Lazo

ラゾ級巡洋艦 ラゾ (チャパエフ級原案/68型巡洋艦)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

「大洋艦隊」計画において建造が予定されていた軽巡洋艦(プロイェークト68)。大型であるため、152mm砲を12門搭載することが可能で、装甲防御が極めて優れていた。

解説

2022年10月13日よりソナー掃海で入手可能になったソ連Tier7巡洋艦。Tier8ツリー艦である「チャパエフ」の関連艦であり、Tierが1つ下がりTier相応の調整がなされている。

・主砲
152mm3連装砲を4基計12門搭載。砲配置は艦前部に2基6門、艦後部に2基6門というオーソドックスかつバランスの良い配置。
砲のモデルは異なるものの性能は同郷の「ショールス」とほぼ同等。このため大まかな特徴については「ショールス」の主砲の項目を参照して欲しい。
それを踏まえた上で相違点について説明すると本艦の砲は射程に優れていた「ショールス」の射程をさらに延長、その替わりに装填時間がやや長くなる(素で8.6秒)という調整が行われている。その上で本艦には艦艇スキル「偵察機Ⅱ」があるのでスキル効果時間限定とはいえ更に射程の延長も可能。エリート特性(4%)と課金迷彩(4%)で射程を伸ばし、その上で艦艇スキル「偵察機Ⅱ」を併用すると、最大で14km前半というTier8戦艦もビックリの長射程を実現できる。その癖に砲塔旋回速度は「ショールス」と同じなので駆逐艦にもある程度対応可能……と、扱い易く応用が利く優れた砲と言えるだろう。

・魚雷
533mmクラスの魚雷を3連装魚雷発射管に収め、片舷に1基づつ計2基搭載。魚雷発射管の構成と魚雷の性能は「ショールス」と同じである。射線数の少なさと何より射程の短さより活用できるであろう機会が少ない。このため突撃時もしくはNDKして来る駆逐艦を引き剝がしたい時に使おう。

・対空
同格最低ランク。素の対空値は「ショールス」と同じだが艦艇スキルの「対空警戒Ⅰ」を手放している為、空母のおつまみセット(内訳は本艦「ベルファスト」「ワイマール」「ヨルク」「アルジェリー」といった具合)の一角を担う。格下空母の艦載機すら単艦では対処できないので、味方の傍を離れないようにしたい。

・装甲
駆逐艦並み。船体を観ていくと艦首・艦尾・甲板が揃って16mmと駆逐艦の砲にすら余裕で貫通されてしまう。一応、側面に装甲ベルトが存在し76mmの装甲がある様だが…この厚さ(薄さ？)では駆逐艦の砲は防げても軽巡砲は防げない。また装甲値も6%とダメージを軽減する事はほぼ不可能。このため被弾すると即HPをガリガリ削られる。その他の耐性等も平均もしくはそれ以下なので期待しないように。

・機動性
素の最高速は33ノット台と他国同格の平均。しかしソ連艦として考えると微妙に遅い。
最大出力への到着時間と転舵速度は同格の最低値。また転舵所要時間も同格で二番目に悪く、機動性は巡洋戦艦なみと明らかに悪い。長射程艦らしいモッサリ動作で、船体もやや長めのため旋回半径も大きいので、側面からの砲撃・雷撃には十分注意したい。

・隠蔽性
素の被発見距離は10.14kmと同格内で最も目立つ*1。長射程艦の宿命とはいえ己の立ち位置には十分に気を配りたい。

・生存性
素のHPは29000台と同格内では体力に優れる。ところがソ連艦としては速度がイマイチ、かつ低隠蔽。その上に防御力や耐性・対空能力が終わっているという事もあり「距離はお友達」という鉄則を少しでも破ると非常に脆い。反面、本艦には長射程があるので序盤に少々やらかしても(生き残ってさえいれば)立ち位置を修正して再度戦線復帰が出来なくもない。また味方の傍で航空攻撃を凌ぐ事ができれば、艦の細さを活かすことも容易なのでソ連巡洋艦の基本を押さえた艦長であれば最後まで生き残ることも難しくはない筈だ。

・消耗品
まずは高級船員食糧(装填)、改良型ディーゼルエンジン(機動性)。残りひとつは、ショールスより多い体力を活かす予備整備パック(HP)か、気休めにしかならない高品質石炭(隠蔽)。

・艦艇スキル/艦長スキル
偵察機を使用可能な巡洋艦は限られるが、本艦はtier7にして最高レベルの偵察機llを使用することが可能である。回数も使いきれぬ程多いので、惜しまず使っていこう。また隠蔽を維持した状態で偵察機を飛ばす場合は注意が必要である。偵察機を飛ばすことによって本艦のおおよその位置が判明してしまい、砲撃による発見と同時に集中砲火を喰らうこともあるだろう。

本艦には一つのスキルだけしかないため、無駄になる艦長スキルが気にならなければ、ツリー艦など他の艦の艦長を兼任させても良いだろう。しかし本艦の性能を十分に発揮したい場合は、本艦用に訓練した艦長を着任させるのも面白い。

・装備
　・兵装　
　・防御　
　・適正　

・エリート特性
・新型砲撃照準器　主砲射程+4%
・エリート砲術員　主砲装填時間-3%､主砲旋回速度+7%
・功績　EXP+10%

・総論
　一言で言うとツリー艦ショールスをベースに、遠距離砲戦に特化させたような艦である。
とはいえ元のショールス自体が同格巡洋艦よりも遠距離向けであり、それを実現した上で最低限の生存性を整えた「かなり危ういバランスの上に成り立った艦」であった*2。このバランスを更に崩してまで強化したこの部分で何ができるかというと、それは格上巡洋艦相手の砲戦能力である。装填時間が伸びている上にショールスよりも鈍重で隠蔽が悪い本艦は、敵駆逐艦を探し出して追い払うという巡洋艦のお仕事が苦手…つまりこのお仕事は他のメンバーに依存する事になり、さらに自力では敵航空機に対する防衛もできない。要は駆逐艦・本艦・空母等でチームを組んで戦うための能力を特化させた艦なのだ。この点を把握した上でチームプレイに徹すれば、本艦の強みである長射程を十分に活かして格上巡洋艦とすら渡り合う事も不可能ではない…そう考えるとグランドバトルやチーム・スカーミッシュ、分艦戦隊向けの性能と言えるだろう。

戦闘名誉章

史実

小ネタ

編集用コメント

コメント欄