地名・地形/【蜃気楼の町】

Last-modified: 2023-07-07 (金) 08:20:26

FF5

第三世界の最南端の細い陸路にある森で、エンカウントするかのごとく入れる町。
古代図書館等でその情報が確認でき、その場所はトンネルを掘っているドワーフのラリボーから聞ける。
関連する話を聞いていなくても、クレセント・カタパルト南西にある森の中を移動すれば普通に入れる。
チョコボに乗っていてもエンカウントするので何事かと思うだろう。
町からテレポでの脱出はできない。
BGMは封印の書


第三世界になると、クレセントの町で森に蜃気楼のように町が現れているという噂が聞ける。
元々は他の町と同じように存在していたらしいが、1000年前にエヌオーが手に入れた「」を封印するため、世界を2つに分割した際にこの町も吸い込まれてしまった。
次元の狭間の中ではこの町全ての時間がストップするのだという。
それがエクスデスによって「無」の力が再び現れたためなのか、地上からも入れるようになり、町の時間は再び動き始め、会話も出来るし店も利用出来るようになった。
次元の狭間へ行く扉もあるが、ドアを開くと拒まれてしまい入ることは出来ない。


町の人々は時間が再び動き始めたことに戸惑っている様子だった。
全員古代人らしく、FF6の商人グラフィックのような青いターバンを身につけ、ロマンシングサガ2に出てきた古代人のような風貌をしている。
これは他の町や村ではほとんど見られないものであり、1000年という時間の長さを感じさせられる。


最後のピアノがあるほか、黒チョコボも迷い込んでいる。
そのほかにもチョコボで世界一周を持ち掛けられ、達成すればミラージュベストを入手できたり、3種類の指輪も買える等、色々注目すべき町。


無の力を得るのと引き換えに不死の身体を失ったエヌオーについての話を聞くことができる。これは不死身設定のエクスデスを倒せることの伏線。
フェニックスの塔の壁についても教えてもらえる。

  • 次元の狭間との境にある扉は所謂裏口で、酒場の裏から行ける場所にある。
    次元の狭間から入る時はここから入ることになるため、動いている方の町でも「酒場の裏から中に入ることができる」と気づけるような設計になっている。

次元の狭間からも行くことができるが、その場合は時間が止まったままである。
時間の止まった町では回復の壺だけ使える。買い物はもちろん、ピアノを弾くこともできない。

  • 黒チョコボを捕らえる前なら、時間が止まった黒チョコボを見ることができる。

地理的に真下にあるドワーフ王国では「上の方から物音が聞こえる」と言っている。
何が鳴っているのだろう?

  • 第3世界からは入れない部屋が1つだけある。
    海底でも地鳴りがするのはそこが次元の狭間とつながり、「無」がうごめいているせいかもしれない。

ゲーム上でも終盤に訪れる町のためか、装備品・アイテム・魔法など非常に有用なものが多数売られている。
かなり値も張るがお金を貯めれば、誰でもパーティーの強化をはかれる。
この町を訪れてから、しばらくギル稼ぎに励むプレイヤーも多いかも。

  • 有用アイテムを多数売っているが、なかでもエルメスの靴は是非とも欲しい。
    ひとつ50000ギルもするが、これはがんばって4人分揃えてもいいだろう。
  • バル城の地下にいる石像でABP稼ぎをしていると既に大量のギルを持っている場合もある。
    • フェニックスの塔の敵から金目の物を盗んで売り払えば、200,000ギルぐらいなら割とすぐに貯まるので、困ったら行ってみるとよい。

酒場には盗賊のナイフがある。ここでしか入手できない一品物。


「この街の店には、それぞれ2人の商人がいます」という情報が聞ける。基本的に今更っぽいアイテムが並ぶ表と強力な物品を販売する隠された裏の二種類。
おそらく、「その場所に存在しないはずのものが存在するように見える(=見た目とは違う場所に実体が存在している)」という蜃気楼の特性からの着想なのだろう。
最初の探索時はシーフか隠し通路アビリティを使用した方が良い。


店は宿屋のほかに8つあり、どうぐや、くすりや、まほうや2つ、ぼうぐや、アクセサリ、ぶきや、ギルドがある。
宿屋の宿泊料は70ギル(旧スマホ版とピクセルリマスター版では10ギル)。

