アイオワ級戦艦 アイオワ

効果︰HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲砲弾散布界-4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+50%、シルバーアップ+50%
[添付]
効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲砲弾散布界-4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+50%、シルバーアップ+50%
性能諸元
基本性能
※フル強化済み、装備・迷彩・エリート無し
Tier | 9 | ||
---|---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 51330 | |
抗堪性 | ・防郭防御15% ・火災浸水耐性30% ・装甲防御15% ・魚雷防御18% | ||
平均装甲厚 | ・艦首32mm ・艦尾32mm ・甲板110mm ・舷側320mm | ||
主砲射程 | 14.72km | ||
副砲射程 | 5.87km | ||
機動性 | 最大速力 | 31.26ノット[kt] | |
最大出力への到着時間 | 26.91秒 | ||
転舵速度 | 5.10度/秒 | ||
転舵所要時間 | 17.10秒 | ||
隠蔽性 | 12.54km |
・派生艦船
派生元 | North Carolina |
---|---|
派生先 | Montana |
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
406mm L/50 MK7, 3基×3門 | 22秒 | HE弾 1156(13%) AP弾 1935(250%) | 5度/秒 |
副兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | 最大ダメージ(火災率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
127mm L/38 MK12, 10基×2門 | 6秒 | HE弾 378(3%) | 16度/秒 |
対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 378 540 | 3.60km 1.80km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
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高速装填Ⅰ | 主砲装填速度+15% | 20秒間 | 75秒 | 3回 |
ゲーム内説明
アイオワは1942年に建造された戦艦。第二次世界大戦だけでなく朝鮮戦争においても活躍した。最先端の装填装置を備えた406mm L/50主砲を搭載していた上に、動力装置にも最新技術が使われ、航行速度が史上最も速い戦艦として君臨した。
解説
アメリカのTier9戦艦。前級からより速く、よりデカくなり相応に性能が向上している。高機動、高火力、高対空、長射程。Tier9で最もバランスの取れたツリー戦艦であろう。器用貧乏とも言われる
なお本艦には、黒化したことでエンジンブーストⅠとソナーⅠを備えたオルタ設定も存在する。
・主砲
前級North Carolinaと同じく16in砲を3基9門搭載。ただし前級やサウスダコタ級の主砲Mk.6から改良型のMk.7へ変わり、砲身が45口径から50口径へと長砲身化された。それにより砲弾初速が向上し、速度減衰も小さくなったことで前級よりも貫通力が少し上がり、弾道性も少し素直に感じ、最大横散布も30m小さくなっており、若干だが主砲弾の散らばりが小さくなったことも嬉しい。また、STS装甲が追加されたことで、前級の難点だった主砲耐久がやや改善された...のだが、Tier10の18in級相手だと理不尽に破壊されるので体感はしづらいかもしれない。
