本カテゴリでは、モンスターハンターシリーズの舞台となっている架空の世界
(略して「モンハン世界」もしくは「MH世界」と呼ばれる)についての項目を並べる。
我々が生きている世界とは別の世界であり、独自の生態系、民族、文化、思想が入り乱れている。
目次
概要 
- 科学的な技術や文明よりも自然の方を重視し、人間達も自然の一部として生活しており、
現実世界で生活を送る我々とは価値観や生活感が全く異なる人間達が生活している。
- モンハンシリーズはファンタジー作品だが、「リアルさ」を追求しているという大きな特徴がある。
これは作品世界をより現実に近いものにするということで、これによってモンハン独特の
「ファンタジーではあるが現実に限りなく近い世界」という世界観が形作られている。*1
例えば電撃を放つモンスターの説明に、ファンタジーお馴染みの魔法の類ではなく、
「(現実世界の生物の類似器官を意識した)体内に電気を生成する器官を持っているため」という説明をする、
姿をほぼ完全に消すモンスターの説明にも、不思議な力の類ではなく
「(現実世界の一部生物も行うような)体色の変化・深い霧・相対した者の感覚を麻痺させる毒。
以上を組み合わせることで、あたかも本当に姿が消えているように錯覚しているだけ」という説明をする等。
それを踏まえると、世界観は純ファンタジーというより、SFとファンタジーのハイブリッド、
あるいはサイエンス・ファンタジーと言えるかもしれない。- MHWorldでは、FF14とのコラボでベヒーモスが客演している。
FF世界は魔法が跋扈する世界であり、ベヒーモス自身も魔法の一つ「メテオ」を扱う。
隕石に関しては既に前例がいたりするが、現時点ではどのような原理かは明かされておらず、
ベヒーモスはMH世界で初の「魔法を使う」モンスターとして登場を果たしたと言える。
但し、この辺りはコラボ先の世界観の限定的導入といった形と思われるので、
モンスターハンターの世界観そのものに大きく影響する可能性は極めて低いだろう。
- また、MHWで同様に「ウィッチャー3 ワイルドハント」とのコラボコンテンツが配信。
こちらも明確に魔法を使う怪物「レーシェン」が参戦している他、
コラボクエストにおいて操作キャラとなるゲラルトも魔法を使用できる。
それどころかコラボクエストクリア後にルーン石を託されることにより、
なんとハンターまで魔法が使えるようになった。
もっとも魔力の宿った物を媒介としているため厳密にはハンターが使えるようになったわけではなく、
真の使い手であるゲラルトの装備を着ないと非常に低火力なものとなるのだが、
いずれにしても魔法的なパワーの存在自体は否定されていないと言えよう。
無論、こちらも「ウィッチャー」側の世界観を継承したものに過ぎず、
作品同士の真面目なコラボレーションではよく見られる事例の一つではある。
- MHWorldでは、FF14とのコラボでベヒーモスが客演している。
- プレイヤー達の常識とMH世界の設定上の常識では、大きな差異が存在する事がある。
MHシリーズを単純にゲームとして楽しむだけなら別に気にしなくても良い事であるが、
世界観までどっぷり浸かって楽しみたいというプレイヤーは知っておいても良いだろう。
- 以下に紹介するのは、ハンター大全などの資料集や、
ノベル版や漫画版等の公式創作から垣間見えるハンター達の世界である。
こういった裏設定や世界観はゲーム作品では割愛されていることも少なくないので、
これらを知り把握すると一層モンスターハンターという作品に浸れると思われる。- なお、これらの設定資料は開発資料をもとに当時のライターが書いたものであり、
100%の真実ではない、というのが最新の公式見解である。*3
- なお、これらの設定資料は開発資料をもとに当時のライターが書いたものであり、
文化 
- 舞台となる世界の詳細ははっきりと明記されていないが(様々な説があるが公式では未発表)、
初代のプロローグに謳われているように、後世において「荒々しくも眩しかった数世紀」と語られる時代が舞台。
さらに、ゲームの舞台となる時代よりも遙か過去には高度な文明が存在していた痕跡がある。
- 窺える技術水準*4、ギルド*5などの社会制度を考慮すると、現実の中近世に近いかもしれない。
