2010年の任天堂NEWS6

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:18:07

俳優のデニス・ホッパー氏死去 ― 映画「スーパーマリオ」ではクッパを演じる

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/01/42348.html
多数の映画に出演した米国の俳優であるデニス・ホッパー氏が現地時間5月29日に亡くなりました。74歳。

死因は前立腺癌とその合併症。カリフォルニアの自宅で友人と家族に囲まれて逝去されたとのことです。

今年3月に行われたハリウッドの殿堂入りの式典が氏が人前に姿を現した最後。癌との闘いで体重は45キロまで減少していたものの、笑顔でスピーチを行ったといいます。

ホッパー氏は「理由なき反抗」(1955)や「イージー・ライダー」(1969)、「地獄の黙示録」(1979)「ブルーベルベット」(1986)などの100本以上の映画に出演しました。

「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」(1993)では世界征服の野望に燃えるクッパ役として存在感をアピール。ゲーム『グランド・セフト・オート・バイスシティ(Grand Theft Auto: Vice City)』(2002)ではポルノ映画監督スティーブ・スコットの声を演じるなど活動範囲を広げていました。

日本ゲーム大賞、桜井政博氏ほか11名のクリエイターが選ぶ「ゲームデザイナーズ大賞」を新設

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/02/42386.html
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、「日本ゲーム大賞(Japan Game Awards)」に、ゲームクリエイター自らがプロの視点で選ぶ「ゲームデザイナーズ大賞」を新設することを発表しました。

「ゲームデザイナーズ大賞」は、“クリエイターが作り手の視点から、高い独創性を持ち且つ、ゲームの歴史にその名を刻むべき革新的な作品を選出、称える賞”とのこと。「ゲームデザイナーズ大賞」の新設により、クリエイターの視点で見たゲームの魅力も日本ゲーム大賞から発信していくのが狙いとのことです。なお日本ゲーム大賞実行委員会では、「ゲームデザイナーズ大賞」が、今後の市場発展の一つの指標となることを目指しているとしています。

対象作品は、2009年4月1日(水)から2010年3月31日(水)の間に日本国内で発売された家庭用ゲームソフト。審査方法は、対象作品に対し、各審査員が持ち点10点によって作品を評価。各審査員からの投票結果により、最高得点を獲得した作品を授賞作品として選出され、「日本ゲーム大賞選考委員会」にて、授賞作品として承認されます。

「ゲームデザイナーズ大賞」の選考は、『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』などで知られる桜井政博氏(ソラ代表)を委員長に、飯田和敏氏(グラスホッパー・マニファクチュア)、イシイジロウ(レベルファイブ)、神谷英樹氏(プラチナゲームズ)など同賞の趣旨に賛同する10名のクリエイターで構成される11名の審査員が行います。

第1回目となる「ゲームデザイナーズ大賞」の発表・表彰は、2010年9月16日(木)から千葉市幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2010」内イベントステージにて行われる「日本ゲーム大賞2010 年間作品部門 発表授賞式」で実施される予定です。

ちなみに「日本ゲーム大賞」には、ゲーム産業の発展に寄与した人物を表彰する「経済産業大臣賞」をはじめ、日本国内でリリースされた全作品を対象とした「年間作品部門」、東京ゲームショウに出展された未発売作品を対象とした「フューチャー部門」、そして未来のクリエイターを発掘、応援する「アマチュア部門」があります。

586人もが一ヶ所に集まってニンテンドーDSでパーティーする世界記録

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/03/42396.html
一度に586人もの人が集まってニンテンドーDSで遊ぶという大記録が打ち立てられました。

舞台となったのはロンドンで行われたアニメ&ゲームイベント「London MCM Expo」。ニンテンドーDSを持った人々が集まり、「最大の携帯ゲーム機パーティー」の世界記録が更新されました。

http://www.youtube.com/watch?v=5dRha2DInZA&feature=player_embedded

これまでの世界記録は2007年にオーストラリア最大のショッピングセンターParramatta's Westfieldに集まった381人ですから、一気に205人も上回ったことになります。記録成立に立ち会ったギネスワールドレコードのDamian Field氏によれば、英国の集会で500人を越えることは珍しいとのこと。

