※このページでは第2シーズンのエピソードについて説明しています。 ビデオについては『トーマスあさごはんにおじゃま(ビデオ)』のページをご覧下さい。 |
日本版タイトル | トーマスあさごはんにおじゃま |
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英語版タイトル | Thomas Comes to Breakfast |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1986年11月19日(英国) ・1989年3月26日(米国) ・1991年8月6日(日本) ・1991年12月18日(ジョージ・カーリン版米国) |
対応原作 | 原作16巻『機関車トーマスのしっぱい』-1「トーマスの大しっぱい」 |
この話の主役 | トーマス |
シーズン | 第2シーズン |
話数 | 第44話 第18話(シーズン内) |
機関車紹介 | トーマス、トビー、パーシー、ドナルド、ダグラス |
登場キャラクターA | トーマス、トビー、パーシー、ダグラス (英国版のみ:ドナルド) |
登場キャラクターB | ドナルド (英国版のみ:ダグラス) |
登場キャラクターC | アニー、クララベル |
登場キャラクターD | デイジー*1 |
登場キャラクターE | アーネスト(絵のみ) |
登場人物A | トップハム・ハット卿、トーマスの機関士、ファークァー駅長の奥様 |
登場人物B | ファークァー駅長、清掃係、パーシーの機関士 |
登場人物C | ティッドマス駅長、ティッドマス駅の駅員、ティッドマス駅の作業員、ファークァー機関庫の作業員、トップハム・ハット卿の付き人、ブリジット・ハット、ファークァー駅長夫妻の子供、ダグラスの機関士、ダグラスの機関助手 |
登場人物D | トビーの機関士(言及のみ)、点火係(言及のみ) |
登場スポット | ・箱型風車 ・ティッドマス駅 ・ファークァー機関庫 ・ファークァー駅長の家 |
あらすじ | ・機関士の冗談を真に受け、「機関士無しでも動ける所を見せてやる」と息巻くトーマスだが…。 |
メモ | ・ダックとドナルドに続いて建物を損壊するトーマス*2。 ・窓硝子が割れるのは第1シーズン『きてきとクシャミ』以来となる*3。 ・佐藤浩之さんと宮内幸平さん、3話連続の共演となる。 ・この話では、ダグラスの声を佐藤浩之さんが担当している。*4 ・パーシーがトーマスに怒るシーンをよく見ると、ドナルドが突っ込んだ信号所が見える。 ・トビー、初めてトーマスに怒る。 ・トーマスが原因で、自分の家が壊された事よりも朝ご飯がダメになった事に腹を立てるファークァー駅長の奥様。 ・ドナルドとダグラスの側面に、初めてネームプレートが付く*5。 ・掃除人の不注意の所為にも関わらず、トップハム・ハット卿から説教を受けるトーマス*6。 ・ナレーターが「トーマスは、しょんぼりした。」と言った後のシーンとトップハム・ハット卿から説教を受けるシーンで、僅かながらリンゴ・スターのナレーションが聞こえる*7。 ・原作第10巻第1話「スカーロイのおもいで」の中で回想の中のスカーロイの機関士がこの話の冒頭でトーマスの機関士が言う冗談と酷似した台詞を言う。 ・救助に来たダグラスも事故を起こしたトーマスもお互いに背中を向け合っているのに、トーマスの悲惨状況が分かるダグラス*8。 ・ファークァー駅長の映るシーンは、リマスター版では別視点から捉えられた映像に差し替えられている。 ・この話から数十年後には、ジェームスにこの事故の事を揶揄されてしまう*9。然し、そのジェームスも数年後に建物を破壊する羽目になる。 ・その後、ファークァー駅長一家はエドワードにこの時の事を語った。 ・「機関士がいないと怖い」と言うトビーだが、模型の都合やCG作画のミスにより、長編第1作と新シリーズ、第12シーズンでは彼を含む機関車達は無人運転で走っている。 ・冒頭のシーンは、第1シーズンの『とりのこされたしゃしょう』の使い回し映像。 ・この話は次回『きむずかしやのデイジー』に続く。 ・『トップハム・ハットきょうのうた』ではトップハム・ハット卿の家に突っ込んだ事になっている。 ・このエピソードを元に作られた絵本では何故か、デイジーでなくボコが登場している。 |
