台詞/…そう言ってアイツは戻ってこなかった

Last-modified: 2018-09-06 (木) 18:38:35

概要

 主にクァール枢機卿が何か成し遂げようとせしめた時に、取って付けたように発せられる謎のナレーション。

 

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メタ的な解説

 「ー!」「…!」等、文末の感嘆符が翻訳されたもののようだ。数多くのナレーションじみた台詞のひとつだが、この台詞の多くはナレーションの別ボイスではなく、クァール枢機卿自身のセリフに付加される形で処理されている。つまり、セフィロス等への言及と同様、現に誰かのことを思い出しながら口にしている言葉らしい。特にそれ以上は説明されないことが、逆にクァール枢機卿の背負う数多くのエピソード、その凄絶な過去を様々に想像させるものとなっている。という効果もないでもないが、グルガン族故郷を滅ぼした男同様、なぜかクァール枢機卿だけこのような自己説明が盛られすぎなのでスルーされがちである。

その後・・・

 文章の最後に唐突に挿入され主にギャグ調で使われてきたセルフナレーションであるが、十章③ではミ=ラーイン暗黒卿過去のクァールを引き裂いた、過去に起こった悲劇を暗示させるという衝撃の使われ方をした。
 ランダムで挟まれるノムリッシュ接語を活用した妙訳と言えるだろう。

関連用語

私は…彼女のようになりたかった……