ただ文化は割とごちゃまぜ状態で、各地の正確な位置関係も不明なので詳しいことは分からない。
頻出する文物から察するに、主流は欧米っぽい感じはするものの本当にそれっぽいだけである。
国家や軍隊も存在するらしいが、現時点でまともな情報や描写がないのでこれまた判然としていない。
現実目線だとあまりに便利な自然物が多く、またギルドの影響が強いことから
一部、技術面においては進歩と工夫の余地も見られる。
しかし、その一方で世界各地の交流が盛んに行われていること、空路の発達など、
近現代に見られるような現象も多々ある。
モンスターの跋扈で人類の生活圏が細分化され、共同体レベルでの大規模な接触が良くも悪くも難しいため
思考や技術の水平交流も小規模にとどまり、成長・膨張した共同体同士が接触した結果の権益紛争も起きづらいので
社会安全保障レベルの技術開発もあまり活発でない*6こと等も、この現状を形作っているのだろう。- ファンタジー作品にままある便利な自然物というものが、人類の技術の発展を大いに貢献しているあまり、
それに対しての依存が発生しやすいのだとも解釈できる。
例えば火薬などは植物とキノコを混ぜて作っているし、弾丸ですら自然物をそのまま用いているほど。
このように文明の利器が自然をそのまま用いて作れてしまえるがために、それ以上工夫しようとする発想も乏しいのだろう。
それには実際に現状の技術が十分に人々の脅威に対抗しうること、充実した生活への不満が少ないことが更に拍車をかけている。
まして「人類文明が自然や野生生物と共存する」という、
現実では近代以降にようやく萌芽し始めた概念をかなり古い時代から実践し徹底しようとしているなど、
こういった人々の思想が、上質な素材とその性質に拘らず技術の発達とその道筋にある程度影響を与えているとも言える。
尚、悠久な歴史を辿った上に一個体の寿命が極めて長い知恵深き竜人族もまた、
そんな人々と何ら不自由無く同じ地に棲み共に生きているところを窺うかぎり、
やはりそもそもMH世界の住人たちは私たちとは根本的な宗旨が異なるのだろう。
- ファンタジー作品にままある便利な自然物というものが、人類の技術の発展を大いに貢献しているあまり、
- こういった文化のみならず、様々な時代もが入り交じったような背景が、更にこの世界の不思議さや特別さを醸し出し、
広大に見せているとも言える。
- 後世における「荒々しく眩しかった」と言うこの時代の評からは、
- 少なくともこの時代が過去のものとなる、数世紀単位の後まで文明が継続していること
- 数世紀後におけるモンハン世界は(少なくとも語り部視点では)この時代と並べて見ると荒々しくも眩しくもない、全く違う姿に映る
ということが窺える。技術の進歩・環境の変化などは社会制度や価値観も大きく変えていくため、
プレイヤーが親しむハンターの活躍やモンスターの雄姿も久しからず、ということなのかもしれない。
ハンター 
- モンスターを専門に狩猟する事を生業とする人々及びその職の事
- 勘違いされがちだが≪モンスターハンター≫という呼び名は、
"「大陸一の勇者」に与えられる称号"とも"特別なハンターへの尊称"とも言われる名誉有る肩書きであり、
世界観に根付いた職業の名前ではない。業種としての名称はあくまで「ハンター」である。
- 勘違いされがちだが≪モンスターハンター≫という呼び名は、
- 個体数が増えすぎたモンスターを討伐したり、モンスターの脅威を抑制するためにモンスターを狩り、
人間という生物の繁栄を目指すと共に自然との調和を図ったりするための専門職。
決してモンスターの殲滅を目的とする職ではない。
そのため、モンスターを必要以上に狩猟してしまった人には…
- ハンターになるきっかけや理由、目的等は人それぞれ。
ほとんどが人間族だが、竜人族や獣人族のハンターも僅かながらいる。
基本的に、何処かしらのハンターズギルドに所属している。
MH世界で最も危険な職であり、実際に毎年多くのハンターが命を落としている。
その分稼ぎは大きく、人々からの尊敬や憧れを集める職業でもある。
- また、ハンター業に関係する事はMH世界では全てビジネスとなっており、
自分の仕入れた情報を安易に他人に流すのは愚行であるとされる。