素射程14.72kmは同格の中でも長いほうで、装備やエリートでさらに延長するTier10の大和やモンタナと遜色ない長射程となる。したがって、ボトムマッチでも他のTier9より立ち回りが楽になりやすい。
一方、主砲弾貫通力が少し上がっただけで基本ダメージなどは据え置きのため、前級の火力そのままな側面がある。つまりティアが上がったことによる火力の向上を感じにくいので注意。また、後部3番主砲の射角が悪化しており、前方斉射する際に前級より傾ける必要がある。くれぐれも安易な操艦に注意しよう。
ちなみに、史実ノースカロライナ級のMk.6砲やアイオワ級のMk.7砲は『Mk.8徹甲弾』いわゆるSHSが運用されており、大和型主砲弾の約1.4tに次ぐ約1.2tもの超重量砲弾で敵艦への攻撃能力を高めていた。しかし、以前までPC版の情報や弾道特性よりblitzもSHSだろうと考えられていたが、DBを見ると別に重い弾設定などされておらず、軽量高速砲弾のAlsace700kgよりも下630kgになっている。主に低速射出で砲弾減衰が比較的大きいから米戦特有のフワッと落ちてくる弾道になっていると思われる。蛇足だが、blitz版大和の砲弾重量は1792kgに対し、Montanaは910kgとやはりRépubliqueの896kgと似ていてSHSとは言えず、逆に18in級だがVermontは2156kgと大和以上もあるため、こちらはSHSといってもいいだろう。 ver5.3より戦艦の主砲弾重量の全体的な見直しがなされ、大和1792kg→1109kg(-38.1%)、バーモント2156kg→1078kg(-50%)となった。
・副砲
5in連装砲10基20門搭載で前級から変わっていない。砲配置や片舷指向可能数も前級と同じのため、特に違和感なく使えるだろう。ちなみに砲精度を示すσ値が0から1に上がっており、見えない部分で改善されている。
・対空
相変わらず優秀であり、副砲の装備が変わらないため大口径こそ前級の据え置き378(されど同格1位)だが、小中距離対空砲が増設されたことで前級比1.64倍の473(同格2位)と更に強力になった。他国戦艦が軒並み400~600の中で、本艦の総合対空値851は頭一つ抜けている。対空スキル持ちMinnesotaのような爆発的な対空火力こそ無いが、安定した対空の傘を提供できる点が非常に心強い。昨今の航空事情は日本・米国に加えて英国、更に独逸まで登場し、ますます対空性能が重視される中で本艦の存在は貴重な対空戦力の1つとなるだろう。
・装甲
被ダメージ減衰を示す装甲15%という値はColoradoから変わっていない。しかし、前級では対14in砲想定だったが、本級(正確には史実前級のサウスダコタ級戦艦)から対16in砲想定と変化した。
そのため舷側装甲帯と甲板装甲がやや厚くなり、舷側320mm、甲板110mmになっており、堅固になったと言えるだろう。また防郭防御も前級よりも強化されたことで、ようやく他国戦艦との差を埋めることにも成功している。
ただし、それでもTier9というのは18inや46cm、果ては51cm主砲弾すらも飛んでくる可能性があるTier10と接敵するため、これらの砲弾は想定外である。同格の他国戦艦に軒並み言えることだが、抜かれることは仕方ないことであり、それでも腹をくくって立ち向かおう。
Tier10の化け物戦艦の主砲が飛んでくる分前級より、柔らかくなった印象を感じることもあるだろう。むろんこの艦は「砲はTier10戦艦にも打撃を与えるのに十分で、精度もそこそこよく、いざとなれば高速で逃げ射程をいかしてペチペチしてくる厄介なTier9戦艦」という見方もされるためTier10戦艦に粘着されることもある。ヘイト管理にはくれぐれも気を付けよう。
・機動性
高速性を強化すべく前級からさらに船体を引き伸ばし、大和を超える出力の主機を搭載した結果、最高速度は31.26ktに達する。これは実装済みの戦艦の中で堂々のトップである。実装されていく戦艦に次々と抜かれ今では戦艦内ではまぁまぁ速いぐらいになってしまったが、ツリー戦艦では依然としてトップイギリス巡洋戦艦ツリーが実装されルーク、ダンケン、セント・ヴィンセンスにぬかれて現在4位。ただし、船体が細長くなった分の旋回半径や転舵所要時間は伸びているため注意しよう。
