清洲国/嶺北州

Last-modified: 2024-04-23 (火) 19:16:48

れいほくしゅう
嶺北州
(正仮名遣:れいほくしゅう、華音読み:リンペイしゅう、英語:State of Lingpei、Lingpei state)は、清洲国の南沿岸部の嶺北半島に位置する準国家、邦。州都は天正市。

れいほくしゅう
嶺北州
State of Lingpei
Flag_of_Lingpei.png
州旗
Seal_of_Lingpei.svg
州章
清洲国目次
別称新界、小瑞穂、西瑞穂
州歌『嶺北州州歌』
標語東方之珠*1
公用語清洲語
瑞穂語
民族瑞穂族:85%
思華族:10%
その他:5%
州都天正市
最大都市営口市
成立1959年7月1日(祖国復帰)
前身Flag_of_Mizuho.svg瑞穂国嶺北都督府 : 1905年9月5日-1919年3月31日
Flag_of_Mizuho.svg瑞穂国嶺北州 : 1919年4月1日-1959年6月31日
面積13,824k㎡
人口928万人
人口密度671.2人/k㎡
州花ハマナス
州樹エンジュ
州鳥丹頂鶴
州技卓球、アイスホッケー
首長川村真幸(主席)
首脳児玉守弘(州務総理)
李博明(州議会議長)
周峯男(中央法院院長)
通貨嶺北束
(S/LPS)
ISO 3166-1LP/LPS
国際電話番号+851
ccTLD.lp
.嶺北
議会嶺北州議会
与党嶺北州民協会
行政区画二市五民政署

概要

概略

嶺北州は、清洲国の南沿岸部の嶺北半島に位置し、板橋特別市に接する。瑞穂国の永久租借地として設立され、清洲国に返還後は準国家として独自の政府を有する。権威主義的な清洲国の中にあって、最もリベラルな地域として知られ、経済面では自由貿易地域、国際金融センターとして知られている。嶺北州の人口は、85%が瑞穂族、10%が思華族、その他5%がそれ以外の民族で構成されている。

正式名称は嶺北州で、嶺北邦または単に邦とも呼ばれる。「全邦」のような使い方をする時は、全嶺北州を意味する。英語ではState of Lingpei、形容詞形はLingpeier。1959年の返還以前は瑞穂語読みでReihokuと呼ばれていた。別名として、瑞穂国の新しい領土であるとの意味を持つ「新領」や、瑞穂人が住民の過半数を占めることから付けられた「小瑞穂」、「西瑞穂」などがある。

象徴

Flag_of_Lingpei.pngSeal_of_Lingpei.svg
州旗州章
Seal_of_Reihoku.pngSeal_Office_of_the_Governor-General_of_Reihoku.png
州章(1919-1959)嶺北都督府章(-1919)

州旗

州旗は浜梨旗。白地に左右黒線、中央にハマナスの花の紋が置かれたもの。ハマナスの紋は、瑞穂国統治時代に嶺北州章として制定されたものが使われている。縦掲揚では、右に90度回転させる。

州章

州章はハマナスの花の紋をあしらった紋章。上に漢字で「嶺北州」、下にアルファベットで「LINGPEI」と書かれている。州章は嶺北都督府が瑞穂国嶺北州に改組された際に制定されたものであり、瑞穂国嶺北州時代にはアルファベット表記が「REIHOKU」であった。

州歌

言語

歴史

嶺北州は、1895年に終結した瑞華戦争の結果、瑞穂国の永久租借地として設立された。永久租借という地位にあったことから、嶺北州は瑞穂国の事実上の新領土として瑞穂人からは受け取られ、移民が進められた。当時の嶺北州には思華民国からの亡命者なども多数おり、瑞穂人も思華民国に対して良い感情を抱いていなかった。そのため1932年の清洲国成立以前には、嶺北州の瑞穂国の県への昇格を請願する運動(嶺北県設置請願運動)が発生するなどしている。

清洲国が成立すると、同国の執政となった張康民は、嶺北州の扱いについて瑞穂国と事前に協議していたことを公に認め、瑞穂国政府も嶺北租借地の潜在的主権は清洲国に帰属する、と見解を述べている。1932年、清洲国と瑞穂国が国交樹立を取り決めた瑞清議定書では、思華民国から租借していた嶺北半島が、清洲国の成立によって清洲国の主権下に移行したとされ、以後は清洲国を相手として交渉する、と定められた。1948年、嶺北州が清洲国とは異なる政治制度、経済制度を取ること、独自の治安維持力を維持すること、自治権を保障すること、主権と外交権は清洲国が有すること等で合意し、建京特別市において両国首相が瑞清共同声明に調印した。1952年には嶺北臨時州議会が嶺北州の憲法法律として嶺北州基本法を採択、当時の嶺北州庁長官が公布した。1959年、清洲国への復帰を祝う式典が開かれ、瑞穂国の旗が下ろされ、嶺北州旗が掲げられた。また復帰直後に瑞穂国の最後の駐屯部隊が撤退し、職務は嶺北州警衛隊に引き継がれた。

