Alabama

サウスダコタ級戦艦4番艦　アラバマ

写真でもわかるくらいコンパクトな戦艦である。(ほぼ高雄やチャパ蔵とサイズが変わらない)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

サウスダコタ級戦艦のひとつ。強力な対空防御性能と先進的な警戒システムを誇った。主装甲帯や堅牢な水平防御などの実用的な装甲レイアウトを有していた。

解説

同型艦のマサチューセッツもいるが、性能は全くの別物であると覚えた方がいい。

・主砲
ティア値としては平均的な口径である406mm砲を3連装砲塔に収めて3基9門搭載。砲の配置や構成はツリー艦のノースカロライナと同様。しかし本艦の主砲は砲弾が縦に広がり易い傾向があり、素の状態だと敵が艦を横にしていても立てていても周囲に散り易い。このため艦艇スキルの「精密照準Ⅱ」を使用してここぞというタイミングで命中弾を多数叩き込むというスタイル。一見するとノスカロ搭載砲よりも遠い間合いでも戦えそうだが、実は本艦の主砲は素の射程が誤差レベルでノスカロ搭載砲よりも短く、スキルを使用した際に採れる戦術の幅はそんなに広くはない。とはいえ姉妹艦と比較した場合は素の精度および艦艇スキルのLVの差が顕著であり、総じて本艦の主砲性能の方が優秀と言える。

・副砲
127mm砲を連装砲塔に収めて片舷辺り5基10門搭載。砲配置は艦橋脇にジグザグ配置となっており、砲の諸元や砲弾の性能はノスカロ搭載副砲と同一。射程が短いので基本的にお飾りな上に、主砲同様に耐久力が低いようで非常時に使おうと思ったら殆ど壊れてしまって使えない…という事もあるのであまり頼りにしない方が良い(姉妹艦のマサチューセッツ副砲は自動副砲なので壊れないのとは対照的。)。

・対空
ノースカロライナをも超える対空値を持つ。マサチューセッツには劣るが、両艦とも高い部類であり自衛用には充分。船体の短さと火災浸水耐性の高さ故、空母に対してはそれなりに耐えることができる。

・装甲
装甲防御は15%と同格平均値。また舷側装甲や甲板装甲も平均値をクリアしては居るが特筆すべきものは無い。このため砲戦に対する耐久力はそれなりの水準に達するものの、やや物足りない。また火災浸水耐性についてはノスカロをやや上回るものの十分とは言い難く米空やHEスパマー艦は容赦なくこちらを燃やしてくる。特筆すべきは高い対水雷防御であるが…最近は27%を超える組が普通に居るので相対的に観て強みとは言えなくなってしまった。いずれにせよ砲弾も魚雷も回避する事が望ましい。

・機動性
素の最高速度は26ノット台とそこそこの速度を出せる。しかし装備重量が重いのか、加速はノスカロに比べて鈍く最高速度に達するのに素で26秒強を要する。舵の効きは船体がコンパクトなためかそこそこ優秀で小回りが効きやすい。高速戦艦ほど素早くはないが、鈍足戦艦ほど鈍重ではないという独特の立ち位置を活かす為にはこの癖のある機動力を駆使して敵の攻撃を躱し続ける必要がある。

・生存性
素のHPは47000に満たず、同格内ではやや虚弱体質である。また装甲や耐性も平均以上ではあるものの、特筆すべきものは無い。艦首・艦尾が短いという特性から対砲弾耐性が高そうに見えるが、実は船幅がそれなりにあるので艦を立てていてもそこまで砲弾が交叉してくれるわけではない。とはいえ旋回半径が小さく艦首・艦尾を振り易いので敵の偏差を外し続ける機動を実現できれば異様なしぶとさを発揮する事も可能。また耐性についてはトップクラスでは無いものの高いレベルで纏まっており、総合的には優秀。しかし過信できる程ではないので念のため。

・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」「予備整備パック」を推奨。どれか一つを「追加対空弾」と差し替えるのも良いだろう。

・装備
　・兵装:「主砲改良Ⅲ」「主砲改良Ⅰ」「射撃管制室改良Ⅰ」
　・適性:「推力改良Ⅰ」「操舵装置改良Ⅰ」
　・防御:「操舵装置改良Ⅱ」「魚雷防御Ⅰ」

・エリート特性
　・ダメージコントロールセンター　火災浸水耐性+15%
　・新型砲撃照準器　主砲射程+4%
　・功績　EXPアップ+10%
※基本は「新型砲撃照準器」を推奨したい。課金迷彩(射程が伸びる効果あり)の購入予定も考慮した上で決めて欲しい。

・総論
　かつてはノスカロに匹敵する速度と低ティア鈍足戦艦並みの旋回性能を備え、その癖に装甲も耐性も平均以上という弱点の少なさからあらゆる戦場において腐りにくく重宝された本艦であったが、素の主砲精度の悪さや艦艇スキルの地味さから万人受けする艦艇ではなかった事、および後発の砲戦能力がより高い艦艇の登場により戦場で見かける事が少なくなってしまった。とはいえ現在においても素の主砲性能にさえ目を瞑れば扱い易い船体に高い耐性と対空、そして癖の強い弾速・弾道を活かせれば島裏張り付きにより数値以上の火力や防御力を発揮できる事から、1線級こそ退いたもののまだまだ現役と捉える事もできる。特に遠距離での砲精度に難を抱える独戦や防御が脆い日戦に対しては艦の特性的に優位を取りやすいので積極的に狙っていきたい。本艦は弱点の少ない高バランス型である以上、何か1点突破型の艦では無いので正直かなり乗り手を選ぶものの、こういった渋い艦が好みの艦長やテクニカルな練習艦が欲しい艦長にはピッタリの構成と言える。なお、かつては特別なオファーで定期的に安く買えるセールが開催されていたのでそういったセールを狙ってみるのも良いだろう。

戦闘名誉章

史実

小ネタ

スティーブ・セガール主演の沈黙シリーズの1つ「沈黙の戦艦」(放送年1992年)では既に博物艦となっていたアラバマが戦艦アイオワを役を演じた(この時はまだアイオワは予備役だったため、映画には使えなかった)。

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