「London MCM Expo」は「英国版コミケ」といわれることも多いイベントで、ニンテンドーDSを持って集まった参加者の中にはちらほらとコスプレしている人も見られます。

オーストラリアのゲームメディアであるAussie-Nintendoは自国の世界記録が破られたことを悔しがっていますが、ニンテンドーDSの原産国である日本でこうしたイベントを行ったら、どれくらいの人が集まるのか見てみたい気がしますね。

ニンテンドーDS国内初の値下げ、iPadなどに対応・・・朝刊チェック(6/3)

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/03/42397.html
日経産業新聞3面「ニンテンドーDS国内初の値下げ、iPadなどに対抗」
任天堂は2日、携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」シリーズの国内販売価格を19日から1割~2割引き下げると発表しました。2004年末の発売以来、国内での値下げは初めて。ゲームも楽しめる米アップルの多機能携帯端末「iPad」の発売などで国内市場での競争が激しくなっており、値下げを通じて拡販を目指します。

日経産業新聞7面「レベルファイブ、LAに初の海外拠点設立」
レベルファイブは、9月に米国で初の海外拠点となる現地法人を新設します。欧州にも拠点を設ける計画。日本のゲームソフトは、欧米を中心に海外で需要が拡大している為、市場開拓に向け営業などを強化します。ロサンゼルスに「LEVEL-5 International America Inc.」を設立します。今後、『レイトン教授』シリーズのほか、他のゲームソフトについても海外販売を拡充していく方針。

マジコンの被害は世界で3兆8160億円・・・CESAと東大馬場章研究所が調査結果

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/04/42440.html
CESAと東京大学大学院情報学環馬場章研究所は、ニンテンドーDSやPSPのマジコンの被害実態をまとめた「違法複製ゲームソフトのダウンロードに関する使用実態調査」の結果を発表しました。

任天堂らが輸入業者を提訴し、戦う姿勢を見せたことから一般にも広く知られることとなったマジコンの被害ですが、その実態については今まで本格的な調査が行われてきませんでした。今回の調査はDSとPSPを対象に、ダウンロードサイトを介してのマジコン被害に限定したものですが、初めての被害状況の推計ということで非常に興味深い内容となっています。

調査では114の違法ダウンロードサイトを調べ、ダウンロード回数のカウンターを手がかりに被害状況を推計しています。それによれば、DSとPSPを合わせた世界の被害額(発売されてから)は約3兆8160億円となり、うち日本は約9540億円となります。

被害額が多いと推計されるのは、『ポケットモンスター プラチナ』が約431億円、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』が約402億円、『マリオカートDS』が約301億円、『おいでよ どうぶつの森』が約212億円、『ディシディア ファイナルファンタジー』が約1396億円、『ファンタシースターポータブル』が約1021億円などとなりました。この数字ではDSの数字がPSPに対して過少に出ていますが、これはDSでは日本と海外との人気タイトルが大きく異なるためではないかとしています(調査では日本の売上ランキングトップ20を対象に調査)。

違法ダウンロードサイトのサーバー設置国では1位が米国、2位が中国で、これらで60%を占めます。日本国内には確認されなかったとのこと。一方でアクセス数では1位が米国で、次いで2位が日本、3位が中国という数字になっています。

今回の調査ではダウンロードサイトのみが対象で、Winny、ShareのようなP2Pのファイル交換サイトや、メッセンジャーやメールなどのファイル送信機能を使った違法な交換については対象外とされていて、今回の推計結果を遥かに超える被害が出ているのではないかと考えられます。P2Pも対象にした更に包括的な調査も期待したいところです。

CESAでは「このような状況は、日本および世界のゲーム産業にとって死活問題で、関係省庁にも協力を依頼しつつ、各国の関連団体とも連携し、違法複製ゲームソフトの撲滅に向け、種々の活動を展開していく」としています。

※タイトル別の被害金額は資料から筆者計算

【ゲームニュース一週間】DSiウェアを色んな人に届けるには?

