2010年の任天堂NEWS1

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:19:03

任天堂、海外ファンが制作した『ゼルダの伝説』長編映画を差し止め

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/05/39679.html

海外ファンがゼルダの伝説を基に制作したインディペンデント映画が、任天堂の意向により配信停止になったそうです。

「The Legend of Zelda: Hero of Time」は、海外の熱心なゼルダファンが数年掛かりで制作したアンオフィシャルな長編映画で、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』にインスパイアされた1時間40分に及ぶオリジナルストーリーが描かれています。

完成した映像は2009年12月中頃からネット上で配信されていましたが、2010年1月1日に、権利上の問題で映像の配信を停止するとの告知が公式サイトに掲載されました。

“今月はじめ、映像の配信を中止する同意を任天堂と交わしました。任天堂は、年末の間、映像を配信して皆さんが楽しむのを許可してくれましたが、それも2009年いっぱいで終わりです。任天堂がキャラクターや商標の権利を守らなければならないことや、ファンの作品によって著作権が侵害されるのを防がなければならないことを理解しています。任天堂は、例えそれがファンの作品であろうとも、善意に基づいて権利を守る必要があるのです。”*任天堂、第3四半期業績を発表・・・年末商戦好調/1000万本超えタイトルが3本2010年1月28日(木) [#gb775dc8]
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=993
任天堂は平成22年3月期の第3四半期業績を発表しました。ニンテンドーDSやWiiの販売が一巡したことから、前年同期との比較では減収減益となりましたが、それでもなお強さを見せる数字が並びました。

それによれば売上高は1兆1821億7700万円(△23.1%)、営業利益2966億5600万円(△40.8%)、経常利益3145億1100万円(△10.8%)、純利益1926億100万円(△9.4%)となりました。

第3四半期は、年末商戦では昨年以上の盛り上がりを見せたものの、第2四半期までの販売減少や円高の影響で、前年と比較すると低調な業績となりました。それでも世界中で年末商戦に合わせて発売した『NewスーパーマリオブラザーWii』は1055万本、10月の『Wii Fit Plus』は1016万本、上期の『Wii Sports Resort』は1358万本など1000万本を超えるタイトルが複数ありました。DSでも国内のみの『トモダチコレクション』が274万本、『ゼルダの伝説 大地の汽笛』が世界で245万本など好調なタイトルがありました。

ハードでは、Wiiが値下げの効果もあり1705万台。ニンテンドーDSは国内のみで先行販売している「DSi LL」が70万台などシリーズ合計で2335万台でした。

通期の業績予想は変更せず、売上高1兆5000憶円、営業利益3700憶円、経常利益3700憶円、純利益2300憶円を据え置いています。

家庭用ゲーム市場規模6.9%減、2年連続縮小・・・朝刊チェック(1/6)

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/06/39695.html
日経産業新聞4面「家庭用ゲーム市場6.9%縮小」
エンターブレインは5日、2009年の国内家庭用ゲーム市場の動向をまとめました。市場規模は08年比6.9%減の5426億円で、2年連続で縮小しました。値下げしたものの、普及が一巡したWiiを中心に販売が低迷。ソフトも大型タイトルや目玉タイトルが無かったことが響きました。販売台数はニンテンドーDSがトップで402万台。プレイステーション3は前年比74%増の172万台と販売を伸ばしましたが市場全体を押し上げるまでには至らず。

日経産業新聞5面「記憶容量BDの8倍、パイオニア新型光ディスク2012年に実用化へ」
パイオニアは2012年にもブルーレイ・ディスクの8倍にあたる記憶容量を実現する新型の光ディスクを実用化します。BDに比べてデータを記憶するピットの長さを1/3程度に抑えることで高密度のデータ収容を実現。連続ドラマや容量の大きな3時限映像などを1枚のディスクに収めるなどの用途を想定。当初は「ROM」と呼ぶ再生専用の製品を投入し、その後1度のみ書き換え可能な「R」、最後に何度でも読み書き可能な「RW」方式の製品を開発する予定です。

米アマゾンの2009年ゲーム販売はWiiが席巻

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/06/39698.html
米amazonは2009年のベストセラーリストを発表。ビデオゲーム部門ではWii関連の品物が多数登場しています。

■米amazonの2009年ベストセラーリスト ビデオゲーム部門
01. Wii本体
02. Wiiリモコン
03. Wiiモーションプラス
04. Wiiヌンチャクコントローラー
05. NewスーパーマリオブラザーズWii (Wii)
06. Wii Fit Plus (Wii)
07. Wiiスポーツリゾート (Wii)
08. Wii Fit (Wii)
09. Call Of Duty: Modern Warfare 2 (Xbox 360)
10. マリオカートWii (Wii)
11. プレイステーション3 デュアルショック3
12. はじめてのWii (Wii)
13. Call Of Duty: Modern Warfare 2 (PS3)
14. Wiiハンドル
15. アサシンクリードII (Xbox 360)
16. Halo 3: ODST (Xbox 360)
17. プレイステーション3 120 GB
18. アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 (PS3)
19. EA Sports Active (Wii)
20. Left 4 Dead 2 (Xbox 360)

ハードとソフト両方が対象になっており、1位がWii本体、2位がWiiリモコン、3位がWii Motion Plus、4位がヌンチャク……とWii尽くし。ベスト10圏内では、9位に『Call of Duty: Modern Warfare 2(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)』のXbox360版が登場する以外全てがWii関連の品物となっています。

■各ハードの順位
1. Wii
17. プレイステーション3 120 GB
27. ニンテンドーDSi ブラック
70. PSP 3000コアパック ブラック
86. Xbox 360 アーケード

ハードに焦点を当てたリストがこちら。ニンテンドーDSi、PSP共にベーシックな黒が人気となっているのが興味深いところです。

■各ハードのトップソフト
Wii:05. New Super Mario Bros. Wii
PS3:13. Call Of Duty: Modern Warfare 2
Xbox360:09. Call Of Duty: Modern Warfare 2
DS:25. Scribblenauts
PSP:トップ100圏外
PC:24. The Sims 3

Wiiでは『New スーパーマリオブラザーズWii』がトップ。『Call of Duty: Modern Warfare 2(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)』はプレイステーション3、Xbox360共にかなりの売れ行きを見せているようです。ニンテンドーDSでは言葉とパズルアクションを組み合わせた話題作『Scribblenauts』が25位でトップ。次が『New スーパーマリオブラザーズ』の28位ですからランクの高さが分かります。

Wii本体、Wiiリモコン、Wiiモーションプラス、ヌンチャクが上位を占めるということはWiiの新規購入者はまだまだ多かったと見て良いようです。
ソフト関連では『Call of Duty: Modern Warfare 2』の怪物ぶりが印象深いランキングとなりました。

ニンテンドーDS後継機種は「遊ぶ人の動きを読み取るセンサー機能が必要条件」―朝日新聞に岩田社長インタビュー

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/06/39707.html
朝日新聞は、任天堂の岩田聡社長のインタビューを1月5日に掲載しました。

岩田社長は、この年末商戦は日本や米国で好調だった事から、「Wii市場が再加速した」と認識。『New スーパーマリオブラザーズWii』の投入効果で3日間でWiiが発売されてから「最高の販売台数だった」と話しています。

全国のマクドナルドで展開中の無線LAN無料接続サービスについては「今後接続場所を増やす為に複数の企業と話し合っている」、携帯電話回線を利用したネット接続する機能については「毎月料金を支払う仕組みはゲームと相性が悪い」とコメント。将来的にも電話回線を利用した展開は無い考えを示しました。

現在開発されているニンテンドーDSの後継機種については「高精細な映像表示や、遊ぶ人の動きを読み取るセンサー機能が必要条件になる」と、ニンテンドーDS後継機種についても少し触れました。

また、2009年のE3で発表した脈拍を読み取って遊ぶゲームを7月発売し、Wiiモーションプラス対応での新作『ゼルダの伝説』は、2010年末までに発売する予定とのことです。

「ホリデーシーズンはかなりの好調」-Wiiは300万台『Newマリオ』は400万本

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/06/39716.html
米国任天堂のホリデーシーズンはかなりの好調だった模様です。

米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)は1月5日付けのプレスリリースにおいて、ホリデーシーズンの売上が好調だったと発表しています。

NOAの見積もりによれば、Wiiは12月の一ヶ月で300万台以上販売され、ニンテンドーDSシリーズは「据置ゲーム機、携帯ゲーム機の別を問わず、米国史上最高のセールス記録となった」とのこと。注目作『New スーパーマリオブラザーズWii』は400万本近くが売れたと見積もられています。

NOAのCammie Dunaway氏は「『ゼルダの伝説 大地の汽笛』『Wii Fit Plus』そして『New スーパーマリオブラザーズWii』は任天堂ファンと家族のために驚くべき冒険を提供しています」とコメントしました。

先日も米amazonが2009年のゲーム部門ベストセラーリストを発表、トップ10のうち9つまでをWii関連のアイテムが占めていたことで話題となったばかり。特に『New スーパーマリオブラザーズWii』の好調は横スクロールアクションの復権という意味でも喜ばしいニュースといえるでしょう。

英国では「切り裂き魔」が税金でWiiを遊ぶ

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/07/39719.html
英国では犯罪者に公費でWiiが与えられたとのことです。

Broadmoor Hospitalは犯罪者を収容する高セキュリティ精神病院。英国のザ・サン紙によればBroadmoor Hospital は22台のWiiを購入。13人を手にかけた連続殺人犯であり「ヨークシャー・リッパー(切り裂き魔)」の異名で知られるPeter Sutcliffeが『Wii Sports』のボウリングで遊んでいるところが目撃されています。

Wiiの購入には5000ポンド(約74万円)の税金が使われており、Broadmoor Hospitalは追加のWiiリモコンを発注したとのこと。同病院には既にXboxやプレイステーションが設置されているそうです。

Broadmoor Hospitalは1863年に設立され、カテゴリーB相当の保安システムを持ち、殺人や強姦の犯人が収容されています。公費でゲーム機を買うことには批判の声もあるそうですが、Broadmoor Hospitalのスポークスマンは「ゲームは患者への処置の一環であり、運動を促すという計画の元購入された」と語っているとのことです。

「ダウンロード販売はパッケージ販売を追い越すのか?」任天堂、SCE、マイクロソフトのスタッフが語る

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/07/39720.html
2010年、ダウンロード販売はパッケージソフトを追い越すのでしょうか?

