大瑞穂帝国/国史

Last-modified: 2024-02-24 (土) 01:42:38

大瑞穂帝国の歴史、瑞穂史または国史とは、瑞穂国また、瑞穂諸島の歴史である。略史については略年表を参照。一般には、神話を除いた歴史を「瑞穂史」、神話まで含めて「国史」とされる。

建国神話

瑞穂神話は、瑞穂に伝わる神話のことである。神話は『水穂紀』や『天書古伝』など後世の記述によるもので、高天原(たかまのはら)を中心とした神々の物語であり、地方や神社の中では、『水穂紀』や『天書古伝』に記されていない伝承や微妙に内容が違う伝承も存在する。耀王国の建国神話も瑞穂神話にそっくりであるが、独自色が強く、所々で記載が異なる。

天地開闢

天地開闢(てんちかいびゃく)。神話は天地が創造された所から始まる。如何にして天地が創造されたかは上記の神話には書かれていない。耀王国の『ことのはじめ』には、「にはかにいさむすやおありてかやぬむまれたり(急に大きな光があって、上下の区別、すなわち天地が生まれた)」との記載がある。これによって高天原がつくられ、神々が生まれた。初めに生まれたのは、北斗御中主神(ほくとみなかぬしのかみ)で、最後に生まれたのが男神の甘侶岐神(かむろぎのみこと)と、女神の甘侶美神(かむろみのみこと)である。

豊洲中国平定

甘侶岐神、甘侶美神から高天原天明神(たかまのはらのあまあかりのかみ)が生まれ、高天原天明神が御左口洩矢神(みしゃぐじもりやのかみ)などの神々を産んだ 。高天原明神は御左口洩矢神に豊洲の支配者となり、高天原に祈りを捧げ、万世一系その地を治めよ(「しらす」統治をせよ)と命じた。この神勅を受けた御左口洩矢大神は当時豊洲水穂大葦原中国(とよしまみずほのおおあしはらのなかつくに)の守屋山の麓に四種の御神宝を携え、高御産霊尊*1から真床覆衾を着せられ、天八重雲をおしわけて降り立ち、支配を進めた(天孫降臨)。これに最後まで抵抗したのが当時瑞穂国を支配していた土侯の安日公毘古(あにこうのびこ)である。安日公毘古と戦っていた際に御左口洩矢神の弓に金色の鵄(一説には八咫烏)がとまると、その光で安日公毘古らの軍勢が怯み、御左口洩矢神の軍は勝利を収めた。転じて現在も、金鵄と八咫烏は勝利の象徴とされている。安日公毘古ら軍勢に勝利した御左口洩矢神は、神代大祝として即位して豊洲を平定した。

補足として、瑞穂国の支配者(土侯)であった国津神の安日公毘古(安日王)は暴君だったわけではなく、むしろ名君であった。しかしながら天津神は安日公毘古の「うしはく」統治を認めず、洩矢神に対して「しらす」統治をせよと命じたのである。国譲りに際して洩矢神軍の将軍であった武甕槌神が安日公毘古に「汝のうしはける葦原中国は、我が御子の知らす国ぞ」と述べたことから「うしはく」と「しらす」は異なる意味を持つ語であることがわかる。

御隠居

豊洲を平定した神代大祝は自らを「神主」と称して国を治め、豊洲に平和をもたらした。大祝は木でできた杖を振ると風が起こり、豊作と凶作を自由自在に操り、民衆からは「風祝」と崇められたという。神代大祝は隠居の間際に息子である洩子神(もりとしのみこと)に自身の着ていた山鳩色の束帯(麴塵御袍)を着せ、「我に体無し、祝をもって体を為すべし、我を拝さんと欲する者は、須らく祝を見るべし。(無我別躰、以祝可為御躰、欲拝我者、須見祝。)」と神勅を発して高天原に帰っていった。これを「御隠居」と呼び、これをもって神代大祝は「大祝」の祖となった。

原始・古代

旧石器時代

瑞穂族は遺伝子的に中国やロシアの系統を持つ事がわかっているが、瑞穂島に人類がやってきた経緯は解明されていない。ただ、少なくとも1万余年以前には既に生活していたと思われる。旧石器時代には打ち欠いてつくられた打製石器を用いて狩猟と採取中心で定住せずに絶えず移動を続ける生活を送っていた。