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/07/42455.html
ダウンロードゲームに関して業界から提言がありました。

DSiウェア『Move your Brain - Rollaway Puzzle』を作ったAssoriaのStéphane Capo氏は「単にゲームを出しただけでは目標の層へ届かなかった」と語ります。

「ゲームサイトを通してマーケティングしたが、必ずしも子供やカジュアル層といった目標には届いていなかった。彼らはDSiウェアがダウンロードするものだと知っていても、App Storeほど分かり易くないと感じただろう。まずニンテンドーDSiをwi-fiに接続する必要があるし、ニンテンドーポイントをクレジットカードで買わないといけない。我々は最初のゲームを出せて満足だが、多くの間違いを犯したことも知っている。将来のタイトルではこれを繰り返さないようにするだろう」

ダウンロードゲームは通常よりも低予算で作れるため、カジュアルな作品を作るのにもってこい。しかし、その情報はターゲットとする層へは届きにくいようです。それというのも広告費をかけられないため。「失敗」と言い切るということは、子供やカジュアル層はCapo氏のゲームが出たことさえ知らなかったのかも知れません。

このケースでは低予算であるということがプラスとマイナスの両方にはたらいています。低予算でフットワーク軽く作れたものの、充分な宣伝はできなかったのです。理想としては「低予算でスタート」→「ネットなどで口コミになる」→「口コミが口コミを呼んで売れる」→「低予算ゲームなのに宣伝効果は大作以上」というルートですが、現状は口コミの規模が充分ではないということのようです。

氏はDSiウェアとApp Storeを比較しますが、DSiウェアがApp Storeのように買えればどうでしょうか。iPhoneのように特別な設定なくしてネットワークに繋がり、ショップにアクセス可能。わざわざニンテンドーポイントを買わなくても、クレジットカードで決済できる。ソフトは買いやすくなるでしょうが、子供に持たせるには二の足を踏んでしまいます。パケット代や使用金額の上限はどう設定するのか。設定できたとして、それは子供が簡単に解除できないものなのか。

ニンテンドーDSの全世界累計販売台数は1億台を超えています。子供に買い与える理由として「安全である」ことが大きいのではないでしょうか。パケット代ともクレジット情報とも無関係。有料ポイントとして「ニンテンドーDSiポイント」がありますが、これも登録した分以上には使えません。ゲーム機という役割に徹しているため、外界と繋がるルートが限られており、分かり易く安全なのです。

「ニンテンドー3DS」でもこの安全路線は引き継がれるのではないでしょうか。DSiウェアの売り方はこのままで良いか・・・というとそんなことはありません。

デベロッパー(開発会社)の人もお金がなければ生きていけないのです。
安全を確保しつつDSiウェアの知名度を増すにはどうすればいいのでしょうか。買ったゲームを他の人に渡せる「プレゼント機能」をDSiウェアにも実装する。デベロッパー(開発会社)側が低予算で作れ、高い宣伝効果が得られるように任天堂がこれまで以上の規模で宣伝を代行する。優れたアイデアはフルプライスの作品にするルートを確立する。名作をひとまとめにし、「DSiウェア傑作選」を通常ルートで販売する。この辺りは皆さんの方が良いアイデアをお持ちなのではないでしょうか。

『Move your Brain - Rollaway Puzzle』はニンテンドーDSiのカメラを応用することで、追加のハードウェア無しに「ゲーム機を傾けてコントロールする」ことを実現しています。こうした優れたアイデアがただ埋もれることのないよう、ゲーム機としての安全性とDSiウェアのセールスが両立するような施策が求められるのではないでしょうか。

マリオの父、山内相談役との関係を述懐「僕を息子か孫のように見ていたんだと思う」

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/07/42458.html
マリオの父である任天堂の宮本茂氏は、山内溥相談役が社長だったころを述懐します。

