Furious

フューリアス級航空母艦　フューリアス

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦載機

ゲーム内説明

比較的大型の軍艦。当初は巡洋戦艦として起工されたが､数段階に渡る改装を経て本格的な航空母艦として生まれ変わり、1925年に就役した。本艦は当時としては最速の航空母艦だった。

解説

・戦闘機
3機1中隊で搭載は6機と、龍驤と同じ構成。しかし龍驤の零戦21型と違い、耐久は高いが攻撃力はかなり残念になっている。まず中隊HPは5004(1668*3)であり、インディの4176や龍驤の4692と比べて勝っている。しかし攻撃力は中隊全体で攻撃時・空戦時共に200となっており、龍驤の286,262(それぞれ攻撃時、空戦時)は勿論のこと、インディの231,210にも劣っている。整備時間はインディより長く、龍驤よりやや短いが、そこまで大きな差はない。空戦では龍驤には勝てないが、HPの高さからインディペンデンス戦闘機にはギリギリ勝つことができる。しかしダメージが低すぎて、攻撃機隊の迎撃ではインディペンデンス戦闘機にも劣ってしまう。
このように少々残念な性能ではある上、搭載数も6機と少ないため2回全滅すると制空ができなくなってしまう。一応耐久は高いので釣られた場合を除けば落ちにくいはず。丁寧に使っていきたい。

・爆撃機
4機1中隊で搭載数は10機となっている。前級の6機よりもはるかに進歩しているが、それでも同格他空母はいずれも15機搭載しているのでかなり少ない。機体HPは1668と、インディの1714やエーリヒの1783には劣るものの、それなりに耐久性は高い。1472しかなくかつ一度に6機も出撃させる龍驤よりはかなり落ちにくいだろう。爆弾ダメージは633と小さいが一機当たり3発搭載しているので、一中隊当たりのダメージは7596となり、爆撃機自慢のインディの6440を抜いて同格最大となっている(勿論3発すべて当てられればの話である)。なおエーリヒは3機2中隊なので2中隊で8280となっており、本艦よりも高ダメージである。また、龍驤の爆撃機はカスなので2中隊でも6900に留まる(しかも当たらない)。

・雷撃機
2機2中隊で搭載数は12機となっており、一度に出撃できる機数も搭載数もインディと同じになっている(これはアーガスから変わらない)。雷撃の拡散はこれまでと同じく少なくため照準さえ正確なら駆逐艦にも多数の命中を期待できるが、いかんせんその操作が難しい。加えて雷速も英空仕様の46.68ktと極めて遅い。4機を2機2中隊で出撃させるため、操作が面倒くさい上に中隊HPも低くなる。機体HPは2047であり、エーリヒの1783、龍驤の1725、インディの1541よりもかなり高い。しかし前述の通り2機中隊であるが故に1中隊当たりのHPはインディの2/3程になってしまう(同格最低)。対空がそこそこある艦の上でずっとくるくるしているとあっさり全滅してしまうため、(威力の観点から見ても)2中隊まとめて飛ばすのが良い。2中隊合計のHPでは同格トップであるため、まとめて飛ばしていれば撃墜されにくいだろう。ダメージの1725は少々残念で、2中隊合わせたダメージも6900となっており、3機中隊の龍驤の5865に次いで低い。4機中隊のインディとエーリヒはそれぞれ7592、7132であり、この2隻にはかなり見劣りする。

・主砲
前級よりパワーアップし、102mm砲を片舷8門搭載。とは言え装填は微妙で射程も6.6kmしかないのであまり役に立たないだろう。ミリ残しの駆逐艦の処理には使えるかもしれない。少なくともインディの主砲よりはかなり実用的である。

・対空
こちらも前級より強化され、ようやく空母としてまともな対空を持つようになった。とは言え同格空母と比較して大きな違いはなく、かつ相変わらず自衛は厳しい。釣った戦闘機の処理にはそれなりに役立つしこれまでの豆鉄砲と比較すれば大きな進歩である。