海外ゲームサイトMCVは、この興味深いテーマに関して任天堂、SCE、マイクロソフトのスタッフに聞いています。

任天堂UKのゼネラルマネージャーDavid Yarnton氏
「私はデジタル配布されるゲームが長い歴史を持っているパッケージソフトを追い越すとは思いません。大多数の消費者はナローバンドであり、ダウンロード販売の準備ができていません。消費者は幾らかのエリアでコンテンツのダウンロードを始めました。しかし我々は小売店がかなり先まで重要不可欠なパートナーであると見ています」

SCEUKのマネージングディレクターRay Maguire氏
「顧客は常に変化しているが、我々はブルーレイディスクで供給される超大作やPLAYSTATION Storeでつまめるようなゲームなどを供給する。レポートは2012年までに全ての英国家庭が最低2Mbpsの回線にアクセスできるようになるとしている。それまでは比較的小さなファイルにとって直接ダウンロード方式が便利かも知れないが、ブルーレイディスクでリリースされるような25GBや50GBものデータにアクセスする……などと予想するのは現実的ではない」

マイクロソフトの北ヨーロッパエリアエンターテイメントアンドデバイス部門のディレクターNeil Thompson氏
「より多くのパブリッシャーがXbox LIVEの価値を知ることで、ゲームのデジタル配布は次の三年間で爆発的に増加するでしょう。しかし、小売店が箱に入れられたゲームを通して重要な役割を演じ続けることでしょう」

ハードメーカー三巨頭はダウンロード販売に関してそれぞれ微妙に異なったスタンスを持っていますが、いずれも小売店によるパッケージ販売がまだまだ主流であるとする考えの模様。Yarnton氏とMaguire氏が共に挙げる通信インフラの未整備もダウンロード販売には大きな壁となるようです。
Thompson氏が語る「次の三年間」はインフラの整備にも有効な時間ですが、時間と共に緩やかに移行していくのか、それともパッケージ販売の時代が続くのか、今後も議論されるべきテーマといえるでしょう。

Wiiにも3D対応ゲームが登場!映画世界を舞台にしたシューター

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/07/39727.html
2010年は3Dテレビ元年になりそうな今日この頃ですが、負けじとWiiでも3D対応のゲームが登場するようです。米国の中堅メーカーMajesco Entertainmentが発表しました。

Majescoの発表した『Attack of the Movies 3D』は映画の世界を舞台にしたシューター。6つの映画世界の大冒険です。宇宙空間や深海、巨大なマシンやモンスターとの戦いを楽しむ事が出来ます。

そして最大の特徴は3Dグラスを同梱していること。最近の3D映画のような立体的な世界を、自宅にいながら満喫できるとのこと。

「誰もが映画の世界でヒーローになることに憧れました。本作はそれを実現し、映画館でしか体験できないようなリアルで立体的な世界を味わうことができます」とMejescoの副社長であるGui Karyo氏はコメントしています。

開発元はPanic Button Gamesで、2010年夏に発売予定です。

「Alienbrain」と画像管理ツールの融合でゲーム開発が「見えるようになる」

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/07/39741.html
アセットマネジメント向けのソリューションとして、ゲーム業界のデファクトスタンダードになっているのが「Alienbrain」(エイリアンブレイン)です。開発段階の数十万個にも及ぶファイル群を一元管理でき、ゲーム開発の効率化を飛躍的に促進させられます。分散開発にも対応しており、複数の開発スタジオでの分業や、国際協業などでの導入事例も増えてきました。日本ではダイキン工業が販売代理店となっています。

この「Alienbrain」に新しく、ウェブテクノロジが開発する、画像表示拡張機能が盛り込まれることになりました。これによりAlienbrain上で、各種ゲーム開発現場で使われる特殊画像フォーマットのファイルがサムネイル/プレビュー表示できるとしています。このAlienbrainとウェブテクノロジの持つ画像処理技術のコラボレーションが開発現場に何をもたらすのか、話を伺いました。

■参加者

[ダイキン工業株式会社]
臼井晋介(電子システム事業部第二部 Advanced-CGグループ グループリーダー)
大阪れい(電子システム事業部 企画・開発部 販促グループ)

[株式会社ウェブテクノロジ]
田中圭一(ソリューション営業部 部長)
小野知之(R&D 1部 部長)
橋本孔明(R&D 1部)

―――まずAlienbrainの概要を教えてください。

臼井:Alienbrainはデジタルアセットマネジメントシステムです。開発中の制作データ全てを一元化して、ファイルごとにバージョン管理などができます。工数管理もできるので、不具合が発生した場合にバージョンをさかのぼって検証することが可能です。特に現世代機では扱うファイル数が膨大になっているため、品質管理を行う上で、こうした仕組みの重要性が大きく高まっています。現在Alienbrainは国内だけで4000ライセンスが稼働中で、大手ゲーム企業さんの多くに御採用いただいています。他に中小の開発スタジオ、さらにはアニメスタジオ、放送局、パチンコ系のコンテンツ開発、大学などがあります。

―――数年前と比べると、かなり一般的になってきましたね。

臼井:ありがとうございます。やはりゲーム業界全体が厳しい状況の中で、より一層の効率化のために導入される事例が増えています。マルチプラットフォーム展開や世界同時発売なども一般化してきましたので、数年前と比べると、アセット数が尋常ではなくなっているんです。また外部の提携企業さんとのコラボレーションも、Remote Collaboration Serverという仕組みで安全、平易に行えるため、こちらの用途での事例も増えています。ただ、そこで新たな課題点が出てきました。

―――というと?

臼井:すでに作成したコンテンツの二次利用、三次利用を行う上で、画像ファイルが可視化できない問題がクローズアップされてきたんです。実はAlienbrainは一般的な画像フォーマットや、CGツールなどで作成したファイルのサムネイル/プレビュー表示は可能ですが、各種ゲーム機向けの専用画像ファイルには、機密保持契約の問題もあり、対応していないんです。それが可能になると、作成済みコンテンツのデータライブラリ作成をはじめ、以後の取り回しが格段にしやすくなるんですね。ところが、これが弊社ではなかなか難しい。そんな折にウェブテクノロジの田中さんの方からEsPix Proのお話があり、そこから今回の流れになりました。

―――ウェブテクノロジとしては、どういった狙いがありましたか?

田中:もともとは、弊社でEsPix Proという新しいツールを開発していたんです。これは、ゲーム開発の現場から、ゲーム開発専用画像ファイルに対応した画像管理ツールが欲しい、という要望が高まっているのを受けて、昨年2月から開発がスタートしていました。これまで、こうしたツールは、各プラットフォームホルダーが独自に提供されているものしかなくて、汎用的なものがなかったんです。

―――そうでしたね。

田中:ところが開発を進めていく上で「画像ファイルのバージョン管理に使いたい」「ローカルPCではなく、サーバーにインストールして、画像ライブラリ全体の確認用に使いたい」といったご要望が出てきました。しかし、それを弊社だけでやろうとすると、ちょっと大がかりになってしまうんです。ところが、すでにAlienbrainを導入されている企業さんが数社あったことから、Alienbrainの機能の1つとしてEsPix Proを組み込むという方向性はないかと思いまして、ダイキン工業さんにお声をかけさせていただきました。

―――なるほど。

田中:その結果、お互いにメリットがあるということがわかったんです。Alienbrainにはゲーム開発専用画像ファイルのサムネイル/プレビュー機能が欠けていて、EsPix Proには画像のバージョン管理や、ネットワーク上での運用機能が欠けている。だったら一緒にやりましょうと。

―――そもそも、なぜ「ゲーム開発専用画像形式」が存在するのでしょうか?

小野:プラットフォームホルダーさんはゲーム機を設計する際、専用に最適化された画像データのフォーマットを定義します。描画チップなどは、このフォーマットを前提にカスタマイズされます。そのため、このフォーマットで画像ファイルを作成しておくのが、一番効率よくプログラムが作動するんですね。今後の流れとしては徐々に共通化していく流れはあると思いますが、まだ現状はそこまではいっていません。特にニンテンドーDSは専用の特殊フォーマットが多く使われていますね。

―――具体的には、どのような連携になりますか?

田中:さまざまな形を検討しましたが、結果としてEsPix Proの一部を別製品として切り離し、「Alienbrainに、ゲーム開発専用画像ファイルを扱うモジュールを提供する」形になりました。製品名は「AbPix (エービーピクス)」で、2010年春のリリースを予定しています。Alienbrainがインストールされているサーバー向けに、追加でインストールしていただく形です。

臼井:これまではAlienbrainのクライアント上で画像ファイルを一覧表示した時、ゲーム開発専用画像ファイルにおいては、サムネイルではなく、ファイルアイコンが表示されるだけでした。それを個々にクリックして、機種ごとに異なる専用ビューアでいちいち開いて内容を確認する必要があったんです。これがAbPixを組み込むことで、bmpファイルなどと同じようにサムネイルで一覧確認できて、プレビューも専用ビューアを使わなくても可能になります。

橋本:ある意味で「当たり前のこと」ができるようになる、ということでしょうか。EsPix Proの画像ロードエンジンをAlienbrainに応用することで、それが可能になりました。
とはいっても、EsPix ProとAbPixは競合する製品ではありません。ローカルPC上の画像ファイル管理にはEsPix Pro、Alienbrainの機能拡張にはAbPixというように、併用しながら用途によって使い分けていただくイメージです。

―――ライセンス形態はどうなりますか?

橋本:AbPixはネットワーク向けのソリューションなので、課金もクライアント数に依存する形になります。サーバー側にプログラムを一つインストールし、クライアント数によってライセンス金額を設定する、というイメージです。

―――開発は現在どのような状況ですか?