「次にどんなゲームを作るか、山内さんは僕に任せてくれました。時々近くにやってきて“次のマリオが要る時じゃないか?”という以外は。アイデアがある時、僕は“みんなが楽しむ新しい方法があるんですよ”と山内さんにアプローチして、これを共有するんです。山内さんがこれに同意してくれた時、それは会社のプロジェクトとなって、開発をすぐに進めることができたんです」

「時々、山内さんはすぐにゴーサインを出してくれなかったんですが、そんな時、僕はプロジェクトをコッソリ進めました。山内さんは僕の両親と同じ年だったので、僕を息子か孫のように見ていたんだと思います。ビジネスという現実があるので、結果は時に一大事になります。私のゲームが予想より売れなかった場合、山内さんは全てをひっくり返す勢いで激怒しましたね」

「山内さんが社長だった時、どんな冒険が上手くいって、何が売れないかには独特の嗅覚がありました。山内さんが“これはいいんじゃない?”といった時は、プロトタイプはほぼ完全に近づいているということ。“これはいいタイトルになるだろうね”といった時は、それは一般的ではないということなんです。山内さんはソフトがどれくらい売れるかに関して、誰よりも正確な予想ができたんです。『ドンキーコング』を見せた時、他のプロジェクトを全て中止してこれに注力するよう言われました。『スーパーマリオブラザーズ』を見せた時の言葉は今も覚えています。“これはすごいね。地上と、空の上と、水中さえ行くことができる。こりゃ、みんな驚くだろうね”」

宮本氏と山内氏のコミュニケーションは独特だったようです。「僕は山内さんにプレゼンテーションシートを出したことがないんです。僕は何枚かの短いメモやスケッチを渡して説明しました。山内さんがイメージを理解したら、今度はそれをさらに詳細に説明するんです」

山内相談役の鋭い嗅覚が任天堂の発展に寄与したのは皆さんがご存じの通り。「プレゼンテーションシートを出したことがない」のにビジョンを共有できたというのは、これは「天才は天才を知る」ということでしょうか。

3DSの性能はPS3やXbox360に匹敵する?

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/07/42466.html
E3が来週頭に迫っています。今年は数年ぶりの新ハードラッシュの様相を呈していて、その中でも任天堂のニンテンドー3DSには大きな注目が集まっています。

現在のところは裸眼で立体視が可能という以外の情報は公式には明らかにされていませんが、米国のIGN.comは興味深い記事を掲載しています。

「Everything We Know About the 3DS」(3DSについて私たちが知ってる全て)と題された記事の中で、そのスペックについて、「3DSを触った複数のデベロッパーによれば、プロセシング性能はWiiを遙かに上回り、HD機のPS3やXbox360に匹敵する」と伝えています。

昨年にはNVIDIAのTegraを採用するのではないかとの噂が流れた3DS。立体視を可能とするためには、2画面分を同時にレンダリングする必要があり、少なくともDSの倍以上の性能を持っているのは間違いないと思われますが、PS3やXbox360に匹敵するものとなると驚きです。

新しい時代に任天堂が投入する新ハード。どのような設計思想を秘めたものなのかも注目です。

「Wiiバイタリティセンサー」は正式名称?

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/08/42481.html
Wiiリモコンに接続し、人差し指に付けることで心拍数を測る周辺機器である「Wiiバイタリティセンサー」(Wii Vitality Sensor)。来週開催されるE3で任天堂が主催するプレスカンファレンスでその詳細が明らかにされると思われますが、この名称を正式名称なのでしょうか?