モンスターの情報や調合技術を教える代わりに対価を要求するハンターも少なくない。
しかし、それに関して文句を言うハンターも皆無であり、むしろ当然であると考えられている。
無論、信頼に値する仲間同士で可能な限りの情報を共有する事もまた生き残るための手段である。
- 具体的に何歳からハンターになれるかなどは不明だが、十代でハンターとして活躍する者もいる。
稀ではあるが、十代でモノブロスの狩猟に成功したハンターも過去に何人かいたという。
引退の時期も人それぞれで、天寿を全うするまで現役を貫くハンターもいれば、
ある程度稼いで早々に引退してしまうハンターもいる。
志半ばで再起不能に陥ったり、あるいは命を落としたりするハンターも少なくはない。- なお作中に登場する主人公の容姿は、モデルからすると二十代~三十代を想定していると思しい。
ただし非常に細かいキャラメイクが可能となったMHWorldでは、
工夫次第で十代に見える主人公を作成することも十分に可能。
逆もまた然りで、齢六十を超えそうな老ハンターを作り上げるのも難しいことではない。
- なお作中に登場する主人公の容姿は、モデルからすると二十代~三十代を想定していると思しい。
- 巨大な武器を担いでモンスターに生身で戦いを挑むため、ハンターは高い戦闘力を持っている。
しかし、巨大なモンスターの攻撃を受ければ瀕死の重傷は免れず、そのままでは傷は簡単に治らない
といった生き物としての弱点も持ち合わせているため、強者ではあるものの完全な超人というわけではない。
- そんな彼らの辿ってきた歴史・人類史などは、世界観や設定の上で殆ど語られていない。
人類(ハンター)は今の技術や知識を最初から持っていた訳でもないし、
化石が出土するのだからモンスターは太古の時代から存在していたはずだが、
となるとハンターが出現する以前の人類はどうやってモンスターの脅威を回避してきたのだろうか。
これについては、いわゆる亜人類である竜人族の存在や、比較的古い伝承を伝える各地の村、
資料面ではハンター大全やオフィシャルクロニクルにおける
「モンスターやハンターの活動領域は、都市部の人間が実感をもてないほど遠い辺境」
「ハンター以外の人間がモンスターに出会うことはあまりなく、古龍に至ってはほぼ皆無」
という情報が手がかりになり得る。- あくまで自然の野生動物であるモンスター達は、
基本的に人類の根絶やしを目的に襲ってくるわけではない*7。
これは縄張りを犯したり敵意を向けたりしなければ直接的な被害はないということでもあり、
ハンター稼業成立以前の人類は、モンスターによる害を台風のような自然災害と同じく
「対抗することができずとも耐え忍んだり避けたりしていた」のかもしれない。*8 - あるいは古くから自然と共存していた竜人族が、基礎的な対抗手段を生み出し伝えていたのかもしれない。
実際、ハンター稼業の始まりとなったのは竜人族の若者による飛竜モノブロスの討伐とされている。 - 歴史的な動きまで絡めれば、人類はモンスターの居ない地域である程度の進化と発展を遂げ、
版図の拡大を始め、都市部からそれまで踏み込んでいなかった領域に進出した際に、
いわゆるモンスターとの遭遇が発生したのかもしれない。
そこで竜人族の竜討伐を参考に、版図拡大の最前線で働き、自然の恵みを供給する
「ハンター」という新職業が生まれた…と捉える事もできる。
- あくまで自然の野生動物であるモンスター達は、
- そうして自然の脅威たるモンスターとの共存を模索していた何百~何千年、あるいはもっと長い*9期間
というのが、ゲームで描かれている「荒々しく眩しかった」年代なのだとも考えられる。
その経緯と結末がどうあれ、これは現実世界の人類種が世界中に伝播していく過程で起きた、
自然との戦いと共存の歴史とそうは変わらないものだと言える。
モンスター 
- 大自然の中を闊歩し、人間を圧倒する程の大きさを持つ生物たち。
人間の生活や命を脅かす自然の脅威であると同時に、人間が繁栄していく上で必要不可欠な自然の恵み。
危険性は高いものの、決して駆逐して良い存在ではない。彼等も欠けてはならない自然の担い手である。
- モンスター(怪物)とはいうものの、魔物や神獣などといった超常的な存在ではなく、