橋本:現在はAlienbrain上で仮に動いている段階までできています。AlienbrainはSDKを公開されているので、組み込み自体は比較的楽でした。
とはいえ、これは弊社が培ってきた画像ロードエンジンを流用しているためで、このエンジン自体をゼロから作ろうとすると、とても大変です。ちなみに、これがEsPix Proのような、ゲーム業界に特化した汎用画像管理ツールがこれまで存在しなかった、大きな理由でもあります。

臼井:Alienbrainはもともと拡張しやすいシステムで、これまでにも3DCGツールベンダーさんで独自のインテグレーションプログラムをプラグインとして開発されるなど、さまざまな実績があります。中にはバンダイナムコゲームスさんなど、導入先の企業で独自に拡張されるなどの例もあるほどです。ただしEsPix Proのような機能は、なかなか例がありませんでした。各社で画像ローダー部分を独自に作っても、Alienbrainのバージョンアップに対して独自にメンテナンスが必要になるなど、コストがかさむのが原因ではないでしょうか。それよりも我々どもから御提供する方が、メリットがあると考えています。

―――対応フォーマットはEsPix Proと同じですか?

橋本:はい。弊社のOPTPiX imestaやEsPix Proの対応フォーマットと基本的には同じです。さらに、ゲーム機向けの専用形式以外に、IllustratorやFlash、デジタルカメラで撮影したRAWファイル、各種動画ファイルなどにも対応します。他にOPTPiX imestaシリーズのプラグインをそのままAbPixで使うこともできますし、Susie用のプラグインも使えるようにする予定です。

小野:自社で開発専用画像形式を用意している会社さんでは、画像内容の確認用にOPTPiXプラグインやSusieプラグインを独自に開発されているケースが意外と多いんですよ。そうした過去の資産も生かしてAbPixでお使いいただけます。

―――AbPixで便利になる開発シーンのイメージを教えてください。

臼井:「見えるようになる」ということですね。各種ゲーム機の専用形式ファイルを、いちいち開かなくても一覧表示できるようになります。なのでアーティスト以外の方々、たとえばディレクターやプロデューサークラスの方々が、指示を出しやすくなるのではないでしょうか。それによって品質向上が期待されます。

―――なるほど。それだけ聞くと小さな改良かもしれませんが、大きな効果が期待できそうですね。

田中:そうですね。もともと弊社はローカルPC向けのツールを作り続けてきましたので、ネットワーク対応であったり、バージョン管理といったノウハウはありませんでした。なのでAlienbrainというきっかけがあったのは、大変良かったですね。そのためにも、ダイキン工業さんにもっともっとAlienbrainを広めていただかないと。

臼井:うちもウェブテクノロジさんのAbPixの力を借りれば、Alienbrainがもっと良くなるという話ができるので、お互いに加速できるんじゃないかと思います。

―――最後に導入を考えられている企業向けにメッセージなどありましたら。

田中:これは弊社独自の話になってしまいますが、画像関係で困っていることや、画像に限らず「こんなツールが欲しい」といったご要望があれば、ぜひ弊社までご連絡ください。弊社は純国産のツールベンダーで、フットワークも軽いですから。Alienbrainのユーザーさんでも、画像関係でこんな追加機能があれば便利なのに、といったようなご要望があれば是非お寄せください。

橋本:実はフォーマットの対応要望というのは、こちらも模索している段階なんです。なので、ぜひ開発現場の生の声をお聞かせいただきたいですね。

臼井:逆に弊社の方からは、Alienbrainの導入に際して敷居の高さを感じていらっしゃる企業がありましたら、ぜひお声をかけていただければと思います。おそらく現場の方が一番困っていらっしゃると思うのですが、こうしたツールはPhotoshopなどの生産ツールと違い、それで何かを生み出すものではないので、導入に二の足を踏まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時にでもご相談いただければ、御一緒に考えながら、一番良い形での効率化や解決方法を目指せればと思っています。

―――ありがとうございました。

「ゲームはサタン。ニュートンがDSを持っていたら万有引力を発見することもなかった」-海外のお母さんが強烈なゲーム批判

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/08/39751.html
米国オレンジ州のとあるお母さんは「ゲームはサタンが発明した」と題した記事をBlogで発表して話題になっています。

彼女は近所で唯一「家にゲームを置かない」というポリシーを貫いており、「わたしは本当にテレビゲームがサタンによって作られたと信じています。サタンは、ゲームを通して普通の子供をガラスのような目をした手先に変えるのです」と断言するほどのゲーム嫌い。

「アイザック・ニュートンがDSで遊んでいたならリンゴが木から落ちるのに気が付かなかっただろうし、万有引力を発見することもなかったでしょう」と語ります。

彼女の子供たちは「家にゲームを置かないことがいかに風変わりであるか」を説き、「ボウリングに行くには80ドル(約7400円)かかるが、Wiiを買えばタダでボウリングできる」と説得を試みますが、それでも彼女の気を変えさせるには至らなかったようです。

「わたしの子供は新鮮な空気の中で遊び、筋肉を鍛えます。フィットネスの習慣はうまくいけば生涯のものになるかも知れません。しかし『グランド・セフト・オート(GTA)』を遊ぶ子供は何を学ぶでしょう。車を盗むやり方?警察に追われる方法?このスキル、本当にわたしの子供に学ばせたい。きっと、全部の『GTA』をやったら新しい世界が始まるんでしょうね」と皮肉混じりに締めくくっています。

何とも耳の痛いお説教ですが、記事には既に多数の反論が投稿されている模様。
騒動がどういった方向へ向かうのか、今は静観といったところでしょうか。

シリコンスタジオのゲーム開発ミドルウェア「ALCHEMY」、『モンスターファーム ラグーン』で採用

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/08/39770.html
シリコンスタジオは2010年1月8日(金)、同社の統合開発環境「ALCHEMY(アルケミー)」とオリジナル開発のリアルタイム・ポストエフェクトライブラリ「YEBISU(エビス)」が、オンライン育成RPG『モンスターファーム ラグーン』の開発で採用されたことを発表しました。

『モンスターファーム ラグーン』は、CDやDVDからモンスターを再生して育成する『モンスターファーム』シリーズから生まれたオンラインゲーム。広大な海に囲まれた諸島「ユタトラ」を中心に生み出したモンスターとともに冒険し、成長して行く物語で、テクモが開発。2010年1月7日から正式サービスが開始されました。

ALCHEMYは、クロスプラットフォーム・アーキテクチャでリアルタイムアプリケーションを開発するための統合ソフトウェア・プラットフォーム。個々ハードウェア特有の機能をフルに活用できる開発環境や、ハードウェアに依存しない仮想プラットフォーム上で開発できるアーキテクチャとなっています。

リアルタイムアプリケーションカーネル、ローレベルAPI、ハイレベルグラフィックスなど、全開発工程を統合化することによって、開発者はより多くの時間をゲームの構築にかけることができるとのこと。

最新バージョン5.0では、PLAYSTATION3、Xbox 360、Windows向けに、ミドルウェアの次世代レンダリングエンジン「DAIKOKU(ダイコク)」とポストエフェクトエンジン「YEBIS(エビス)」との親和性が強化されているとのことです。

またYEBISはHDR(High Dynamic Range)レンダリングを基本とした、マルチプラットフォーム対応のライブラリとなっており、ゲーム開発者はポストエフェクトのためのシェーダを記述することなく、最小限のAPIコールだけで、高品質なデフォーカス、グレア、モーションブラーやガンマ補正、ブライト調整といったさまざまなエフェクトを利用できるとのことです。

グリーンピース、またも任天堂を最下位評価

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/11/39787.html
グリーンピースは任天堂の環境への取り組みをどのように評価するのでしょうか。

グリーンピースは恒例のレポート「Guide to Greener Electronics」(環境に優しい電機メーカー・ランキング)の最新14版を発表しました。

エレクトロニクス系のメーカー各社が環境に対してどれだけ配慮しているかを四半期ごとに評価するもので、任天堂は再び最下位の評価となってしまいました。

評価対象となったのは18社で、順位は以下の通り。

■Guide to Greener Electronics(第14版:点数は10点満点)
・ノキア:7.3
・ソニー・エリクソン:6.9
・東芝:5.3
・フィリップス:5.3
・アップル:5.1
・LG:5.1
・ソニー:5.1
・モトローラ:5.1
・サムスン:5.1
・パナソニック:4.9
・HP:4.7
・エイサー:4.5
・シャープ:4.5
・デル:3.9
・富士通:3.5
・レノボ:2.5
・マイクロソフト:2.4
・任天堂:1.4

日本企業では東芝がトップ。
前回のレポートと比較するとLG、サムスン、デルの3社が点数を減じており、LGとサムスンはPVC(ポリ塩化ビニル)とBFRs(臭素系難燃剤)を2010年度までに撤廃する予定が果たせなかったためのペナルティとされています。

任天堂は11月のレポートに続き最下位で、点数は変わらず1.4点。
グリーンピースによれば、PVCをゲーム機内部の配線から除いた点は評価されるものの、フタル酸類アンチモン、ベリリウムなどの化学物質の廃止に関して期限を設定していない……とこれまでと同様の評価となっています。

任天堂、グリーンピースのエコランキングに反論-「Wiiは一番効率がいい」

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/12/39809.html
グリーンピースのエコランキングに、任天堂の反論です。

任天堂が「Guide to Greener Electronics」(環境に優しい電機メーカー・ランキング)の最新14版でも最下位とされたのは既報の通り。

1.4点という厳しい点数に対し、任天堂は不服を表明しています。

任天堂のスポークスマンは海外ゲームサイトEUROGAMERに対し「Wiiは現世代ゲーム機の中で最もエネルギー効率がよいし、ニンテンドーDSiは改良してエネルギー消費を最小にしている」とコメントしています。

「我々は、自分たちの環境への責任を重く受け止め、製造プロセスで危険な物質の使用を避け、安全な処分とリサイクルを確実にし、環境及び安全性に関する法律に確実に従うことを顧客に保証したいです」と環境問題に配慮していることを改めて強調しています。

同ランキングで任天堂は「フタル酸類アンチモン、ベリリウムなどの化学物質の廃止に関して期限を設定していない」ということで最下位を更新中。

日本企業のトップは東芝の3位。ソニーは7位、マイクロソフトは17位となっています。

家電量販店「さくらや」清算へ・・・一部店舗はビックカメラが引き継ぎ

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/12/39810.html
赤い看板に白の「さくらや」の文字。家電量販店の「さくらや」が全店を閉鎖し、平成22年度2月期中に会社を清算することが決定しました。親会社であるベスト電器が12日発表しました。

