キャラクター解説
魔王様と同じく1998年に発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で初登場したキャラクター。 シーカー族の末裔を自称する謎の青年で要所要所でリンクを助けてくれる。ゼル伝・スマブラプレイヤーにはとっくに知られているとは思うが、正体は…
魔法で変身したゼルダ。ゼルダの伝説本編では性別についての回答がないため、単にゼルダが男装しているのだから女性だろうという意見や、魔法で完全に青年として変身しているから男性だという意見でしばしば論争となる。スマブラではしずえの勝ち上がり乱闘(女性ファイターのみ登場)に選出されていることから女性扱いのようだ。
ファイター性能
『DX』からとんでもないネタバレをしつつ参戦*1。シークは時のオカリナ以外に本編には全く登場していないが*2、スマブラでは登場以来皆勤賞。衣装も没案や新作のシーカー族の衣装を借りる形で何度か変更されている。『for』からは独立したファイターとなった。スマブラ屈指の高速ファイターでトップクラスの機動力、立ち回りで振りやすい技、飛び道具による対面性能や復帰力の高さから立ち回りでは最強と称される事もあり、対戦環境ではゼルダ勢で一番存在感のあるファイター。
今作でも立ち回りの強さとアプデでの強化、ゲーム性の煮詰まりなどから使い手にも恵まれ、オフラインではメキメキと結果を残し最強格として君臨しているが、一方でオンラインでは遅延の関係でどうしても精密な立ち回りが難しく、相打ち上等の重量級や飛び道具キャラに壊されることが多々あり、あまり使用感はよくない。オンとオフで如実に評価が変わるキャラである。
長所
- ジャンプ・加速度・歩き・落下速度などあらゆる機動力が非常に高い。技性能もあって差し込み性能が極めて優秀。
- しゃがみやダッシュの姿勢が低く、攻撃を避けられる事も。
- 全体的に技の発生が速く、後隙・着地隙が少ない物が多い。技の回転率はピカイチ。
- 空中攻撃は回転が良いコンボ系と持続に優れるものなどバランスが良く、使い勝手が良い。
- 台ありステージでは空上落としで台上に乗せて上スマを当てる早期撃墜コンボができる。
- ジャンプの高く上Bの復帰距離も長い。ワープ技で復帰阻止されにくい他、移動時の爆風も撃墜に使える。
- 空中技を活かした運び性能が高く、終始ワンタッチで数十%稼いだ上崖外に追い出すことができる。
- NB・横B・下強・空Nをいかした崖狩り性能と復帰阻止が強い。
- 下B跳魚はゼロスーツサムスの下Bと同じく汎用性に優れた技。差し込み、逃げ、撃墜、復帰等何でも出来る。
- NB仕込針は相殺されない・視認が難しい・弾速も速い・溜めで数も増える・ジャンプ仕込針から上スマ・跳魚のバースト始動もできると非常に強力な飛び道具。
短所
- 体重が非常に軽い為、吹っ飛ばされやすい。低い姿勢や便利な移動技、速い落下速度、復帰性能など総合的な防御力は高めだが、やはり事故には弱い。
- 一発一発の火力はかなり低めでコンボをしないと真価を発揮出来ない。単発技で殴り合うのは全キャラ中トップクラスに向かない。
- 判定の強い技がかなり限られる他、リーチの長い技も少ない。
- バースト技はどれもこれも貧弱な上、NBを特殊な打ち方をしつつ撃墜技を当てるなど一工夫必要なものばかり。ガノンのような直接撃墜がとにかく難しい。
- 立ち回り・コンボ・操作のどれもがシビアでオンライン適性はかなり低い。
- 投げ技のふっ飛ばし性能が著しく低くサドンデスでようやく上投げバーストできる程度。また単発威力の低さからガード待ちする相手に掛けられるプレッシャーが小さい。ガードで撃墜拒否されると苦しい。
- 横Bの硬直が1秒近くと長めで、崖外で暴発すると悲惨なことになる。上Bのスティック入力で化けやすい。(特にプロコン勢)
炎獄握受け身失敗から確定する技
- 弱 下強 横強
各種技の用途&対策解説
- 弱
小太刀→逆小太刀→連突→連突終
発生:2F
ダメージはしょぼく、1on1でも10%前後。しかし展開維持には使える。
対シークに限らず近距離で怪しいと思ったら距離を取ろう。
と、スピードキャラにありがちな低火力の高速弱だが…なんと高%では弱2からコンボ始動技である下強が繋がる。