・隠蔽性
戦艦に隠蔽など不要である。目立ってこそ戦場の華。
少なくともマップが狭いblitzではこのようになる。
・生存性
HP51330は前級47790から伸びているが、HP同格ワースト5位と比較的低めの数値となっており、主砲こそ対艦攻撃能力が上がった一方で砲戦継続能力がやや弱い。また前級よりも船体が伸びたことで被弾しやすくなり、先のTier10戦艦との戦闘では確実に後手に回りやすい。一応、同格16in級戦艦相手では戦えないこともないが、先述したHPに差があるため、ヘイト管理を常に怠らないように立ち回ろう。
相変わらず米戦ツリーの強みである火災浸水耐性は更に伸びて22.5%から30%(同格1位)であり、小ネタの件も合わせて考えるとHP不安こそあるが実戦で想像以上に耐えてくれる。ただ魚雷防御こそ15%から18%に伸びたが、信頼できる値とは言いづらいため、15線の悪魔や10本の深度雷撃などからの被雷はなるべく避けるようにしよう。船体の長さと幅の比率はおよそ9:1と非常にスリムな為、船体を縦に向けていれば魚雷も意外とすり抜けやすい。同じくそういう意味でも縦向きすることで被弾面積が抑えられるため、戦況によってはガン縦戦法を選択肢に入れよう。
・消耗品
戦艦の基本セットである高級船員食糧(装填)、予防整備パック(体力)、改良型ディーゼルエンジン(速度、転舵)を推奨。船員食糧の代わりに追加対空弾(対空)もアリ。
・装備
・兵装 主砲改良Ⅲ
・防御 操舵装置改良Ⅰ or 推力改良Ⅰ or 甲板防護改良Ⅰ
・適正 防空改良Ⅱ or 操舵装置改良Ⅱ
・エリート特性
・ダメージコントロールセンター 火災浸水耐性+15%
・新型砲撃照準器 主砲射程+4%(強く推奨)
・功績 EXPアップ+10%
・総論
本艦は前級North Carolinaに無かった対16in砲を想定されたことで装甲を増強、主砲もMk6で課題だった砲弾初速の低下と距離減衰が大きかったのを払拭したMk.7を装備し、前級よりも改良された姿である。それゆえ前級以上に万能感が増した本級だが、船体が大きくなったことで被弾しやすくなり、更に16in級や46cm、51cmとマッチングするため、前級以上に注意が必要となる。この船に乗る時は、どこかの団長の言う通り「止まるんじゃねぇぞ…」基本立ち止まらずに動き続けるといいかもしれないし、戦況によって縦向きで遅滞戦闘するのも選択肢だろう。
Tier9は苦行と呼ばれる船が多いがその中でも本艦は例外であり、適切に運用できればボトムマッチに放り込まれても一仕事できるスペックはある。総じてTier9戦艦の中でもかなり優秀、と評価が概ね多いのではないだろうか。
本級の次はTier10万能戦艦Montanaとなり、主砲塔が増えて更に楽しくなるため、ここが踏ん張り時である。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
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報酬 | 艦艇exp16k シルバー150k | 艦艇exp16k シルバー150k カッパー1 | 艦艇exp16k シルバー150k カッパー1 | 艦艇exp16k シルバー150k カッパー2 | 艦艇exp16k シルバー150k スティール2 |
ミッション内容 | 20回勝利 | 巡洋艦50撃破 | 戦艦40撃破 | 防郭ダメージ75回 | 一戦中に100,000ダメージ |
史実
アイオワ級戦艦のネームシップ。艦名はアメリカ合衆国29番目の州に因む。その名を持つ艦としては4隻目。
第2次大戦
1943年2月24日、アイオワはチェサピーク湾で慣熟訓練に出港し、その後大西洋岸に沿って整調航海を行った。8月27日にニューファンドランド島のアージェンティアに向かい、ノルウェー水域で作戦活動にあったドイツ戦艦ティルピッツの脅威に備えた。9月にイギリス海軍の攻撃によりティルピッツが行動不能になると、同海域を離れた。
