FF5 
レベル1の時空魔法で、戦闘のバトルスピードを強制的に「5」にする。まず使わない。消費MP1。
- 一番遅いバトルスピードは6だが、この魔法だと5になるという微妙すぎる違いが。
- 本来は遅くする魔法のはずだが、上記の仕様によりバトルスピードが6の時に使用すると5に上昇して逆に速くなる。
- 最初からバトルスピードが5だと何も起きない。
バトルスピードを遅くしたいならコンフィグで調節すれば良いだけ。
- 戦闘中にはコンフィグはいじれないので、急場にバトルスピードを変更したい場合には役立つ。
尚、この魔法を使って戦闘終了した後はコンフィグで設定したバトルスピードに戻っている。
スピードを使用後リターンした場合、効果もリセットされ持ち越されない。
ガルキマセラの徘徊するウォルス城地下で初めて手に入る魔法。
入手リスクの高さに比べ、その使用価値のなさにガッカリした人も多いはず。
- それどころか実際に使っても効果を体感できないので首を傾げることになる。っていうかなった。
- エルフのマントのおまけだと思えば…それでも納得いかないか。
- これは宝箱回収率に関係している。恐らく壺から取れるためだろう。
一応、ウォルス城で取り逃しても蜃気楼の街で買える。しかしその値段はたったの30ギル。
驚くなかれ、ポーションより安いのである。実は消耗品か何かじゃないのか?
- 時の止まった町では存在価値がないから、とか。
……止まってるときは買えない? 他の時空魔法はまともに金を取られる? 気にしちゃダメだ。 - ウォルス城で取り逃し、ひとつだけ魔法欄が埋まらなかった時、蜃気楼の町でやっと見つけた時の期待を返せ。
バトルスピード1アクティブでプレイする猛者たちには有用。
……だがそんな猛者たちは、この魔法を使うことを潔しとしないだろう。
結局何なんだ、この魔法は。
- 戦闘終了時にバトルスピードが戻るという点がよい。
上記縛りにおいて普段使用される事がないであろうこの魔法が超有用魔法として君臨するのも面白いものである。
ゲーム上は「バトルの速度が遅くなる」効果なので、機能していることはしている。
実態は詐欺のような実現手段だが。
「コンフィグ設定をいじるのと同じ」という説明は作中のどこにも存在しない。
ゲーム内からシステム設定に干渉してくる凄い魔法、ではあるのだが……。
プレイヤー視点だとコンフィグいじった方が早い。
- 時空魔法が何たるかを示すための、世界観に彩りを加える存在なのかもしれない。
ひょっとして時空魔法の枠が埋まらなかったから強引につくったんじゃ…と勘ぐってしまう。
それくらい意図がわからない魔法。
- バトルスピード6よりも「もっと遅く」できる魔法だったなら、ボス戦で活躍できたのだが。
某横シューティングみたいに使う度に速度が速くなって、1で使うと6になるとかならまだ面白かったかもしれない。
- 「この魔法を使うと、セーブ後にマップが反転します」的な副作用があったら面白かったかもしれない。
- SFC版でシーフがいなくてもダッシュできる魔法だったら非常に有用だったのに。
FF5(GBA版) 
消費MPが1なのを利用して、予言の調整に使うという使い道ができた。
ライブラで充分だろとか言わない。
FF5(iOS/Android版) 
大幅に仕様が変わり、効果も絶大なものとなっている。
使用してもバトルスピードは変わらないが、ATBゲージの仕様を旧来と同じ「満タンになると一時停止」のものに変化させる効果となった。
- ゲームスピード1および5と6で比較してもバトルスピード自体は遅くなっていない。
使用するとはっきりとわかるほど露骨に停止時間が発生する。
ゲームスピードを変更しても停止時間は一律。
一度唱えれば効果はそのプレイ中永続する。ゲーム再起動で効果リセット。セーブや中断からのロードでは効果がリセットされない。スピードを再度使用しても変化した仕様は戻らない。
