Bretagne

ブルターニュ級戦艦　ブルターニュ

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

プロヴァンス級戦艦は、イギリスの「超弩級戦艦」の登場に対抗して建造されました。前級を直接的に発展させた艦級でしたが、340mm砲をより合理的な形式で配置していました。

解説

・主砲
340mm連装砲を5基、計10門装備し、22秒のリロードで発射可能。AP弾のダメージは1277とそれなりに高め、HE弾のダメージは840と抑えめで火災発生率も10%と平均的である。門数の多さからAP弾の貫通が見込める相手に関しては強気に出れるが、貫通を見込めない相手に関しては思ったようにダメージが出せないかもしれない。また、射程はあまり長くないことや4番5番砲塔の射角が良くないことに注意して欲しい。

・副砲
139mmを片舷側に10門、両舷あわせて20門搭載。あくまで副砲のため射程が短く(5.28kmであり英露伊の戦艦と同等)威力はさほどではない(単発336)が、門数が多い為様々な場面で活躍してくれるが、無理して使うほどの代物ではない。

・対空
貧弱の一言。かなり乏しいので周りの対空艦に頼るか狙われないように祈るしかない。

・装甲
他国同格戦艦の標準である12%に対して本艦は10.5%とかなり薄い。それもそのはず、装甲はティア3のティレンヌ(10.5%)から全く変わっておらず、ダメージは相変わらず受けやすくなってしまっている。
装甲厚は艦首艦尾19mmは他国標準である。
水平装甲55mmは同格で見れば平均よりやや薄く、本艦を下回るのはO.レヴォリューツィア(50mm)アイアンデューク(45mm)、ケーニヒ、エジンコート(40mm)のみである。
舷側装甲254mmは同格では平均的である。

・機動性
最高速度は他国同格戦艦の遅いグループに入るが、平均からさほど乖離しているわけでは無い。加速は数値の上では悪くないが、前後運動の際にはメリハリ良く切り替えていかないと敵弾を躱すことは難しいだろう。舵の効きは若干重め(5.3度/秒)だが、転舵そのものにかかる時間は短め。
一応エンジンブーストを搭載しているが速度に極振りしても25ノットしか出ないので気休め程度にしかならない。一応エンジンブーストには加速力をいくらかは向上させる効果があるので急に進路を変えたい時に使ったり陣地転換の時に使うのが有用だ。しかし、エンジンブーストを明確に活かせるようになったり、機動力が著しく向上するのは次級のノルマンディーからである。

・隠蔽性
他国同格戦艦と比べると良いとは言えない(米戦より少しマシといった程度)。しかし、他国同格戦艦も大体10km前後の値であり、戦艦という艦種を考えると問題はない。

・生存性
31000台のHPは他国同格戦艦と比較して最低レベル(例として日戦の金剛は36000台)である。さらに機動性も良いわけでもなく、装甲が薄く、防御姿勢をとることも困難、更には短射程なため、かなり低いと言わざるを得ない。

・消耗品
体力、主砲装填、機動性強化が妥当である。

・装備
スロ1主砲の取り回しなら主砲旋回、火力なら主砲装填。
スロ2加速か転舵
スロ3転舵か速度辺りが安定か。

・エリート特性
　・戦艦近代化改修　HP+3%、小口径対空兵装ダメージ+5%、対水雷防御+5%　
　・水雷防御装置　魚雷防御+10%　
　・功績　EXPアップ+10%
※「水雷防御装置」は数値の上昇率が低く、お勧めできない

・結論
前級のクールベの攻撃面を強化した艦であるが、他国の戦艦の性能向上に比べて本艦の性能向上の割合が低いため「周りに置いてかれてる」感が否めない。フランスの長所の機動性も日、伊戦に負けており、主砲性能も平均的。副砲は強力な部類ではあるが、ほとんど気休め程度。そして何より致命的なのが装甲と体力の低さだ。ティア5のクラースヌイに似た境遇を感じさせる…そんな艦である。仏戦ツリーにおいては次級から高機動かつ4連装砲塔といった特徴が表れるため、本艦はその前座に過ぎず、やむを得ない。しかし、主砲や副砲火力はティア5の中でも充分に誇れる部類であり、敵にしっかり当てて、戦艦としての弾受けもこなしつつ生き残れば普通に活躍することが出来る。また、史実では殿を務めて奮戦した艦でもあるので試合においても活躍させてあげて欲しい。

戦闘名誉賞

史実

　プロヴァンス級戦艦はフランス海軍初の「超弩級戦艦」である。竣工した第一次世界大戦当時はフランス海軍最大・最強の戦艦であった。
　本艦はその2番艦となる。戦間期に近代化改修を受け、第2次世界大戦を迎えたものの1940年6月22日のフランスの降伏は本艦の立ち位置をも微妙にしてしまう。英国海軍はフランス海軍の軍艦がドイツに渡らないように作戦行動(カタパルト作戦)を開始していた。1940年7月3日、メルセルケビール軍港沖に到着した英国海軍H部隊はフランス側に「5つの選択肢」を突き付けるも、フランス側からの明確な回答が無いことを口実に戦闘を開始(メルセルケビール沖海戦)。姉妹艦ストラスブールの逃走を支援していたダンケルクは英戦艦フッドからの砲撃により故意に座礁せざるを得ない状況に陥り、戦艦プロヴァンスは中破、戦艦ブルターニュは大爆発を起こし転覆した。
　英国海軍H部隊は仏海軍の主力戦艦3隻を撃沈したと報告したが、故意に座礁した艦は後に応急修理を行い帰還しており、実際の戦果はブルターニュ1隻のみであった。英国は海戦で勝利したものの、戦艦1隻の戦果と引き換えにフランスが連合国に対して決定的な不審感を抱く切っ掛けを造ってしまった。

小ネタ

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