11月にアイオワはカイロ会談、テヘラン会談に出席するルーズベルト大統領を乗せ、カサブランカと米本国を往復した。11月14日、雷撃訓練中にルーズベルト大統領が乗船している仮想標的のアイオワに、駆逐艦ウィリアム・D・ポーター(USS William D. Porter、DD-579)から錯誤で仮想の魚雷発射ではなく実弾の魚雷が発射され、アイオワは回避運動して魚雷を振り切った。
1944年1月2日にアイオワは第7戦艦戦隊の旗艦として太平洋水域に出動、マーシャル諸島攻略に加わった。1月29日から2月3日までフレデリック・C・シャーマン海軍少将率いる空母機動部隊のクェゼリン環礁、エニウェトク環礁への攻撃を支援した。続いてトラック島、カロリン諸島攻撃の支援に参加、アイオワと僚艦は2月16日に分派されて北に退却する日本軍艦艇への攻撃に向かった。2月21日にはマリアナ諸島のサイパン、テニアン、ロタ、グアムに初めての空襲を行なう高速機動部隊に随伴した。
3月18日、ウィリス・A・リー海軍中将の旗艦としてアイオワはミリ環礁への砲撃に参加するが、戦闘時に日本軍の砲撃を受け損傷した。損害は軽微で攻撃は継続された。その後3月30日に第58任務部隊に合流し、パラオおよびカロリン諸島のウォレアイ環礁への航空攻撃(パラオ大空襲)を数日間支援した。
4月22日から28日までアイオワはホーランジアの戦いにおいてホーランジア、アイタペ、ワクデでの陸軍の攻撃支援を行い、29日、30日は機動部隊によるトラック島への再攻撃に参加、5月1日はポナペの日本軍施設に対する砲撃を行った。
6月12日には空母部隊によるサイパン、テニアン、グアム、ロタおよびパガン諸島に対する攻撃時、空母の護衛を行った。13日、14日は空母部隊から離れサイパン、テニアンに対する砲撃を実施した。6月19日のマリアナ沖海戦では第58機動部隊の一部として日本艦隊からの4度の大規模な攻撃に対する戦闘を行った。この戦闘では日本の艦載機戦力のほとんどが壊滅したが、その中でアイオワも3機を撃墜した。さらに追撃を行ない、1機の雷撃機を撃墜、僚艦と共にもう1機を破壊した。
7月はマリアナ諸島に留まりパラオへの空襲とグアムへの上陸支援を行った。一ヶ月の休養の後エニウェトクから第3艦隊の一部として再配置されたアイオワは、9月17日にペリリュー島上陸の支援を行い、その後フィリピン攻略支援を行った。10月10日にアイオワは沖縄水域に到着、沖縄諸島、台湾への攻撃を行い、10月18日にルソン島攻撃、20日にはマッカーサー将軍率いるレイテ島上陸部隊の支援を行った。
アメリカ軍のフィリピン攻略に対する反撃として、日本海軍はレイテ湾のアメリカ軍に対して大規模な艦隊戦を挑んだ。10月24日のシブヤン海海戦で、アイオワは第38任務部隊と共にあった。日本の栗田艦隊はシブヤン海を通りサンベルナルジノ海峡へ向かっていたが、激しい空襲を受けていったん反転した。ウィリアム・ハルゼー提督は栗田艦隊反転の知らせを聞き、栗田艦隊はすでに戦闘能力を失ったと判断した。アイオワと第38任務部隊は北方の小沢艦隊の後を追った。そして10月25日、小沢艦隊がアイオワ主砲の射程内に入る寸前に、再反転した栗田艦隊がサマール島沖でアメリカ軍護衛空母部隊を攻撃しているとの知らせが入った。アメリカ軍上陸拠点に対するこの脅威のため、アイオワと第38任務部隊はやむなく反転して脆弱な「ベビー・キャリアー」の支援に向かった。しかしながらその時すでに、護衛空母の奮戦は日本艦隊の攻撃を退け、アイオワは水上戦闘の機会を逃した。レイテ沖海戦の後もアイオワはフィリピン沖に留まり、ルソン島と台湾に対する空母の攻撃を支援し、1944年12月にアメリカ西海岸に向かった。
アイオワは1945年1月15日にサンフランシスコにオーバーホール(艦橋の改装・搭載レーダーの交換)のため到着し、3月19日に沖縄に向けて出航、4月15日に到着した。沖縄戦では上陸部隊支援の空母に対する護衛を行った。その後5月25日から6月13日まで九州南部に対する空襲を支援した。アイオワは日本本土の製鉄所や産業施設に対する攻撃に参加し、7月14日、15日には北海道の室蘭を砲撃(室蘭艦砲射撃)、17日、18日には茨城県の日立に対して砲撃を行っている。8月15日の終戦までアイオワは空母部隊の支援を継続した。
