- オフィシャルレースを順当に勝ち上がり、ドリームレースに出走する。
Sakura : [Your Name]、
ドリームレースへようこそ。
Sakura : あたし、今回のレースは
本当の姿で走ることにしたよ。
Sakura : 実はあたし……
みんなと違う色をしているの。
それがずっとコンプレックスでさ。
Sakura : いままで
本当の羽色を隠すために、全身の羽毛を
染めてたんだ。普通のチョコボになりたくて……。
Sakura : ……でも、
自分と向き合わずに
レースに勝つなんて無理だよね。
Sakura : [Your Name]の
チョコボが、それをおしえてくれた。
Sakura : [Your Name]、
今度は負けないからね。
時間がやってまいりました!
司会は私、ゴッチロ(Goccilo)が
務めさせていただきます。
Goccilo : 解説者は、
おなじみのマルコヴィチ(Markovich)さんです。
Markovich : さあて、今回も
はりきっていくぞい!
Goccilo : ……はい。
では、注目の出走獣を見ていきましょう。
Goccilo : まず、ご紹介するのは
[Chorobo's Name]。
オフィシャルレースを勝ち抜いた、
いま最も注目を集めているチョコボです。
Markovich : ほほ~、このチョコボが噂の……。
はてさて、優勝できるかのう?
Goccilo : お次にご紹介するのは、
ケヤキ(Keyaki)。
毎回最下位だったケヤキが
ついにドリームレースに出走です。
Markovich : よもや、彼女が
このレースに参加できるとは……。
世の中、なにが起こるかわからんのう。
Goccilo : お次は、
サクラ(Sakura)……
Goccilo : ……な、なんということでしょう!
……雪!? 雪のように真っ白です!
Markovich : わしゃ、動物学者になって
もうずいぶん経つが、
こんな美しいチョコボは初めて見たわい!
Keyaki : …………。
Goccilo : さ、さて、気を取り直して……
今回はチョコボのみのレースとなっております。
正統派の華麗なるレース展開を期待しましょう!
(中略)
Goccilo : では、
ただいまのレースの順位を、
改めて発表しましょう。
(中略)
Goccilo : 以上の結果となっております!
Goccilo : それでは、
優勝者の授賞式に移りたいと思います。
Goccilo : 見事1位に君臨したのは、
[Chorobo's Name]!!
Goccilo : [Your Name]さんには、
サクラちゃんバッジとミスリルトロフィー、
そして「チョコボレースのホープ」の称号が
与えられます!!
Markovich : お前さんが
ここまでやるとは思わんかったわい。
おめでとう!
だいじなもの:サクラちゃんバッジを手にいれた!
ミスリルトロフィーを手にいれた!・サクラちゃんバッジ チョコボレースのアイドル サクラちゃんの愛らしい笑顔が 刻印された、ブリキ製のバッジ。
ミスリルトロフィー Rare Ex VCSから贈られた霊銀製のレース優勝記念品。 調度品の一種。 <風 収納+1>
Sakura : [Your Name]、
残念だけど、あたしの負けだよ。
Sakura : [Your Name]の
チョコボは本当に強いね。
こんなに優秀なチョコボが出走していたのに
お母さんはどうして現れてくれないんだろう……。
Keyaki : お嬢さま……
サクラお嬢さま!!
Sakura : ……あなたは?
Keyaki : わたくしはケヤキ。
あなたさまの侍女でございました。
お嬢さまを、ずっと探しておりました!
Sakura : あたしを……?
Keyaki : はい。その白き羽色は
チョコボの国の王族たる証。お嬢さまは
いずれ女王となられるお方なのでございます!
Sakura : ええっ!?
じ、じゃあ、お母さんは……女王だったの!?
Keyaki : そのとおりです。
お嬢さまのお母さまも、同じく
雪のように白き羽色をされておりました。
Sakura : お母さんは、
いまどこにいるの!?
お母さんに会わせて!
Keyaki : ……お嬢さま、
もう女王さまには会えないのです。
Sakura : ……!
Keyaki : 女王さまは、旅の途中で
モンスターに襲われ、お嬢さまをかばって
崖から落ちてしまわれたのです……。
Sakura : そんな……
あたしのために……?
Keyaki : はい……。しかし
小さかったお嬢さまも、女王さまの後を追って
崖から落ちてしまわれ、そのまま行方不明に……
でも、わたくしはあきらめきれませんでした。
Keyaki : それから、どれくらいの
月日が流れたでしょうか……。時折、このレースに
類まれな俊足のチョコボが、出走しているとの噂を
耳にし、もしやと思ってお待ちしていたのです。
Sakura : そう……だったの……。
Keyaki : さぁ、お嬢さま、
チョコボの国に帰りましょう。
皆、お嬢さまのご生存を信じて、今まで……
Sakura : …………。
Sakura : あたし、帰らない。
Keyaki : お嬢さま……!
どうしてですか!?
Sakura : [Your Name]のチョコボみたいな
優秀なレースチョコボに勝ってからでないと、
女王になる資格なんてないもん。
Sakura : それに……
Sakura : ……あ、あたしが
いなくなったら、マルコヴィチさんが
ポックリ逝っちゃいそうだし~。
Keyaki : ……わかりました。
でしたら、お嬢さまの気が済むまで
ケヤキもここに残ります。
Sakura : えっ……?
Keyaki : チョコボの国に
ひとりで帰るわけにはいきませんからね。
Sakura : ふぅん。
ここに残るんなら、ビシバシ鍛えるよ?
あなた、ちょっと弱すぎるもん。
Keyaki : 望むところでございます。
Sakura : ふふふ。
そうと決まったら、さっそく
特訓を始めなくっちゃ!
Sakura : [Your Name]、あたし
こんどは絶対に負けないよ。
このまま勝ち逃げしたら許さないから!
Markovich : [Your Name]、
まだここにおったのか。
Markovich : やっぱり
サクラちゃんは、白い姿の方が似合っとるのう。
Markovich : ん?
あの白い大人のチョコボが
なぜ、サクラちゃんだとわかったかじゃと?
Markovich : ほっほっほっ。
わしは、これでも動物学者じゃよ。たとえ
体色や年齢が変わろうと、歩き方の特徴は変わらん
ものじゃ。個体を見分けるなど造作ないわい。
Markovich : サクラちゃんが
ずっと母親を探し求めておることだって
わしは、とうにお見通しじゃよ。
Markovich : ん?
チョコボの国の話も知ってるかじゃと?
なんじゃ、それは。
Markovich : なに、サクラちゃんが女王?
Markovich : やれやれ。
チョコボの国にチョコボの女王とは……。
かわいそうに。お前さん、落鳥でもしたんじゃな。
Markovich : まぁ、チョコボたちにとっては
VCS管轄の牧場がチョコボの国に
思えるかもしれんがのう。
Markovich : そんなことより、お前さん。
「チョコボレースのホープ」になったからには
その称号にふさわしいオーナーでいてくれなくては
困るぞい。
Markovich : これからも
気を抜かずにがんばっておくれ。