さくらやは東京・新宿を地盤とした家電量販店で、ビックカメラ、ヨドバシカメラと並んでカメラ系老舗チェーンとして長い間、親しまれてきました。しかしながら競争の激化により2000年代に入ると経営不振となり、投資ファンドの支援を経て2006年にはベスト電器の傘下となりました。その後も業績は回復せず、ベスト電機自体も不正郵便問題の影響などがあり経営の立て直しに迫られる状況となりました。こうした中、傘下のさくらやの再建を進める事が困難となった模様です。

さくらやは現在15店舗を営業中ですが、事業自体の清算に伴ない、大部分は閉鎖されると見られます。一方で、ベスト電器の約15.08%の株式を保有するビックカメラは収益性のある一部店舗について引きぎを申し入れるとしています。

「ゲームはサタンが発明したというのは間違っていた。だけど……」-海外のお母さんが更なるゲーム批判

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/13/39814.html
米国オレンジ州のとあるお母さんは「ゲームはサタン。ニュートンがDSを持っていたら万有引力を発見することもなかった」とユニークな説を展開しました。もちろん、もの凄い数のコメントが寄せられましたが、彼女は更なる反論を展開しています。

「サタンがゲームを発明した、というのは間違いでした。ゲームを発明したのはヴォルデモート卿でした。子供たちをダークサイドへ引きずり込むのに、暗い部屋へ引き込んで、ジョイスティックと大画面で遊び半分の殺しの練習をさせるよりいい方法があるでしょうか」

ヴォルデモート卿とは「ハリー・ポッター」シリーズに登場する邪悪な魔法使い。サタン説こそ取り下げたものの、ゲームが有害であるとする主張には全くブレがありません。

「熱心なゲーマーであった人々がゲームクリエイターになる……ということを、わたしはあまり信じていません。それは“クラックが大好きなあまりにコロンビアに行き、薬を扱うビジネスでリッチになりました”というみたいなものです。ビデオゲーム中毒は大部分が自尊心の低い30歳未満の若者によるもので、社会的な問題としてますます認知されています」

「ゲームが教育的ですって?すいませんが、あなたがゾンビを撃っている間に量子力学に関して学んでいるとは思えません。ゲリラを撃つやり方を使えばMITの奨学金を得られたでしょうか。まあ、それでもあなたが正しいんでしょう。アルバート・アインシュタインが若い頃にゲームを遊んでいれば、相対性理論の代わりに大統一理論を思いついたんでしょう」

「わたしがゲームを買わないことで、子供たちはボールとバットを使って外で遊び、筋肉を鍛えています。窓の二、三枚は壊れるでしょうが、少なくとも子供たちは『Left 4 Dead』に出てくるようなガラスみたいな目をしたゾンビではありません」

もの凄い数のコメントにひるむどころか、かえって闘志を燃やしたようで、彼女のゲーム批判は留まるところを知りません。果たしてゲーマーと彼女のどっちが先に力尽きるのか、戦いは持久戦の様相を呈してきたようです。

「Wiiウェア、DSiウェア、PSP Minisで何が間違っていたのか?」-海外メディアがダウンロードソフトの問題点を指摘

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/13/39815.html
海外ゲームサイトGamasutraはRyan Langley氏による「Wiiウェア、DSiウェア、PSP Minisで何が間違っていたのか?」という、ダウンロードゲームの問題点を指摘した記事を発表しています。

Wiiウェアに関しては「Xbox LIVE アーケードやPlayStation Networkよりも多くのダウンロードゲームを発売している」としながらも、任天堂や開発メーカーは情報やスクリーンショットを充分に提供していないと指摘。任天堂は同じゲームでも地域によって名前を変えるがこれは「完全に不必要」なものであるとしています。

DSiウェアは露出が不足しており、例えば『Glow Artisan』というゲームは内容が良いにも関わらず、配信されるまでたった二ヶ所でしか紹介されなかったし、配信後も一本のレビューしか存在しなかったといいます。
また、似たようなタイトルも多いとLangley氏は語ります。例えば数独のゲームは近日発売のものも含めて8本も出ていますが、「これはDSiウェアという新しい媒体をいかに使うかという類のものではなく、全体を悪いもののように見せてしまう。99セントショップで“101本ゲームセット”を買うような気分にさせる」と同じようなゲームばかりが出ることでブランドイメージがダウンする点に着目します。

「任天堂は2010年にダウンロードソフトを新しい方向に持って行かなければならない。任天堂の顧客はカジュアル志向であり、彼らはネットやレビューをチェックしない。こうした人々は従来のようにゲームを小売店でのみ買うことに固執するだろう」
WiiやニンテンドーDSの顧客層はダウンロードソフトに馴染みがないため、今後一層のアピールが必要であるとしています。

PSP minisについては「ソニーがすぐにプレイステーション3で遊べるようにしなかった」ことが問題であり、「ソニーはPSP goという新しいハードウェアを推すことを望んだが、プロモーションが市場に混乱を引き起こしたことは明白だ」とコメント。

プレイステーション3でPSP minisが遊べるようになったものの、『テトリス』のように、権利関係からPSPでしか遊べないようなタイトルも出てくるのではないか(発売元であるEAは携帯機用の『テトリス』の権利を持っており、据置ゲーム機用の権利は持っていない)と懸念を表明しています。

また、日本でPSP minisがサービスされていないことにも着目。「PSPやプレイステーション3ユーザーの3分の1がダウンロードソフトを買えない」状況を「奇妙な矛盾」であるとしています。

ゲームはよいものが揃っているものの、iPhoneとタイトル及びユーザー層が被っているため「iPhoneを使えば99セントで同じゲームができる時に、PSP Minisのゲームを一ヶ月も待ったりしない」という状況が出現しているとのこと。
2010年のPSP Minisに必要なのは「iPhoneタイトルの単なる移植ではなく、山ほどの同じようなパズルゲームでもなく、プレイステーション3とPSPのためだけに作られたオリジナルコンテンツ」であると締めくくっています。

メーカー技術者が選ぶ「働いてみたい」企業、任天堂がトップ5にランクイン

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/13/39830.html
就職・転職情報サービスを提供する日経ヒューマンリソーシズは2010年1月8日(金)に、「働いてみたい」企業に関するアンケート調査の結果を公表しました。

このアンケートは、日経キャリアNET会員のメーカー技術者(電機・機械・自動車などのエンジニア)を対象に、2009年11月4日~11月17日に実施、298人から回答を得たものとなっています。

それによると「働いてみたい会社」は、「パナソニック」がトップで、2位「ホンダ」、3位「ソニー」となりました。そのほか上位には電機、自動車、機械の業界を代表する企業がランクインしました。そして5位には「任天堂」がランクイン。WiiやニンテンドーDSなど、従来の枠組みに留まらない斬新なゲームハードを先陣を切って開発・投入する姿勢が評価された模様です。

日本経済新聞が2009年8月3日に発表した「主要企業の研究開発費ランキング」の上位に入っている企業がこの調査でも上位にランクインしており、エンジニアは業界大手に加え研究開発に力を入れる企業への転職を望んでいるようです。

なお転職全般についての回答では、仕事内容に対して「非常に不満」「不満」を示した割合が、30歳代(39.0%)、20歳代(37.9%)、40歳代(29.7%)、50歳以上(20.9%)の順で多く、若い人ほど仕事に不満をいだいており、「スキルアップ・ステップアップしたい」「将来性に不安」など、ポジティブ/ネガティブなさまざま理由で転職を考えている様子がうかがえたとのことです。

また転職に際して、どのくらいの年収アップを希望するかという問いには、「特に年収アップは望まない」(32.4%)がもっとも多く、3分の1近くにまで達していたとのことです。

「Wiiのゼルダはパーフェクトな作品になる」米国任天堂レジー社長

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/14/39839.html
「Nintendo Weekly」でコメントした任天堂オブアメリカ社長兼COOのReggie Fils-Aimeは、開発が進められている『ゼルダの伝説』シリーズ最新作について、パーフェクトになものになると自信のほどを見せました。

「『ゼルダの伝説』最新作は鋭意開発中です。開発を指揮している宮本氏や青沼氏が私たちに言うのは"発売する頃にはパーフェクトなものになる"ということです」

また「ですからゼルダファンの皆さんはDSを遊んで待っていて下さい。パーフェクトになりましたら発売しますので」と付け加えています。

任天堂本社の岩田聡社長は朝日新聞のインタビューで、国内では2010年の発売を示唆しましたが、レジー氏は北米での発売時期について言及しませんでした。

ニンテンドーDS後継機に関する岩田氏のコメントは「誤解」

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/14/39842.html
任天堂オブアメリカのシニアディレクターで、コーポレートコミュニケーションズを担当するCharlie Scibetta氏はKotakuに対し、年始に報じられた岩田聡社長のニンテンドーDS後継機に関するコメントは記者の誤解に基づくものだとコメントしました。

「岩田氏は任天堂の将来のハードウェアの機能な関して一切コメントしていません。記者の質問に対する答えは誤った解釈によるものです」

朝日新聞は5日に掲載した岩田社長への新春インタビューの中で、「高精細な映像表示や、遊ぶ人の動きを読み取るセンサー機能が必要条件になる」とコメントしたと伝えています。

Netflix、Wiiでもサービス提供へ・・・映像ストリーミング配信サービス大手

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/14/39838.html
映像のストリーミング配信大手のNetflixは、Wii向けのサービスについて明日正式発表を行います。New York Timesで同社CEOのReed Hastings氏が明らかにしたものです。

「我々の過去2年間の成長はストリーミングコンテンツとプラットフォームへの投資によってもたらされたものです。Wii向けのアプリケーションが立ち上がれば、我々は更に大きな可能性を手にすることができます」

レポートによれば、サブスクリプションは最低9ドルから提供されるとのこと。ユーザーは無料で提供されるNetflixのディスクを使用して映像にアクセスすることができます。

サービスは春からだというとです。

「Wiiでいいゲームを作るための10のコツ」-海外からの提言

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/16/39894.html
Wiiでいいゲームを作るための10のコツとはどういったものでしょうか。