アイオワは8月29日に占領軍と共に東京湾に入った。9月2日の降伏調印式に旗艦として参加し、その後9月20日に帰国の途についた。
朝鮮戦争
朝鮮戦争の勃発で艦隊の充実が急務となり、アイオワは1951年8月25日にウィリアム・R・スメッドバーグ三世艦長の指揮下再就役した。1952年3月まで西海岸で作戦活動を行った後極東へ展開した。1952年4月1日にロバート・P・ブリスコー海軍中将率いる第7艦隊の旗艦として横須賀を出港、韓国で国連軍を支援した。4月8日から10月16日までアイオワは朝鮮半島東海岸沖で活動し、城津、興南、高城への艦砲射撃で地上部隊を支援した。この間にブリスコー中将はジョーゼフ・J・クラーク海軍中将と交代し、クラーク中将は10月17日まで旗艦としてアイオワを使用し続けた。アイオワは10月19日に横須賀を出港しオーバーホールのためノーフォークに向かい、その後カリブ海で訓練活動を行った。
アイオワは海軍士官学校生を乗艦させ1953年7月に訓練のため北ヨーロッパへ向かった。その後すぐにNATOの大規模訓練演習、オペレーション・マリナーに、エドマンド・T・ウルドリッジ海軍中将率いる第2艦隊の旗艦として参加した。この演習の後は1954年の秋までヴァージニア岬水域で活動した。1954年9月に大西洋艦隊戦艦巡洋艦部隊の指揮官R・E・リビー海軍少将の旗艦となった。
1955年1月から4月までアイオワは第6艦隊配属戦艦として地中海への拡張巡航を行なった。6月1日に海軍士官学校生の訓練巡航に出航し、帰還すると4か月のオーバーホールのためにノーフォーク入りした。修理の間も1957年1月4日まで断続的な訓練演習を継続し、その後地中海の第6艦隊に合流するためノーフォークを出港した。地中海での任務が完了するとアイオワは海軍士官学校生を乗艦させ南アメリカでの訓練巡航を行い、1957年6月13日には国際海軍調査にハンプトン・ローズから参加した。
1957年9月3日、アイオワはNATOのオペレーション・ストライクバックへの参加のためスコットランドへ出航した。1957年9月28日にノーフォークに帰還し、10月22日にフィラデルフィア海軍造船所に向けてハンプトン・ローズを出港した。1958年2月24日に予備役となりフィラデルフィアで大西洋予備役艦隊入りした。
最後の就役
25年にも及ぶモスボール保管の後、アイオワは同級三隻と共にレーガン政権下の「600隻艦隊構想」で再就役が決定し、ルイジアナ州ニューオーリンズのエイボンデール造船所で近代化改修が開始された。その後ミシシッピ州パスカグーラのインガルス造船所で改修が完了し、1984年4月28日に再就役した。アイオワは1984年、85年、86年、87年から88年にかけてヨーロッパ水域に展開した。この間に海軍はニューヨーク、スタテン島のステープルトンに母港を建設する予定であったが、その計画は取りやめとなった。
1989年4月19日、二番砲塔内で爆発事故が発生し47名が死亡した(戦艦アイオワ砲塔爆発事故(英語版))。海軍犯罪捜査局は当初同性愛者のクレイトン・ハートウィグという水兵が二番砲塔内で爆発物を爆発させ自殺したと断定したがこの説は後に放棄された。アイオワ艦長フレッド・ムーサリーは問題の取り扱いに関して非難され、海軍は砲塔内での装薬取り扱い手順を変更した。同年中頃にアイオワはヨーロッパと地中海に展開した。1990年10月26日に予備役となった時点で二番砲塔は修理されなかった。
アイオワは予備役艦隊の一部としてニューポートの海軍教育訓練センターに1998年9月24日から2001年3月8日まで係留され、2001年4月21日にサンフランシスコのサスーン湾(日本では「スイスン湾」の表記もある)内の海軍予備役艦艇泊地に移動した。
