Massachusetts

サウスダコタ級戦艦3番艦　マサチューセッツ

見た目から判断するとアラバマと全く同じである(厳密には中央の副砲の向きが異なってたり、対空砲が増設されていたりなどの微妙な違いがある。)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

サウスダコタ級戦艦。条約によって制限された設計でありながらも、兵装、速度、装甲のバランスに優れた艦艇であった。第二次世界大戦終結時までには、非常に強力な対空防御を備えていた。

解説

米国戦艦においては406mm砲を3連装3基で搭載する艦が複数存在する。その内訳は長射程を誇るツリー艦のノースカロライナとさらなる射程を誇るブラックノスカロ、そして近接戦闘を得意とする本艦、その中間の性能を誇るバランスの取れた同型艦のアラバマといった具合。なぜWGは似たような性能の船を次々と実装するのか…我々はその謎を解明すべくアマゾンの奥地へ向かった。

・主砲
406mm砲を3連装で3基9門搭載。砲配置および砲塔旋回速度、装填時間、砲弾の威力等は同郷のノースカロライナ・アラバマの持つ砲と共通である。しかし差別化の為か砲射程が異なっており、本艦の砲は他の2艦と比較してかなり短めになっている。射程13.28kmは同格ではウラジオストク、Odinに次いで短い。さらに残念なことに本艦のエリートは他のツリー米戦と異なり主砲射程を伸ばすことが出来ない。また、艦艇スキルの「精密照準装置Ⅰ」はアラバマのⅡより1ランク下のものとなって居る。残念ながら主砲に関してはアラバマに劣っている。

・副砲
同型艦と同様に5インチ(127mm)連装両用砲を艦橋脇に片舷5基10門搭載。例によってまずアラバマとの比較を行うと、アラバマは手動の副砲なのに、本艦は自動副砲となっている。自動副砲の利点は手動の副砲と異なり壊れない事にあり、元々モジュールの耐久性が低かったアラバマの副砲よりは耐久性的に頼りになるだろう。また本艦の副砲はアラバマの副砲よりも射程が微増している…が、肝心の砲の散布界がかなりのガバ砲であり射程ギリギリの駆逐には命中させるには、至難の業である。なんならばかスカ回避しまくる軽巡にも当てるのが難しい…（大抵本気で運用したいなら艦長スキルLV9の「近接戦専門家」を取得して副砲の散布界を絞める必要があったが最近のバフで強化が入り、以前よりは頼りになる様になった上に使い捨てとはいえ艦艇スキルの「副砲オーバーロードⅠ」も追加されたことでアラバマとの差別化が図られるようになった。ただし他国艦と比較してしまうと本艦の副砲は口径が一回り小さいうえに、斉射火力やDPMは平均以下に過ぎない。本艦よりも「舷側が固くて副砲が強い艦」に対して無策で挑むとあっさり返り討ちにされるので、相手をよく選んだうえで仕掛けるべきである。

・対空
素の対空値773はtier8戦艦の中で最も優れた値を誇る。エンタープライズや翔鶴などといった艦載機の耐久がペラペラな空母にとっては脅威であり、他の空母にとっても警戒すべき艦艇のひとつでもある。なお、tier8米戦は大口径対空砲のダメージや射程は一律で、小口径対空砲のダメージのみが異なるだけであり艦隊行動中の他艦に及ぼす影響に関してはさほど変わりはない。参考までに小口径対空砲のダメージは本艦(395)>アラバマ(297)>ノスカロ&ブラックノスカロ(288)といった具合で、本艦は自衛能力が他の艦よりも優れていると言える。装備などで更に上げられるが、あくまで自衛用であり対空特化はおすすめしない。

・装甲
装甲15%、防郭防御12.5%はノースカロライナと同じである(史実ではノースカロライナ級の防御力を増強したのがサウスダコタ級戦艦の筈なのだが)。火災浸水耐性25％と対水雷防御22.50％も数値の上では十分に高いが、ティア帯的に十分に信頼することはできないと心得たい。

・機動性
アラバマ、ノスカロと同じ26.4ktを発揮可能。最低限の足はある。転舵性能はアメリカ艦らしく良好。一応アラバマ>本艦>ノスカロの順に良い。WGも差別化を頑張っているのである。

・隠蔽性
普通。あまり重要ではないが、同格ではモナークやシャンパーニュのような良隠蔽組には先手を取られやすい。

・生存性
HPは47000台でありノースカロライナより若干劣る程度。船体が長く被弾面積が大きかったノースカロライナよりは船体が短くなっているので、砲戦における生存性は運が良ければ本艦が上回るかも知れない。また、火災浸水耐性や対水雷防御はさすがに米戦と言えるだけの値を誇っており、相当にしぶとく耐える事が可能。ただし、旋回性能はアラバマが上回っているので魚雷の回避能力はアラバマの方に軍配が上がる。対空値も高く敵航空機からはよほどのことがない限り狙らわれる可能性は低いので生存性は高めと言えるだろう。

・消耗品
定番の高級船員食糧、予防整備パック、改良型ディーゼルエンジンで良い。空母と分隊を組むなら追加対空弾もアリ。

・装備
・兵装　「射撃管制室改良Ⅰ」「主砲改良Ⅲ」「主砲改良Ⅰ」等が候補か。戦い方によって好みで選んで問題ないだろう。
・防御　こちらも好みによって選択して欲しい。
・適正　「隠蔽システム改良Ⅰ」以外であればどれでも良いだろう。

・エリート特性
・ダメージコントロールセンター　火災浸水耐性+15%
・水雷防御装置　魚雷防御+10%
・功績　EXPアップ+10%
※なぜか米戦なのに新型主砲照準器を積んでいない

・総論
ツリー艦のノースカロライナを標準とするならば、本艦は主砲の射程を落した代わりに近接戦闘火力(ただし米戦基準)と小口径対空砲を強化した艦と位置付ける事ができる。交戦距離がやや長めのtier8戦艦としては射程の短さは大きな問題となるが、本艦の場合は米戦専用装備の「射撃管制室改良Ⅰ」を選択すれば13.81kmになるので素のノスカロ(14km)にやや劣る程度までは延長できる(さらに課金迷彩を購入すれば14.36kmまで伸びる)。このため他国の似たような特性の艦と異なり、一方的に撃ちまくられるという事は無いだろう。しかし精度面に関してはノスカロに劣るように感じるし、第3砲塔の射角が良くないといった欠点もあるので購入する際には各人の戦い方や好みをよく考えた上で決定して欲しい。とはいえ、元々対空が強い米戦の中でも対空値が増強されて居たり、米戦にしては副砲が強化されている等変わった味付けがされているので、少し毛色の変わった艦が好みの艦長にはツボに嵌るだろう。

戦闘名誉章

史実

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