Gorizia

ザラ級巡洋艦4番艦　ゴリツィア

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

ゴリツィアはザラ級重巡洋艦です。本級は1922年のワシントン海軍軍縮条約による制限下で建造された防御力の弱い巡洋艦に対抗するための艦級であり、就役当時には巡洋艦としては最高クラスの装甲を誇っていました。本艦の建造中には条約による国際的な排水量制限がまだ有効であったため、雷装が省かれました。

解説

「ザラ」級重巡洋艦の一隻で、魚雷を没収された替わりに艦艇スキルの入れ替えと追加、そして装填速度の優遇を受けている。

・主砲
203mm砲を8門搭載。砲配置は「ザラ」と同じで、高威力のSAP弾を同格第2位の射程距離で敵艦にお届けできる。そして本艦は装填時間が0.5秒短縮されており「ザラ」よりもDPMが向上している。ところがこの装填時間の向上具合が微妙で、主砲門数が8門しかないためAP弾使用時のDPMは同格下位。SAP弾を使用するとようやく同格中位に浮上する*1。またSAP弾が強力とはいえ艦艇スキル「精密照準」が差し替えられているので、本艦の長射程を活かせる距離での駆逐艦・軽巡洋艦に対する多数ヒットは狙いにくい。そしてこの距離で多数をばら撒くのに都合が良いHE弾は本艦では使用不可である…つまり艦としての装備の傾向と強化された方向がちぐはぐであり、強みを活かしにくい。

・魚雷
本艦に魚雷は搭載されていない。「ザラ」の魚雷は射角、射程ともに優秀で使い勝手が良かっただけに残念だ。

・対空
「ザラ」より申し訳程度に高くはなっているが、Tier7という空母魔境において満足に自衛できる水準ではない。マッチングによっては単独行動は避け、高対空艦と共に行動する等狙われにくくする工夫が必須。もし狙われてしまったら1ウェーブで沈んでしまう可能性もあるので、排気煙幕を使うなどして何とかしてその場を凌ごう。

・装甲
9%の装甲を持っており、同格重巡内では「アルジェリー」や「ザラ」と並び堅牢な組に属する。しかし巡洋艦の装甲は基本当てにならず、敵に側面など晒そうものなら斉射の弾幕が飛来してあっという間に海底送りである。あくまで数値の上では優秀という程度に心得たい。また耐性についても平均的であり、特筆すべきものは無い。

・機動性
速力は素で33ノット弱あり、元となった「ザラ」よりも若干速い*2。消耗品の搭載のみで約33.5ノット、装備も適正で速度振りにすれば35ノット以上を出せる。加速力は16秒台と重巡らしい水準だが、舵の効きはツリー艦よりも機敏であり比較的扱いやすい。また前述の長射程故にある程度距離を取っての砲戦であれば敵の戦艦の発砲を見てから回避を入れる事も可能。この戦い方は味方の一群を前に置いて戦闘できるため、本艦の火力不足や生存性の低さを補えるので是非活用したい。

・隠蔽性
素の被発見距離は8.1kmと同格重巡の中では「インディアナポリス」に次いで優秀。このため敵戦艦と1対1で対峙した際には先手を取れる可能性がある。しかし本艦は魚雷やHE弾を装備していないので戦艦との相性があまり良くない。相性の良い軽巡や駆逐に対しては隠蔽で劣る事が多いので油断しないように。

・生存性
素のHPは30000に満たない。他国同格重巡よりは体力に優れるが、その差は極僅かに過ぎず優位と言える程ではない。またこのティア帯の重巡洋艦は防御面が軽巡と大差ないので狙われると非常に脆い。このため試合中「如何に狙われにくい位置や姿勢で砲戦を継続できるか」が問われ、これができる艦長とそうでない艦長とでは生存性が大きく変わってくる。

・消耗品
「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」の搭載を推奨。残る1枠は「高品質石炭」「予備整備パック」を好みで選択して欲しい。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは「ザラ」と同じ「排気煙幕Ⅰ」を2回、そして「精密照準Ⅰ」と差し替えられる形で「高速装填Ⅰ」を2回、追加される形で「ソナーⅠ」を2回使用可能である。艦長スキルについては、ツリー巡洋艦艦長をそのまま転用するだけで「超火力」や「雲隠れ」の恩恵を受けられる。しかしソナーや高速装填をもっと生かしたい場合は専用の艦長を用意する必要がある。

・装備
　・兵装　主砲旋回
　・防御　加速か舵
　・適正　舵

・エリート特性
　・新型砲塔　主砲旋回速度+20%　
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%　
　・功績　EXPアップ+10%
※主砲旋回速度に不満がある場合は「新型砲塔」を推奨。砲旋回の遅さを補える艦長は「エリート砲術員」で少しでも装填速度を上げよう。

・総論
　基本的な所は「ザラ」級と大きく変わる所は無い。艦艇スキルとして「ソナーⅠ」と「高速装填Ⅰ」を入手した事から、中・近距離における敵駆逐艦・軽巡洋艦への対応能力が強化されている。しかし逆に「精密照準Ⅰ」を失った事から、少しばかり装填が速いとはいえ遠距離において敵駆逐艦にプレッシャーを与える事は難しくなった。さらに元の「ザラ」級が強力なSAP弾を長射程で撃てる艦という立ち位置であり、SAP弾が効きにくい重装甲艦に対する対処として魚雷を持っていたのだが…それを没収されてしまった事から戦艦に対する対応能力も下がっている。主砲を強化するのであればもう少し違う方向に強化してくれれば面白い艦になり得たとは思うが、現状においては自由に艦長を載せ替えられる事が強みのやや扱いにくくなった「ザラ」といった立ち位置である。

戦闘名誉章

史実

…

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