大瑞穂帝国/地方区分/耀国

Last-modified: 2024-04-23 (火) 19:16:48

耀国(正仮名遣:ようこく、耀国方言:やをくく、正字体:耀國、英語:Yawo state)は、瑞穂唯一の「国」であり、耀島(北洋島)の13会と島嶼部を管轄する広域自治体の一つである。

耀国
flag_of_yawo_state.png
龍旗
Emblem of Yawo state.png
龍章
瑞穂国目次
別称耀
北洋
北夷
総督府所在地北平会
最大都市北平会
設置1880年9月1日
前身耀王国(~1880年3月16日)
北平国(1880年3月17日~1880年8月31日)
面積11,310.000k㎡
人口272万人
人口密度240人/k㎡
国花ナシ
国樹ナシ
国鳥トキ
耀王德漢詔(光大宮耀王)
首長古平明(耀国総督,大耀治平社社長)
議会耀国長会
与党大耀治平社
行政区画13会

概要

耀国は耀島に位置する。耀島は、瑞穂国側からは主に北洋島(ほくようじま)、古くは北夷島(ほくいじま)と呼ばれており、現在も耀島と北洋島の二つの表記が並立している。耀国としては一貫して耀島を使っているので現在は国民の間でも耀島の呼称が一般化してきている。耀国は耀国制に基づき、耀国総督を首長、長会を議会とするなど、他県とは異なった制度で自治が行われている。

Map_of_Yawo.png
耀国地図

耀国の地方の単位は「」や「」、「」である。現在「衆」を称する単位は無い。現在の長会はこれら地方会の12人と総督の合計13人で構成されている。長会は構成人数が少ないためたくさんの事に手が回らないことから、各地方の自治体の権限が強い。

沿革

1880年2月1日に耀王国に欧米列強の進出によって1国での独立が不可能であると考えた何人かの長(おさ)の長会(おさかい)への発議により、それまでの貿易相手国であり、当時近代化をすすめていた瑞穂国に保護と併合を要請することを賛成11、反対1で可決、瑞穂国側は形の上ではこれに応じる形式で耀王国を併合した。ところが実際は、当時既に耀王国に領事館などを設置し、外交では最大の影響力を持っていた瑞穂国としても、併合により太平洋へ進出を進めようと「長」達を金で買収したり、脅して圧力をかけたりした。両国の間では耀国併合条約が結ばれた。瑞穂国は併合後の1880年3月17日、耀王国の首都だった北平を中心として新たに北平国を設置した(北平国の知事は官選)。それと同時に王位は廃位になった。地方区分(会団衆やその下部にある郷)は存続されたが、長会は廃止された。ただし併合に賛成した大関青龍団以外の11人の長はその任を解かれることなく瑞穂国からその会団衆の長として再任用された。1880年9月に北平国は耀国に改称し、それと同時に長会が復活。以降、瑞穂標準語教育が行われ、本土人との同化が進んでいるが、耀国人は瑞穂国へ帰属意識を持ちながら、耀国という「国」にも矜恃、アイデンティティを持っており、独自の文化を守っている。

自治制度

概要

耀国の制度は「耀国制」によって定められ、他県の制度よりも自治権が大きい。これは、耀国がかつて独立国であったことが背景にある。耀国は併合後中央集権制に組み込まれたが、伝統的な制度を惜しみ、自治を求める耀国公民らの働きかけによって、自治制度が確立された。
耀国の首長である総督は公選で選ばれる(長会の議長を兼任する)。市町村は「会」、「団」、「衆」(現在「衆」と称する自治体はない。)などと称し、会や団の長は、公選によって選ばれる。長会は王国時代から続く伝統的な議会制度である。長会は、地方ごとに表決権を振り分け、この表決権を行使する議員を寄合が選ぶ、という形をとる。それぞれの寄合は自分の地域の表決権を行使する議員を選出し、地域一括でこれを行使する。表決は、地域ごとに一括で行使しなければならず、分割して行使することはできない。地方ごとの政策は各長が主宰する公選の議会である「会寄合」、「団寄合」、「衆寄合」が決定している。また、会団の下位にはさらに「(ごう,きょう,さと)」とよばれる単位がある。また、耀国長会は条例の代わりに「総督府令」の施行によって一部立法(農業、漁業、林業、開発、教育、環境、健康、内務、消防、地方自治、体育、芸術、運輸、観光、研究、統計、社会福祉、監獄運営など)を行える。稀に総督府令が瑞穂国の法と矛盾する場合があるが、この時は瑞穂国帝国議会が決定を覆す、または大審院が違憲判決を行うことで廃案、廃止できる。逆に、否決されない場合は本国の法律に矛盾しても良いと解釈する。総督府令に関する司法権も、(大審院による終審は本国で行うが)耀国の裁判所が持っている。なお、総督府令は長会が決定し、総督の名において制定する。総督令には、耀国制で認められた自治制度について詳細に規定している「耀国総督府組織法」や、監獄を運営するための「耀国監獄令」などがある。