アイオワは砲塔爆発事故を起こしたにもかかわらず予備役のままにあった。姉妹艦のニュージャージーの方が良好な状態にあり、16インチ砲訓練機構は溶接されていたが、海軍はニュージャージーをモスボール化することに決定した。ニュージャージー補修のコストはアイオワを補修するより少額ですむと考えられたが、1999年のストローム・サーモンド国防認可法によりニュージャージーの代わりにアイオワの補修が要求された。また海軍はニュージャージーをすでに博物館として寄贈する準備をしていたため、1999年1月に海軍はアイオワとニュージャージーの処遇を切り替え、ニュージャージーはニュージャージー州カムデンの手に渡った。
アイオワは1996年の国防認可法に従い2006年まで維持され、海軍長官はアイオワを除籍し博物館へ転用できるようにしたが、近代海軍での戦艦の存在意義を信じる人達がこれに反対した。
小ネタ
アイオワ級1番艦「アイオワ」および2番艦「ニュージャージー」は就役時には露天式艦橋を採用していた。このため1945年に行われた改装までは艦橋が露天式であった。しかし3番艦「ミズーリ」4番艦「ウィスコンシン」は先に建造された2隻の運用実績を考慮した設計変更により、最初から装甲艦橋が備わっていた。また、アイオワ級は全4隻博物館として存在している。
艦長が双眼鏡を覗いて周囲の状況を把握して戦闘指揮を執っていた時代においては、艦橋は露天式なのが当たり前であった。周囲の状況を把握する「見張り員」はより高いところに居て艦橋に逐次情報を報告しに来るので、ある程度高いところにあって命令を下しやすい艦橋はすべての情報が集まる操船指揮所であると同時に戦闘指揮所でもあったのである。ところが露天式の艦橋は開かれている利点もあるが、逆に開かれていることによる欠点も多かった。偶然を伴う砲弾の命中、航空機による機銃の掃射等で簡単に指揮能力が奪われる程防御力が無く、さらに悪天候にも弱かった。
このため各国海軍では割と早くから艦橋を密閉式にし、装甲を施した。装甲化された艦橋内部は比較的安全ではあったが、様々な機器や人員が詰めこまれており、さらにそこに各所からの伝令が出入りする等、明らかに手狭であった。そこに無線通信技術の発展により他の艦が収集した情報や航空機からの情報も加わると…もはや艦橋で操船指揮と戦闘指揮を並行して実施する事は困難になった。
これに対するアメリカ軍の回答は「他の艦や航空機、レーダーからの情報は戦闘指揮専用の別の場所に集約しよう」というもので、これが後の「戦闘情報センター(CIC)」へと繋がってゆく。そうはいってもこの時代のことであるから集まった情報は殆ど手書きのボードに書き込まれ常に更新されるといった具合にかなりアナログなものであった。とはいえ艦長は艦橋に詰めるのではなく、この場所に居て艦橋に操船指示を出すようになる等、今までの指揮の取り方とはやり方が変わってきたのがこの時代でもあるのだ。
SHSとは「Super Heavy Shell」の略称であり、米海軍で使用された総重量を増加させた徹甲弾を指す。ただし重量増加といっても口径は変えられないから、砲弾の胴を延長する形で質量を大きくしている。一般的にはアイオワ向けに開発された「Mk8徹甲弾」の事を意味するが、口径が同じ砲を搭載するノースカロライナ級においても使用可能であった。
第二次世界大戦時の大型艦艇が使用する徹甲弾は「硬い金属でできた重くて速度の速い弾丸をぶつけて敵艦の装甲を貫通せしめる」というもので、おおよそ運動エネルギーの大きさでその能力が決まりました(実際には口径サイズや弾丸形状等の細かな条件によっても変わってくるが今回は割愛)。
運動エネルギーは質量に比例し速度の2乗に比例します。これは単純に威力を上げたければ「質量を上げるよりも速度を上げた方が効率が良い」ことを示しており、ドイツ海軍は口径が小さく重量も軽めの砲弾を高初速で撃ちだすことによってより口径の大きい砲と同クラスの貫通力や威力を持つ砲を製造しています。
ところが、軽くて速い砲弾には問題も生じることが判っていました。距離が離れると空気抵抗によって急激に速度が低下し、貫通力と威力が低下し易かったのです。そこで遠距離でも十分な貫通力を得られるように、重い砲弾を発射するという方法を採用したのが日英米でした。
しかし、重い砲弾は揚弾・装弾装置への負担が大きく発射速度に劣るほか、発射の際も初速が遅くなる(初速が遅いと近距離威力に欠け、かつ射程も短くなってしまう)、砲弾の長さが長くなると飛翔時の弾道の安定性にもマイナスの影響を及ぼす等、懸念もありました。