海外ゲームサイトDestructoidは「Wiiゲームを作るサードパーティのための10のコツ」と題した記事を発表しています。Wiiで面白いゲームを作るには何に留意すべきか、ユーザーサイドからも興味深い記事となっています。

1.モーションコントロールを最小限に留めるか、オプションにする
2.ゲーマー層とカジュアル層を同時に狙わない
3.アクション要素を少し加えるのを忘れずに
3.ガンシューティングはまずい。FPS(一人称シューティング)がいい
4.「ハリウッド超大作」みたいなゲームを作らない
5.もしプレイステーション3やXbox360から移植できるなら全力を注ぐ
6.アートディレクションをしっかりとする
7.任天堂からアイデアを借りるのはいいが、盗むべからず
8.ニッチなゲームでお金儲けできると考えてはいけない
9.誰もスピンオフのゲームが好きじゃない
10.Wii HDが出るまで待つ

3が2つあるので11項目となっていますが、一つ一つ見ていきましょう。

1.モーションコントロールを最小限に留めるか、オプションにする
「人々がWiiのゲームと聞いてモーションコントロールを思い浮かべるというのは間違った考え。Wiiで最も売れたゲームの一つである『大乱闘スマッシュブラザーズX』にはモーションコントロールが入っていない」

2.ゲーマー層とカジュアル層を同時に狙わない
「Wiiを“ゲーマーと非ゲーマーの両方に同時にゲームを売れる金鉱”と見なすのは間違っている。そう考える開発者のゲームは詰め込みすぎか器用貧乏になる。トラディショナルなアクションアドベンチャーにミニゲームを沢山入れるなら、お婆ちゃんと17歳の孫はあなたのゲームを買わない。お婆ちゃんはゲームでなくコールドストーンクリーマリーのアイスクリームを、孫は『NO MORE HEROES』を買うだろう」

3.アクション要素を少し加えるのを忘れずに
「多くの開発者は“アクション要素を加えないとゲームに注目してもらえない”と思うようだが、それは間違っていると立証された。『宝島Z バルバロスの秘宝』『サイレントヒル:シャッタード メモリーズ』『恐怖体感 呪怨』『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー』は、いずれもアクションを重視しない非伝統的戦闘システムが欠点となった例だ。誰もがゲームにアクションを臨み、アクション要素がない家庭用ゲームで人気になったものはなかった。『スーパーマリオブラザーズ』で最初にするのはよたよた歩くキノコを踏みつけることだし、『パックマン』ではエサを食べることだ。『Myst』『逆転裁判』のような例外はあるが、いずれも家庭用ゲーム機の作品ではなかった」

3.ガンシューティングはまずい。FPS(一人称シューティング)がいい
「ゲーマーが新しいゲームを買う時に気にするのはゲームのジャンルであり、ゲーマーはガンシューティング(レールウェイシューター)を避ける。彼らはできるだけ多くのコントロールができるゲームが好きで、そうしたものにドルを払う。ガンシューティングがコントロールできる範囲は非常に小さい。ガンシューティングはゲーマーにとって完全につまらないものではないが、年に3本も同じゲームを買わないだろう。FPSはガンシューティングに似ているが正反対で、Wiiリモコンのポインタ的操作がアドバンテージになる。FPSが生まれた後にガンシューティングが死んだ理由は“ガンシューティングでできる全てがFPSでできる”ことにある」

4.「ハリウッド超大作」みたいなゲームを作らない
「あなたが特殊効果バリバリのホラー映画が好きなら、プレイステーション3やXbox360を買おう。とても簡単な話だ。それはWiiを買わないことを意味しているのではない。しかし、遊んだことのないゲームにお金を払う時、ゲームのウリが特殊効果であるなら、HD機のゲームを買うだろう」

5.もしプレイステーション3やXbox360から移植できるなら全力を注ぐ
「プレイステーション3やXbox360のゲームはWiiでも売ることができる。同時発売し、内容が同じならそれは本当に助かることだ。『スター・ウォーズ フォース・アンリーシュド』はとても良い例だ。基本的にプレイステーション3やXbox360版と同じゲームだが、時折モーションコントロールが入り、グラフィックは詳細なものではない。HD機版よりも10ドル(約910円)安く、それ故に150万本を売った。プレイステーション3版よりもわずかに2~3000本少ないだけの数であり、続編がWiiで出る理由も多分そこにある。Wiiを持っていない人には分からないだろうが、ゲームがプレイステーション3とXbox360とWiiのマルチプラットフォームであり、Wii独自の要素が多いなら多くの人がWii版を買うだろう。あなたがシリーズに新たなファンを加えることを望むのであれば、安いWii版はより買いやすい可能性を持っている。それは輝かしいHD画質グラフィックとのトレードオフになるだろうが、Wiiのユーザーは最高級のグラフィックを必要としていない。しかし彼らは『デッドライジング 死霊のいけにえ』のようにゾンビが少なくなるなどゲーム内容が変わることを心配する。もしあなたがWiiでゲームを開発中なら、それは手を抜けることを意味しない。誰も中途半端なゲームを買いたくない。Wiiであることはビジュアル面でフリーパスを与えるものではない」

6.アートディレクションをしっかりとする
「プレイステーション3やXbox360ではアートディレクションに関して考えることは必ずしも必要ではない。沢山のアーティストを使い、できるだけ写実的なグラフィックを作ればいい。Wiiではそうした贅沢は不可能だ。リアリズムを使わずにゲームを見栄え良くしなければならない」

7.任天堂からアイデアを借りるのはいいが、盗むべからず
「『大神』はプレイステーション2版よりもWii版の方がよく売れた。前者の方がオリジナルで、Wii版が出た頃には20ドル(約1800円)で買えたにもかかわらずだ。それは何故だろう?多分、『大神』が『ゼルダの伝説』のようなゲームであることに関係がある。しかし『大神』は『ゼルダの伝説』の恥知らずな剽窃ではない。実際、『ゼルダの伝説』からもっとパクったのであれば『大神』は更に売れただろう。私は『大神』が好きだが、白い犬を主人公にすることがいいアイデアだとは思わない。任天堂のファンに、任天堂の劣化コピーを出したとしても、彼らの誰もゲームを買ってくれないだろう」

8.ニッチなゲームでお金儲けできると考えてはいけない
「あなたがカルト映画のようなゲームを作るなら、少数の人を相手にしたカルトゲームになるのは当たり前。Wiiで作ってもそれは変わらず、どんな機種であっても50万本以上は売れないだろう」

9.誰もスピンオフのゲームが好きじゃない
「Wiiユーザーがあなたのスピンオフゲームを買うほど必死であった時代はあったが、それはもう終わった。なぜWiiで『グランド・セフト・オートIV』(GTAIV)や『ファイナルファンタジーXIII』のようなAAAタイトルのスピンオフが出ないのか。AAAの“ハードコア”なゲームには最高級のグラフィックが必要とされるのだ」

10.Wii HDが出るまで待つ
「今は90年代ではないので、ハードメーカーは新ゲーム機を出すのに5年待つ必要はない。任天堂はWiiを一台売るたびに利益を上げており、Wii HDを250ドル(約23000円)という魔法のような価格で出すことができるかも知れない。Wiiの成功はしっかりと確立しているので、任天堂はいつでも好きな時によりパワフルなゲーム機を出せる。サクライ(桜井政博氏)のプロジェクトは2008年に発表されたし、『ゼルダの伝説』Wii版は今年に出るというが、我々は何も見ていない。彼らはWii HDの立ち上げ時に同時発売されるソフトを開発していないのだろうか?」

ガンシューティングとFPSの関係、多機種展開のメリット、Wiiユーザーの性質など非常に興味深い内容の提言となっています。
Wiiでゲームを作るには相応の心構えが必要であり、これらの事情を完全に理解した上で先を読む力が必要と言うことなのでしょう。

2万個以上のマジコンを輸入した男に懲役12ヶ月の判決・・・英国

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/18/39914.html
欧州のゲーム団体ELSPA(The Entertainment and Leisure Software Publishers Association)は、2万6500個以上のマジコン「R4 for Nintendo DS」を輸入した男に、12ヶ月の禁固刑が言い渡されたと発表しました。

ELSPAによればハル王立裁判所は12月18日、違法な「R4」を英国に輸入したとしてYun Can Meng被告に懲役12ヶ月を言い渡しました。被告は2008年6月~2009年8月の間に2万6500個以上の「R4」をヒースローやミッドランド空港を経由して輸入し販売していました。ELSPA、ハル輸入基準局、ハンバーサイド警察の合同捜査の結果、1280個の「R4」とその他の類似商品が押収されました。

ELSPA代表のMichael Rawlinson氏は「著作権侵害は我が国のビデオゲーム産業にとって非常に重大な脅威で、この結果にとても満足しています。我々の作業チームは今後も当局と協力してこのような犯罪に対処していくつもりです」とコメントを発表しています。

米国12月はハード・ソフト共に任天堂が席巻-ソフト部門はハードコアとライトが二分

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/19/39923.html
米国の12月はどんな売れ行きだったのでしょうか。

米国の調査会社NPDグループは2009年12月の販売データを発表しました。

12月の売り上げは55億3000万ドル(約5016億円)で前年比+4%。
ハードウェア売り上げは21億9000万ドル(約1986億円)で前年比+16%。
ソフトウェア売り上げは25億8000万ドル(約2340億円)で前年比-7%。
特にハードウェアが大きな成長を見せています。
アナリストはいずれも前年比からマイナス成長を予想していましたが、嬉しい誤算となったようです。

■ハードウェア売上(NPDグループ調べ、Gamasutraまとめ)
Wii:381万台
ニンテンドーDS:331万台
プレイステーション3:136万台
Xbox360:131万台
PSP:65万4700台
プレイステーション2:33万3200台

いずれの機種も米国らしくスケールが大きな売上となっています。
ツートップとなったのは先月に続いて任天堂ハード。
Wiiが126万→381万で、ニンテンドーDSが170万→331万。
任天堂ハードの強さが数値でも表れています。
プレイステーション3がXbox360を制し71万→136万と大きな伸び。
Xbox360は81万→131万でプレイステーション3にわずかに及びませんでした。
PSPは29万→65万とホリデーシーズンの恩恵を受け、プレイステーション2も20万→33万と安定した売れ行きとなりました。