任天堂が最近公表している資料の中で、「Wiiバイタリティセンサー」とただ記載されているだけで「(仮称)」という表記がないため、このまま正式名称として使われるのではないかと推測されています。例えば株主総会の招集通知でも、ニンテンドー3DSには「(仮称)」がある一方、「Wiiバイタリティセンサー」にはありません。

このところの任天堂は世界戦略もあってか、最初の発表時の名称をそのまま使う傾向があります。「ニンテンドーDS」や「Wii」もコードネームは殆ど姿を見せませんでした。

「Wiiバイタリティセンサー」を巡っては、昨年末に『WiiRelax』を任天堂が商標登録していることも分かっていて、対応タイトルになのではないかと予測されています。また5月にはアメリカ心臓協会とのパートナーシップも発表しています。どのような戦略が飛び出すのか、来週の発表が楽しみです。

名作FPS『ゴールデンアイ 007』がWiiで復活?

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/09/42494.html
あの名作FPSがWiiでリメイクされる・・・という噂です。複数の海外メディアはNINTENDO64用FPS(一人称シューティング)『ゴールデンアイ 007』がWiiでリメイクされるのではないかという噂を報じています。

開発はn-SpaceとEurocomの共同で行われているとのこと。根拠は以下の3点にあるとされています。

1:n-SpaceのスタッフがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で情報を出した
n-SpaceのアートディレクターであるChris Bromby氏がLinkedIn(リンクトイン)で公開する履歴書に「エキサイティングなWiiのゲームが2010年Q4に発売される」と書いていた。

2:Eurocomが「The World Is Not Enough」なるコード名のNINTENDO64に関するゲームを開発していた
「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」は007シリーズ第19作目のタイトル。『ゴールデンアイ 007』はNINTENDO64用ゲーム。

3:Activisionが「goldeneyegame.com」のドメインを確保している
1995年に公開された映画に関するドメイン名を2010年になって確保するのは何らかの意図があると思われる。ActivisionはWii及びニンテンドーDS用新作ボンドゲーム『James Bond: Bloodstone』用と思しき「bloodstonegame.com」のドメインも同時期に確保しているが、旧作ボンドゲームのみが突然発表されるのではなく、新作にあわせて旧作リメイクも発表されるのであれば辻褄もあう。

海外メディアEurogamerの情報源は「パブリッシャーはE3でこれを公開するだろう」と語っているとのこと。『ゴールデンアイ 007』は1995年に公開された映画「007 ゴールデンアイ」を原作としたNINTENDO64用FPS。映画同様にジェームズ・ボンドが活躍するという内容で、練り込まれた内容から名作の一つとして数えられています。

『ゴールデンアイ 007』のリメイクや移植を望む声は根強く、これまでにも何度か噂が聞こえてきていますが、今度こそ本当であることを祈りたいところです。

携帯ゲーム機の違法ダウンロード被害額、6年間で9540億円・・・朝刊チェック(6/9)

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/09/42496.html
経産業新聞4面「ゲームの違法ダウンロード、携帯型ゲーム機の被害額9540億円 CESA調査」
コンピュータエンターテイメント協会は、携帯型ゲーム機向け主要ソフトの違法ダウンロードにより、2004年からの6年間に国内だけで9540億円の被害があったとの調査結果をまとめました。ゲームソフトの違法ダウンロードの件数、被害額を本格的に調査したのは今回が初めて。東京大学大学院の馬場章研究室に調査を依頼。違法ダウンロードサイト25サイトを対象に、ニンテンドーDS、プレイステーション・ポータブルの2004年~2009年の国内ソフト累計販売数の上位20位のダウンロード件数を集計。国内のソフト販売比率が全世界の25%を占めていることから、全世界での被害額は3兆8100万円と推計。
被害が多かったのは『ディシディア ファイナルファンタジー』(306億円)『ポケットモンスター プラチナ』(94億円)、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』(88億円)。

日経流通新聞9面「ドラクエのスランプラリー、東京ドームシティで開催」
東京ドームシティの夏休み限定イベントとして、人気ゲームソフト『ドラゴンクエスト』にちなんだスタンプラリーを開催します。任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」向けの新製品の発売に合わせ、8月4日から始めます。アトラクションに乗ったり、園内に隠してあるスタンプ台を探したりしてスタンプをそろえると、勇者の認定証やWiiのソフトで遊ぶことが出来るアイテムがプレゼントされます。実施機関は8月31日まで。