台詞 | ・ナレーター「タンク機関車のトーマスは、長年支線で働いているが、何とか上手くやっている。」 ・(BGMと汽笛) ・トーマスの機関士「トーマス、君は自分がどこで止まったら良いかちゃんと知ってるじゃないか!俺が居なくても、大丈夫みたいだな。」(遠藤武さんのトーマスの機関士の最後の台詞) ・ナレーター「機関士が言った。トーマスはそれが冗談とも知らず、すっかり有頂天になってしまった。そして、後で皆に自慢した。」 ・トーマス「『僕は機関士無しでもやって行ける』って、機関士が言うんだぜ!」 ・パーシー「あんまり浮かれるなよ!」 ・ナレーター「パーシーが注意した。」 ・トビー「僕は機関士が居ないなんて、怖くて絶対嫌だね!」 ・ナレーター「トビーが言った。」 ・トーマス「へえー?僕は怖くなんてないよ?」 ・トビー「絶対、出来っこないよ!」 ・トーマス「いいや、出来るさ!」 ・ナレーター「翌朝、釜に火が入れられ、ボイラーが温まる迄トーマスは気持ち良さそうにウトウトしていた。パーシーとトビーは、まだ眠っている。トーマスは、突然思いついた。」 ・トーマス「いつまでもぐずぐずしてるなんて馬鹿馬鹿しいや!機関士が居なくてもちゃんとやれるって事を、皆に見せてやろう!今がチャンスだ、出発しよう!そして、自分で止まって汽笛を鳴らすんだ!皆、びっくりするぞ!」 ・ナレーター「トーマスは、上手く動き出したと思った。でも、本当は作業員がうっかり運転装置を触ったからなのだ。彼は、間も無くそれに気付いた。汽笛を鳴らそうとしても鳴らないし、止まろうとしても止まらないのだ。トーマスは、どんどん進んでいく。彼は、この先に何があるかなんて考えもしなかった。実は、駅長の家があったのだ。家族で朝ご飯を食べていた!」 ・(BGM) ・トーマス「うわーっ、うわーっ!!」 ・ナレーター「家は大きく揺れ、壊れた硝子や壁があちこちに飛び散った。トーマスはと言うと、木の枝の引っ掛かった顔を突き出し、部屋を覗いていた。彼は、口が利けなかった。駅長と彼の奥さんは、壊れた皿を拾いながらブツブツ言った。」 ・ファークァー駅長の奥様「なんて情けない機関車でしょう。朝ご飯を目茶目茶にして。又作り直さなきゃならないわ!」(最初で最後の台詞。) ・ナレーター「彼女がドアをバタンと閉めると、トーマスの上に壁が崩れて落ちた。トーマスは、しょんぼりした。間も無く作業員達が来て、家を頑丈な柱で支え、庭にレールを敷いた。それから、スコットランド出身の双子の機関車、ドナルドとダグラスがやって来た。」 ・(BGM) ・ダグラス「何て格好なんです?トーマス!今、助けますからね。ははははははっ!」 ・(BGM) ・ナレーター「ドナルドとダグラスは勢いよく蒸気を吐き、トーマスを無事に引っ張り出した。トーマスには、壊れた壁、窓枠、枝やらがごてごてとくっ付いていた。双子達は、大笑いして帰って行った。トーマスは、恥ずかしかった。トップハム・ハット卿がやって来た。」 ・トップハム・ハット卿「お前は大問題を起こしてるんだぞ、トーマス!」 ・トーマス「わかってます、すみません。」 ・ナレーター「トーマスの声は、木の枝に塞がれて、モゴモゴした。」 ・トップハム・ハット卿「お前は修理工場に行かねばならん、長く掛かるぞ。」 ・トーマス「分かりました…。」 ・トップハム・ハット卿「それまで、ディーゼル車に働いて貰う。」 ・トーマス「ディ、ディーゼル車ですって!?」 ・トップハム・ハット卿「そうだ、トーマス。ディーゼル車なら、自分の出番の時以外に飛び出して行く事はしない。そして、駅長の家の朝ご飯にお邪魔する事も無かろう!」 ・ナレーター「トーマスは、返す言葉も無かった…。」 |
原作・絵本との相違点 | ・原作ではトーマスの走っている線路と駅長の家の庭の柵の間にアスファルトがあり、トーマスはそこを乗り上げ、駅長の家に突っ込む。ちなみに、トーマスがアスファルトを乗り上げる直前に、一人の男性が自転車でそこを通過して行く場面がある。 ・原作での駅長は鬼の形相で家を出て行き、トーマスの蒸気を止めたが、TV版では奥様と一緒に呆れながらも壊れたお皿の片付けをしている。 ・原作ではドナルドとダグラスがトーマスを前向きで引っ張り出しているが、TV版では後ろ向きで引っ張り出している。 ・原作では事故を起こした後のトーマスは煙突も曲がっており、しかも顔の周りに壊れた窓枠が引っかかっている。 ・2017年のCGリメイクされた絵本では、原作のシーンを意識した描写があるが、ラスト辺りでなぜかデイジーではなく、ディーゼルが登場している。 |
英国版CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター |
米国版CV | ・ナレーター/他:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン |
日本版CV | ・ナレーター:森本レオ ・トーマス:戸田恵子 ・トビー:川津泰彦 ・パーシー:中島千里 ・ダグラス:佐藤浩之 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・トーマスの機関士:遠藤武 ・ファークァー駅長の奥様:中谷ゆみ |
シリーズ前回 | みんなのだいひょう おくれるのもわるくない(VHS版) |
シリーズ次回 | きむずかしやのデイジー |
原作前回 | みんなのだいひょう |
原作次回 | しんけいしつなデイジー |