・装甲
インディと龍驤よりは高いがエーリヒより低いレベル。インディと龍驤よりはマシだが完全に軽巡装甲なので戦艦や重巡からは撃たれないように。

・機動性
やや悪い。加速、転舵はエーリヒと概ね同程度でインディ・龍驤に劣る。速力は同格で龍驤と共に30ktを切っている。とは言え移動に困るほどではないだろう。

・隠蔽性
アーガス、ハーミーズも良好だったが本艦も図体の割に7.74kmとかなり良い。インディの7.22kmほど良くはないが、8km台の龍驤、10km台のエーリヒよりもギリギリまで前に出やすい。

・生存性
高め。流石にエーリヒには及ばないが、インディ、龍驤よりも、HP・魚雷防御・装甲・火災浸水耐性で勝っている。更に隠蔽もなかなか良く、機動性も困らない程度にはあるため、多少発見されるくらいであれば生存できだろう。とは言え巡洋艦並みの耐久なのでスポットされ続けて戦艦から集中砲火を食らえばあっさり港送りにされる。空母らしく敵とは適切な距離を保とう。

・消耗品
空母の定番である石炭、航空機燃料、補給パックで良いだろう。

・装備
　・兵装　整備時間　無難に整備時間短縮。
　・防御　舵か加速
　・適正　隠蔽

・エリート特性
　・空母近代化改修　最高速度+3%、魚雷防御+5%、小口径対空兵装ダメージ+5%
　・エリート整備士　急降下爆撃機準備時間-5%、雷撃機準備時間-5%、戦闘機準備時間-5%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
扱いにくい空母である。本家に似たのだろう雷撃は雷速が遅めのために駆逐に当てづらく、戦闘機は耐久こそ高いものの攻撃力は残念な上に遅いのでエーリッヒの攻撃機に撒かれることもしばしば。オマケに遅いので釣りにくい。爆撃機はかろうじて実用範囲なものの全体的な低スペックは爆撃機ごときでは補えない。
まとめると攻撃力でインディペンデンスとエーリヒに。制空で龍驤に劣りバランス型で扱いやすいかと言われれば雷撃に癖があり扱いやすくもない。本家ではフューリアス以降が筆舌に尽くしがたい悲惨さであるがblitzでも本家と同じような惨状にならないかが心配である

戦闘名誉章

史実

カレイジャス級軽巡洋艦。1916年進水。
もとはバルト海侵攻作戦の支援のため、大和並の457mm砲を単装で二基搭載した軽巡だった。しかしバルト海作戦の重要性が薄れてきたため、前部の砲塔一基を撤去し飛行甲板を設け、飛行機を発進できるように改装された。
しかし飛行甲板の後ろには艦橋がそびえ立っていたため、着艦時には低速で艦橋を追い越し機体をスライドさせ、乗組員が航空機にしがみついて止めるという曲芸じみた着艦を行う必要があった。当時は低速の複葉機であったため、この方法でも着艦できたのである。
しかしこの方法はとても危険であり死傷者もでたため、後部の主砲も撤去し、後部から着艦できるように改装されたが、甲板が短かったうえ、艦橋と煙突はそのままだったため、ネットを張って衝突させることで停止させた。結局、フューリアスは着艦は不可能と判断され、発艦専用として運用された。
その後、空母アーガスなどの教訓を基に改装が行われ、邪魔だった巨大な艦橋などは撤去され、上下二段の多段式空母に改装された。上部の甲板で攻撃機、下部の甲板で戦闘機を発艦させる構想だったが、艦載機の大型化により下部の甲板は使用されなかった。この設計の影響を受け日本海軍の赤城、加賀は三段甲板を採用したが、失敗に終わった。
第二次世界大戦では船団護衛、航空機輸送などに従事し、裏方として戦争を支えた。戦後、老朽化のため売却され、1954年、解体された。

小ネタ

フューリアスは三段甲板時代の加賀と同じく誘導煙突を採用していたため、加賀と同じ問題を抱えていた。加賀では焼き鳥製造機だの散々だったのに対し、フューリアスでは冬の北海を航行する際には乗員に喜ばれたらしい。

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