Gadjah Madah

ガジャ・マダ　(旧N級駆逐艦 ノンパレール)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

元々はイギリス海軍のためのＮ級駆逐艦（HMSノンパライル）として建造された本艦は、イギリスで建造された後1942年にオランダ海軍に引き渡されました。強力な主砲と雷装を誇る本艦は、当時としては極めて優れた設計と言えました。

解説

イギリス生まれ、インドネシア所属の駆逐艦。使い勝手はイギリスのジャービスに似ている。

・主砲
120mm連装砲を3基、計6門搭載。装填時間こそ6秒と長めだが、射程は同格内でトップクラスの8.39km。ジャービスと同じく3番砲が全周になっているためクネクネしながら砲撃しやすいが、射角は前方後方共に余り良くない。AP弾ダメージは380と口径なりだが、DPMは22000を超えるので秋月(24180)と白露&夕立(21982)の中間の性能と言える。HE弾ダメージは357と口径の割に優秀でDPMも21420と健闘してはいるが、発火率が3%と低いので大型艦相手には素直に魚雷を使った方が良いだろう。

・魚雷
533mm魚雷を5連装で2基、計10門搭載。深度魚雷であり、駆逐艦に対する攻撃力は無い。しかし、ティア7で5連装魚雷を搭載しているという事実は侮れず、雷速は66.69ノットと最速かつダメージは3853(10本全弾命中すると38530ダメージ)もあり浸水率も20%と破格の性能。しかも射程は7.8kmと日駆に次ぐ長さである。装填時間こそ61.25秒と日駆に次ぐ長さになってしまったが、DPMはダントツのトップである。第2位がレーベレヒトの35650、第3位が暁の35190、第4位が夕立の34504、第5位が白露の32200、これ以下は3万以下になってしまう。
......と、ここまで見れば優秀な魚雷だが、実は非常に拡散しやすく同格戦艦が短く太い船が多いことを考えると全弾命中させるのは肉薄でもしない限り難しいだろう。例えば同格の長門でを狙うと、偏差が完璧であっても6から7本くらいしか当たらない。そのため状況が許せば、戦艦が芋芋しているところに撃って(特にケージの中央占領マップ)、複数艦へのヒットを狙うと良い。
なお、射角は駆逐艦並みにある。ジャービスのように妙高射角ではないので安心してほしい。

・対空
素の対空値150は同格トップであるが、マッチングするティア帯を考慮すると単艦でどうにかなるレベルではない。狙われたら素直に他艦に頼ろう。

・装甲
装甲および防郭防御は他国同格駆逐艦と横並びである。火災浸水耐性と対水雷防御についても同様で、特に秀でたものは無い。

・機動性
最高速度は35.01ノット。マハンや白露、夕立らの34.18ノット組よりはほんの少し速い。元英国艦だけあって加速性も良く(9.04秒)、舵も鋭い(8.9度/秒)うえに転舵所要時間も短い(3.3秒)。ただし、砲駆の宿命として転舵しながらの回避を繰り返していると最高速の遅さが目立ってしまうだろう。

・隠蔽性
被発見距離は6.0kmと最優(1位は5.88のシムス)ではないもののトップクラス。砲駆でありながらツリー上の艦のほとんどに対して優位を取れるため、序盤の偵察やCAP等の駆逐としての仕事が十分に可能である事を示している。

・生存性
HPは14000台と平均的である。しかし、隠蔽が良く艦艇スキルの「発煙装置」も持っているので生存性そのものは低くは無い。ただしパン駆の特性から来るヘイトの高さを考慮すると、速度の遅さが足を引っ張らないかどうか懸念される。

・消耗品
「高品質石炭」「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」の組み合わせを推奨。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰが良いだろう。そこそこ優秀な主砲を旋回時でも照準させやすくなる。また、そもそも本艦の魚雷は駆逐艦には当たらないため、魚雷管を動きの速い駆逐艦に追従させる必要がない。そのため魚雷管の旋回を強化する必要性は高くない。しかし20度/秒は肉薄雷撃では不足を感じる。魚雷管の旋回速度を上げたい人は射撃システムⅠが良いだろう。
　・防御　操舵装置改良Ⅰか推力改良Ⅰが良いだろう。元々加速・転舵ともに優秀だが良すぎて困ることはない。防空改良Ⅰだけは無駄である。
　・適正　魚雷が強い駆逐艦はとりあえず隠蔽システム改良Ⅰ。隠蔽雷撃できる距離が伸び、初手の偵察でも敵駆逐艦に有利に立てる。

・エリート特性
　・新型砲撃照準器　主砲射程+4%
　・新型機関　最高速度+5%、加速度+10%←元の速度があまり速くないのでオヌヌメ。1.7ktほど速くなる。
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
　最高速度こそ平凡なものの隠蔽と旋回性能に優れた小型の船体に強力な5連装魚雷を装備、取り回しの良い主砲でその隙を補うというコンセプトの優秀な艦である。メイン武器は深度魚雷であるが、この魚雷そのものが駆逐艦に対する攻撃力を欠いており、サブ武器の主砲で如何に敵駆逐を処理できるかによって生存性や評価が変わって来る艦と言える。
　なお、本艦の主砲は英駆砲なので「微妙に遅い弾速」「ふんわり弾道」という特性を持っている。さらに砲配置が曲者で、前方射界は良いが後方射界は悪いため引き撃ちが苦手という特性もあって、慣れないと扱いにくいだろう。しかし、全体的なバランスは優れており、駆逐艦としての仕事をやりやすい艦に仕上がっている。

戦闘名誉章

史実

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