総督

総督は耀国制及び耀国総督府組織法で定められた耀国の首長。1947年以前は官選、1947年からは公選となっており、耀国公民からの直接選挙によって選ばれ、大祝が任命する。総督は親任官であり、宮中の席次としては太政大臣以下国務大臣や枢密院議長、大審院長、宮内大臣、尚書府大臣、陸軍大将、海軍大将、空軍大将などに次ぐ。総督は耀国の地方議会である長会の議長も務め、長会の議決を経て総督府令を発するなど、耀国内では大きな権限を有する。官選時代の任期は最長6年、民選になってからは最長4年、連続2期まで。なお、「副総督」に当たるのは総督公舎(本国の内閣書記官室に相当)の政務総監である。

総督期間所属備考
北平国知事
-田中易文1880年3月17日~1880年8月31日帝国陸軍陸軍大将、武官知事
官選総督
1宮河院禮胤1880年9月1日~1886年8月31日帝国陸軍陸軍大将、武官総督
2牧田惟章1886年9月1日~1892年月31日内務省官僚元内務省地方局官吏
3小谷正洋1892年9月1日~1897年12月12日内務省官僚元近衛県官選知事
4松本育夫1897年12月13日~1902年3月31日内務省官僚元内務省警保局局長
5鄧和弘1902年4月1日~1908年3月31日内務省官僚元内務省地方局官吏
6守屋実末1908年4月1日~1914年3月31日内務省官僚衛州守屋家当主、元神祇省近衛県神社局局長、元内務省宗教局官吏
7衛門左近守一郎太1914年4月1日~1920年3月31日帝国陸軍陸軍中将、武官総督
8德漢興1920年4月1日~1926年3月31日無所属耀王德家初代(11代)当主・光大宮耀王
91926年4月1日~1932年3月31日無所属耀王德家初代(11代)当主・光大宮耀王
10六部令泉1932年4月1日~1938年3月31日無所属平原宮宮司
11美里聡1938年4月1日~1942年内務省官僚元内務省地方局官吏
12德漢学1942年5月1日~1947年4月30日無所属耀王德家2代(12代)当主・慶安宮耀王
公選総督
13德漢学1947年5月1日~1951年4月30日無所属耀王德家2代(12代)当主・慶安宮耀王
14秦順治1951年5月1日~1955年4月30日大耀治平社大耀治平社社長
15杉山英二1955年5月1日~1958年3月11日大耀治平社大耀治平社社長
代理高波清1958年3月11日~1958年3月31日大耀治平社政務総監・総督代理、大耀治平社幹事長
16田岡迅作1958年4月1日~1962年3月31日耀国進歩党→耀国公民党耀国進歩党総裁→耀国公民党党首
17龍立教1962年4月1日~1966年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
181966年4月1日~1968年11月25日大耀治平社大耀治平社社長
19祭渡高志1968年11月26日~1972年11月25日耀国公民党耀国公民党党首
20莉美扇1972年11月26日~1976年11月25日自治革新の会自治革新の会代表・初の女性総督
21大月博人1976年11月26日~1980年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
221980年4月1日~1984年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
23谷内幸志1984年4月1日~1988年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
24沓掛将道1988年4月1日~1992年3月31日耀国公民党耀国公民党党首
251992年4月1日~1996年3月31日耀国公民党耀国公民党党首
26峯咲子1996年4月1日~1999年1月2日耀国公民党耀国公民党党首・女性総督
代理古田満1999年1月3日~1999年1月2日耀国公民党政務総監・総督代理、耀国公民党幹事長
27大関誠1999年2月1日~2002年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
282002年4月1日~2006年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
29五嶋清隆2006年4月1日~2010年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
302010年4月1日~2014年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
31劉長明2014年4月1日~2018年3月31日無所属→大耀治平社無所属・大耀治平社推薦で立候補し、当選後入社。大耀治平社参与。
32古平明2018年4月1日~2022年3月31日大耀治平社大耀治平社社長
332022年4月1日~現在大耀治平社大耀治平社社長

