2007年の任天堂NEWS2

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:26:00

任天堂の主張をナンセンスだとして切り捨てました2/1

エヌビディアは、「グラフィック向上はゲームに刺激を与える限界に達した」という
任天堂の主張をナンセンスだとして切り捨てました。
世界最大のグラフィックプロセッサ技術の先導者であるエヌビディアは
任天堂の岩田聡氏のゲームグラフィックに関する意見とは異なる見解を持っているようです。

「馬鹿げたことを言っている。」

任天堂が主張するグラフィック向上はゲームに刺激を与える限界に達したという説に対して
こう言いました。「グラフィックが重要ではないという話は、嘲笑に値することです。
岩田「TVスクリーンの質は問題ではない」 へえ?そうですか。
ではこうしましょう。7インチの白黒スクリーンで24(ドラマ)を見てください。
そうすればTVスクリーンの質は問題ではないということがどんなに馬鹿げたことか
理解できます。私たちがやっていることは現時点でも十分重要であると思っていますが、
ゲームにおいて更にグラフィックが高みを成し遂げるのを見たいです。」

http://wii.ign.com/articles/760/760643p1.html

ZoonamiがWii向けプロジェクトのスタッフを募集中

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/03/19946.html
NINTENDO64の伝説的ゲーム『ゴールデンアイ』や『パーフェクトダーク』を指揮したマーティン・ホリス氏らレアのスタッフが独立した設立したデベロッパー、ZoonamiがWii向けスタッフの求人を公式サイトで行っています。ゲームキューブ向けプロジェクトは中止されたそうですが、次はWiiということでどんなタイトルが飛び出すか今から注目されます。ゲームキューブでは『Game Zero』と呼ばれたFPSや、音楽ソフトなどを開発していたようです。

今回募集中なのはシニア・プログラマーで、勤務地はZoonamiのあるイギリス・ケンブリッジとなります。CまたはC++についての知識や3年間以上のプログラミング経験が必要なほか、上級プログラマということで分析的な能力やプランニング能力なども求められるということです。

任天堂のオンラインスタンス―『FFXI』がWiiに登場する可能性は?

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/04/19957.html
幾つかのパブリッシャーは以前、任天堂が2007年までWiiのオンライン機能、特に「ニンテンドーWi-Fiコネクション」に関して情報を共有することを望んでいないと述べました。既に2007年になって1ヶ月が経過しましたが、どうやらそれはまだ変わってないようです。

『クッキングママ みんなといっしょにお料理大会』を米国で発売するMajescoの代表はDestructiodとのインタビューで、まだ任天堂はWiiのオンラインシステムについて情報を開発者に伝えることを躊躇していると話しました。『クッキングママ』はマルチプレイヤーモードがありますが、オンラインプレイには対応していません。

またスクウェア・エニックスの田中弘道副社長はCubed3とのインタビューの中で、オンラインRPGの『ファイナルファンタジーXI』をWiiで実現するのは困難だろうとの見解を示しました。その理由として、任天堂がフレンドコードなしにユーザーが自由にオンラインでやりとりするのを望んでいないことを挙げました。

ただし田中氏はこの点について任天堂と話し合いをしている事も明らかにしています。既に『ポケモンバトルレボリューション』でサービスインしていることですし、近い将来サードパーティでもオンライン対応ソフトが出てくることを期待したいですね。

ちなみにWi-FiではないですがWiiConnect24は『Elebits』で使われてるんですよね。

宮本茂氏が第12回AMDAward功労賞を受賞

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/06/19960.html
任天堂の宮本茂氏が社団法人デジタルメディア協会主催の第12回AMDAwardの功労賞を受賞しました。

正式には“デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー06/第12回AMDAward”といい、2006年に発売・発表されたデジタルコンテンツ作品の中から優れた作品を選出、制作者の功績を称えるものです。

1月31日に授賞式が行われ、宮本茂氏はビデオメッセージにて「功労者をいただく歳になってしまったが、これからもまだまだ現役でやっていきたい」とコメントされたそうです。

