「あたしの車体のバネは凄いんですよ。最高級だし、最新式ですからね。ふふふふふ。」
名前 | デイジー |
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英名 | Daisy |
性別 | 女 |
車体番号 | D1(原作のみ) |
車軸配置 | Bo-Bo*1 |
製造年 | 1960年 |
来島年 | 1960年 |
所属鉄道 | ノース・ウェスタン鉄道 |
支線 | トーマスの支線 ダックの支線(TV版) ハーウィック線 |
運用 | ・ファークァー線又はアールズバーグ線又はハーウィック線での旅客運搬。 ・時々、本線での旅客運搬を任される。 ・稀にミルク運搬車の牽引を頼まれる*2。 ・また、一度だけ、トーマスからアニーとクララベルを借りて乗客を運んだ事がある。 ・そして、局長から特別なお客さんのお迎えを依頼される事がある。 |
分類 | ・ディーゼル機関車*3 ・気動車 |
原作初登場巻 | 第16巻『機関車トーマスのしっぱい』第2話「しんけいしつなデイジー」 |
原作初台詞 | 「まあ、なんていやなにおい。がまんできないわ」 |
TV版初登場シーズン | 第2シーズン『きむずかしやのデイジー』 ※言及は『トーマスあさごはんにおじゃま』 |
TV版最終登場シーズン | 第24シーズン『はつめいかのルースさん』 |
TV版初台詞 | 「まぁ。何て臭いんでしょう。あたしは高級に出来てるのよ。この匂いは体に悪くて我慢出来ないわ。」 |
一人称 | あたし 私 |
二人称 | 貴方 |
説明 | ・最高級で最新型の緑のディーゼル気動車の女性で、気難し屋な性格だが面倒見の良い姐御肌。 ・TV版では初の蒸気機関車にフレンドリーなディーゼル機関車*4。 ・トーマスが事故を起こし修理工場に行き、不在の間、代理で手伝いに遣って来た。 ・専用の機関庫が欲しいと主張したり、ミルク運搬車を引くのを嫌がって皆を困らせたが、パーシーの事故の後片付けを手伝い、トップハム・ハット卿に褒められたのがきっかけで、多少丸くなり、仕事に真剣に取り組むようになった。 ・最初の頃は蒸気機関車を軽蔑するような発言をしていたが、事故に遭ったパーシーを助けてトップハム・ハット卿に褒められてからは、蒸気機関車を軽蔑する発言を止め、蒸気機関車にフレンドリーに接するようになった。 ・そして、トーマスとパーシーと仲良くなってからは、頼れるお姉さん的な一面も垣間見せるようになった。 ・メイビスとは親友で、女性ディーゼル同士、意気投合している。 ・本人曰く「最高級のディーゼル車」・「時間に正確」らしい。 ・原作絵本と人形劇とCGアニメとで、風貌が異なっている*5。 ・原作絵本と人形劇時代は車内が映る事は無かったが、CGアニメ以降は車内が映るようになった。 ・運転室上には方向幕が付いているが、現時点で、行き先が表示されている場面は無い。 ・人形劇では模型製作の都合上、顔や台車部分が大きかったが、CGアニメではその必要が無くなった為、いずれも小さくなった。 |
性格 | ・高飛車でプライドが高く、気難し屋な性格。新型で自らを高級と豪語している自惚れ屋。 ・配属当初は頑固一徹だったり強気な表情を見せたりして、パーシーとトビーを困惑させたが、事故に遭ったパーシーを助けてトップハム・ハット卿から褒められてからは、多少丸くなり、頼れる面倒見の良い姐御的な面が顔を出す*6。 ・また、事故に遭ったパーシーを助けてトップハム・ハット卿に褒められた後は優しくしっかり者で逞しい性格になると共に、仲間を労わるようになり、乗客からの信頼を得ている*7。 ・そして、自分の失敗は自分で対処する有能さも垣間見せるようになった*8。 ・サバサバした性格の持ち主で、トップハム・ハット卿に説教されてもトビーに罵倒されてもすぐに立ち直る事が出来る*9。 ・社交的な性格だが、気に入らない相手には頑固で強気な態度を取る。 ・然し、トップハム・ハット卿への忠誠心はあるようで、トップハム・ハット卿に「怠け者」と言われて説教された時は自分の頑固な態度を反省していた。それ以降は、「役に立つ機関車」を志すようになり、自身の未熟さを受け入れ前向きに努力する姿勢を見せる。 ・優秀な機関車だが、綺麗好きでボディを汚されるのが嫌いな一面があり*10、汚い貨車を牽引する事が嫌い。ボディが汚れるのを恐れて、乗車拒否を敢行した事も。 ・トーマスの支線に配属されて早々にアニーとクララベルとヘンリエッタをガラクタ呼ばわりしたり、トップハム・ハット卿からアニーとクララベルと仕事をするよう言われた時に2台をいらない子扱いしたり等、自己主張が強い所もある。 ・自己主張が強い反面、喧嘩はあまり強くないようで*11、メンタルはあまり強くないらしい。 ・他の機関車からの警告や忠告を聞かない傾向があり、プライドの高さが災いして失敗する事も少なくない。 ・マイペースで、他の機関車をトラブルに巻き込んでいる事に気づかない事も多い*12。 ・気難し屋でマイペースな反面、どんなに怒っていても、車体と仕事ぶりを褒められると許してしまう潔さがある*13。 ・自分の車体を貶されたり汚されたりすると相手が誰だろうと激怒する*14*15。 ・自分は勇敢な機関車だと信じて疑わない所があり、連結係員から「弱虫」と言われると激昂していた。そして、トビーに牛の件で見栄を張って不運に見舞われた事がある。 ・自分はソドー島で1番特別な機関車だと信じて疑わない所もあり、自分の優秀さに強い自信を持つ*16。 ・一方で、自分より優秀そうな車両は高く評価する、素直な面があり、「虎の威を借る狐」を心得ている*17。 ・ディーゼルを邪険に扱う事が多いが、その一方で強い信頼も抱いており、ディーゼルが暴力で自身のバネを台無しにした事を謝罪した際は、「あなた(ディーゼル)が反省してる事は、分かっているわ。」と言って彼を許してあげている。 ・同じ気動車のヒューゴとは違い連結器があるにも関わらず、貨車の牽引を拒否している*18。 ・貨車の牽引は苦手だが、「貨車達が歌うのは楽しい」と思っているらしい。 ・若干控えめだが、教育者に適した性格らしい*19。 ・勉強した経緯は不明だが、フランス語*20が堪能*21。 ・ナレーター曰く「自分の好きな仕事以外には興味がない」ようで、与えられた仕事の範疇(はんちゅう)外の事はせず、汚れ仕事もしない主義を持つなど、割り切った性格をしている。 ・マガジンストーリーではちょっとドジな一面があり、前方不注意でジャム工場の壁と追突した時、ボディがジャム塗れになった事がある。 |
原作での経歴 | ・1960年にファークァー線での運行用に製造され、同年にソドー島へ配属された。 ・顔は車体の前後にあり、黄緑色で車体と一体化しており、ノーメイクである*22。 ・トーマスの支線のレギュラー車両で、多くの巻に登場している。 ・稀にトビーの代理でヘンリエッタを引く事がある。 ・第36巻ではジョージに暴言を浴びせられた。 ・同じく第36巻では雪の日の線路を猛スピードで走った際にゴードンからスピードを落とすよう忠告されたが、聞かなかった為に雪に埋もれてしまった。そして、ハロルドに助けられ、彼に感謝した。 ・番外編でクララベルは、彼女のボディから零れ落ちた油が原因で線路が滑り、脱線してディーゼルに助けられた。 ・原作の前書きでは作者であるクリストファー・オードリー氏に「この鉄道は女の子の機関車がいないって言われてるの。何とかしてちょうだい!」と愚痴を零していたらしい。 |
