Tier 7 イギリス 中戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 76/43/32 | 本体価格(シルバー) | 1,350,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 51.50 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 7~9 | ||
後退 | 18 | 派生元車輌 | Cromwell | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.267 | ||||
移動時 | 0.200 |
パッケージ
┏ | Centurion I E:100,000 S:2,350,000 | ||||||||
Comet E:58,000 S:1,350,500 | ┳ | A36 E:6,900 S:66,000 | ━ | Comet* E:28,000 S:107,000 | ━ | Comet** E:37,500 S:114,000 | ┛ | ||
┗ | A36* E:4,200 S:51,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Comet | Rolls-Royce Meteor | 75 mm Gun Mk. V | A34 | Cromwell Mk. IV | 1,050 | WS No. 19 Mk. II | |
600 | 34 / [28.77] | 76/64/57 | 450 | ||||
19.66 | 1.1/1.3/2.1 | 48 | 360 | ||||
A36* | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | 3.7-inch Howitzer | A34 | Cromwell Mk. IV | 1,050 | WS No. 19 Mk. III | |
650 | 34 / [31.27] | 76/64/57 | 550 | ||||
21.37 | 1.1/1.3/2.1 | 48 | 360 | ||||
A36 | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | 75 mm Vickers HV | A34A | Comet Mk. I | 1,150 | WS No. 19 Mk. III | |
650 | 34 / [31.07] | 102/64/57 | 550 | ||||
21.23 | 1.1/1.3/2.1 | 46 | 380 | ||||
Comet* | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | 75 mm Vickers HV | A34A | Comet Mk. I | 1,150 | WS No. 19 Mk. III | |
650 | 36 / [33.18] | 102/64/57 | 550 | ||||
19.93 | 1.0/1.1/1.9 | 46 | 380 | ||||
Comet** | Rolls-Royce Meteor Mk. IVB | OQF 77 mm Gun Mk. II | A34A | Comet Mk. I | 1,150 | WS No. 22 | |
650 | 36 / [33.09] | 102/64/57 | 700 | ||||
19.88 | 1.0/1.1/1.9 | 46 | 380 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
75 mm Gun Mk. V | AP APCR HE | 56 7G 56 | 120 165 38 | 110 110 175 | 20 | 2,200 | 1.90 | 0.39 4.42 1.87 | 61 | +20 -13 | |
3.7-inch Howitzer | HE HEAT | 156 14G | 47 110 | 370 280 | 8.57 | 2,400 (HEAT) | 2.30 | 0.53 6.00 3.05 | 48 | +20 -10 | |
75 mm Vickers HV | AP APCR HE | 100 7G 56 | 145 202 38 | 135 135 175 | 15.38 | 2,076 | 2.30 | 0.36 4.08 2.42 | 61 | +15 -8 | |
15.38 | 2,076 | 2.30 | 0.34 3.50 2.42 | 61 | +20 -12 | ||||||
OQF 77 mm Gun Mk. II | AP APCR HE | 150 7G 75 | 148 208 38 | 140 140 190 | 15.38 | 2,153 | 2.30 | 0.34 3.50 1.88 | 61 | +20 -12 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 火力
- OQF 77 mm Gun Mk. II
最終砲。
Churchill VIIの最終砲と同一のもので、Cromwellから性能が微増しただけに見えるが、俯角が12度に向上しただけでなく、照準拡散が減少しスタビが搭載可能なので段違いに射撃しやすくなっている。
貫通は同格中戦車相手なら気にならないが、格上相手にはやや不足気味。
APCRを多めに積んで格上にも対応出来るようにしよう。
- OQF 77 mm Gun Mk. II
- 装甲
車体正面は数値だけ見れば次のCenturion Iと大差ないが、完全に垂直なので格下からも簡単に撃ち抜かれる。
砲塔も基本的には数値通りなので格下にしか通用しない程度なのだが、端の一部が防楯と重なり異様に硬い部分があるので、運が良いとそこで防げることがある。
また砲基部のアゴはそこそこ硬い。
- 機動性
前身より最高速、出力重量比、車体旋回速度、いずれも低下しており、重戦車相手のNDKはしづらくなった。
クロムウェルと同じ感覚で敵を深追いすると痛い目に遭うので気をつけよう。
しかし、それでもTier7中戦車として高い機動力を持っており、素早い陣地転換も相変わらず難なくこなせる。
- 総論
Tier7中戦車として充分に高いポテンシャルを持つコメットだが、戦力値が重戦車と同じなので対抗にTiger I、T29、ISといった強敵が来る。
単独Tierトップだと苦戦を強いられることもしばしば。
しかし決して勝てないことはなく、返り討ちにできる力も十分あるので、諦めたりせず堂々と戦ってもらいたい。
さらに言うと、現状戦力値の存在を忘れる程マッチメイカーが荒ぶりがちなので、この欠点もさほど気にならない。
史実
北アフリカ戦線でドイツのティーガーI重戦車や初期生産型から火力が強化されたIV号戦車に苦戦したイギリス軍は従来の巡航戦車やアメリカからレンドリースされていたM4シャーマン戦車の力不足を感じていました。
そこでA27セントーおよびクロムウェル巡航戦車を生産中のレイランド社がこれをベースとした発展型を開発する事となります。
当時、Tigerに対抗できるイギリスの切り札として17ポンド砲があり、これをクロムウェルに搭載しようと計画されましたが、砲身はもとより、閉鎖機である尾栓が大きすぎて砲塔を大型化するにも設計上の無理があり、搭載は不可能であると判断されてしまいます。
これに対し、車体を拡大することで対応しようとする案として制式化された巡航戦車チャレンジャー(A30)は開発が大幅に遅れた上に車体サイズと重量のバランスが悪く、機動性や信頼性に欠けるものでした。
追い打ちを掛けるようにM4シャーマンの砲塔を改良して17ポンド砲を搭載したファイアフライの完成で活躍の機会を失ってしまいます。
双方を比べたところ、明らかにファイアフライが優れていると判断され、実戦部隊にはファイアフライが配備されていきました。
M4シャーマンの砲塔は元々余裕のある設計をしていましたが、それでも17ポンド砲の尾栓は長過ぎたため、無線機を収めていた砲塔後部をバスルという張り出し式にして拡張し、それでもギリギリなので尾栓を90度横に向けて搭載するという涙ぐましい改造の末に完成したのです。
対して、設計上から車体を小さく抑えようという巡航戦車のコンセプトでは狭い砲塔をどんなに改造しても巨大な17ポンド砲の搭載は無理と判断されていました。
それでも諦め切れなかったヴィッカース社は砲尾部を小型化したコンパクト版17ポンド砲である77mm戦車砲を開発、搭載する車体をクロムウェルからの流用としました。
しかし、改造箇所は実に60%となり、1944年2月に完成した試作車は事実上新型といっても差し支えないほど見違える車体に仕上がっていました。
この新型戦車は巡航戦車コメット(A34)として制式化され、1944年9月には量産車輌が完成します。
しかし、実戦投入された1945年3月のライン川渡河作戦時にはドイツ機甲部隊が壊滅状態だったので、殆ど実戦らしい実戦を経験しないまま終戦を迎え、Cromwellらと共に戦勝パレードに参加しています。
それでも戦後も引き続き生産され、最終的に1,186両が完成しています。