また今回の第12回AMDAwardには任天堂に関係するものとして、
・Wiiおよび対応ソフト群
・『Wii Sports』
・『はじめてのWii』
・Wiiリモコン
・ニンテンドーDS Lite
・『ポケットモンスター ダイヤモンド/パール』
・『もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド』
がノミネートされております。
2006年のデジタルコンテンツ業界においての任天堂の影響力の大きさが見て取れますね。

サウスウエスト航空がプレミア会員にDSと『脳トレ』をプレゼント

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/07/19965.html
任天堂オブアメリカは米国の航空会社・サウスウエスト航空が同社のマイレージプログラム「Rapid Rewards」の中でも利用頻度の高い顧客50名に、ニンテンドーDS Liteと『脳トレ』(Brain Age: Train Your Brain in Minutes a Day)のセットをプレゼントしたと発表しました。同社が他者の商品を「Rapid Rewards」で提供するのは初めてのことだそうです。

「サウスウエスト航空は私達の顧客が低価格で使い易く、そして旅路でエクササイズができる素晴らしい年を祝いたいと思いました。私達は任天堂とパートナーを組み、顧客に楽しい新年を提供できることを嬉しく思います」とマーケティング&顧客部門のBlair McGrain氏は述べています。

「ニンテンドーDSはずっと旅行者のお気に入りでした。サウスウエストのプレミアユーザーに私達の商品がプレゼントされることは、新しい顧客に届く手段を提供すると共に、私達のゲームが誰にとっても楽しいものであることを再確認するものです」と任天堂オブアメリカのジョージ・ハリスン氏は述べています。

次は任天堂フォン?―特許が判明

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/07/19969.html
最近の任天堂は製品デザインなどにアップルの影響を見ることができますが、そのアップルは先日iPhoneという携帯電話を発表しました。そして任天堂も携帯電話に感心が無いわけではなさそうです。任天堂が2001年に携帯電話に関する特許を申請していたことが分かりました。

Engadget Mobileが発見したこの特許は「ゲームと電話の機能を持つ電子装置」に関するもので、2001年に申請され昨年6月に公開になったものです。ゲームが起動され、電話がかかってきたら休止し、終わるとまたゲームに戻る、という流れが書かれています。添付されている図では普通の携帯電話のボタンに加えて十字キーとABボタンが乗っています。

もちろん任天堂は日々多種多様な特許や商標を出願していて、今回のような携帯電話が実現する可能性はかなり薄いと思われます。しかし任天堂がこんな事も考えているんだ、という発見は面白いものですね。

OperaがWii向けコミュニティをオープン―英語で提供

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/07/19973.html
ニンテンドーDSやWii向けのオペラブラウザーを提供しているOpera Softwareは、Wii向けのコミュニティサイト()をオープンしました。コミュニティにはフォーラムや、ゲームサイトGameSpotからの最新ニュースを一覧で見ることのできる仕組みなどが提供されています。

Operaではユーザー向けのコミュニティサービスを提供していて、登録すると300MBのブログスペースが貰えるようです。現在のところWiiコミュニティは英語のみで提供されています。また、Wiiのみに対応していて、PCからはアクセスすることができません。

任天堂がAIASアワードで5部門を受賞

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/10/19984.html
米国の学術団体、インタラクティブ芸術科学アカデミー(AIAS / The Academy of Interactive Arts & Sciences)は2月8日からラスベガスで開催しているDICEサミットに合わせて、一年間に著名な功績のあった作品を表彰するAIASアワードの受賞作品を発表しました。任天堂からは5つの部門で選ばれています。

・ゲームで顕著な革新 
『Wii Sports』

・ストーリー、キャラクター開発で顕著な功績
『ゼルダの伝説トワイライトプリンセス』

・ゲームプレイに顕著な功績
『Wii Sports』

・ゲームデザインに顕著な功績
『Wii Sports』

・ハンドヘルドゲームオブザイヤー(携帯ゲーム機におけるベストゲーム)
『脳を鍛える大人のDSトレーニング』(Brain Age:Train Your Brain in Minutes a Day)