横井軍平・・・任天堂の伝説的な開発者の軌跡を伝える2冊の書籍が発売・・・「ゲームボーイ」や「ゲーム&ウオッチ」

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/09/42498.html
横井軍平はビデオゲームの父であり、花札から玩具へ、そしてビデオゲームへと事業を変えていった任天堂を支えた人物です。

1941年生まれ、同志社大学を卒業して任天堂に入社した横井は「ウルトラハンド」「ウルトラマシン」「光線銃SP」といった玩具を開発。それらは一躍大ヒットとなります。

さらに電卓から発想した初の携帯型のゲーム機「ゲーム&ウオッチ」は任天堂が本格的にビデオゲームに注力するきっかけとなりました。その後も1億台以上が売れた普及の名作「ゲームボーイ」や、時代を先取りしすぎた(今日ようやく3Dブームに)と言われた「バーチャルボーイ」などを指揮しました。ゲームソフトでも宮本茂の大先輩として指導に当たったと伝えられています。

任天堂を退社後は玩具の開発を行う、コトを設立。バンダイの「ワンダースワン」の開発などに携わりますが、自動車事故に巻き込まれ56歳という若さでこの世を去ります。

任天堂の初期を支え、そしてビデオゲーム産業の初期に多大な貢献をした横井軍平氏ですが、その業績を伝える文献は多くありません。「横井軍平ゲーム館」は貴重な本人のインタビューを中心に氏の開発した多くの商品に光を当てるもので、1997年に発行されましたが、その後絶版になっていました。

「横井軍平ゲーム館 RETURNS-ゲームボーイを生んだ発想力-」は「横井軍平ゲーム館」を改訂し復刻したもの。注釈や図版が増えているようです。「枯れた技術の水平思考」と知られる任天堂のDNAとしても受け継がれる氏の発想力に触れてみてはいかがでしょうか?

サードパーティから「3DS」タイトルが発表になるのはいつ?

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/09/42509.html
米国のゲーム雑誌「Game Informer」(ウェブ版)は、ニンテンドー3DSの情報公開について興味深い事を述べています。

「Nintendo Gives Third Party Developers Greenlight To Announce 3DS Titles?」(任天堂がサードパーティに3DSタイトル発表の青信号を出した?)という記事で同誌は、情報筋からの情報として任天堂が、E3が開幕すればサードパーティもタイトルを発表してもいいという許可を出したと述べています。

E3で任天堂から幾つかのタイトルが発表され、プレイアブルで展示されるというのは間違いありませんが、サードパーティがどの程度まで準備をしているのかという情報は全く表に出ていません。タイトルだけの発表になるのか、それともデモをできる状態なのか。開発機材がどの程度まで広がっているのかという話も聞こえてきませんが、もう数日でそれは明らかになります。

ちなみに過去の例では、Wiiの発表時は岩田聡社長が当時「レボリューション」と呼ばれていたモックアップを見せたのみ(実際のソフトは翌年のE3)。DSの場合は発表と同時に展示会場でサードパーティを含む多数のタイトルを遊ぶ事が出来ました。ゲームキューブではニンテンドースペースワールドでデモを公開した後、翌年のE3直前発売の雑誌EGMで初の実機画像として『スターウォーズ ローグスコードロンII』(ルーカスアーツ)が公開されました。

任天堂とNVIDIAとの提携は破談に?・・・3DSを巡り

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/10/42515.html
以前よりニンテンドー3DSのチップセットに、米半導体大手のNVIDIAのSoC(System-on-a-chip)であるTegraが採用されるのではないかと噂されてきましたが、テック系ブログのDigital Foundryは関係者からの話として、任天堂とNVIDIAの提携は破談になったと伝えています。