政治

政府

嶺北州基本法も参照

嶺北州政府は、州の首長である主席、諮問機関の州務委員会、行政機関の州務院、立法機関の州議会、司法機関の中央法院、監察機関の会計検査委員会からなる。嶺北州基本法の定めにより、嶺北州政府は、外交権以外の全ての権限を持ち、独自の警察力と治安維持部隊を有する自治領である。半大統領制を採用し、大統領に相当する主席は直接選挙によって選出され、首相に相当する州務総理は州議会の指名を受けた上で主席が任命する。主席は州議会の招集権、解散権を有し、州務総理の助言を経ていつでも議会を解散することができる。州務総理は、主席と議会の双方に責任を負う。

主席

主席も参照

主席は、嶺北州の元首であり、州邦を代表する。

州務委員会

州務委員会?も参照

州務委員会は、「主席府」や「国家評議会」に相当する主席の最高諮問機関である。委員長、副委員長、委員で構成し、主席が州務委員会委員長(州務委員長)を務める。州務委員会には、主席、副主席及びその他の関係者が出席する。主要な州政に関する州務委員会の意見は、主席によって議会、州務院、またはその他の関連部門に提出され、議論と決定を受ける。州務委員会は諮問機関という位置づけではあるものの、委員長(主席)が委員を選任することができ、その決定した意見は各部門に提出され、これを各部門は議論、決定し州務委員会へ報告しなければならない。嶺北州における主席は、基本法上重要な権限を有するため、主席が州政に関与するための機関として非常に重視される。特に門田主席の時代には、「枢密院」と呼ばれるほどの大きな影響力を持った。事務局として州務委員会総務局を置き、州務委員会総務局長を長官とする。州務委員会は天正区に所在。

州務委員会の部門

  • 州務委員会総務局
  • 直属委員会
    • 防衛委員会
    • 内政委員会
    • 対外政策委員会
    • 法制委員会
    • 栄典委員会
    • 恩赦委員会
    • 組織委員会

州務院

州務院?も参照

州務院は、州務総理、州務副総理、州務院事務局長、州務院事務局次長、州務委員、顧問などで構成される。閣僚会議として州務院会議を置き、正副総理、州務委員、各部会の長が出席し、直轄市の市長も参考人として出席することができる。基本的に局は会よりも規模が大きいが、全州保安委員会は会と同等とされ、全州保安委員会主任委員は局長級である。州務院庁舎は天正区に所在する。

州務院の部門

  • 州務院事務局
    • 内務局
    • 財務局
    • 金融局
    • 外事局
    • 学務局
    • 商工局
    • 建設局
    • 法務局
    • 労働局
    • 衛生局
    • 運輸局
    • 全州保安委員会
    • 水産委員会
    • 金融監督委員会
    • 公正取引委員会
    • 人事委員会

  • どちらも全州保安委員会の特別機関
    • 警視庁
    • 消防庁
  • その他
    • 中央選挙管理委員会
    • 嶺北中央銀行*2
    • 嶺北中央学会*3
    • 州立博物館

州議会

議会も参照

法院

中央法院?も参照

行政区分

第一級行政区画として、政府直轄市のと、瑞穂国の県に相当する民政署が置かれている。市の下位にある第二級行政区画には、街区が置かれており、民政署の下位にある第二級行政区画には、と特別区の民政支署が置かれている。会の下位には、町、郷、鎮があり、その更に下位には社区、村、里がある。

市と民政署

  • 天正市
    6街区で構成される。
  • 営口市
    8街区で構成される。
  • 楼山堡民政署
    16会で構成される。
  • 仁港民政署
    16会で構成される。
  • 昌城民政署
    12会で構成される。
  • 王家店民政署
    2民政支署、19会で構成される。
  • 楽家屯民政署
    17会で構成される。

治安

全州保安委員会?も参照

警衛隊

警衛隊も参照

警視庁

全州保安委員会の特別機関。警視庁とは、州の警察の警察本部と事務局を合わせたものであり、天正区に警視庁本部庁舎を置く。

消防庁

全州保安委員会の特別機関。消防庁は、州の消防を管轄する部署を指し、その本部として天正区に消防本部を置く。

国際関係

清洲国との関係

嶺北州と清洲国の関係は、基本法に定められているもの以外、通常の国家間と同じく協定を結ぶことで規定している。入国管理、税関についても両者間の協定により、嶺北州が責任を負う。国境警備は、警衛隊と清洲国の先鋒隊辺防警察隊並びに先鋒隊水師海上警察隊が共同で行う。また互いに弁事処*4を設置し、常駐代表がいる。