「業界グループによって組織されたこれらの賞は、新規ユーザーと経験のあるゲーマーの両方に訴え掛けることが可能であることを証明します。『トワイライトプリンセス』・『Wii Sports』・『脳トレ』がこのような栄誉を受けたことは業界が新しいアイデアや素晴らしいゲームを渇望していることを示すものです。私達はWiiやニンテンドーDSがこれらの体験を届けるのに最高のプラットフォームであると確信しています」と任天堂オブアメリカのReggie Fils-Aime社長は述べています。

『ゼルダの伝説トワイライトプリンセス』が米国で初のミリオン達成

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/11/19985.html
任天堂オブアメリカの上級副社長コーポレート・アフェアーズのペラン・カプラン氏は、『ゼルダの伝説トワイライトプリンセス』がWiiで初めてのミリオンセラーを達成したことを明らかにしました。ゼルダは米国だけで100万本を販売したそうです。またカプラン氏は3月末に全世界600万台という目標は順調に進んでいると述べました。

『ゼルダの伝説トワイライトプリンセス』は日米欧でWiiのロンチタイトルとして発売されたシリーズ最新作で、影の世界と光の世界が交差する黄昏時(トワイライト)を舞台に、影の支配に飲み込まれたハイラルに光を取り戻すためリンクの冒険が始まります。シリーズ最大の圧倒的なスケールで描かれる冒険は体験の価値アリです。

日本では『Wii Sports』がミリオンセラー第一号になりそうです。今のところ『ゼルダの伝説トワイライトプリンセス』は約40万本となっています。

Wii Could Overtake Xbox 360 in '08

http://games.kikizo.com/news/200702/042.asp
任天堂オブアメリカのReggie Fils-Aime社長兼COOは
wiiは360を追い越せるかが問題ではなく いつ追い越せるかが問題だ。
マイクロソフトが減速しているのは明確だ。
来年360のインストールベースをしのぐのは考えられなくもない。
コンソール購入者は任天堂サイドにいます。
Wiiはもう 400百万台以上販売したし同じタイミングでローンチしたソニーのプレステ3の
完全に先に進んでいる。

829 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 22:50:22 ID:bC5YtV1x0
NOAには岩っちの慎重さのかけらもないな

830 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 22:51:23 ID:hPlHHaUJ0
大口を叩くというアメリカ文化

モバイルゲームの前に家庭用はニッチになる?―元NOE Divid Gosen氏

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/12/19992.html
携帯向けゲーム配信のI-PlayのCEOで、元任天堂オブヨーロッパの代表取締役兼セールス&マーケティングディレクターを務めたDavid Gosen氏は、オーストラリアで開催されたカンファレンス「カジュアル・コネクト」での講演で「将来は携帯向けゲームが主流になり、家庭用はニッチになる」と述べました。

Gosen氏は2008年には携帯サービスの加入者は28億人に達し、モバイル向けゲームの販売は2年以内に2倍になるとの予測を示しました。その上で「そのリーチと多機能性によって携帯電話はナンバーワンのエンターテイメントデバイスになり、家庭用ゲーム機はニッチになるでしょう」と述べました。

またGosen氏はカジュアルゲームが携帯電話ゲームやオンラインゲームにとって重要になっていくと述べました。

圧倒的に数が出ていて、かつ常時オンラインに接続されている携帯電話が専用ゲーム機に代わる地位をいずれは獲得するのではないかという議論はずっと以前よりありますが、皆様はどう考えられますか?

『マンハント2』がWiiで発売されることに関して任天堂がコメント

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/12/19994.html
ロックスターゲームスが少し前にWii向けに発表した『マンハント2』は大人向けの過激な描写を含んだゲームで、こんなゲームがWiiに!と反響を集めました。このタイトルについて、GamePoliticsの取材に対して任天堂オブアメリカの上級ディレクター・コーポレートコミュニケーションズのBeth Llewelyn氏は次のように述べています。

「『マンハント2』は任天堂が開発しているわけでも発売するわけでもありません。私達のプラットフォーム向けにサードパーティが幅広い世代や興味関心に向けて提供している数多くのタイトルのうちの一つです。ちょうど映画やテレビや本と同じように、色々なゲームがあり、色々なユーザーに受け入れられるということです。小売店や購入者は、ゲームが誰に売られるべきかを定めたESRBのレーティングに強く拘束されます。もし両親が子供がどんなゲームにアクセス可能か設定したいと思う場合は、Wiiにはペアレンタルコントロールが内臓されています」