「2つの異なる情報源は、ニンテンドー3DSがNVIDIAのTegraとは異なる設計で作られていると伝えています。任天堂は異なる日本のパートナーを選択したのではないでしょうか?」

TegraはARM、GPU、2Dエンジン、動画エンコーダー・デコーダー、オーディオチップなど複数の独立したチップで構成される統合型プロセッサで、使用していないチップへの電源供給が行われないため、高性能かつ省電力を実現しています。マイクロソフトのZune HDはTegraを採用すると伝えられています。

また、Digital Foundryによれば情報源はニンテンドー3DSのコードネームが「Nintendo CTR」であったとも明らかにしたということで、以前流出したと伝えられる3DSの基盤が本物であると裏付けるものになりそうです。また、PS3やXbox360くらいパワフルなマシンになるのではないかという憶測についても、近年の高性能なチップであれば実現は可能ではないかとしています。

何はともあれ、現地時間15日午前(日本時間16日早朝)に開催される任天堂のプレスカンファレンスは注目です。

ニンテンドーDSが先行値下げ? 一部量販店など

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/10/42540.html
6月19日に価格改定される事が決定しているニンテンドーDS LiteおよびニンテンドーDSi、DSi LLですが、一部店舗では既に値下げされているようです。

筆者もビックカメラで値下げされているのを確認しました。また、ヨドバシカメラやソフマップなどでも値下げが実施されているようです。その他の店舗での情報もお待ちしてます。

値下げ後の価格はDSi LLが1万8000円、DSiが1万5000円、DS Liteがオープン価格。DS Liteについては店頭の価格から判断すると実勢価格は1万3000円ほどになるようです。

今回の価格改定は15日に行われるニンテンドー3DSを睨んだ施策だと思われます。

3DSにも『どうぶつの森』?と海外メディアが伝える噂

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/11/42546.html
米国のゲームメディアDestructoidは、任天堂がニンテンドー3DS向けに『どうぶつの森』を準備中であるという噂を伝えています。

その情報源によれば、任天堂は3DS版『どうぶつの森』をパブリッシャーやデベロッパーへのデモに使用し、説得材料としているそうです。タイトルは来週開催されるE3の任天堂プレスカンファレンスで明らかにされる予定。

任天堂は「噂や推測にはコメントしない」としています。

ニンテンドーDSでもハードを牽引するヒット作となった『どうぶつの森』。3DSのロンチタイトルとしてはピッタリの作品と思われますが、真実なのか単なる噂で終わるのか、発表が楽しみです。

「任天堂はWiiウェアをサポートしない」海外の業界人が厳しい指摘

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/11/42547.html
業界人は「Wiiウェアは任天堂からサポートされていない」と指摘します。

Wiiウェア『Pallurikio』を手がけたPlaystos EntertainmentのデザイナーであるGiorgio Ciapponi氏は海外メディアのインタビューに対し制作秘話と任天堂への不満を語っています。

『Pallurikio』は物理法則の働くフィールドでボールを転がすというゲーム。80年代にバーなどでよく見られた「投入したコインをゴールへ転がす」ゲーム機が発想のベースとなっているといいます。

当初はカジュアルゲームとして開発していたものの、Wiiウェアのユーザーにカジュアル層が少ないことから「簡単だが面白い」という内容へシフト。『タッチ!カービィ』や『ロコロコ』といった作品にインスパイアされ、現在の形にまとまったそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=IZPfomSov9k&feature=player_embedded

『Pallurikio』は10人のスタッフが他のプロジェクトの合間を縫って9ヵ月で作られました。Ciapponi氏も全ステージの7割をデザインするなど、小規模プロジェクトならではの兼業体制で作業を進めていったとのこと。

Metacritic(海外のレビューを点数に換算する集計サイト)でも60点という「見苦しくはないが、圧倒的というわけではない」(Ciapponi氏)スコアを達成したものの、販売本数とはかけ離れたものであったようです。