あくまでも自然界に生きる生物の一種である。
どれほど強大であろうとも真っ当な生物種のうちの一つと見做されることが常であり、
たとえ発見時点では謎に包まれた存在とされていても、調査や持ち帰られた素材などから
時が経つにつれて詳細な生態も明らかになっていくことが多い。- 小型の魚竜とされるハレツアロワナが、モンスターではなく魚と同じように扱われている例や、
逆に、普通ならただの虫として扱われる雷光虫が、大型化して危険になるとモンスターとして扱われる例などを見るに、
モンスターと後述するモンスター以外の生物は、種族的に差別化されているわけではないらしい。
早い話、ハンターの狩猟対象となる生物は、何であれモンスターとして扱われるのだろう。 - 生物として規格外の存在とされる古龍種に限っては、
世界観上で「神話や伝承に登場するような、神に近い存在*10」とされており、
彼方の認識としては現実世界における「神獣」や「架空の生物」に近い。
他の生物種とはあらゆる意味で一線を画する存在であるがゆえに調査は殆ど進展しておらず、
「生物」というよりは「大自然の権化」の如く扱われることが殆どである。
ただし「体の老廃物を撒き散らして粉塵爆破」「電気で皮膚が透明化する」など、
引き起こす現象の一部について現実的なメカニズムが明かされた古龍も存在してはいる。
- 小型の魚竜とされるハレツアロワナが、モンスターではなく魚と同じように扱われている例や、
- ハンターであっても狩猟の依頼が出ていないモンスターを大量に狩る事は禁止されており、
場合によってはギルドが特定のモンスターの狩猟を禁ずる事もある。
素材集めなどの理由で狩り場に出かけ、そこでモンスターを討伐した場合、
「どこで」「どんなモンスターを」「何頭」討伐したかをギルドに報告する事が義務付けられている。
ゲーム中でも討伐数は、ランゴスタのようなモンスターやハンターの攻撃の巻き添えになりやすいものから
ラオシャンロンのような超大型までしっかり記録されている。
- 自分で狩ったモンスターからは素材を剥ぎ取るのがモンスターに対する礼儀であり、
同時に自力で狩った、クエストを達成したという証拠になる。
ただしその死骸から丸ごと全部素材を剥ぎ取るのは御法度。自然に還る分は残さなくてはならない。
中には狩猟したモンスターに黙祷を捧げたり、
初めて討伐したモンスターの素材をお守り代わりに持ち歩いたりするハンターもいる。
- 前述の通りMHWorldでは魔法を扱う「魔獣」が現れたが、
コラボの一環であり、MH世界に根付いた生物ではない。
モンスター以外の生物 
- 当然ながらMH世界には、ハンターの狩猟対象となるモンスター以外にも、多種多様な生物が存在する。
代表的なのものはアイテムとして手に入る虫や魚などであるが、
ここでは主に現実の生物またはそれに近いものや、ゲーム中で姿を確認することが出来るものについて触れていく。
- ゲーム中のテキストには、現実世界の生物の名前が記されている場合がある。
その存在ゆえに、登場しないだけで現実世界の生物も存在するのでは無いかと噂される。
最もわかりやすいのはゲーム中でもネコだネコだと言われるアイルー族。
「ネコに似ている」などという文章は猫が存在する(もしくはした)のでなければ書かれようがない。
- 固有の名称や当たり判定すらも持たないもののゲーム内に登場する生物は多岐に渡り、
場所も各作品の目玉となるフィールドや緑や水源が豊かなフィールドに集中する傾向がある。- 無印の頃より、名も無き鳥が各地フィールドの上空を飛び回り、
この他にもジャングル(後の旧密林)では当たり判定も採取の判定も存在しない
蛇やザリガニ、蝶と思われる生物が配置されている。
- MH2のOPや街襲撃ムービーでは、古龍観測気球と古龍観測所は、伝書鳥*11で
情報をやり取りしている姿が見られる。- 後のMH4でも、我らの団団長が連れている鳥が同様に伝書鳥として働くことが判っている。
村最終クエストをクリア後に団長から貰える勲章が「鷹翼の紋章」であるため、
この鳥は鷹である可能性が高い。
- 後のMH4でも、我らの団団長が連れている鳥が同様に伝書鳥として働くことが判っている。
- ポッケ村のマイハウスには鳥と思しき生物が部屋に入ってきたり、