とのこと。

よく言われることですが特に任天堂は自社プラットフォームで発売されるサードパーティ作品について特に規制しているということは無いように思います。ユーザー層の関係で今までは特に大人向けのタイトルについて発売する必要が無かったということじゃないんでしょうか。主流になるにつれて幅広いゲームが登場してくるでしょう。

オンライン開発キットは既に配布中―NOA社長

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/12/19996.html
ラスベガスで開催されたDICEサミットにて任天堂オブアメリカのReggie Fils-Aime社長兼COOは、マーキュリーニュースのディーン・タカハシ記者とのインタビューに答えて、任天堂がWiiのオンライン開発キットを既に配布中であると話しています。インタビューの全文は時間があれば後にアップする、とのこと。

最近の任天堂について、Wiiは12月に北米で120万台が売れ、昨年中に400万台を生産したとしました。ソフト販売の2/3はサードパーティ作品になっていて「デベロッパーと成功を共有している」と述べました。来週くらいには新しい販売データが出るとしています。DSについては既に全世界で3560万台以上が売れていて、月に何百台作っても「需要はその上を言っている」とのこと。

Wiiリモコンの斬新は徐々に失われていくのではないか? という質問に対しては、DSの2画面やタッチスクリーンでも同じ事を言われたと述べました。Reggie氏はサードパーティもWiiリモコンの新しい使い方に慣れ始めていて、画期的なゲームをこれから作っていくだろうという期待を示しています。

インタビューの最後にReggie氏は「任天堂は成長の次のロケットステージに移りつつある」と述べたそうです。

台湾でもゲームキューブ引退へ―昨年の出荷台数は1000台

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/13/20014.html
台湾の任天堂の代理店である博優公司によれば、新型ゲーム機Wiiが発売される関係で2007年にはゲームキューブが引退する見通しだとのこと。ただしWiiの正式な発売時期は明らかにされていません。

博優公司が明らかにしたところによれば、2006年に出荷されたゲームキューブは1000台程度で、今年もこれまでのところ100台の注文を受けているのみだそうです。今後は小売店からの発注があった場合のみ任天堂に注文を出すとのこと。Wiiが発売されれば完全に引退ということになりそうです。

台湾ではゲームキューブはNT$3,500(105.8USドル)程度で販売されているそうです。

宮本氏がGDCで生涯功労賞を受賞

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/13/20004.html
ゲームデベロッパーズカンファレンス2007を主催するCMPメディアは、同時に開催する「ゲームデベロッパーズチョイスアワード2007」の特別賞の生涯功労賞に任天堂の宮本茂氏を選ぶことを発表しました。この賞は国際ゲーム開発者協会(IGDA)のメンバーによって選ばれるゲーム開発者による賞です。

「今年のゲームデベロッパーズチョイスアワードの受賞は、業界に大きなインパクトを与えたビジョナリーな創造物や行動に対する栄誉です。4人の受賞者はそれぞれ、従来の壁を打ち破り、知恵に挑戦し、ゲーム産業を高みに導きました」とGDC代表であるJamil Moledina氏はコメントしています。

宮本氏以外に特別賞を受賞したのは、「未知の領域に飛び込んだ」として『テトリス』の作者のアレクセイ・パジトノフ氏、「コミュニティの創設」として様々なゲーム音楽の制作を支援してきたGeorge "The Fatman" Sanger氏、独立系の小売業者などを立ち上げてきたGreg Costikyan氏です。

授賞式は3月7日(水)の午後6:30からサンフランシスコのモスコーンセンターにて開催されます。

DS、韓国で初週に3万8000台と上々の滑り出し

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/13/20008.html
The Korea Timesによれば、韓国任天堂が1月18日に発売したニンテンドーDS Liteは最初の週に3万8000台を売り、上々の滑り出しとなったようです。これまで韓国市場は代理店を通じて展開していましたが、昨夏に現地法人を設立し、直接参入する方向に転換しました。1月18日には『脳トレ』と『えいご漬け』の2タイトルが同時発売されています。

