのだが、魔列車は無事だったのだろうか?
- 魔列車自体、幽霊みたいな存在なんだから自然災害?の影響を受ける訳がない。
この事件で最もダメージを受けたのはカイエン…と見せかけて、実は、幽霊は実在するというのを直で見せつけられてしまったシャドウ?!!
なぜか車掌室の隅とジークフリードが出る個室の隣の個室の隅にはテントが隠されている。非常用?
- ジークフリードが出る個室の隣の個室の隠しテントの右側のマスにはフェアリーリングがある。
しかし、マスの方向を向くことができないので入手不可能。スマホ版はその場方向変換が可能なので入手可能。
もし日本版魔列車があるとすればEF58+20系or10・43系あたりだろうか。
- 機関車はD51のナメクジ形あたりか。魔列車はSLだろうし。
- いやいや、C58-363じゃないかな?パ○オエクスプレスの客車もそんなイメージになったし。
- 動輪の数が4つなのでC58はありえない。
- やっぱ9600型蒸気機関車かな?デザイン的にはビッグボーイだとは思うのだが。
- セーブポイント車両は形状的に車掌車ヨ8000がモデルかな? 入口の位置が違うし、車掌さん居ないけどね
iPhone版で初めて知ったんだが、降車後にカイエンが死別した妻子の乗る魔列車を追いかける際、突き飛ばされたマッシュはプラットフォームから転落する。この時シャドウがいると落ちたマッシュを追いかけるように飛び降りる。シャドウ良い奴だなw SFC版では見たことがなかったからリメイクで追加したのかな?それとも画面サイズの都合でSFC版では映らなかったか、あるいはカイエンにフォーカスが向いていたために目が行かなかったのか…?
- SFC版でもシャドウは飛び降りたはず。
- まぁ、マッシュに雇われてる立場だから死なれたら困ると思って後を追って飛び降りたんだろう。
- 実は雇われてはいない。仲間になる時、金は減っていない。
- この後カイエンと妻子との別れが描かれ、カイエンは俯いている。この時シャドウに話しかけると…。
非情の暗殺者という設定のシャドウだが、食堂車のくだりといい魔列車では彼の性格がかいま見える。戦力としても貴重なのでぜひ連れていこう。
幽霊イベント
始めはそれまでと違う客室で、前後からではなく側面から出入りする。
この1つしか出入口がなく、出ようとすると幽霊が出入口を塞いでおり、ゴースト1匹と戦闘。
しかも襲われる際のナレーションが「襲ってきた!」ではなく、
ウィンドウなしに「に…が…さ…ん…」と怖いセリフが表記される。
- なお、この時出口を塞ぐ幽霊はキャラが前に数歩動かないと現れない。現れるマスを避けて奥に行くと動かない幽霊がポツンと立っており、話しかけるとそのまま同じイベントが発生する。
その後外に出たところで前後の車両から「逃がすな…」と喋りまくる幽霊の大群に襲われ、
マッシュ達は屋根上へ逃げるも、幽霊達も梯子を使って捕まえようとする。
そこでマッシュの見せ場。修行の成果といわんばかりに2両先まで屋根伝いに猛ダッシュ。
2両前に進んだところで着地点の車両の屋根が崩れ、床に落ちてしまう。
一息つく間もなく幽霊が後の車両から「に…が…さ…ん…」とばかりにしつこく襲ってくる。
驚いたマッシュ達はスイッチで後ろの車両を切り離し、何とか幽霊達の追撃を振り切ることに成功。
ここにはセーブポイントがあり、一息つける。
なお、幽霊イベントの車両から先には連結部の通路が無く、先に進めない。このイベントのためか。 - このイベントで戦うゴーストは通常の物と同じなので、逃げることもできる。逃げても普通にイベントは進む。
切り離された車両と共に置いてけぼりになった幽霊達が、あの世へいけずにどうなったのか。
アンデッドモンスターになって現世に舞い戻ったとすれば、けっこう不憫な運命ではある。
- なぁに先頭車両がなくなっても線路は続くから最悪歩いて行けばいいのだ、スタンドバイミー。
- 機関トラブルによる運行停止につき、ご迷惑おかけしております。代替車両到着まで今暫くお待ち下さい。お急ぎの方は最寄り駅まで魔馬車による代行運送も行っておりますのでお申し出下さい。現在食堂車では特別メニューをお出ししております。
