ゾ・シアの素材から生み出された
盾斧。冠するは純白たる償い。
飛翔する白盾が隔てなく浄化する。
(ゾ・エレーム)
天に上りしエレームは告げる。
汝、償いを求めて憤る者よ。
拡がる両翼が破滅すらも希わん。
(熾光たるエレーム)
MHWildsで登場したラスボス、ゾ・シアの素材で作られたチャージアックス。
目次
概要
- ゾ・シア武器共通となる、天使をイメージする神秘的なデザインが特徴のチャージアックス。
剣モードの場合は納刀中は黒い剣が白纏晶で包まれているが、
抜刀するとその白纏晶が消滅し、黒い剣にある謎の青い文様が見えるようになる。
斧モードの場合は盾に天使の翼のように張り付いている白纏晶が開くことで面積が増え、
変形完了してからは斧の中心に見える黒い金属部分にも青い文様が出現する。
性能
MHWilds
- アップデート第1弾で追加された上位のゾ・シア素材を用いて作成できる。
派生は独立しており、二段階強化となっている。
最終強化は「熾光たるエレーム」という名前になる。
その性能は- 平均レベルの基礎攻撃力220
- 会心率5%
- 低めの龍属性200
- 斬れ味は素で白50、匠で延長可能。
- 榴弾ビン
- 武器スロットは3-2-1と標準。
- 武器スキルは白熾の奔流
- 見た感じはなんともパッとしない数値の武器として完成する。
斬れ味に関しては優秀な長い白ゲージを持つため問題はないだろうが、
属性値は下から数えた方が早い数値で、低いと言わざるを得ない。
具体的に言うと鎖刃盾斧ゴーヴァンと同じ攻撃力、護鎖刃盾斧ガルヴァンと同じ龍属性値である。
しかし白熾の奔流という特殊武器スキルが付いており、攻撃ごとに追加ダメージが発生してくれる。
つまり、この白熾の奔流の追加ダメージで低いステータスを補う武器となるのだ。
- 白熾の奔流は、特定の攻撃をモンスターにあてると、確率で固定ダメージを与えるというもの。
チャアクは手数はあるものの、なぜか連続ヒット系の攻撃が初段以外対象外で思った以上に発動しない。
また剣強化・斧強化時の追撃ももちろん対象外なので、折角の手数を活かせていない感じである。
大剣に並んで白熾の奔流との相性はあまりよくないといえる。
前述の通り龍属性値は低いので、どちらかというと爆破属性武器と同様に考えるといい。
なお、白熾の奔流には幾つか対象外の技があり、チャアクは下記が対象外となる。- 盾突き
- 連続ヒット系の攻撃全般(初段のみカウント)
- 剣強化のビン追撃
- 斧強化のビン追撃
- 高圧属性斬り
- 属性廻転斧強化斬り
- 高出力属性解放斬り(斧強化時も含む)
- 超高出力属性解放斬り(斧強化時も含む)
- 追撃高出力属性解放斬り(斧強化時も含む)
- 集中二連斬り
- このように面白い固有性能を持っている武器であるが、明確なデメリットも存在している。
一番の欠点は武器スキルが白熾の奔流で固定され、便利な武器スキルがついてない点。
その次は武器の基礎ステータスが低く、ダメージが武器スキルに大きく依存している点。
この二つの欠点がこのゾ・シア武器系列の致命的な欠点と言える。
目立ってはいないが武器スロも3-2-1なのでスキル自由度に関しては低いと言わざるを得ないだろう。
全てが白熾の奔流が発動すること前提での調整を受けているのだ。- チャアクは高速変形や強化持続or集中、砲弾装填、ガード性能など要求スキルが多い武器種であり、
このスキル自由度の低さはかなり厳しかったが、Ver.1.021にてお守りが追加されたので若干マシにはなった。
まあマシになったもののまだまだきついのは変わらず、何れにせよある程度のスキルの取捨選択は必要である。 - ちなみに低攻撃力・低属性値のラスボス武器としては昔のモンハンにもゼノ・ジーヴァ武器があったが、
あちらは火力が低い代わりにスキル自由度自体は高く、この武器とは完全に正反対のような問題を抱えていた。
- チャアクは高速変形や強化持続or集中、砲弾装填、ガード性能など要求スキルが多い武器種であり、
- ライバルは鎖刃盾斧ゴーヴァンと龍アーティアのテンプス・ギアがあげられる。
上述の通りエレームはかなり特殊な固有性能をしており、純粋な龍属性武器とはいいがたい。
普通に使う分なら鎖刃盾斧ゴーヴァンを使った方がいいだろう。
火力に関しては龍弱点のゾ・シアやレウスレイア夫婦相手にはゴーヴァン、
それ以外…というか属性が全体に効かないアルシュベルドに関してはエレームが優位となる。
ゾ・シアの武器がアルシュベルドに、アルシュベルドの武器がゾ・シアに相性がいいというのは
中々面白い関係性といえるかもしれない。
テンプス・ギアは厳選が必要なものの武器スキルに依存せずに素のステータスが高く、
武器スロ3×3の驚異のスキル自由度のおかげで自分で好きなスキルをカスタマイズできる。
純粋な使いやすさ・火力でいえば武器スキル固定のエレームよりテンプス・ギアの方が優位といえる。
- 総評としてはこのマハーヤは性能だけ見れば使える部類に入るものの、
低攻撃力・低属性値・固有スキルと癖が強く、安定性のあるアーティアに人気が流れてる武器となる。
この武器と相性がいいのは龍属性が若干効き、爆破属性がほとんど効かないモンスターとなるが、
現状、その特異性を持っているモンスターは星9アルシュベルド位しかいない。
癖が強いとはいえ武器スキルのおかげでアーティアには出来ない戦い方はできるうえ、
これがアーティアとの明確な差別点となっているので、生産武器として恵まれている方である。
余談
- 武器名の由来は恐らく天使エレミアだろう。
カバラの72の天使の1柱で「修復」「仕事」に関わりがある熾天使である。