Tier 8 イギリス 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 130/76/38 | 本体価格(シルバー) | 2,520,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 34.3 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 8~10 | ||
後退 | 12 | 派生元車輌 | Black Prince | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.10 | ||||
移動時 | 0.05 |
パッケージ
┏ | ━ | ━ | Conqueror E:110,000 S:3,600,000 | ||||||
Caernarvon E:110,000 S:2,520,000 | ━ | Caernarvon BP E:45,800 S:114,500 | ━ | Caernarvon Mk I E:76,700 S:270,500 | ┻ | Caernarvon Mk II E:72,700 S:278,500 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Caernarvon | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | OQF 17-pdr Gun Mk. VII | FV221 | Centurion Mk. II | 1,500 | WS No. 19 Mk. III | |
650 | 22 / [17.60] | 152/89/89 | 550 | ||||
10.98 | 1.2/1.5/2.5 | 22 | 370 | ||||
Caernarvon BP | Rolls-Royce Meteor Mk. IVC | OQF 17-pdr Gun Mk. VII | FV221A | Centurion Mk. II | 1,500 | WS No. 22 | |
750 | 24 / [23.43] | 152/89/89 | 700 | ||||
12.67 | 1.1/1.3/2.3 | 24 | 370 | ||||
Caernarvon Mk I | Rolls-Royce Meteor Mk. IVC | OQF 32-pdr Gun Mk. II | FV221A | Centurion Action X* | 1,600 | SR C42 | |
750 | 24 / [22.47] | 254/89/89 | 750 | ||||
12.15 | 1.1/1.3/2.3 | 24 | 400 | ||||
Caernarvon Mk II | Rolls-Royce Meteor M120 | OQF 32-pdr Gun Mk. II | FV221A | Centurion Action X* | 1,600 | SR C42 | |
810 | 24 / [24.27] | 254/89/89 | 750 | ||||
13.12 | 1.1/1.3/2.3 | 24 | 400 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
OQF 17-pdr Gun Mk. VII | AP APCR HE | 175 8G 75 | 200 244 44 | 150 150 190 | 15.00 | 2,250 | 2.30 | 0.34 1.87 1.22 | 70 | +18 -10 | |
0.34 1.63 1.22 | |||||||||||
OQF 32-pdr Gun Mk. II | AP APCR HE | 660 11G 260 | 220 252 47 | 280 280 370 | 7.50 | 2,100 | 2.30 | 0.34 1.63 1.71 | 50 | +18 -10 | |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier8イギリス重戦車
先に車体だけ完成したConquerorの車体にCenturionの砲塔を載せた車輌。
これまでの歩兵戦車シリーズとは打って変わってCenturionのような主力戦車に近い外見をしている。
- 火力
相変わらず火力は抑えめだが、発射速度や精度に優れており照準拡散も小さい。
Caernarvon Mk. IIの史実砲である20ポンド砲は削除され、本ゲームオリジナルの32ポンド砲と専用砲塔が追加されている。- OQF 17-pdr Gun Mk. VII
初期砲はおなじみ17ポンド砲。
DPMや貫通力はともかく、単発火力は低くターン制で戦う事の多い重戦車としては非常に厳しい値。
ついでに言うとDPMも前身がBuffされた影響で本車の方が低くなってしまっている。