- 魔列車も地味に律儀だからちゃんと迎えに行くなり代替手段を手配するなりしてるんじゃないか。
- マッシュ達を下ろす(&ドマの犠牲者達を乗せる)ために迷いの森に戻っているので、その前後で回収したのではないだろうか。
FF14
本作の舞台である惑星ハイデリンには、2箇所にこの地名・地形が存在する。
1つめはエオルゼアに築かれたガレマール帝国の2つの基地、カストルム・セントリとカストルム・メリディアヌムの間。これら2つの基地の間で走る、帝国の輸送列車が魔列車である。FF6の魔列車ではなく、FFTの魔列車の方がイメージとしては近い。
カストルム・メリディアヌムの敷地内に魔列車停留所という場所が存在するが、現在のところ列車の姿を拝むことはできない。
- こちらは差し詰め「魔導列車」といったところか。
2つめはレイドダンジョン『次元の狭間オメガ』シグマ編1層の舞台。こちらはFF6の魔列車を再現したもの。
魔列車の前を走る車両の貨車、客室内、列車の屋根の上の3箇所から成るフィールド。バトルそのものについては魔列車を参照。
FFT
輸送用列車。 古代戦争時に主に業魔(人の造りし魔物)部隊の輸送に使用されていたため、 いつの頃からかこの列車を魔列車と呼ぶようになった。 また「死者を運ぶ列車」とも呼ばれる。
DDFF
バトルマップとして登場。真マップは存在しない。
椅子は全部壊せるので、対人戦時は最初に2人で協力して壊して広くしてから戦うのもアリ、とのこと。
マップとして出てくるのは一両分。列車らしく揺れているのにも注目されたし。
椅子を壊しても、それでも他のマップに比べて高さ・横幅が狭いため
回避の方向に気を付けないとすぐ壁際に追いつめられてしまう。
かなり狭いため皇帝を相手にするとトラップがいつも以上に厄介。
バトルリプレイでカメラを外に出すと、前後の車両やその連結部を見ることができる。
さすがに細かく作りこまれてはいないが。
イベントムービーでこの列車に乗って移動している姿が見られる。
原作をプレイした人にとっては正直何処にたどり着くのか冷や汗ものである。
ただ狭いだけで目立ったトラップがない。狭さが目玉かもしれないが。
魔列車らしく幽霊イベントや魔界の汽笛をモチーフにした仕掛けがあってもよかった。
実はティナもケフカも訪れたことがない場所である。
- 一応、ティナは夢のダンジョンの一部の方なら連れていくことはできる。
TFF
FMS「ティナのテーマ」の背景に登場。
ファミ通のスタッフインタビューによると、
最初はあまりに背景に紛れすぎていて「見えねえ!」とケンカになったり
「もっと隠れているものなんです、魔列車は!」と怒られたりしたらしい。
ぜひティナのテーマをプレイする時は見つけてみよう。
EMS「セリスのテーマ」にも三度も登場している。
まずEMSの開始が魔列車がホームに入ってくる所からであり、
その後もカイエンと家族との別れ、魔列車を歩くマッシュと、破格の扱いを受けている。
FFRK
FF6のダンジョンに登場する地名。ボスは魔列車。
ノーマルダンジョンのヒストリーの初回クリア報酬でカイエンが仲間になる。
いたストポータブル
マップの一つとして登場。なぜかBGMは幻獣を守れ!。
背景さながらに疾走している汽車というイメージが出ていて悪くはないのだが、
できれば本編と同じ曲が良かったのではないかと思う。
目標金額達成時のBGMは決戦(FF6)。
連結スイッチを押すたびに中央のエリアが左右の離れたエリアに交互に移動する。
空き地が3箇所あり、なるべくなら真っ先にでも制しておきたい所。
- いたストスペシャルでもマップに対し違うシリーズや違うダンジョンの曲を使ったりしているので演出的な意図もあるはず。
バトルロード
バトルロードではメテオコース1戦目。
自キャラに選ばないと、クラウドとバッシュが対戦キャラとなる。
いたスト30th
いたスポと基本的に同じだが、通常のBGMが本編と同じ曲になった。
1人で挑戦モードでは「闇と大魔王」コース1戦目。
対戦相手はゼシカ(DQ8)、クラウド、バルフレア、いずれかが自キャラの場合はククール(DQ8)が代わりに入る。