SW M360J sakura

Last-modified: 2023-09-22 (金) 09:33:53

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海上保安庁のM360J (※)

仕様

口径   .38口径
銃身長  51mm
使用弾薬 .38SPL弾
装弾数  5発
作動方式 シングルアクション/ダブルアクション
全長   160mm
重量   554g

概要

 S&W M360自動拳銃(エア・ライト.357マグナム)の日本の警察向け特注モデル。通称SAKURA(サクラ)。外見上の違いは左フレームの刻印とグリップの形状、ランヤードリングの有無のみである。撃鉄が小ぶりであるため、本体が軽量な割りに射撃時のブレが少なく命中率がよい。また、撃針についても、従来のようにハンマーに付属するのではなく、コルト式のように銃本体に内蔵されている。銃身内にはクロムメッキがされており、耐久性が向上している。指かけ(ラッチ)上部には市販のS&W M360のように安全装置として鍵穴が存在するが、警察では鍵の支給はされていない。グリップは黒色プラスチック製で初期のS&W M36とほぼ同じ大きさであるが、フィンガーレストが延長され握りやすくなっている。2006年頃から調達されはじめ、ニューナンブM60S&W M37の後継として配備されつつある。一部雑誌において、レーザーグリップ(レーザーポインターを応用した照準器が内蔵されている握り)が装備されているという情報が流れたが、そのような事実はない。 2010年警察庁の調査により、日本警察に支給された一部の拳銃に「ひびが入った」などの報告があり、警察庁は全国の警察本部にサクラの一斉点検を指示した。その結果、11月までに亀裂のある拳銃約200丁が見つかったと報道されている。警察庁は原因を銃の不具合と見て回収を指示した。
 
 
※出典:ウィキメディア・コモンズ 海上保安庁のM360J 著作者:海上保安庁(Japan Coast Guard) CC 表示 4.0(https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:SAKURA_M360J_of_the_Japan_Coast_Guard.jpg