総督府

総督府は他県の県庁に当たる地方行政府であり、耀国総督を長とする。瑞穂国の内閣や省庁に当たる。「掛(ガカリ。総務方掛 など)」が機関の名前で、「頭(トウ。総務頭 など)」は方の長官を指す。総督府内部部局については「耀国総督府組織法」と補足法令によって定められている。
総督府内部部局

  • 総督顧問団*1
  • 総督公舎*2
    • 法制副掛
    • 人事副掛
    • 北平逓信局
  • 王室御用掛
    • 洋楽隊
  • 総務掛
    • 専売副掛
  • 環境掛
  • 財務掛
    • 主税副掛
  • 交通掛
    • 鉄道院北平鉄道局
  • 農商工掛
  • 労働掛
  • 法務掛
  • 学務掛
    • 文化副掛
    • 体育副掛
    • 耀国運動競技協団

総督府所属官署
所属官署は耀国総督府組織法に規定されていない、本国の法令及び総督府令で設置される。本国の出先機関は出先機関は本国の法令と共に総督府令にも従う必要がある。

  • 本国出先機関
    • 耀国地方自治局
    • 北平神道事務局
    • 耀国警察部
    • 北平禁衛警察署
    • 耀国消防団
    • 北平労働基準監督署
    • 裁判所
    • 監獄*3
  • 府令設置機関・その他
    • 選挙監視団
    • 人権保護公員団
    • 学務公員団

長会

長会(Yawo State Assembly,長會)は、耀国の一院制の地方議会である。それぞれの会・団で選出される1人または複数の長会代表委員が議員となる間接選挙制。それぞれの会・団には議員数と必ずしも同じではない数の表決権が割り振られており、会・団単位で一括して行使する。それぞれの会・団の選挙後直ぐに代表選挙が行われるため、総選挙などは行われない。また、この制度は総督と議会のねじれ状態が生まれやすい。

おさかい
長会
Yawo State Assembly
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議会運営三読会制
種類一院制
議院長会
議長総督
任期不定
設置1880年9月1日
前身耀王国長会(~1880年3月16日)
北平国拓務院法制局(1880年3月17日~1880年8月31日)
構成
定数 : 59
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<院内勢力>
執政公社
█総督(1)
大耀治平社(28)
在野公社
耀国公民党(11)
民友団(7)
北洋民主同盟(4)
自治民主党(2)
無会派(6)
議事堂
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議政館
 

会派

会派名議員数内訳
大耀治平社28大耀治平社 28
公民・自治クラブ14耀国公民党 11、自治民主党 2、無所属 1
民友団7民友団 7
北洋民主同盟4北洋民主同盟 4
無会派6総督 1、無所属5
計(定数)59

王室」も参照。

(おう)は瑞穂国の自治体、耀国の文化的象徴である。かつての独立国、耀王国の王室であり、併合後、瑞穂国の神室に準じた扱いを受けている。瑞穂国及び耀国における王と王室の立場については、耀国王室身位令で「耀国及び耀国公民の文化と伝統の象徴」であると定められている。

関連項目

関連項目

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*1 国でいう内閣に当たるが、行政権は総督に属するので諮問機関に近い。顧問には各掛の頭が選ばれる。
*2 国の内閣書記官室に相当
*3 運営は耀国に任されており、総督府令「耀国監獄令」で定められている。