よって、日本ではそこそこの重さに砲弾の空力改善を行って射程の低下を回避することに、英国ではかなり重めの砲弾に、米国では射程の低下には目をつぶりつつさらに重い砲弾を使用するというようにそれぞれのスタイルが決まりました。米国にとっては欠点こそあるものの、大仰角で遠距離射撃を行った際に46cm砲に迫る高い貫徹力を誇り威力も大きいという点は、比類なき優れた点に映ったのでしょう。
なお米国が日英よりも重い砲弾を採用できた背景として、優れた揚弾・装弾装置を既に開発していたこと、およびMk6以降の406mm砲ではもともと大仰角を取れる設計であり相応の射程距離を持っていたため、改修等を行う必要が無かったことが要因と考えられます。
本艦はティア9にして最高クラスの火災浸水耐性30%を誇り、他の艦を圧倒している。また、この値は「エリート特性」と「装備」でさらに底上げも可能である。このため本艦において素の状態で火災を被った場合と、火災浸水耐性をマシマシにした上で火災を被った場合を比較し、エリート特性や装備を「火災浸水耐性」に振った場合の効用について考えてみたい。
条件:
エリート特性未選択、装備も搭載して居ない素の「アイオワ」の火災浸水耐性は30%である。これに対してエリート特性(+15%)と装備(+10%)で火災浸水耐性を強化した「アイオワ」の火災浸水耐性は37.5%である。また「アイオワ」の素のHPは51330であり、現状における1火災のダメージは「消化しなかった場合、HPの10%に相当するダメージを被る」とあるので、5133を火災発生時に被る基本的なダメージとして計算を行ってみる。
・素の火災浸水耐性(30%)である場合
5133*(100-30=70より0.70)=3593.1である。つまり、本来は5133のダメージを受ける所をHP1540分カットしてくれている。
・エリート特性(15%)と装備(10%)で火災浸水耐性を底上げ(37.5%)した場合
5133*(100-37.5=62.5より0.625)=3208.1である。つまり、本来は5133のダメージを受ける所をHP1925分カットしてくれている。
・比較結果
1925-1540=385
結論:
同格最高の火災浸水耐性を誇る艦をエリート特性と装備の2枠を使用して強化しても、強化分でカットできるHPは390に満たない。これに対し、素の火災浸水耐性でカットできるHPは1500以上であり、予想以上に素の火災浸水耐性の値の高さは重要と言える。これらの点を考えると、素の火災浸水耐性は非常に重要であるものの、エリート特性と装備という2つ枠を使用してまで「火災浸水耐性」を底上げする価値は低いと言えるのではなかろうか。
その他:
比較的効用が高いと思われた本艦ですら「火災浸水耐性」マシマシが微妙である以上、本艦以下の火災浸水耐性の艦では余計に推奨されない構成であると考えても良いだろう。
今後の課題:
本来は艦長スキルレベル8の「消火器(火災によるダメージ‐15%)」も加えた計算を行ったうえで結論を導き出したかったが、本スキルの検証は済んでいないので今回は割愛した。なお本スキルの効果が底上げ分の計算にさらに効果を上乗せするものだと仮定すると、5133*(100-42=58より0.58)=2977.14である。つまり、本来は5133のダメージを受ける所をHP2156分をカットしてくれる予想となる。この場合の比較結果は2156-1540=616となるが、いずれにせよ素の火災浸水耐性でカットできるHPの半分にも満たない(おお、やはり素の火災浸水耐性の大きさは非常に魅力だ!)。さすがにマシマシマシ(3つも対火災振り)にするとそこそこの効用となるようだが…この結果を影響大と観るか、大して変わらないと観るかは人によるだろう。ただし、未検証である以上、払い出されるダメージから15%を直接割り引く計算の可能性もあるので何とも言えずコメントは差し控えさせてもらう。
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