OPS

Last-modified: 2025-08-09 (土) 20:58:09
  1. セイバーメトリクス系指標の一つで、「On-base plus slugging」の略。
    打者の出塁率と長打率の和で求められる。リーグの投高度合いや守備位置にもよるものの、だいたい.700前後が平均、.800程度あれば主力打者級、.900に到達すると球界を代表する強打者*1とされている。
    走塁を一切考慮しない指標であるため、長打タイプの打者にやや有利な指標ではないかとの指摘があったり*2、打撃3部門(打率・本塁打・打点)と比べると普及度は落ちるものの、セイバーメトリクスの普及・広まりにより打率だけでなく出塁率が重要視され出したことや得点との相関性の高さや扱いやすさから、なんJ内外で広く用いられている。
  2. 「お気に入りポイントシステム(Okiniiri Point System)」の略。

本項では2について解説する。

概要

発祥は元読売ジャイアンツ監督の原辰徳だと思われる。

2021年シーズン、原は吉川尚輝に対して「OPSというものもかなり上げる必要がある」と発言するなど、OPSを重視する発言をしていたにも関わらず

  • 当時OPS1.004だった香月一也を抹消*3
  • ↑の日、当時OPS.598*4だった亀井善行は抹消されない。

など、度々OPSを度外視しているようにも見える選手起用を行っていたために巨人ファンからは「原はOPSを分かっていない」という声が出始め、それと時を同じくして「OPSはOPSでもお気に入りポイントシステム」「お気に入りポイントが高い選手を起用しているから確かに反していない」と揶揄されるようになっていった。
また、OPSの他にもUZRやWARと言ったなんJでも有名な指標が「打てなくてもずっとレギュラー」「若林(晃弘)明日もレギュラー」等の略称として使われ、同年のの不可解な采配と巨人の終盤の凋落っぷりを揶揄する言葉としてたびたび用いられている。

関連項目

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*1 ちなみにNPB史上最高の数値は1974年王貞治1.293(出塁率.532、長打率.761)。
*2 走塁面をも考慮した打撃指標では「RC27」が存在している。年度にもよるが、「4.00」でレギュラークラス、「6.00」でオールスタークラス、「8.00」で球界を代表する選手といわれる。
*3 その後一軍昇格したが、最終的にOPSは.684まで落とした上に二軍で大怪我をして育成落ちと散々なシーズンとなった。
*4 最終的なOPSは.608。