■ソフトウェア売上(NPDグループ調べ、Gamasutraまとめ)
1. New Super Mario Bros. Wii (Nintendo), Wii - 2.82 million
2. Wii Fit Plus (Nintendo), Wii - 2.41 million
3. Wii Sports Resort (Nintendo), Wii - 1.79 million
4. Call of Duty: Modern Warfare 2 (Infinity Ward, Activision), Xbox 360 - 1.63 million
5. Call of Duty: Modern Warfare 2 (Infinity Ward, Activision), PS3 - 1.12 million
6. Wii Play (Nintendo), Wii - 1.01 million
7. Mario Kart Wii (Nintendo), Wii - 936,100
8. Assassin's Creed II (Ubisoft Montreal), Xbox 360 - 783,100
9. Left 4 Dead 2 (Valve, Electronic Arts), Xbox 360 - 728,500
10. Mario & Luigi: Bowser's Inside Story (Alphadream, Nintendo) - 656,700

トップ10も任天堂が目白押し。
逆に言えば『Call of Duty: Modern Warfare 2(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)』と『Assassin's Creed II(アサシン クリード II)』、『Left 4 Dead 2』の3本は任天堂ソフトの牙城へ切り込めた強力タイトルということに。
ハードコア層向けとライト層向けが綺麗に二分されており、米国市場の状況を如実に表したランキングになりました。

トップは『New スーパーマリオブラザーズWii』で139万→282万。
任天堂ソフトがロングセールになることを考えると、どこまで本数が伸びるのでしょうか。
『Wii Fit Plus』は69万→241万。
『Wii Sports Resort』は72万→179万。
『マリオカートWii』が31万→93万。
『Mario & Luigi: Bowser's Inside Story(マリオ&ルイージRPG3!!!)』がトップ10圏外→65万で、14位→10位の躍進。
『Wii Play(はじめてのWii)』もトップ10圏外→101万で、11位→6位のジャンプアップとなっています。
『はじめてのWii』は10月にトップ20圏外だったものが11月に11位、12月に6位となっており、Wiiの新規購入がそれだけ多かったのではないでしょうか。
『マリオカートWii』も良く似た傾向で、10月に20位だったものが11月に10位、12月に7位になっています。つまり米国では『はじめてのWii』と『マリオカートWii』がWii購入時の鉄板タイトルとなっているのかも知れません。

『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』は再び二機種同時ランクインで、Xbox360版が420万→163万、プレイステーション3版が187万→112万。両機種合わせれば『New スーパーマリオブラザーズWii』と同格の数字となります。
『アサシン クリード II』のXbox360版は79万→78万。
『Left 4 Dead 2』は74万→72万。どちらも先月とほぼ同じ本数を売っています。

日本の現状を見るとトップハード381万台、トップソフト282万本という数字は羨ましい限り。日本のサードパーティがこの市場にどこまで食い込めるのか、関係各社の取り組みに期待です。

DSの後継機種は15ヵ月以内に登場?EEDARのアナリストが予測

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/19/39925.html
ニンテンドーDSの後継機種はいつ登場するのでしょうか?

米国の調査会社のEEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストであるJesse Divnich氏は、「ニンテンドーDSの後継機種が15ヵ月以内に登場する」と予測します。

「技術の経年劣化、2011年に新たな競合相手が登場する可能性、パブリッシャーの支持の低下、そして不法コピーのため、任天堂は15ヵ月以内にニンテンドーDSに替わる物をスタートさせると考えます。今後8ヵ月でアナウンスが行われるでしょう」

Divnich氏は任天堂が携帯ゲーム機市場で成功した理由を「市場にライバルが入り込む機会を除く能力」であると定義。
「ゲームボーイアドバンスからニンテンドーDSへの移行は予想よりも1年間早く、ソニーのPSPが最初に登場することで得られたであろういかなる優勢を除くための素晴らしい戦略でした」とコメントしています。

また、不法コピーの蔓延スピードはニンテンドーDSiによってスローダウンしたものの、この傾向はハッカーがセキュリティを回避することで一時的なものに留まった、と指摘。

セガ、カプコン、Ubisoftといったパブリッシャーがソフトを出さなくなることがニンテンドーDSの需要をかなり鈍らせるのではないかとしています。

後継機種はニンテンドーDSとの互換性を持つだろう、とDivnich氏は予想しています。
予想が当たるのなら2011年に登場するという後継機種はどんなものとなるのでしょうか。
携帯ゲーム機戦争の新局面に注目が集まりそうです。

米経済誌Forbes「日本の億万長者」を発表・・・任天堂山内氏は7位

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/20/39952.html
米経済誌Forbesは毎年恒例となっている「日本の大富豪40人」を発表しました。景気低迷から今だ抜け出すことのできない日本ですが、株式市場が上昇に転じたことから、40人の総資産額は2009年2月の6兆2500億円から8兆7000億円へと増加しました。

2年連続でトップとなったのはユニクロ(ファーストリテイリング)の柳井正会長兼社長。前年よりも約3000億円増加して、資産総額は約8300億円。一旦は会長に退きましたが、一昨年から社長に復帰。ヒートテックなどで再びユニクロの店舗には列が絶えない日々が蘇りました。

一方で最も資産総額が増加したのはサントリーの創業家から佐治信忠氏。資産総額は約7700億円です。昨年は同業のキリンとの統合で合意しています。その他40人中24人が増加させていて、ソフトバンクの孫正義氏、楽天の三木谷浩史氏、グリーの田中良和氏らの名前が挙げられています。

このランキングの常連でもある任天堂創業家の山内溥相談役は約3400億円で7位という結果でした。昨年と比べて順位を下げていますが、資産の大半は約10%を保有する任天堂株式と見られます。

1.柳井正 8300億円
2.佐治信忠 7700億円
3.森章 5500億円
4.孫正義 5000億円
5.毒島邦雄 4800億円
6.三木谷浩史 4200億円
7.山内溥 3400億円
8.糸山英太郎 3000億円
9.滝崎武光 2600億円
10.武井博子 2200億円

英国任天堂「ダウンロード販売はパッケージ販売に取って代わるものではない」

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/20/39968.html
英国任天堂はWiiウェアやDSiウェアといったダウンロードゲームのキャンペーンを開始しています。

キャンペーンは1月18日にスタートし、三週間にわたってTVCMをはじめとした様々な広告が展開します。

WiiはBBCのオンデマンド番組配信『BBC iPlayer』と『Band Hero』のダウンロードコンテンツ、盆栽の世話をする風変わりなゲーム『Bonsai Barber』をフィーチャー。
ニンテンドーDSiは『カメラもつかえる 日英仏独西伊まとめて単語翻訳辞典』と『ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング』に加えFacebook対応をアピールします。

また、小売店ではニンテンドーポイントのPOSコードとダウンロードゲームの購入法が記載されたリーフレットが配布されるとのこと。

英国任天堂のオンラインマネージャーであるPolly Sherrard氏は「WiiウェアとDSiウェアは小売店に対する驚異ではありません。我々は、ダウンロード配信のゲームが、今日のパッケージ版ゲームに取って代わるものだとは考えていません。『大乱闘スマッシュブラザーズX』や『Wii Fit』の様なゲームは、小売店の環境でのみ最大の効果を発揮するタイトルです。Wiiウェアは小売店と共に歩むものであり、取って代わるものではありません」とコメントしています。

お店に行かなくてもゲームが買えるダウンロード配信は、小売店サイドからは警戒されがち。
しかし、メーカー側から「通常のパッケージ販売とダウンロード配信のそれぞれに役割がある」と明言されたことは大きく、このキャンペーンが小売店サイドの不安感を和らげる効果が期待されます。

『はじめてのWii』が15年間のトップゲームに・・・米国での販売データを集計

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/21/39969.html
『はじめてのWii』は過去15年で最も売れたゲームだそうです。

米国のゲーム業界紙「IndustryGamers」は1995~2009年のトップ10を公開しました。米国の調査会社NPDグループの売上データを集計したもので、トップはなんと『はじめてのWii』になっています。

■1995~2009年に米国で売れたゲームトップ10

1. Wii Play (Nintendo), Wii
2. Guitar Hero III: Legends of Rock (Neversoft, Activision), Xbox 360/PS3/Wii/PS2
3. Grand Theft Auto: San Andreas (Rockstar North, Take-Two Interactive), PS2/Xbox
4. Call of Duty: Modern Warfare 2 (Infinity Ward, Activision), Xbox 360/PS3
5. Wii Fit (Nintendo), Wii
6. Mario Kart w/ Wheel (Nintendo), Wii
7. Call of Duty 4: Modern Warfare (Infinity Ward, Activision), Xbox 360/PS3
8. Madden NFL '07 (EA Tiburon, Electronic Arts), PS2/Xbox/GameCube/Xbox 360/PS3/Wii/NDS/PSP/GBA
9. Call of Duty: World at War (Treyarch, Activision), Xbox 360/PS3/Wii
10. Namco Museum (Namco), PS2/Xbox/GameCube

任天堂ゲームは3本がランクイン。1位に『はじめてのWii』、5位に『Wii Fit』、6位に『マリオカートWii』となっています。『はじめてのWii』は2006年発売にもかかわらず、他のゲームを制しての1位。ランキングの開始年が1995年ですから売れ行きの好調さが伺えます。

注目すべきは他のソフトがマルチプラットフォーム(複数機種での発売)であること。これらの3本がランクインしているのは純粋にWiiのみの勢いを反映していることになります。

そしてここでも怪物的な強さを発揮しているのが『Call of Duty: Modern Warfare 2(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)』。1995~2009年の10年を集計したランキングに、2009年11月10日(北米発売日)からの2ヵ月間だけの売上で4位に食い込むのですから恐ろしいものがあります。

Activisionのゲームは4本がランクイン。2位に『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』、4位に『Call of Duty: Modern Warfare 2』、7位に『Call of Duty 4: Modern Warfare(コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア)』、9位に『Call of Duty: World at War』。1パブリッシャーとしては最も多くのタイトルをランクインさせていることになります。

基本的にはハードコア層向けのゲームが多く見られますが、『はじめてのWii』『Wii Fit』『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』などライト層にも訴求できるゲームが大健闘しています。

