筋力

Last-modified: 2023-12-17 (日) 01:18:35

読売ジャイアンツに足りなかったとされるもの。

概要

2022年7月、巨人で新型コロナの大規模クラスターが発生し*1、チーム編成が困難な状況に陥ったために*2、オールスター直前の中日3連戦を中止する。
しかし、オールスターを挟んだあとの後半戦最初のDeNA3連戦まで中止とした際にはさすがに「休みすぎ」「ヤクルトやDeNAは同じくクラスターが起きてもすぐ試合を再開した*3のにズルい」などの批判が起こったのだが、その際に巨人側は「筋力が公式戦をできる水準に戻っていない」とコメント。
その取ってつけたような言い訳理由がネタにされるようになった。

もっとも、批判の際に比較対象として挙がった2球団は2軍ではクラスターは起こっていないので、主力の隔離及び調整期間でも代替選手によるチーム編成は可能であった*4。その一方で巨人は1~3軍全てでクラスターが起こっており、代替選手すらおらず主力の隔離及び調整期間でのチーム編成が不可能であった。

記事

【巨人】DeNA戦31日も延期 療養選手の筋力回復に遅れ、出場レベルにはまだ数日必要と判断
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202207300000229.html

27日から療養期間を終えた選手が随時個別練習を再開しており、球団は31日の試合開催を目指して、内野手11人の状態を確認。27日に復帰した3選手のベンチ入りが可能かも検討したが、「上半身および下半身の筋力が公式戦に出場できる水準に戻るにはまだ数日かかり、このまま31日の試合に出場させた場合、大きな故障につながりかねない」と判断。DeNAに現状を報告し、了承を得た。


その後

DeNAは元々オールスター終了時点で消化試合数がリーグ内で最も少なく、終盤の過密日程、更にはダブルヘッダーまで危惧されていた。結果的に9月は月間27試合という2018年の阪神並みの過密日程になってしまったものの、ダブルヘッダーはなんとか回避している。
とはいえ、8月には一時首位ヤクルト(最大17.5ゲーム差)と4ゲーム差に迫る猛追を見せながら9月は月間12勝15敗と失速し、最終的には8ゲーム差の2位になったため、過密日程の負担はあったものと思われる*5

一方の巨人は8月2日に岡本や*6といった主力選手が復帰し活動を再開。筋力が戻ったのかチーム状態も上がり、シーズン終盤までCS争いを繰り広げたものの、最終的には4位に終わっている


関連項目



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*1 このクラスターで原辰徳監督、菅野智之、大勢、中田翔岡本和真丸佳浩が感染し、オールスターを出場辞退することになってしまった。坂本勇人も辞退しているがケガによるもの。
*2 特に捕手・内野手の陽性者が多く、無事だった捕手は小林誠司のみ、内野手は吉川尚輝、廣岡大志、菊田拡和の3名だけと、スタメンすらまともに組むことができなかった。
*3 そしてどちらの球団も成績が急降下している。
*4 広島はその逆で2軍でクラスターが発生。阪神は主力に集中して感染したが、クラスターまではならなかった。この2チームは関東3球団と異なり試合を中止にすら出来ず、一番割を食う事になってしまった。
*5 ただし8月のDeNAは前述の主力が集中的にコロナになった阪神、コロナで二軍との入れ替えが不可能になり負担が大幅に増加していた広島との対戦が殆どであったため、猛追に関しても対戦カードの利得であるという声もある。
*6 この年の丸はコロナ離脱しておきながら全試合出場を達成している。