韓国ゲーム開発&プロモーション研究所の調査によれば、韓国のPCオンラインゲーム市場が1兆4000億ウォンなのに対して、家庭用ゲーム機市場は2100億ウォンと1/7の規模に過ぎませんが、任天堂・ソニー・マイクロソフトは次の有望な市場として投資を加速させています。

今のところ好調なのはマイクロソフトのXbox360で、一年間のリードを生かせるか注目されています。現地法人の代表者は「1人当たりの販売数では日本に劣らない」としています。苦戦気味なのはソニーで、建て直しのためにスタッフの1/4を解雇しています。任天堂はDS Liteと今年後半に発売予定のWiiで、これからといった感じです。

ゲームサイトRuliwebが12月に実施し1万8000人から回答を得た調査結果によれば、ユーザーの36%はXbox360を、33%はWiiを、29%はPS3を購入予定と答えていて、戦いはこれからのようです。

本体発売から3ヶ月半で『Wii Sports』が初のミリオン達成

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/15/20026.html
ゲーム情報サイトegに掲載された、2007/2/5〜2007/2/11のメディアクリエイト調べによる週間ゲームソフト売り上げランキングによれば、Wiiのロンチタイトルとして発売された『Wii Sports』が4万6000本弱を売り上げ、累計販売本数が100万4500本と、Wii向けゲームとして初めてのミリオンセラーに達したようです。

本体発売から約3ヶ月半でのミリオンセラー達成ということになります。これは翌年4月に発売された『Nintendogs』が最初のミリオンであったニンテンドーDSと比較してもかなり早いスピードであるということが言えそうです。今後もDSのようにヒット作を連発することが期待されますね。

ちなみに2番目に売れているゲームは『はじめてのWii』で、現在のところ88万本となっています。こちらもWii本体の出荷と共に順調に数字を積み重ねていて(先週は3万6000本)、遠くない時期に2番目のミリオン到達ソフトとなりそうです。

宮本氏「任天堂はライバルを気にするよりオンリーワンの存在に」

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/18/20032.html
CNNアジアとのインタビューに答えた任天堂の宮本茂専務は、任天堂はライバルとの競争を気にしすぎていて、もっと会社のユニークな強さにフォーカスを置くべきであると述べました。「私達はライバルを気にしすぎます。任天堂と比較可能な会社は多くあります。しかし任天堂はユニークであるべきで、他と比較できない会社になるべきです」

「(山内溥)前社長は"競争しようとするのではなく、オンリーワンに、他とは異なる存在であるべきだ"と常日頃言いました。私達は自身をオンリーワンの存在とする何かを生み出すことに挑戦するためにもっと多くのお金を費やすことができます。これこそが任天堂がそのようなプロジェクトや挑戦に多くの投資ができる理由です。そのための予算は大きくても大きすぎることはないでしょう」

宮本氏はWiiとDSは任天堂が革新し、新しい市場を切り開くことの例だと述べました。

「誰も消費者が期待しなかったような製品を生み出せたとき、新しいマーケットは誕生します。私はそうすることによって任天堂がマーケットをリードするチャンスを得られると思います。任天堂は歴史上ずっとリスクをとってきた会社です」

「私はゲームのノウハウや背景の技術を備え、ゲーム産業での歴史や経験を持ち、モチベーションや意欲に満ち溢れたスタッフを持つという点で、任天堂と比較できる会社はないと思います。私は任天堂のスタッフが長く広く一般に受け入れられるゲームを生み出すことができると信じています。この優位を続けられれば私達は常に他の会社よりも優れていることができるでしょう」

任天堂が普通株式198万株を売り出し―銀行等保有株式取得機構保有分

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/23/20050.html
任天堂は23日の取締役会で、銀行等保有株式取得機構が保有している任天堂株式198万7400株を一般に売り出すことを決議したと発表しました。これは発行済み株式の約1.4パーセントで、23日終値で計算すると約672億円となります。WiiやDSのヒットで注目が集まっている事から個人投資家の保有を促すとのこと。

引受証券会社は、野村證券、日興シティグループ証券、新光証券、三菱UFJ証券、大和証券SMBC。申込期間は売出価格決定日の翌営業日から2営業日後までとなります。価格は3月5日〜8日の終値の0.9〜1を乗じた価格と需給バランスを考慮して決定されるとのこと。