2010年からの10年はライト層向けのゲームがもっと増えるのか、それともハードコア層向けゲームが押し返すのか。モーションコントロールの趨勢を含め、興味深いテーマとなりそうです。

「HD対応のWiiはもうすぐ発表される」-海外アナリストの予測

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/22/40000.html
「HD対応のWiiはもうすぐ発表される」とアナリストは予測します。

Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏は、海外ゲームサイトIndustryGamersのインタビューに対し、任天堂が今年大きな動きを見せるとの予測を明らかにしました。

「ニンテンドーDSが発売されてから5年以上が経ちますが、唯一行われた革新といえば低解像度のカメラを搭載したスリムバージョンと大画面バージョンの発売でした。これだけの長期間に渡ってゲームプレイに革新をもたらさないというのは任天堂らしくありません。私は任天堂が今後の12~18ヵ月で次の何かを発売するのではないか、と予測します。iPod Touchのゲーム機としての成功を考えると、モーションセンシングを搭載したニンテンドーDSが出るというのはまったく理にかなっています」

Pachter氏は「今年のゲーム業界にもたらされるビッグサプライズとは何でしょうか?」という質問に対し「私は最大のビッグサプライズとはWii HDが提出されることではないかと思います」とコメントしています。

WiiとニンテンドーDSの後継機がどうなるかは最もホットな話題。
調査会社のEEDARは市場のアドバンテージを得るために早期にニンテンドーDSを出すのではないかと予測。海外ゲームサイトDestructoidは、任天堂はWiiの大成功を元にいつでも好きなタイミングで新ハードを出せる、と指摘します。

岩田聡社長は先日のインタビューでニンテンドーDSの後継機に関し「遊ぶ人の動きを読み取るセンサー機能が必要条件」と発言していますので、モーションセンシングが搭載されることはほぼ確実であるようですが、Wii HDはどういったものになるのでしょうか。色々と予想しながら待つのも楽しいかも知れませんね。

1万2000個以上のポケモングッズを集めた英国少女がギネス世界記録に認定

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/22/40005.html
1万2000個以上のポケモングッズを集めた英国少女がギネス世界記録に認定

ポケモングッズを1万2000個以上所持する英国の少女が、ギネスワールドレコードに認定されたそうです。

ハートフォードシャー州に住むLisa Courtneyさん(21)は、自分の部屋を“ポケモンセンターヨーロッパ”と名付け、13年の歳月を費やして膨大なポケモングッズを収集。ギネスに認定されたのは、家中にコレクションを置かせてくれた家族の協力があってのことだとコメントしています。

恋に落ちるほどアブソルがお気に入りだというCourtneyさんは、ポケモン発祥の地である日本にも五回訪れたことがあり、現在は日本語教師目指して語学を学んでいるそうです。

『ソニック』カラーのWiiハンドルはシャープ&クール

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/22/40011.html
海外では『ソニック』カラーのWiiハンドルが発表されました。

セガの歴代キャラクター達が集うレーシングゲームとして人気の『Sonic and Sega All-Stars Racing』ですが、特製のWiiハンドルが同梱されたセットが発売されるとのことです。

特製Wiiハンドルはブルーの『ソニック』カラー。
任天堂のWiiハンドルが円形なのに対し、特製Wiiハンドルは上部が切り落とされ下部がフラットになったデザイン。ブルーの鮮やかさと合わせて見た目にシャープな品となっています。

シャープ&クールな特製Wiiハンドルですが、同梱セットは英国のみでの販売で、他の地域では入手できないとのこと。

先日は『シェンムー』から芭月涼の登場がアナウンスされて話題となった同作ですが、日本では発売自体がアナウンスされていないため、セガファンとしては今後の発表に要注目といったところでしょうか。

「任天堂はWiiウェアにもっと注力すべき」-海外からの提言

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/24/40032.html
「任天堂はWiiウェアにもっと注力すべき」と海外の業界人たちは指摘します。

海外ゲームサイトGameIndustryは「デベロッパー、任天堂にWiiウェアのサポートを求める」と題した記事を発表しました。

WiiウェアやDSiウェアといったダウンロードソフトに関わるデベロッパーたちには任天堂に対する希望が少なからず存在するようです。

Wiiウェア『Pong Toss』『Incoming!』をリリースしたJV GamesのバイスプレジデントであるJag Jaeger氏は「任天堂のプロモーションはまったく充分とはいえない」とコメントしています。

ニンテンドーDSiをノートやハガキのように使うDSiウェアとして話題となった『myNotebook』『myPostcards』を作ったNnoooのCEOであるNic Watt氏は「任天堂はWiiウェアやDSiウェアを周知させるためにもっとできることがある。人々がこれらのサービスを知るように継続してマーケティングを行うのは任天堂の義務だ」と語ります。

Jaeger氏は同じダウンロード系ゲームであっても任天堂タイトルとサードパーティ製タイトルには大きな扱いの差があると指摘。
「サードパーティ製タイトルは通常一週間広告されるが、『ポケモン』は何ヶ月も広告され続ける。タイトルが発表される土壇場になるまで、我々には通知が来ない。これではどんなプロモーションを企画するのも困難だ」
「アメリカの会社である我々はヨーロッパでのマーケティングに関し、経験もコネもなかった。我々のマーケティングは任天堂頼みだったが、プレスリリースの小さな宣伝には何の効果もなく、失望した」

そんな状況下ですが、任天堂ファンサイトによる評価は良質のゲームを発掘するのに大いに役立つといいます。
Watt氏は「あなたがどんなWiiウェアやDSiウェアを買おうかと思っている時には、数秒でゲームのレビューが載っているサイトを探すことができる」と指摘します。

ダウンロード系タイトルはまだまだメディアへの露出が充分ではなく、これをサポートするのも任天堂の仕事である、とするのが両氏の主張である模様。

WiiとニンテンドーDSiはライト層にも訴求するがゆえにネット接続率はまだまだ充分高くないようで、「手助けマイスター」制度が全世界で展開することも現状を改善するための任天堂の努力である、としています。

先日も英国任天堂がダウンロードキャンペーンを展開、オンラインマネージャーであるPolly Sherrard氏が「ダウンロード販売はパッケージ販売に取って代わるものではない」と発言、ダウンロード販売をより推進していく考えを明らかにしています。

2010年のWiiウェアとDSiウェアのテーマは、「デベロッパーと任天堂の両者がWin-Winになれるマーケティング」であるようです。

「マリオやポケモンに頼れなかった」-韓国任天堂社長が語る参入秘話

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/25/40038.html
韓国任天堂の甲田峰雄社長は韓国市場参入の苦労話を語ります。

海外ゲームサイトGamasutraは韓国任天堂(Nintendo of Korea)の甲田社長へのインタビューを掲載しています。

任天堂は2006年に現地法人を設立、2007年からニンテンドーDSを、2008年にはWiiを販売しています。韓国市場はオンラインゲームがメインであり、参入には困難が予想されましたが、業績は順調に伸びているようです。

甲田社長は「任天堂の戦略は“ゲーム人口を拡大する”ことであり、これは年齢性別にかかわらずゲームを楽しむ人を増加させることを意味します。これを達成するためには全ての人々が簡単に楽しめる商品を提供することであり、この哲学は韓国にもあてはまりました」と、任天堂のポリシーは韓国市場でも変わっていないことをアピールしました。

とはいえ、オンラインゲームが主力の国にゲーム機を売るということは楽なスタートではなかったようです。

「あなたが指摘するように、2007年韓国市場に参入する以前の任天堂の認知度は非常に小さく、ゲーム好きの人々の一部に知られるのみでした。どんな形にしろ人気があった訳ではなく、これは確かに挑戦でした」

「韓国においてはオンラインゲームが大きなシェアを占めており、“ゲーム”といえば“オンラインゲーム”を指していました。この事実を前にしてなお我々は任天堂のゲームが韓国の人々に向いていない、とは思いませんでした」

「我々が掲げた目標は、オンラインゲームと争うことでも奪うものでもありません。むしろ、オンラインゲームでは得られない経験を提供するものを作り出そうとしていました。それは今日でも同じです」

任天堂のラインナップとキャラクターは強力ですが、それは他のエリアでのこと。
そこで韓国市場に合わせた戦略が考えられました。

「任天堂は幸いにも『マリオ』『ポケモン』『ゼルダ』といった広く愛されるフランチャイズを持っていますが、消費者に我々のゲームのユニークさを知らせることができなければ“ゲーム人口を拡大する”という目的には決してたどり着けません。言い換えれば、我々は有名なフランチャイズとキャラクターに頼り切りでいることはできなかったのです。我々のソフトウェアのみで可能な経験とその魅力を、韓国の人々にマーケティングを通して理解して貰うことが必要だと感じました」

「韓国は教育に非常に重点を置いています。ゲームは子供達の勉強を妨げるとして否定的に捉えられていましたが、これは我々が打破すべき障害だったのです」

「そのため、『東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング』を広告するところから始めました。既に世界のゲーム人口を拡大する役割を果たしたタイトルです。世代間のコミュニケーションを促進するツールとして機能できた初めてのソフトウェアであり、以前にゲームに関心を全く持たなかった人々に実際に価値がある、と納得させることができました」

こうした戦略によりニンテンドーDSは発売11ヵ月で100万台を突破する勢いを見せました。

甲田社長は「我々は有能な開発者による、韓国語のソフト開発をサポートし続けるつもりです。我々はユニークで面白いゲームを韓国の消費者に提供し、韓国のゲーム業界が新たな方法で成長し発展するのを助け続けたいと考えています」と現地オリジナルのゲーム及び韓国のゲーム業界の発展に意欲を見せました。

Wiiのパッケージ、15歳以上推奨ソフトは黒基調に

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/25/40044.html
任天堂のWiiソフトにおいて、2010年1月以降に発売されるソフトの中でCEROレーティングが15歳以上推奨のソフトは黒基調のパッケージが使用されます。

CEROレーティング15歳以上推奨は、「C」「D」「Z」の3種類。まずは任天堂から2月11日に発売予定の『斬撃のREGINLEIV』と、スパイクから2月10日発売される『MADWORLD』で採用されます。