過去に、その関係を巡って何度か問題が発生している。19xx年、政治犯が嶺北州に越境し逃亡した際には、嶺北州は清洲国警察による州内での捜査や被疑者引渡しについて、非民主的な法律に基づくものであり、被疑者の安全を保障できないとして拒否した。この際に清洲国は、先鋒隊部隊を嶺北州境に結集させ、嶺北州の警衛隊もこれに反応して臨戦態勢に移行したため、一触即発の危機に陥った。結局、この事件は両外交関係者の会談によって収束したが、現在も嶺北州は清洲国の求める犯罪人引渡協定の締結を拒んでいる。

清洲国側には、嶺北州の自治を認めてはいるものの、嶺北州の本国に納税の義務を果たさず、州民が約法に定めた兵役の義務を例外的に免除されているにも関わらず、清洲国の国権機関である全国国会に代表を送っていることについて、平等な関係とは呼べない、とする意見もある。これらの改善案として、全国国会の嶺北州代表を投票権を持たない代表に変更するべき、と言ったものや、清洲国に地方税を納めさせるべき、と言った主張がある。

その他の国との関係

嶺北州政府には外交権はないが、基本法によって関係ある対外事務を自ら処理する権限を有しており、相手国に弁事処を設置している。例えば、瑞穂国と嶺北州の間では、嶺北州は駐大瑞穂帝国嶺北州総代表部を、瑞穂国は駐嶺北州大瑞穂帝国常駐代表処を設置しており、特に呼び名が異なる上この両国間では大使級の常駐代表を交換している。通常、弁事総処が大使館に、弁事処が領事館に相当する。また、一方的に設置する場合は経済文化弁事処を置く。相互であっても一方的であっても、原則として外交特権を有さず、外交交渉などは行わない。ただし、嶺北州御免之印に関しての業務、嶺北州民としてのビザ発行については嶺北州の部署で行う場合があり、これは相手国との協定による。協定がない場合は清洲国の公館がこれを代行する。主に経済文化交流、留学促進、連絡事務所としての業務を行っている。

文化

州民性

嶺北州民は独立意識が強く、自分自身が清洲国国民であると考えるものは1%にも満たない。瑞穂系嶺北人のうち、二世までは自己を「瑞穂国民」と考えており、それよりも後では自己を「嶺北共和国国民」だと考える傾向にある。この背景には、嶺北州の州是である「清洲国を意識させない政治」があり、実際のところ嶺北州は清洲国から政治的にも経済的にもほとんど補助を受けておらず、独立しても維持できるとされている。にもかかわらず独立を選ばないのは、現状にさして不満がなく、独立してもしなくても何も変わらないからである、とされている。その他の州民性としては、勤勉で節約家、内気である、などがあげられる。

社会

嶺北州籍

所謂嶺北州民。

嶺北州市民

永住権を有する外国人。州政選挙には関与できないが、区議会、市議会選挙の投票権を有する。

栄典

嶺北州の栄典は、浜梨勲章を最高勲章とし、基本法の定めにより、主席が州務委員会の諮問を経て授与する。防衛勲章は警衛隊に、公安勲章は警察消防に、それぞれ送られる勲章である。また現職の主席は、その権威の象徴として主席綬を着用し、これは主席就任式で宣誓の前に前任の主席より引き継ぐ。この他、州務総理表彰、議長表彰、各局長表彰、全州保安委員会主任委員表彰などがある。

  • 浜梨勲章
  • 主席勲章
  • 議会勲章
  • 功労勲章
  • 文芸勲章
  • 防衛勲章(1-3等)
  • 公安勲章(1-3等)

宗教

嶺北州では、基本法第十五条の規定に基づき、瑞穂国に比べて政教分離原則が厳格に守られている。瑞穂国では、神道に関する事項や神宮の祭祀を管轄する神祇省や、神室に関する事項を司る宮内省が存在し、神道は瑞穂国の中で特殊な地位にあるのに対し、嶺北州では神道は民間の嶺北神道協会が統括している。また清洲国では規制されている新興宗教やキリスト教の一部宗派などが活動している。2009年の調査によれば、州民のうち、瑞穂系の多くは伝統宗教、特に神道、仏教などを信仰しており、華族は仏教や道教を信仰している。

関連項目

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州の関連項目

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*1 東洋の真珠、Pearl of the Orient
*2 州立銀行、紙幣発行銀行
*3 州立アカデミー
*4 駐嶺北州清洲国弁事処、駐清洲国嶺北州弁事処