旧密林では右上のエリアで地面を這いずる蛇と思しき生物を確認できたりする。
旧密林には他にザリガニと思われる生物もいる。
ハンターが近づいたり攻撃したりすると素早く後ずさりして逃げる。
それらにはすべて当たり判定がない。
ある採取クエストの受注書には依頼主が犬を飼っている事が明記されている。
また無印のOPには亀と思われる生物が登場する。
また、生態樹形図には馬やラクダが調査中の生物として書き込まれている。
- MH3では過去から存在する名も無き鳥だけではなく、カモメによく似た鳥が低空飛行をしたり、
様々な速度で移動をする魚群が見られたりと、既存の生物の系譜に新たなバリエーションが出てきている。
- MHP3の渓流にはBC出てすぐのエリア1に亀や蟹、蛙と思しき生物がおり、
木陰から飛び出してくる一匹の蛙を除いてハンターに反応することはない。
また、エリア5には当たり判定の無いカタツムリをはじめ多数の生物が確認される等、
渓流には他にも様々な生き物がいるので、暇な時に探してみるのも面白いかもしれない。
ユクモ村の自宅にも、青い鳥が入ってくることがある。
- MH3Gのオープニングにて、チャチャのすぐ隣にヤドカリがいる。
クエスト依頼文ではガノトトスを「巨大なトビウオみたいな魚竜」と表現している。
- MH4(G)では、原生林エリア1の上空や背景にフラミンゴと思しき鳥たちが登場する。
また、シナト村にいるマカ錬金屋さんの頭上には巨大なカエルが乗っている。
会話中に時々カエルの鳴き声らしき音が聞こえてくる事や、
たまに餌(の様なもの)をあげているので、生きていると思われる。
また今作で復活した夜の旧砂漠では、当たり判定のないフンコロガシが確認されている。
- MH4(G)のとあるイベントクエストの受注書には、断言はできないものの、
馬がこの世界に存在しているということを示唆する依頼文が書かれている。
- MHXでは古代林にはサンショウウオや巨大なトンボと思わしき生物、正体不明の謎の生物が確認できる。
- 無印の頃より、名も無き鳥が各地フィールドの上空を飛び回り、
- 名も無き鳥以外の常連枠に「カブトムシ」がいる。
- チャナガブルやテツカブラの口内にはカブトムシがおり、討伐時のカメラ操作次第で見れる。
さらに渓流のエリア5や原生林のエリア10アイルーの巣の奥、ネコミミのようなフォルムのキノコの上の木にも
カブトムシが止まっていてこちらは簡単に確認できる。
インタビューによればWiiのMH3からモーションを担当している谷口直弘氏が
カブトムシ好きで毎回仕込んでいるらしい。 - 言うまでもないが、これは単なるプログラマーの遊び心による隠し要素であり、
世界観的にもモンスターの口内に虫が潜んでいるというわけではない。
- チャナガブルやテツカブラの口内にはカブトムシがおり、討伐時のカメラ操作次第で見れる。
- MHWorldでは、フィールド内で見られるモンスター以外の生物は『環境生物』と呼ばれ、
捕獲用ネットを使うことで捕まえることが可能となっている。*12
この仕様の関係か、嘗て無い程多くの生物達がフィールド内で見られらようになった上、
背景扱いだった従来のシリーズに比べて生物達の行動がより生物らしくなり、
中には小型モンスターかと思う程リアルな動きを見せるものもいる。- 具体的に言うと、フィールドによって様々な鳥(小型飛竜などではなく正真正銘の鳥)が近くを飛んでいたり、
小動物や虫などが地面で活動していたりする。
これらの生物全てが捕獲対象となっているらしく、
フィールドの時間帯によって見られる生物の種類も変わってくる。
- 具体的に言うと、フィールドによって様々な鳥(小型飛竜などではなく正真正銘の鳥)が近くを飛んでいたり、
- MHR:Sでは、狩猟対象ではない小型生物「
噛生虫 キュリア」が物語やゲーム要素に大きく関わってくる。
キュリアは多くのモンスターに寄生し精気を奪う危険生物であり、
現段階でモンスターと扱われてはいないものの、それに近い存在であると作中で明言されている。
地理 
- バルバレギルドの集会所に地球儀が存在することから、
少なくともこの世界は球形をしているということが明らかにされているようである。
残念ながら詳しい地形はあまりに不鮮明すぎてよくわからず、何がどこに存在するかも掴めない。