- スピードを唱えて戦闘を終えた後メニュー画面からゲームを中断し、別のセーブデータをロードしても変化したゲージ仕様が引き継がれる。
つまり、スピードを入手したセーブデータさえあれば実質入手前から使用可能。
別データから持ち越さずとも、重要な戦闘とは別の雑魚戦などで前もってスピードを使用しておけば、ATBゲージの仕様がずっと維持され引き継がれる。プレイ中は使用後にコンフィグでゲームスピードを変更しても維持される。
スピードを詠唱した戦闘中にリターンを使用しても変化したゲージ仕様は引き継がれる。
- 事前にスピードを使用しておけば、正宗装備者がオメガ改のバリアチェンジよりもさらに早く動く、という事も可能。
自キャラの素早さを「敵の素早さ+1」に調整した場合、AUTOモードでも敵に先制されるが、スピードを唱えるとこちらが確実に先制できるようになる。
AUTOモードでカーソルが移動するほんの一瞬でも、ゲーム内の時間は進行しているようだ。スピードを使えばマニュアル操作でもこの一瞬のラグなしで行動でき、先制面で大幅に有利になる。
スマホ版で導入されたAUTOモードが「プレイ中永続、ゲーム中断から再開でリセット」という共通の仕様なので、発想はこのあたりからだろうか?上記で色々な人が妄想している発想の上を行くぶっ飛んだ仕様変更だと感じる。
※AUTOモードはボタンで切り替え可能だが、セットしている限りプレイ中維持される。
- スピードは発動後は切り替え自体が不可能なのでAUTOモードとは根本的に違う。
- AUTOモードはボス戦で自動解除されるためその点でも違う。スピードの発想がどこから出てきたかはわからないが…。
- AUTOモードはゲームをメニュー画面から中断するとOFFになるが、スピードはONのままであり他のセーブデータにも設定が引き継がれる。この仕様はAUTOモードよりもダッシュに近い。
(「ダッシュ持ちキャラがいれば」という条件付きだが、ダッシュ状態はメニュー画面からの中断で他のセーブデータにも引き継がれる。)
細かい仕様
- いずれかのキャラの「コマンド入力終了後、次のキャラのゲージが貯まった段階」で一時停止。停止してからコマンド入力をしない状態で動き出すと、次のキャラのゲージが貯まっただけでは停止しない。
- スリップも停止する。オリジナルの一時停止との違い。
余談だが、iOS版FF5の配信開始は2013年3月であるが、上記の仕様変更が本記事内に追記されたのは実に5年以上経った2018年9月である。
実際に発見された時期は不明だが、如何にFF5のスピードが使えない魔法だと認識されていたかを再確認させられる。
- 2018年9月に初追記した者ですが、オメガ改をゲームスピード3以上で倒す試行錯誤中にリターンしても効果が継続している事で発見しました。
FF5(ピクセルリマスター版) 
「バトルスピードを遅くする」という作中説明の魔法。
ピクセルリマスター版のバトルスピードは「速い・やや速い・標準・やや遅い・遅い」の5段階となっており、スピードを唱えると最も遅い5段階目相当に変化する。
やや遅いではなく最も遅いに相当する。
効果はその戦闘中に限りバトルスピードが下がるだけに戻った。
ATBゲージ満タン時の一時停止効果はない。効果が他のセーブデータと共有されることもない。
ピクセルリマスター版はATBゲージ初期値がランダムになった関係で敵の速攻がつらいのだが、一時停止がなくなり以前ほどの強力な効果はない。
- 敵の速攻は標準でも強力なのだが、戦闘中に1回だけ変化させるぐらいならSFC版と同じくコンフィグから変えればよいという事に尽きる。
FF14 
希望の園エデン零式:再生編4の闇の巫女が時間圧縮中に使用する魔法。
フィールド上に発生した6つの砂時計のうち、2つをクイックで高速化、2つをスロウで低速化し、発動タイミングをずらす。