要はリュウケンテリーのような弱のように喰らうともれなく撃墜技が飛んでくる。
必殺技キャンセルもなく、ドクマリのように上B連打で簡単に繋がるわけではないので練習する必要はあるが、あの機動力で2Fの撃墜始動技を持っているのは脅威に他ならない。
- DA
疾風
発生:5F
差し込み・差し返し性能全振りのDAで、シーク相手に少しでも隙を見せると狩られるので慎重に動きたい。
しかしガードすると20F以上の隙を晒すので魔王様でも反撃可能。
OPやほかほか補正にもよるが、220%を超えた辺りでは流石にこれで撃墜されてしまう。
- 横強
円弧
発生:5F
序盤では連続で当て、高%では空上がかなり安定して繋がるので終始高リターンで回転率も良い。
オンラインで判断するのは難しいが、Cステがスマッシュではなく、強攻撃にしている相手の場合滑り横強などで多用してくることも。
- 上強
真弓
発生:5F-23F
CFとは違いメテオは無いが、崖上がりに置かれていると複数択を潰されてしまう。
- 下強
旋風
発生:5F
判定が二つに分かれており、根本ではナナメに飛ぶので空前や空後、先端では真上に飛んで上スマが確定して死といった感じでリスクの低い撃墜技と思っていい。
下強→2段ジャンプ空上で150%もあれば撃墜。
先端はガノンの崖掴まり状態の無敵切れに当てられてしまうこともあり、これに当たるともちろん大変なことになる。
これを崖上で振ってくるようなら後述する空Nに引っかからないように急いで上がろう。
- 横スマ
双蛇
発生:12F
2段攻撃なので実質持続は長く、後隙も短め。他のスマッシュに比べてリスクは小さく反撃しづらい。
一応こちらの崖上がりや着地にパナしてくることがあるので注意。
- 上スマ
割符
発生:11F
撃墜力はリドリーやガオガエンの上スマ以上でガノンでも110%付近で撃墜可能、攻撃時間中頭両腕が無敵で判定が強い。立ち回り強者の割にこの威力の上スマは破格と言えるだろう。
しかし、持続はたった1Fしかなく、狭い頭上を当てる必要あり。難易度は結構高い。
NBや下強、空下などで浮かしてこれでフィニッシュを狙うのが主流。この技単体で使用する状況は、上り攻撃への反撃や着地狩りだろう。
シークにガーキャン空Nやジャンプ上がりをする際は注意すること。
振り下ろし部分は終点中央でも撃墜に160%ほど必要であり、危険度は低い。
- 下スマ
大車輪
発生:8F
撃墜力は横スマと同等だが発生が4Fも早い。アップデートの恩恵はそこそこ大きいだろう。
後隙はとても長い。
- 空N
落葉
発生:3F-30F
暴れにガーキャンに撃墜コンボに押し付けにと、この手の技らしく圧倒的な使い勝手を誇る。
しかし、判定に関しては他キャラより明確に劣る。足先に攻撃判定が無い所為で喰らい判定の方が前に出てしまう始末。
当然ガノンの技を置いておけば判定勝ち・もしくは相打ちに持っていけるだろう。
ガノンの復帰力では遠くに飛ばされるとこれの持続に当たるだけで復帰不可なんてことも日常茶飯事。下ルートから帰るべきか。
しかし、下方向への判定も大したことが無いお陰か、シーク空N持続とガノンの上Bがかち合うとガノンがシークを掴んで追い出す事も出来てしまう。
脚が降りてくる前に早出しして喰らわないようにしたい。
- 空前
鉈
発生:5F
発生は早く着地隙は5Fという全キャラ中最強の数値で攻撃範囲も上下にある。
ダメージに関してはこちらの弱の1/3、空前に至っては1/4未満という有様だが、この技単体で何回でも繋がる上に、上りでヒットさせて急降下を駆使すればコンボルートが無数にあるのでそこまで大きな問題にはならない。
一発当ててから25%は平気で稼がれる上に、ガノンでは運びコンボ崖外に追い出されて復帰阻止もしくは展開維持に持って行かれてしまう。
コンボカウンターは回らないが、回避前に当たってしまうのでsj空前急降下のループで一気に崖外まで追い出される。(しかも上り空前でもコンボが繋がる)
ガーキャンでも魔王様の身長が高いので残念ながら余裕で当たる。低%でガードしているシークはこれを狙っている可能性がある。
魔王様は崖外がかなり弱い上に、シークはNBから簡単に復帰阻止ができるので遅延の無いオフラインでは非常に脅威となる技。
流石に判定は弱いのでガノンの置き技なら簡単に潰せるが、それと同時に差し返しのチャンスを与えてしまうなんとも悩ましい技。