いくつかの資料では、大陸間の位置関係を確認することができる。
- ハンターの狩猟の舞台となる地域は、街や村から離れた辺境地域が多い。
必ずしも未開の地域とは限らず、独自の文化を持つ人々が生活している場合もある。
調査が進み、その地域の生態系や危険性などが概ね把握されて、初めてその地での狩猟が公に解禁される。
今尚、世界中に辺境と呼ばれる地域は存在しており、
調査が進めば今後もまだ見ぬフィールドでの狩猟が解禁されていくことだろう。- MHWorldでは、まさにこの辺境である新大陸が舞台となる。
この新大陸では全く新しい生態系が形成されており、
それに対応すべく現地のハンターや調査団たちの装備も大きな進化を遂げている。
- MHWorldでは、まさにこの辺境である新大陸が舞台となる。
- 一方、街や村がモンスターの襲撃による被害に脅かされ、
地域の防衛のためにハンターが招集される場合もある。
それぞれの地区は近隣ギルドの管轄に置かれ、辺境の村には専属のハンターが派遣されることもある。
また、モンスターの襲撃に対抗して、国やギルドが主導する防衛隊も存在するようだ。
クエスト 
- ハンター達に対する様々な依頼。原則としてハンターズギルドを通して持ち込まれる。
- 素材の収集や依頼人の護衛、行方不明者の捜索など多岐に及ぶが、
その多くは何らかのモンスターが絡んでおり、その脅威を退ける必要がある。
ただし、狩猟を制限されているモンスターの討伐依頼は非常事態を除いて原則禁止とされ、
そのような依頼はハンターズギルドが断る場合もある。
- 1回のクエストでは狩猟に失敗できる(ゲームで言う、力尽きても大丈夫な)回数が規定されており、
その回数だけ大きな失敗を犯したパーティは撤退するように義務付けられている。
また時間も制限されており、規定時間内に依頼を達成できなくても強制的に撤退させられる。
これは度重なる失敗や長時間に渡る狩猟で焦り、
思考能力や判断力が低下して無茶や致命的なミスをしないようにするためである。
- 因みにほとんどの場合、狩り場までは数日かけて移動する。
このため狩猟より移動の方が時間が掛かるケースも多く、
1年で狩りに出向く回数はプレイヤーが考えている程多くはない。
- また、MH世界での「クエストリタイア」はゲームのそれとは違い、
「そのクエストの成功を諦めて帰還する=失敗」と見なされる行為である。
武器 
- ゲーム中のハンターは、プレイヤーとシステムの力によって様々な武器系統を使いこなす事も多いが、
MH世界のハンターは、1種類の武器に徹底的に特化し(プレイヤーが言う○○使い)、
それ以外の武器は素人程度の知識はあれど自由に扱う事は出来ないのが普通。
多くても2、3種類の武器種を使えるのがせいぜいである。
自分に足りない部分は、仲間の力と連携でカバーする(してもらう)というのが常識。
また、専門に扱っている武器も、プレイヤーのように何種類も持っているというハンターは少ない。
- ハンティング用の武器を人に向けるのは御法度。
たとえ幾百の兵士に取り囲まれ、不当な理屈でハンターズギルドを占拠されようとも、ハンターは武器を抜いてはならない。
そもそも人に振るうには大きすぎて無駄が多いものがほとんどな事もあり、
強い武器を規制する為というよりは、狩猟道具で人を傷つけるような心を持つなということだろう。
ただし、数ある武器の中には特殊な用途として対人戦を意図した設計が疑われるものや、
特殊効果を期待して人をひっぱたく用途が公言されたものも存在する。- ゲーム中に気絶した仲間を武器で殴り起こしたり、
咆哮に耳を塞いで動けない仲間を吹っ飛ばしてもギルドから公的に罰せられたりはしない。
ゲームだからノーダメージという特殊性をさっぴくとしても、
これは人を傷つけるためではなく緊急事態の救出手段だからであって、
度が過ぎれば信用をなくしパーティーを組んでもらえなくなるなどの制裁は受けることになるだろう。
熟練したハンターなら、的確に攻撃を当てることで、相手を傷つけることなくまとわりついた雪玉を割る程度の技量は持つようだ。- ノベル版では、よくトゥークが気絶した仲間を蹴り飛ばして起こしている。
ククルナ曰く「トゥーク流のやり方」だそうで、一般的ではないにしろ、