索紋時代

約1万年前になると、気候の温暖化に伴って自然環境が変化した。大型動物が絶滅し、中型動物が増えた。土器や竪穴式住居の使用が始まり、磨製石器が出現した。土器は、厚手、低温度で焼かれたものが多く、現在のところ世界で最も古い土器のひとつとして数えられる。この頃になると人々は狩猟と採取に加え、管理、増殖を行うようになり、マメなどの栽培も行われるようになった。近年ではコメ・ムギ・アワ・ヒエの栽培が始まっていた可能性も指摘されている。索紋時代には既に集団生活が行われており、土偶をつくり、黒曜石や翡翠を加工しアニミズムの祭祀に利用していた。通過儀礼としての抜歯や、死者の埋葬も行った。

亜州時代

約2000年前、大陸方面から稲作が伝来した。亜州時代は青銅の利用を基本として、中期以降は金属器が現れるようになった。この時代の土器は索紋時代の土器と区別し「亜州土器」と呼ばれ、前土器と比べて高温で焼かれ、薄手で堅くなった。収穫物は高床式倉庫や貯蔵穴におさめられた。墓地が本格的につくられるようになり、墳丘や甕棺墓に遺体が副葬品とともにおさめられるようになった。各地に国のような勢力が形成されるようになり、国同士は戦争と支配によって勢力を広げていった。『魏書』東夷伝では、「東夷の蛮族が使者を送ってきた。皇帝は藩属国の国印と、国王の官服を与えた」という記述があり、これが瑞穂の事であると思われる。

古墳時代

安曇時代

豪族時代

神長時代

中世

五官時代

南北朝時代

北朝時代

戦国時代

近世

幕府時代

神長官時代

近現代

仁政時代

天正時代

文礼時代

用語

  • 五官祝
    五官祝(ごがんのほうり)は洩矢神宮の祭祀を司る5人の神官のことであり、神長官を筆頭に禰宜大夫(ねぎだゆう)、権祝(ごんのほうり)、擬祝(まがいのほうり)、副祝(そいのほうり)である。歴史的にはそれぞれに檀那がいたとされているが、現在は檀家制度は廃止された。神長官以外の四官の由緒は不明な点が多く、研究が進められているが、それぞれ守屋氏、矢島氏、伊藤氏、長坂氏が世襲する。また、この五官の家を官家といい、瑞穂国の臣民で最も由緒ある家系であると見なされている。

  • 征討大将軍
    征討大将軍は武士階級に与えられる最高位の官職である。大祝が任命する。古くは輔国大将軍安国大将軍鎮国大将軍鎮守大将軍征討将軍などと呼ばれ、この下に鎮北将軍、鎮西将軍、鎮南将軍、鎮東将軍の4人を置くと定められていた。その他臨時職として雑使将軍などがあった。しかし大将軍の下に4人の将軍を置く形態が実際に取られた例は確認されておらず、4将軍が揃っていても大将軍が欠員であったり、大将軍が欠員の上、将軍も1~3人しかいない場合などがあった。中世以降は征討大将軍しか任命されなくなり、これをもって「将軍」の名称が征討大将軍の略称と化した。征討大将軍は任命されて更に政務の勅命が下りると、幕府を開き武家政治を行った。これによって征討大将軍は五官祝に匹敵する重職となり、幕府失脚後の神長官時代の中後期にも積極的に政務に介入した。近世以降は一旦廃止され、その後軍人に与えられる最高位階級として復活した。幕府時代には大君国主と名乗った。

  • 太政大臣(近代以前)
    近代以前の太政大臣または大相国、宰相は、瑞穂国における非世襲官職の最高位である。「則闕の官(其の人無ければ則ち闕く)」の異名の通り、適任者がいない場合は空席になるものとされた。非世襲官職のうちでは最高位で、任命の基準は特にない。この職に着くことで大祝の太子(神嗣)であることを知らしめる場合、就任して政治を行う場合、征討大将軍が与えられた場合など様々である。また優秀だった高官に追贈されることもあった。現在の首相職である太政大臣は、名前は引き継いでいても全く異なる官職である。

関連項目

関連項目

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*1 タカミムスビノミコト。天地開闢の時、北斗御中主神の次に産まれた神。性別はなく、「創造」の神。