- 空後
飛燕
発生:4-6F
が、マリオのものよりもさらに撃墜力が低く、ガノンに対しては超高%か中%での復帰阻止でないと脅威になりづらい。
多く使われる場面は、コンボの〆で崖に追い出す時やガケメテオ狙い。
発生が全キャラ最速なのを除くと使い勝手は普通の空後と言えなくもない。
ガケ際で前投げからの反転空後は130%ほどで飛ばせる。
- 空上
錐
発生:4F
持続・後隙・コンボ性能の面で優秀で、最終段を当てない事でコンボを継続する事ができる。(空上落とし)
70%付近で横強→空上3セット→空後のようにダメージ稼ぎをしつつ崖に追い出したり、台有りステージでは台降り空上→上スマの撃墜コンボまで可能。
ポテンシャルを発揮するにはかなりの練度が必要な上、オンラインではラグの影響もうけるので一筋縄ではいかないが、強力。
高%では下強からのコンボで撃墜できる。
- 空下
百舌改
発生:15F
急降下系の技の中ではかなりスピードが速い。
下強同様、これまたガノンの崖掴まりにもヒットし40%くらいから死が確定。
ただ、崖端に背を向けて行わないとシークも落ちてしまう。食らったとしてもステージ側にベク変しつつ受身を取れば死ぬことはないだろう。
- 掴み
発生:6F ダッシュ掴み9F、ふりむき掴み11F
最速組。
- 前投げ
肩打
発生:22F
ほぼ斜め上に打ち上げる下投げに比べてこちらは斜め前。
恐らく最も使われるであろう投げ技。
- 後ろ投げ
踵打
発生:17F
それでいてダメージも変わらない。ほぼ忘れて良いだろう。
- 上投げ
倒立打
発生:21F
サドンデスでの撃墜技。
- 下投げ
断頭打
発生:31F
前投げよりかは空上で追撃しやすい位置に吹き飛ばす。
- 通常必殺技
仕込針
発生:11F
- 横必殺技
炸裂丸
発生:12F 爆発:50F
- 上必殺技
受身
発生:36F
- 下必殺技
跳魚
発生:17F
シーク側のテクニック [#]
歩き・走りでガケから飛び降りる瞬間に上Bをすると、
爆発前のSEが消えてシークが真横に移動(移動量は崖から飛び降りる瞬間の速さに依存)する。
しりもち落下になる上Bで崖外に出るため、シークが爆発して消えたらガケに戻るようにする。
無敵をつけながら強いふっとばしを与える攻撃を出せるため横からの復帰を咎められるかもしれない。
空上落とし
ジャンプからほんの少しディレイをかけて空上を出し、急降下をするとオートリンクベクトルによって
相手を引きずり落ろすことができる。
下投げ→空上落とし→下投げ・・・ 横強→空上落とし→横強・・・
高%で 下強先端→空上落とし→下スマ ←決まるとカッコいい
レインドロップ
台と空上落としを使った魅せ撃墜コンボ
高%の相手を横強で台の上にカチ上げた後大ジャンプ空上落としで台の上へ
そして台を降りながら空下(急降下をしない)からの上スマ
横強→大ジャンプ→空上落とし→(台に着地)→台降り空上→上スマ
終点くぐり
ガケ離し→下B→空中ジャンプ→上B
ガノン側立ち回り [#]
何から何まであらゆる機動力が大幅に劣っているため、こちらから仕掛けることはほぼほぼ不可能。
わかりやすいDAや下Bなどは格好の的で、余裕で差し返されて空前運送が始まるのがオチである。
じゃあ待っていればいいのかと言えば針でチクチクやられるため、待っていても何も始まらない。
よって、立ち回りはジッと我慢しつつ、中距離を維持して相手の甘い差し込みにマジレスするぐらいしかやれることがない。
その場回避を置いてD掴みを咎めたり、上り空前をガードしてDAで差し返したり、見てから反応されない位置での横B奇襲など。
そもそものやれることの差が大きすぎるため、ある程度食らっても受け入れる。何なら撃墜されなければ全て安いと開き直るのが大事。
以下のような撃墜につながる行動だけは避けるように動く。長生きして壊すしか勝ち目はない。
・崖外ではさっさと下にもぐって上Bを出す。
・崖のその場上がりはジャンプ針から下Bにつながるので危険。
・復帰阻止は上Bの爆風で事故らされる危険があるため慎重に。
・相手の崖つかまりも崖離しジャンプ針から上スマがあるため、あまり崖付近で突っ立たない。
・台ありステージはなるべく選ばない。空上落としから上スマがある。