銀行等保有株式取得機構は平成14年に緊急経済対策に基づいて銀行の保有する事業会社の株式の買取及び保有の為に設立された機構です。

ゲームキューブの生産はもうされていない―NOA副社長

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/23/20047.html
GameDailyとのインタビューで、任天堂オブアメリカ副社長マーケティング&コーポレートアフェアーズのペラン・カプラン氏は、既にゲームキューブの生産が行われていないと述べました。「任天堂は既にゲームキューブの生産を行ってませんが、販売する為の在庫は持っています」とカプラン氏は述べました。

カプラン氏はまた、ゲームキューブは既に製造されていないものの、安いハード価格や良質なゲームタイトルが揃っていることから、ゲームを始めるのにはとても適したハードである、という風にインタビューで述べています。

ゲームキューブは2001年9月の発売から6年目に入りましたが、昨年末のWiiの発売もあって世代交代を迎えようとしています。

日米で30・33%の家庭がWiiを所有する可能性も―メリルリンチ証券

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/23/20049.html
米系投資銀行・メリルリンチ日本証券の木下芳之アナリストは、2011年までに日本の世帯の33パーセント、米国の世帯の30パーセントがWiiを所有する事になる可能性もあるという大胆なレポートを出しました。

Wiiは日本と米国でライバルのPS3に大きく差を付け、欧州ではまだPS3は発売すらされていません。日本では1月に40万台以上が売れ、次世代機の中で68パーセントのシェアを確保しました。またNPDによれば米国の1月売上はWiiが43万台、Xbox360が29万台、PS3が24万台だったそうです。

当初アナリストの間ではWiiはギミックに過ぎないという見方がありました。しかしクレディ・スイスのJay Defibaughアナリストは最近のレポートで「Wiiは単なるギミックのアイデアではないかという懸念もあったが、それは日に日に薄れている」と述べています。

英国任天堂「ゲームキューブはまだ生産中」

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/24/20051.html

昨年末に発売され在庫切れが続くWiiはゲームキューブとの互換性があり、価格もそう高くなく、ゲームキューブを買う理由は少なくなってきました。しかし、昨日任天堂オブアメリカのペラン・カプラン副社長の既に生産は終了したというコメントを紹介しましたが、英国任天堂の代表者はこれを否定しています。

Eurogamerに対してコメントした英国任天堂の代表者は「世界的に任天堂はまだゲームキューブのハードウェアやソフトウェアを生産中であることを確認できます」と述べました。

どちらが正しいのかは不明です。ペラン・カプラン氏は「Wiiはリージョンフリーになる」と発言して、後に訂正されたことがあります。ただ、どちらにしても売上やソフトの発売本数などから見ても、ゲームキューブのライフサイクルが終わりに近づいている事は間違い無さそうです。

インディーズ開発者向けプログラムはまだ先―開発機材が足りないから

http://www.inside-games.jp/article/2007/02/25/20061.html

1UP.COM、Gamasutra、Persuasive GamesのIan Bogost氏のブログなどによれば、任天堂がWiiの、ライセンス企業以外のインディーズ開発者向けのプログラムを開始するのはまだ先の事になりそうです。Ian Bogost氏はブログ「Water Cooler Games」にて次のように述べました。

「私達のコンタクトによれば、Wiiの独立デベロッパー向けプログラムは今月末まで保留状態だそうです。Wiiのパブリッシャーが全てを持っていってしまっているからで、言い換えれば任天堂はライセンシーに対する通常の業務を超えてカバーするくらいの十分なWii開発キットを持ってないということです。私は他の人が先週のD.I.C.E.で同じ事を聞いたと確認できます」

とのこと。任天堂はインディーズ開発者向けのプログラムについてまだ詳細を明らかにしていません。可能性としてはバーチャルコンソールのWii専用タイトルとして配信されることが最も考えられます。小さな開発グループによる革新的なゲームを期待したいところですが、売れ行き絶好調で、通常のパブリッシャー向けの開発キットも不足しているということであれば、この話はもう少し先のことになりそうです。