FF10
通常戦闘曲。
FF9のものから一転、再び例のイントロが消滅した。
FFファンの間では「緊張感がない」と評されることも少なくなく、
また開発段階でのスクウェア社内でもあまり評判が良くなかったようだが、
作曲者の植松氏のお気に入りであり、そのまま採用されることとなった。
- 個人的には世間で言われるほど緊張感がないとは感じない。
飽きの来ない良曲であると思う。
ATBでないFF10のバトルには丁度良いような気もするし。
シナリオがシナリオだけに、やや哀愁感漂う出来で落ち着きさえ感じる。
「死に立ち向かう」というシナリオが多い中で、今作は「死を受け入れる」がメインの話。
緊張感がないと言うよりは、もう何も恐れていない彼らの心情を表したのだろう。
緊張感、落ち着き云々以前に普通にメロディックでかっこいいと思うのだが。おそらく楽器が少し合ってないのかもしれない。リマスター版のエコー気味の方はよりスタイリッシュに仕上がっている。
実はザナルカンドにてのアレンジ。言われるまで全く気が付かなかった。
- アレンジと言っても一曲丸々ではなく、この曲のイントロがザナルカンドにてのイントロ後半と同じフレーズになっている。
- メイン部分も、コードは「ザナルカンドにて」から流用されており、主旋律のモチーフも大幅に変形されてはいるが同曲を受け継いでいる。
バトルアルティマニアのPP.422-423にコード付きで楽譜が掲載されている。
- ピアノ、というよりキーボードのシンセパッド系の音色で弾くのを推奨するが、いかがだろうか?
予約特典CDでは「バトル1」として収録。ゲーム中のものから微妙にアレンジがなされている。
1ループ目ではサビの矩形波のメインの音とディレイの音の定位が左右に分かれているのだが、2ループ目以降は定位が偏る。おそらく、プログラミングの際にアウトロで変更した定位を元に戻す信号を入れ忘れたのではないかと思う。同様の現象(ミス?)がシーモアバトルでも確認できる。
モンスター訓練場のバトルではその辺の雑魚だろうが(通常版の)最強モンスターだろうがこれ。最強育成の為に延々とこれを聞きながらスフィア狩りを続ける事になる。
HD版では比較的明るめのアレンジになっている。曲の落ち着きはなくなったが、戦闘曲としては良アレンジだと思う。
イントロは付点8分音符=126.33の6/8拍子と3/4拍子の混合拍子、それ以外は4分音符=95の4/4拍子、と変拍子になっている。
ただし単位音符あたりの演奏の実速度(16分音符が380bpm)は、曲全体を通して変わっていない。
FF15
レガリアのカーステレオで放送される曲として聞くことができる。
DFF・DDFF
通常バトル曲にしては珍しく、アレンジなしで原曲そのままで流れる。
DFFAC
今作でやっとアレンジされた。戦闘曲の1つとして登場する。
プレイヤーズサイトのショップにて3600ギルで販売されている。
後にアップデートにより原曲版も選択できるようになった。
こちらも3600ギルで販売されている。
TFF
FFXの通常バトル曲。トランペットが刻むように奏でるメロディと落ち着いたテンポが、 揺るぎない強さや信念といった、芯を感じさせる一曲。(DL画面より)
2012年4月22日からDLCでBMSとして配信されている。
TFFCC
原曲が収録されており、BMSとしてプレイできる。
FFRK
FF10のダンジョンの通常戦闘曲。
メビウスFF
エースストライカー?、アルティメットヒーロー「ユウナ」などのFF10コラボジョブの通常戦闘曲。
FF10イベント「DREAM WITHIN A DREAM 永遠の夢」でも通常戦闘曲として使用される。