ちゃんと「人に狩猟用武器を振るわない」というルールも守っているし、仲間内では納得ずくでやっているのだろう
- ノベル版では、よくトゥークが気絶した仲間を蹴り飛ばして起こしている。
- MHR:Sにて盟勇システムが導入され、NPCのハンターとクエストに同行する事が出来るようになった。
この際、彼らに僅かでもダメージを与えると正気を疑われたりするが、
いずれも本気で怒られるような事はなく、信頼関係の下大目に見てもらっている様な対応である。
信頼関係の行き過ぎたケースも見られるが……
逆にプレイヤーが麻痺や睡眠等の行動不能に陥る状態異常にかかると、
小タル爆弾を投げつけて起こそうとしてくれる場合もある。
ハンターを何メートルも吹き飛ばす爆発物を投げつけるのは如何なものかとも思うが、
これも緊急事態における救出であり、モンスターの餌食になるよりはマシ、という判断なのかもしれない。
「武器を向けず」にアイテムで爆破したから大丈夫!とか言いそうな者も何人かいるが…
- ゲーム中に気絶した仲間を武器で殴り起こしたり、
防具 
- 武器同様、防具は貴重な鉱石や虫、
そして強力なモンスターからしか得られない素材から作られている事が多い。
つまりそれ等で作られた装備を身に纏う事は、
「自分はこれだけの素材を得られる実力がある」という周囲に対するアピールとなる。
まさに実用性とファッションを兼ね備えた、ハンターにとっての正装とも言える。
- 基本的に同種の防具一式、いわゆるフル装備での運用を前提に作られており、
作中に登場するハンターの殆どは何らかの防具シリーズを一式揃えて着こなしている。
素材の都合などから、駆け出しのハンターなどは不完全な防具に甘んじる者も少なくないようではあるが、
懐事情の悪いルーキー等を除くとピアス以外の混合装備は滅多に見られない。
- また、防具には自身の武器の重みや、攻撃による反動や衝撃から関節を守る役割もある。
まれに防具を一部装備しないハンターも存在するが、
この場合はPTの役割上不要・もしくはマイナス面(視野が狭くなる、素早く動けない等)がある場合が多い。
露出の多い防具の場合、露出している部分の防御力は(基本的には)0であり、
そのような防具を装備する場合、攻撃を受けそうになった場合は
急所から外れるように体をずらす、手や足の防具を使って捌くなどの
防御行動が咄嗟に出来る判断力と行動力が必要になる。- もっとも、ゲーム内では「防具を装備しない」事のメリットはシステム的に存在しない。
強いて言うならば一部の防具装備禁止のクエストが該当する程度であろうか。
- もっとも、ゲーム内では「防具を装備しない」事のメリットはシステム的に存在しない。
- 武器に関しても言える事だが、自分が考える最良の装備または自分にとって特別な意味を持つ装備で
モンスターに挑むのが一番とされる。
これは自分や仲間の生存率を上げる意味もあるが、
何より対峙するモンスターに対する礼儀としての意味が込められている。
- 防具に秘められている、ハンター自身や武器の潜在能力を上下させる副次的な効果を「スキル」と呼ぶ。
例えば他の防具と比べて分厚く頑丈な素材を使っている防具なら通常以上に防御力が上がる、
動きやすさを重視した防具ならモンスターの攻撃を避けやすくなるといった具合である。
ただし重量がありすぎてスタミナの消耗が大きくなるなど、
必ずしも有用な効果だけが発動するわけではない。
武具にスロットが存在する場合、その潜在能力の基礎となる力を更に上下させる装飾品をセットする事で、
新たにスキルを解放、あるいは封印する事ができる。
- とはいえ、ゲームで見られるほどの具体的なスキル効果をハンター達が実感しているわけではない。
基本的には防御力が最重視され、防御力が高い防具=優秀な防具という認識が強い。
これは「狩り場からの生還」という最低限の目的だけは確実に果たせるようにするためである。
ただしモンスターの攻撃によってはその防御力すら貫通してしまうため、可能な限り避ける事が鉄則。
そのため、防御力やスキルに加え、ゲームでは反映されない動きやすさや重さ等も重要な要素である。
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