大瑞穂帝国/耀王国

耀王国は、1582年から1880年3月17日までの298年間、耀島(北洋島)を中心に存在した王国である。現在は瑞穂国耀国。

ようおうこく やをてけー 耀王国
国旗(1879年制定)		王室紋章
首都	北平(現:北平会)	目次
建国日	1582年	概要 歴史 国名 国王 政治 宰官 長会 民会 関連項目 関連項目
滅亡	1880年3月17日
人口	14万2522人(1880年時点)
国家元首	王(御主)
使用暦	元号
国歌	普天楽
公用語	耀語(瑞穂語耀方言、やおくち)
通貨	両(りゃん)
議会	長会
後身	瑞穂国北平国(1880年3月17日~1880年8月31日) 瑞穂国耀国(~1880年3月16日)

概要

耀国の国名は思華王朝を意識して1文字で付けられた。耀王国は、主に瑞穂国と華国との貿易によって栄え、どちらにも朝貢を行っていた。華国の秩序を意識し、対外的には｢北平国｣と称した。

歴史

分裂時代から耀王国初期までの歴史書である『武泰国記伝』によれば、北洋島(耀島)はたくさんの国に分かれていた。100年余でそれらの国家は幾多の戦争を経て御阿(おあ)、北平(ほくへい)、文(むん/ゑん)、秦(ちん)、祭渡(さど)の5カ国にまとまる。当時、御阿はこの中で最大の国力を持っていため、他の四国は連合し、御阿を滅ぼし土地は分割された。さらに北平は祭渡の国王と酒宴を開き、奇襲をかけて殺し滅亡させ、文と秦の二国間戦争に便乗して両国を滅ぼし、武泰五年(1582年)に耀島を統一した。統一後の1583年に北平王国の第三代国王の徳漢(武王)が国名を耀国と改め、初代国王(高祖)に即位した。

国名

きらきらと輝く国、という意味で初代国王、徳 漢(とく かん)が以前から呼ばれていた北洋島の雅称である｢日光｣、｢御光｣、｢耀｣などの呼称を統一し｢耀｣としたものである。中華王朝への憧れから、一文字の名前を付けた。耀と書いて｢やお｣と読むのはこの土地独自の表現である｢耀方言(耀語とも)｣である。英語では｢Yawo Kingdom｣と呼ばれた。また｢耀王国｣というのは便宜上の歴史用語で、当時実際にこの呼び方をされることは無かった。当時は｢耀國(やおてくく)｣、｢大耀(だーやお)｣などと書かれた。

国王

国家元首は王(わん、おう)であった。英語では｢Wan｣、｢Yawo King｣と呼ばれた。正式には｢大耀国北平王｣で、国内では｢御主｣と呼ばれた。また、対外的には華国には｢北平国王｣、瑞穂国には｢北平国主｣と国や場合によって称号を使い分けた。王は世襲で、長会の議長、禁軍(国軍)の形式的な司令官を兼ねた。任命は前国王が行ったが、末期には長会が指名した。長会の指名で即位した王は成王と平王である。

[歴代王]

譲位した文王、遵王、橆王は太王になった。また廃位となった平王は瑞穂国の神族に準じる扱いを受け、光大宮耀王德漢興(殿下)になった。

政治

宰官

耀王国の政治は初期、宰官(さいかん)が司っていた。宰官は平原宮の宮司であった。ただし、長会が置かれ、その権力が強まった1700年頃から、宰官の権限は低下して王の御話役(おはなしやく,侍従長のような役職)となった。実質的な決定は長会が行い、その施策が成功するように祈念したり、災害や動乱が収まるよう祈る役となった。他に、宰官は外国との交流の際、代表を務めることが多く、瑞穂国との併合条約締結の際も宰官が代表者として署名を行った。宰官は六部家が世襲した。宰官は権力こそ小さかったものの、王の｢腹心の部下｣であり、いわば｢家老｣のような立場も兼ねていて、王に次ぐ権威を誇って民衆の崇敬を集めた。現在も六部家は存続しており、平原宮の宮司を務めている。耀王とも繋がりがある。耀王の即位式、葬式などを司り、誕生日に平原宮で神事を行うなど、王国時代当時からの伝統を継承する耀国住民の文化的支柱である。

長会

長会は、耀王国の議会に相当する決定機関。
各地方行政府(部落)の長と国王で構成された。
この場では国王も国という部落の長であるため、｢長｣の内の1人である。議長としては司会を行うのみで、その他の特別な権利を有さない。長たちに上下関係は存在せず、酒を呑みながら議論されたこともある。
長会は少なくとも耀王国中期から導入されている。(それ以前は王の権限であった。)
長会の議決方法は初期はくじ引き、それから全会一致、最終的には多数決が用いられた。長会の構成員は、最も多かった時は30人(30部落会)ほどであった。ここで言う｢会｣や｢団｣は｢市町村｣のような地域の単位のことを指している。｢会｣や｢団｣には規模の違いなどは関係がない。

こういった部落会は、瑞穂で言えば｢xx町｣、｢xx村｣と言った単位のことで、この会を中心として部落が動いていた。名称を変えることで縁起を担いだり、部落の安定を祈念するため、名称は幾度と無く変更される。
また長会の伝統は多くは耀国長会に継承され、今も続いている(但し現在は部落長が公選)。

民会

民会(たみかい)は、1878年から1880年の2年間存在した議会。近代化政策の一環として二院制を目指し、長会(上院)と対になる下院の役割を果たそうとして作られた。議会は国民から入札(選挙)で選ばれる。しかし、民会は国内の混乱で1878年に行われた第1回民会、第2回民会以降入札や召集がされなくなり、実質何もしないまま長会の一院制は続き、瑞穂国併合とともに解散した。

関連項目

関連項目

地方	地方区分 - 信京府(守矢京 - 左京郡? - 右京郡? - 居下郡? - 東亜郡 - 宮門郡? - 錦織郡? - 富兵郡?) - 耀国 - 祝部県?
地理	架創遺産 - 国宝 - 神社(神宮) - 城郭 - 寺院 - 御殿
歴史	国史 - 元号 - 耀王国 - 近衛京? - 安曇京? - 近衛幕府? - 木曾幕府? - 仁政維新?
政治	大祝 - 神室 - 王室 - 五官祝(神長官 - 禰宜大夫? - 権祝? - 擬祝? - 副祝?) - 政府 - 内閣 - 枢密院 - 議会(元老院 - 公議院) - 五官会議 - 裁判所? - 政党 - 官軍 - 陸軍?(憲兵? - 近衛師団?) - 海軍? - 海軍航空隊? - 空軍? - 海上保安隊?
組織	文部省? - 宮内省?(陰陽寮) - 神祇省? - 官立星学技術研究所? - 瑞穂専売公社?
経済	束 - 国立銀行? - 観光? - 企業 - 宇宙開発? - 発電所 - 鉄道? - 航空
社会	瑞穂語 - 法令(憲法) - 学校 - 人物 - 栄典 - 神道? - 各種年齢?
体育	体育 - 大瑞穂体育協会 - 大瑞穂聯体委員会? - 瑞穂蹴球軍
文化	神宮競技大会? - 文部省美術展覧会? - 神長官競書大会? - 官立高等学校柔剣道大会 - 名族協会? - 瑞穂赤卍字社? - 公議院書籍館? - 帝国図書館? - 東洋競技大会?
その他	架創国家連合(INC) - 瑞穂・ルイス宇宙機関 - 防衛聯合演習- 創作メンバー - 画像フォルダ - 関連項目