TV版での経歴 | ・第2シーズンから登場。顔は灰色で、派手な化粧が特徴*23。 ・マガジンストーリーもTV版と同じく派手な化粧で登場しており*24、年鑑シリーズでは派手な化粧だったエピソードとノーメイクだったエピソードとがある。 ・人形劇時代はボコの顔パーツとシャーシを共用して撮影しており、顔パーツはメイクの有無で区別されていた。 ・共用シャーシは後部2軸ボギー台車にモーターを搭載し、無動力の前部ボギー台車がキャラに応じて交換されていた。 ・この特性上、一部エピソードや資料写真、それを元に作成した書籍のイラストなどで、誤って前部ボギー台車が3軸、後部ボギー台車が2軸になっているものがあるが、原作でもTV版でも基本的に両ボギー台車も2軸である。 ・第3シーズンと第5シーズン以降は出番は無かったが、第20シーズンで再登場した。 ・人形劇時代に派手だった化粧も、CGアニメ以降はやや控えめになり*25、顔と台車のサイズが小さくなった。 ・第4シーズン『ブルーベルれっしゃ』ではボコとメイビス共々、他所の鉄道のディーゼル機関車役でカメオ出演していた。 ・第20シーズンで第4シーズン『デイジーとおうしのめだま』以来の主役回を与えられ、この時に初めて、アニーとクララベルを牽引した。また、このシーズンでは牛を避けるエピソードがある。そして、初めて脱線事故を起こしてしまった。 ・第21シーズンではディーゼルの体当たりの所為で、自慢のバネが壊れて、ディーゼル整備工場で修理される事になった。そして、ディーゼルに変わった野郎扱いされていたハーヴィーと良き友人関係を築いた。 ・第22シーズンではハーウィック学校の生徒達の送迎に躊躇し、ダックを迷わせた。また、仕事中に無駄話をするトーマスとアニーとクララベルとマリオンとレベッカに「スムーズに走らないといけない」と一喝した。 ・第2シーズン、第4シーズン、長編第2作では運転室と客室の間は壁がなかったが、第20シーズンでは原作同様、運転室と客室が壁で区切られた。 ・第3シーズンと第5シーズンから第18シーズンと第23シーズン*26では出番無し。 ・CGアニメ以降は、ハーウィック線の開通に伴い、トップハム・ハット卿に頼まれてライアンと共にハーウィック線で働いている。 ・ファークァー線とハーウィック線が勤務先だが、第20シーズン以降は本線の仕事も板についてきた。 ・一部を除き、彼女が主役の回は必ず牛が登場している。 |
長編作品での経歴 | ・長編第2作で初登場*27。この作品では台詞は無いものの、蒸気機関車とディーゼル機関車が力を合わせて空港を完成させる為に、トビーが修理を担う作業員を運ぶのを手伝った。 ・長編第11作では新しく開通したハーウィック線で旅客担当として働く事になった。 ・長編第12作ではヘンリーと一緒に挿入歌を歌った。 |
モデル | クラス101気動車(イギリス国鉄)*28 |
その他 | ・TV版第2シーズンのプロモーション画像に、彼女にボコの正面画像が合成されたスチール写真が存在する。 |
玩具 | ・木製レールシリーズ ・トーマスエンジンコレクションシリーズ ・トーマスとなかまたち/新トーマスとなかまたち ・アーテル ・Take Along ・バックマン |
英米版CV | ・テレサ・ギャラガー(長編第11作、長編第12作) ・トレイシー・アン・オーベルマン(第20シーズン-第22シーズン、第24シーズン) |
日本語版CV | ・中谷ゆみ(第2シーズン、第4シーズン) ・根本圭子(長編第11作-第22シーズン、第24シーズン) |
参照画像 | 参照はデイジー/画像 |
前 | ベン |
後 | ボコ |