  • 魔法屋:わかりやすい。ウォルスの町で買える召喚魔法や宝箱に入っている魔法を買える表、そのエリアの左上に見え、建物裏から入るレベル6魔法群を買える裏。
  • 道具屋:第二世界から継続して二つ並んでいる。ただし、エーテルを売っている方(くすりや)で唯一エリクサーを販売。その代わりくすりやだからかコテージが売られていない。拠点にしたい場合には意外と大きな穴。
  • 武器屋:表の武器屋のラインナップはフレイムタンだのモーニングスターだの今更感漂うものばかり。
    既に封印城クーザー12の武器のうち有用な物の封印をいくつか解いているであろうプレイヤーにとっては全くもって食指が伸びない。
    裏は酒場の裏から地下を通って行くことができ、唯一風魔手裏剣が買えるギルドのことかと思われる。
  • 防具屋:表側でもサークレット黒のローブ等最強装備候補が並ぶ。裏はおそらくカウンター裏の隠し通路から行けるアクセサリ屋で、3種の指輪・エルメスの靴・ラミアのティアラ天使の白衣が並ぶ。
    指輪以外は数値上の外見的な強さはないが、指輪含めてすべて隠された有用な特殊効果を持つ。

表のまほうやのラインナップは、

  • ミニマム(300ギル)
  • トード(300ギル)
  • スピード(30ギル)
  • レビテト(300ギル)
  • テレポ(600ギル)
  • チョコボ(300ギル)
  • シルフ(350ギル)
  • レモラ(250ギル)

の8つ。一部買い逃した魔法などを買える。
イベントや宝箱での入手or通常プレイだと来訪時ここ以外では購入不可能な魔法だけになっている。
裏のまほうやはアレイズディスペルデスアスピルクイックデジョンと最強クラスの魔法が並ぶ。


何故、町の人々は自分自身の時間が止まっていたと分かるのか?
無が消えた後、次元の狭間と繋がっていたこの町はどうなったのか?
様々な謎は尽きない。無の力が消えた後の詳細は不明。


蜃気楼の町というのは通称のはず。
本来の町の名前は何というのだろうか。

  • 富山県の魚津市も「蜃気楼の街」として知られている。

入り口近くの2人の住民はある程度歩く方向がランダムになっているらしく、たまに町の外まで歩いて行ってしまうことがある。


GBA版ではここの南方の海底に封印の神殿がある。

FF5(iOS/Android版)

次元の狭間で時の止まった住人に話しかけた場合、バッツの「???」という台詞が追加されている。
GBA版までは話しかけても何も表示されないので、スマホ版新規の台詞。


武器屋前の住民の行動パターンが変わり、ダッシュで移動しても道を塞ぐことがなくなった
SFC版、GBA版では操作にもたつくと狭い路地を住民が塞いで邪魔だったので、地味ながら非常にありがたい良改変。


未検証だが、ケルブの村の祈るウェアウルフアルテ ロイテのいる牢屋と同じく、見えない壁が出来で入り口近くの2人の住民が町の外に出て来ないと思われる。


SFC版GBA版共に、ハリカルナッソス撃破後町からミラージュベストをくれる男が消えても次元の狭間に行けば止まった状態でいたが、スマホ版ではきちんといなくなるようになった。


スマホ版はその操作性ゆえか連続したテーブルや椅子ごしに会話できる仕様になっており(GBA版までのマス目でなくなっている)、蜃気楼の町の酒場の連続したテーブルの下側から住人に話しかけると、間に椅子が挟まって空間があるにもかかわらず会話が発生する。


クレセントの町と同じく、スマホ版では宿屋の宿泊料が70ギルから10ギルになった。

FF5(ピクセルリマスター版)

蜃気楼の町に入る際、森のランダムな特定ポイントに踏み込む仕様になった。
同じ場所を往復するのではなく、森全体を踏破するように歩くようにしないと運が悪いといつまでたっても入れない。


ハリカルナッソス撃破後もミラージュベストをくれる住人が残るようになった。
もちろん次元の狭間にある止まった蜃気楼の町にも時間の止まった件の住人がいる。


宿泊料は旧スマホ版に引き続き10ギル。


連続したテーブル越しには話しかけられなくなっている。
また時間が止まっている間は住人に話しかけたり調べたりすること自体できなくなっている。
武器屋前の邪魔だった住人はすり抜けが出来るのでスタックせず快適。

FFTA

後半に「しんきろうの街」というサブクエストが登場する。
受注にはクエストアイテム「黄金タケ」が必要で、これが「伝説の空都プネヴァマ」への道しるべらしい。
要するに、幻覚作用のあるキノコが見せる幻ということか。
このクエストをクリアすると、クエストアイテム「体力の果実」が手に入る。