ZF-6

ZF-6級駆逐艦 ZF-6 (旧ル・アルディ級駆逐艦 ルピニャート)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

未完成だったフランスのル・アルディ級駆逐艦の1隻であり、ドイツが1940年に鹵獲した。全ての兵装をドイツ製のものに置き換える形で本艦を竣工させる計画が立案された。

解説

2023年2月9日13時にアルティメット箱で実装された、ドイツTier9駆逐艦。ネームシップは遅れて2025年7月にツリー艦での実装となった。

・主砲
128mm砲を5門搭載。砲配置はツリー艦の「Z23」に似た構成で、艦首部に連装砲1基2門と艦中央部に単装砲1基、艦尾部に単装砲を背負い式で2基2門である*1。主砲射程は短く、HE弾の性能もドイツ艦艇のお約束どおりである。また素の装填時間もそこまで速くはないため、平凡な5門構成という点も相まって本艦の砲性能は微妙に見えるかもしれない。ところが本艦はドイツ駆逐でありながら艦艇スキル「高速装填Ⅲ」を使用できるため、効果時間内限定とはいえ仏駆の如く火力を倍増させる事が可能。またそれ以外のスキルも単独でも使えつつ組み合わせることでも威力を発揮するのでどんどん有効活用していこう。

・魚雷
533mmクラスの魚雷を4連装魚雷発射管に収めて2基8射線搭載。ツリー艦の魚雷と比較すると強力な単発火力、優れた雷速・そこそこの浸水率を持つが、8.10kmと射程が短い。一応素の状態でも、隠蔽雷撃は可能ではあるが、可能ならば隠蔽システム改良Ⅰで隠蔽性を向上させる措置をとった方が良いだろう。

・対空
総合対空指数は989*2。ドイツ駆逐としてはかなり恵まれているのだが、他国の高対空駆逐艦とは比ぶべくもない。
本艦は艦艇スキル「対空警戒Ⅱ」を使用できるため、効果時間内に限っては大口径対空砲・小口径対空砲のダメージが倍になる。敵航空機に狙われていると感じたら忘れずに使用し、一機でも多く撃墜しよう。

・装甲
駆逐艦に装甲や耐性を期待してはいけない。

・機動性
素の最高速度は34kt台と遅く、同格駆逐艦ではエステルイェートランドと同じ値である。これは巡洋艦である大連とも同じであるため、「速い巡洋艦程度の巡航速度しか出ない」と理解すれば良い。その速度の遅さ故に「元がフランス艦」と思って乗るとギャップに戸惑う事になるだろう。
艦艇スキルの「エンジンブーストⅠ」が使用できるので、改良型ディーゼルエンジンのみのチューニングでも、スキル使用時は38.2ktまで最高速を向上させる事は可能。尚同条件で余熱装置効果時間中ならば、39.3ktとなる。
加速力も特段優れているとはいえない一方で、転舵性能は平均よりも若干良い数値である。悲観する程悪い値ではない。
同格ドイツ駆逐艦4隻の機動性の比較は、格納の通り。

前述した巡航速度が同値のエステルイェートランドと比べると、転舵所要時間も同値。最大出力への到着時間(エステルイェートランドは9.87秒)で本艦が勝り、転舵速度(エステルイェートランドは9.50度/秒)では劣る。
また、本艦の転舵速度と転舵所要時間は、同格駆逐艦の忠武と全くの同値である。

・隠蔽性
素の被発見距離は6.18kmとそこそこ優秀。ドイツ砲駆として考えるのであれば破格の隠蔽を誇る。「高速装填Ⅲ」未使用時の砲火力が貧弱なことからも、高隠蔽性を活かした立ち回りを心掛けたい。隠蔽システム改良Ⅰの採用も一考の価値あり。

・生存性
素のHPは17000台とかなりの虚弱体質。また速度が遅いため火力を集中された際にはあっさりと港に還る事になるだろう。しかし本艦には豊富な艦艇スキルが備わっているので、それらを適切に扱いつつ丁寧な運用を心がければ試合終盤まで生き残る事も難しくはない筈だ。

・消耗品
「高品質石炭」「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」の駆逐基本セットを推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは同格のZ44と同じく、充実の4スキルである。「エンジンブーストⅠ」を3回、「発煙装置Ⅰ」を3回、「高速装填Ⅲ」を3回、「対空警戒Ⅱ」を2回使用可能。エンジンブーストも発煙装置も、充分な量を備えていると言って良いだろう。

本艦の最大の特徴である「高速装填Ⅲ」を活かす為に、ツリー艦とは異なる艦長の配属は必至である。「熟練装填手」採用は必須*3であるほか、レベル4では他が死にスキルである為「対空防御専門家」を選択すると良い。このほか「出力全開」と「雲隠れ」も取得すると良いだろう。「戦場支援」と「超火力」については、プレイスタイルと相談して決めよう。
またレベル8では「アドレナリン・ラッシュ+」があれば「雲隠れ」ではなくこちらを選んでも良いだろう。しかし現在ドイツ籍でこのスキルを持つのはエピック艦長のバーサのみであるので、採用はあまり現実的ではない。
なお本艦に関しては、アンストッパブルとアドレナリンラッシュ(場合によっては加えて海上の侵略者やアクティブリロードも)を組み合わせた、主砲装填速度特化ビルドも存在する。スキルの発動条件が高難度のため推奨はしないが、知識として知っておくと良いだろう。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅰ or 主砲改良Ⅱ
　・防御　転舵装置改良Ⅰ
　・適正　転舵装置改良Ⅱ

防御・適正では、操舵装置改良Ⅰ・Ⅱの併用を基本として推奨するが、プレイスタイルに合わせて自分に合ったチューニングを施して欲しい。

・エリート特性
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　・エリート魚雷オペレーター　魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
艦艇スキルを観るとフランス風の味付けに見えるが、実は速度が非常に遅く「高速駆逐艦」として運用する事は逆立ちしても不可能。このため味方艦艇の付近で護衛駆逐艦として運用しようとするとドイツお得意の「ソナー」を搭載していないためツリー艦程の信頼性はない。フランス風のトッピングは非常に目立ってユニークではあるが、その実艦本体の方向性と一致しているとは言い難く、ややちぐはぐな印象は拭えない艦に仕上がっている。とはいえドイツ駆逐としては珍しく「発煙装置」「高速装填」の組み合わせにより(今更ながら)煙幕射撃が可能であったり、艦艇スキル自体は使い勝手の良いものが揃っている。よって英米駆逐の如く足りない部分はスキルで補うことができる「独駆のような何か」と考えれば本艦を活かすべき方向性も見えてくるのではなかろうか。

戦闘名誉章

史実

小ネタ

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