なお、1月14日にカプコンから発売された『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』については、クロスリーブが採用されています。

ダウンロードソフトは名前で売れる傾向が強い・・・Wiiウェアランキング(1/25)

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/25/40048.html
毎週様々なタイプのゲームが配信されているWiiウェア。1週間に1回のペースでダウンロード人気ランキングをお伝えします。

今週も新作は1本もなく、ランキングも先週とほぼ同じ横ばいになっています。ランキングを毎週見ていると、やはりブランド力があるゲームが長期間売れる傾向なのがわかります。ハードメーカーである任天堂自信はあまりWiiウェアに力を入れてないので、サードメーカーがある程度知名度の高いタイトルの新作があればそれなりにヒットするのが現状です。

全体的に新作が無いことから定番タイトルが残っている形になっています。一度は圏外に落ちた『ロックマン9 野望の復活!!』ですが、現在は18位まで再浮上しています。今春には『ロックマン10 宇宙からの脅威!!』が配信されるので、それまでランキング入りを繋げて欲しいですね。

タカラトミーの『人生ゲーム』は2009年3月3日から配信開始して以来、ランキング上位に残っている定番ゲーム。マップが少ないなどの不満の声が以前からあるので、設定を変えた続編や追加コースで新しく楽しめる新作出して欲しいところ。

Wiiウェア体験版の配信が1月31日までなので、2月からはランキングが結構入れ替わりそうです。

1位 ポケモン不思議のダンジョン めざせ!光の冒険団 体験版
2位 逆転裁判 蘇る逆転 体験版
3位 乱戦!ポケモンスクランブル 体験版
4位 グーの惑星 体験版
5位 光と闇の姫君と世界征服の塔 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル
6位 乱戦!ポケモンスクランブル
7位 逆転裁判 蘇る逆転
8位 Wi-Fi8人バトル ボンバーマン
9位 ぼくはプラレール運転士 新幹線&蒸気機関車編
10位 人生ゲーム
11位 光と闇の姫君と世界征服の塔 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル
12位 あそぶメイドイン俺
13位 ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤー -月の帰還-
14位 おきらくカートWii
15位 みんなのポケモン牧場
16位 @SIMPLEシリーズ Vol.4 THE 密室からの脱出
17位 カラオケJOYSOUND Wii(Wiiウェア版)
18位 ロックマン9 野望の復活!!
19位 オセロ
20位 Dr.MARIO&細菌撲滅

「イラっとする広告」に任天堂のCMがランクイン

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/25/40051.html
英国任天堂のCMは「イラっとする広告」にランクインしてしまいました。

Marketing Magazine社は「2009年に最もイラっとさせられた広告」を発表しました。

トップとなってしまったのは保険のGocompare.com。2位に貴金属買取のCash4Gold、3位に消臭剤のGlade Touch 'n' Fresh、4位に自動車保険のSwiftcover……と続き、任天堂は9位にランクインしてしまいました。

問題の広告はTV司会者として有名なコンビ「ANT & DEC」が登場する「ANT & DEC’s TV Challenges」シリーズ。ふたりがWiiやニンテンドーDSで遊ぶ様子が描かれています。時には街に繰り出すこともあるようです。

http://www.youtube.com/watch?v=BXYHk9QVWic&feature=player_embedded

http://www.youtube.com/watch?v=7kZX1Ol_UI0&feature=player_embedded

http://www.youtube.com/watch?v=SRa2yliBRUA&feature=player_embedded

こちらはトップのGocompare.comのオペラ歌手シリーズ。
任天堂のCMと見比べてみるのも面白いかも知れません。

http://www.youtube.com/watch?v=hiCSG3JrO2g&feature=player_embedded

調査はアンケート形式で行われ、対象となったのは英国に住む16~64歳の1011人となっています。

芸能人がフランクにゲームを楽しむというCMは任天堂のお得意。
「ANT & DEC」は現地でも大人気のコンビであり、それだけ注目度が高かったということなのかも知れません。

たった45日で『Newマリオ』が『ギャラクシー』の記録を突破

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/26/40054.html

IGNは、北米における『New スーパーマリオブラザーズWii』の売上が420万本に到達したと報じています。

『スーパーマリオギャラクシー』は北米において2年間で410万本売れましたが、『New スーパーマリオブラザーズWii』は45日で420万本売れたとのこと。

IGNは今後の売れ行きに関して「失速の気配はない」と評価。同作が売れた理由を「最新の『マリオ』シリーズであり、ニンテンドーDSの『New スーパーマリオブラザーズ』と共通点が多くあり、マルチプレイヤーモードを搭載しており、小売で目を引く赤い箱を用意し、Wiiの値下げの直後にアナウンスしたこと」であると分析しています。

2年の記録を45日で抜き去るというのはもの凄い勢いで、最終的には何本くらいが売れてしまうのでしょうか。

「ニンテンドーゾーン」ゲームパニックでも展開

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/27/40098.html
任天堂は、つくばエクスプレスや全国のマクドナルドなどで展開している「ニンテンドーゾーン」を、ゲームパニックでもサービス開始しました。

「ゲームパニック」は、株式会社NEWSが運営するゲームセンターです。他にも「ムー大陸」「ゲームニューズ」「ゲームガレージ」「アミュー」などを運営しています。

今回は「ゲームパニック」にて「ニンテンドーゾーン」が展開されます。店内のダウンロードエリアに行くと、DSソフトの体験版や「ゲームパニック」オリジナルコンテンツを楽しむことができます。

「ニンテンドーゾーン」がゲームセンターに展開するのはこれが始めてで、関東地方にある「三郷」「堺」「つくば」「大和」「足立」「石和」「新横浜」「大宮」「東京」の9店舗で利用することが出来ます。

なお「ニンテンドーゾーン」は、2010年2月より高速道路のサービスエリア・パーキングエリアにて「DSでドラぷら」を展開する予定になっています。

任天堂、第3四半期業績を発表・・・年末商戦好調/1000万本超えタイトルが3本

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/28/40116.htm
任天堂は平成22年3月期の第3四半期業績を発表しました。ニンテンドーDSやWiiの販売が一巡したことから、前年同期との比較では減収減益となりましたが、それでもなお強さを見せる数字が並びました。

それによれば売上高は1兆1821億7700万円(△23.1%)、営業利益2966億5600万円(△40.8%)、経常利益3145億1100万円(△10.8%)、純利益1926億100万円(△9.4%)となりました。

第3四半期は、年末商戦では昨年以上の盛り上がりを見せたものの、第2四半期までの販売減少や円高の影響で、前年と比較すると低調な業績となりました。それでも世界中で年末商戦に合わせて発売した『NewスーパーマリオブラザーWii』は1055万本、10月の『Wii Fit Plus』は1016万本、上期の『Wii Sports Resort』は1358万本など1000万本を超えるタイトルが複数ありました。DSでも国内のみの『トモダチコレクション』が274万本、『ゼルダの伝説 大地の汽笛』が世界で245万本など好調なタイトルがありました。

ハードでは、Wiiが値下げの効果もあり1705万台。ニンテンドーDSは国内のみで先行販売している「DSi LL」が70万台などシリーズ合計で2335万台でした。

通期の業績予想は変更せず、売上高1兆5000憶円、営業利益3700憶円、経常利益3700憶円、純利益2300憶円を据え置いています。

任天堂、Project Natalの前身を不採用に?-「Project Natalそのものだ」

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/28/40100.html
海外ゲームサイトCVGが報じるところによりますと、任天堂はProject Natalの前身ともいえるモーションコントロールを不採用としていたとのことです。

Wiiの周辺機器として3Dカメラによるモーションコントロールを提案したのはイスラエルの3DV Systems。同社はマイクロソフトに買収されProject Natalの開発を行っていることで知られています。

3DV Systemsは2007年末、任天堂に対し「3Dでモーションを検知するカメラと音声認識」をプレゼンテーションしたものの、価格的な問題から不採用となったとのこと。

情報ソースの人物は「このプロトタイプの話を聞いて、正直いって驚いた。Project Natalそのものだ。E3で発表されたバージョンは小さくなり精度も上がっていたようだが、基本的には同じ技術だ」とコメントしています。

CVGは、2009年7月のインタビューで宮本茂氏が「この種のモーションセンシングカメラの技術はずっと前からありました。僕たちは長年に渡って色々なテクノロジーに何ができるかを見てきたんですが、最終的には使わないことに決めたんです」と発言していることに注目。3DV Systemsが提案したのがProject Natalに近いものであるのではないかとしています。

なお、英国任天堂とマイクロソフトはこの件に関してコメントしていないとのことです。

任天堂年末商戦『NewマリオWii』でばん回・・・朝刊チェック(1/29)

http://www.inside-games.jp/article/2010/01/29/40125.html
日経産業新聞3面「『マリオ』任天堂支える、年末商戦一挙ばん回」
任天堂は28日発表した2009年10月~12月期の連結決算は営業利益が前年比23%減の1922億円になりました。有力ソフト不足による09年前半の失速から4期半の連続減少になりました。一方『New スーパーマリオブラザーズWii』の販売が好調で減益幅は前の期の52%から23%に縮小。年末商戦の苦戦を12月に取り戻し、再度下方修正は免れました。
岩田社長はマイクロソフトやソニー陣営が有力ソフトを集める1月~3月に大型ソフトが無いことを認めつつも「1月に入っても勢いは衰えてない」と反論しています。

日経産業新聞4面「ECナビ、モバゲー向け育成ゲーム提供」
サイバーエージェントの子会社で価格比較サイト運営のECナビは、携帯電話向け交流サイト「モバゲータウン」向けにキャラクター育成ゲームの提供を始めました。利用者が自分の知人のキャラを世話することで、キャラの表情を豊かにしたり衣服などのアイテムをもらえたり出来ます。ゲーム名は『不思議なピクミーmini』で、利用料金は無料で、当面は広告収入のみ。今後はアイテム課金も検討。

日経産業新聞4面「GyaO!が12月に単月黒字に」
ヤフーが「Gyao!」の名称で運営する動画配信事業が12月に単月黒字化を達成したことを発表しました。2009年9月の配信サービス刷新で利用者が増加したほか、刷新を機に導入した大型広告などの販売が好調を推移しました。