次の32ポンド砲までに必要な経験値は7万以上も必要だが、できればフリー経験値や戦車訓練、War Storiesで稼いで飛ばしてしまいたい。 - OQF 32-pdr Gun Mk. II
17ポンド砲から貫通力と単発ダメージが上昇したバランスの良い砲。口径は94mm。
同格重戦車内では依然として単発火力がやや低く、ターン制の撃ち合いは苦手な部類にあるものの、高い精度やハルダウンなどを丁寧に駆使すれば良好なDPMを発揮できるだろう。
- OQF 17-pdr Gun Mk. VII
- 装甲
- 車体
前面上部装甲は130mm。傾斜を加味すると230~250mm程度でTier相当はある。
しかし、このあたりから貫通力がインフレし始めるため安心はできない。
残念ながら車体で堅い部分はこの前面上部と側面の張り出しくらいで、正面下部と側面は76mmしかない。
一応、正面下部には傾斜、側面下部にはサイドスカートがそれぞれ申し訳程度についているが薄いことには変わりない。
そのため豚飯への適性は低く、昼飯をしても下部を抜かれるので起伏の少ない市街地での戦いは苦手。
そのため弾薬を安全に収納するスキルや湿式弾薬庫の採用をおすすめする。 - 砲塔
初期砲塔はCenturion Iの改良砲塔と同じ見た目だが、装甲厚はBuff前のCenturion砲塔と同じ。
正面でも150mm前後と頼りない防御力であり、主砲の問題もあるので早急に換装したい。
T34やAMX M4 49には及ばないが、同格重戦車の通常弾を安定して弾くには十分な防御力である。
天板の傾斜部分は88.9mmで、平地ではAPやAPCRは跳弾する。
キューポラは薄く、被弾するとほぼ確実に貫通されてしまうものの投影面積が小さく、よほど近距離でない限りはまず狙って当てられるものではない。
俯角は良好でハルダウンと相性が良く、丘陵地帯では頑丈な防御力を発揮できるだろう。
- 車体
- 機動性
最高速度は34km/hとそれまでの歩兵戦車群から大幅に改善されている。
出力重量比も良好で、同格重戦車のIS-3などには最高速度・加速力でやや劣るものの、ストレス無く動けるだろう。
ただし、旋回速度はそれほど速くはないため、快速車輌に回り込まれそうになった際の反応は素早く行いたい。
- 総論
攻守走がバランス良く纏まった手数型の重戦車である。
Centurion系と同じく車体の被弾しやすい場所に弾薬庫が配置されており、車体を隠す運用を徹底しなければならない。
幸い砲塔が堅く、俯角も良好でハルダウンと相性が良いため、稜線地帯には積極的に進行していきたい。
次のConquerorにも通ずる、汎用性の高い優秀な重戦車と言える。
史実
第2次世界大戦終了直後の1945年9月7日に、ドイツの首都ベルリンにおいて連合軍代表部隊の合同記念軍事パレードが挙行されました。
このパレードに参加した、ソ連軍のIS-3重戦車を目にした西側の将軍たちは、強い衝撃を受けました。
IS-3重戦車は、ソ連がIS-2重戦車の後継として開発した新鋭重戦車で、1945年5月から部隊への引き渡しが開始されたばかりで、極少数が実戦にも投入されていたそうです。(ただし、戦闘は起こらず、ベルリンに移動中に終戦となっています。)
この軍事パレード以降、IS-3重戦車の脅威は西側軍事筋の脳裏にくっきりと焼き付けられ、アメリカやイギリスはこの戦車に対抗するための新型重戦車の開発に狂奔することになります。
イギリス陸軍はIS-3重戦車に対抗できる重戦車を早急に開発するため、歩兵戦車と巡航戦車を統合する汎用戦車(Universal Tank)の流れを汲むFV200系の車体を利用して開発する方針を選択しました。
しかし、イギリスは60tを超える重量の重戦車に関しては、トータス重突撃戦車やTOG I、TOG II重戦車ぐらいしか過去に開発の経験が無く、まともな運用実績も無かったため、先に完成したFV200系の車体に64口径20ポンド砲Mk.IIを装備するセンチュリオンMk.IIIの砲塔を組み合わせたFV221カーナーヴォン重戦車をまず暫定型として生産し、FV214生産前の運用経験を積むことにしました。
カーナーヴォン重戦車は10輌が生産されることになり、1952年4月に第1号車が完成しています。
完成したカーナーヴォン重戦車は、西ドイツ駐留のBAOR(British Army of the Rhine:イギリス陸軍ライン派遣軍団)や王立装甲軍団試験センター等に数輌ずつが分配されて試験運用に供せられ、実際の重戦車の運用技術が開発されて、その後、7輌のカーナーヴォンはFV214 コンカラーに改造されました。
資料によっては、カーナーヴォンをコンカラーの試作型や、開発中コード名として紹介しているものもあります。
ちなみに、カーナーヴォンとはウェールズの地名に由来しているイギリスの伯爵位であり、現在も存続しています。
中でも5代目カーナーヴォン伯爵のジョージ・ハーバート卿はツタンカーメンの墓を発掘した人物として著名で、彼が発掘調査後に急死したことからエジプト王家の墓を暴く者はファラオの呪いによって死に至るという噂話が広がりました。