「販売数に関して多くを明らかにすることはできない。ただいえるのは、Wiiウェアは任天堂からほとんどサポートされていないということだ」

氏は次回作を考慮中ですが、それはWiiウェアではないそうです。

「任天堂はダウンロードソフトにもっと注力すべきだ」と複数の業界人が提言しているのはご存じの通り。DSiウェア『myNotebook』『myPostcards』で知られるNnoooのCEOであるNic Watt氏や、Wiiウェア『Pong Toss』『Incoming!』を作ったJV GamesのバイスプレジデントであるJag Jaeger氏らは口を揃えて任天堂のプロモーション不足を指摘しています。

実験的な作品を作れるダウンロードソフトは小規模デベロッパーにとって有望であるものの、宣伝にお金をかけることもできないため、折角の作品が埋もれてしまうというケースも多いようです。

カジュアル層が多いとされるWiiですが「Wiiウェアユーザーにはカジュアル層が少ない」というCiapponi氏の発言も気になるところ。ネット接続やソフト代の精算はまだまだカジュアル層には大きな手間であるようで、これを改善できるのはやはり企業体力に優れた任天堂のプロモーションということのようです。

【E3 2010】故・横井軍平氏と3DSを考える

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/15/42618.html
昨日、ロサンゼルス行きの飛行機の中で、アマゾンから届いたばかりの「ゲームの父・横井軍平伝」(著・牧野武文)を読んでいました。「枯れた技術の水平思考」という言葉で知られる横井の生涯や思想をまとめた一冊です。

横井氏は「ウルトラハンド」「光線銃」といった玩具に始まり、「ゲーム&ウォッチ」「ゲームボーイ」、任天堂退職後には「ワンダースワン」といったゲーム機の開発に携わりました。

「ゲームの父・横井軍平伝」の中で特に印象的であったのが、横井氏が理想を遊びの原風景に置いていた点です。ベーゴマやメンコ、缶けりなど原始的な遊びです。外に子供達が集まって遊ぶ景色を蘇らせたのが、通信ケーブルを備えたゲームボーイであり、『ポケットモンスター』でした。それはDSへと受け継がれてきました(物理的なケーブルは不要になりました)。

その一方で家庭用ゲーム機の進化についてはどちらかというと否定的だったようです。「アイデアをひねり出すんじゃなくて、安易な方に流れている。そうなると、任天堂のようなゲームの本質を作る会社ではなくて、いずれ画面作り、CG作りが得意なところがのしてくるだろうと。そうしたら任天堂の立場はなくなってしまうんですね」。また、家庭用ゲーム機は一人で世界に入り込んでしまうと懸念していたようです。

こうして振り返るとWiiとDSというハードは横井氏の考えをよく受け継いで設計されたものだと感じます。ゲームの世界を外に広げ、多くの人を巻き込むものであり、かつアイデアが尊重されるプラットフォームです。

さて、ニンテンドー3DS。この文脈を考えるとどうも腑に落ちません。裸眼立体視は素晴らしい事ですが、既存の技術では立体視が出来る視野角は限られます。横から覗いた人も立体的に、という風にはいきません。すると一人で遊ぶ携帯機に成らざるを得ません(2D/3Dの切り替えはできるそうですが)。

ゲーム人口を広げたいという任天堂の考えと立体視というのは必ずしも一直線で結ばれる気がしないんです。それならもっと別のやり方があるのでは・・・と。

別に否定しているつもりじゃありません。むしろ、裸眼立体視という目立つ機能は隠れ蓑なんじゃないかと、考えれば考えるほど思えてくるんです。任天堂は何かもっと別の何かを隠しているのでは・・・と。気になります。ま、あと7時間待てば答えは出るんですけどね(たぶん)。

【E3 2010】ニンテンドー3DS初マリオはなんと2本登場、『Paper Mario』と『Mario Kart』

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42629.html
任天堂は、「E3 2010」情報ページに出展タイトルを先程公開しました。

数多くあるタイトルの中、ニンテンドー3DS向けのマリオゲームは『Paper Mario』と『Mario Kart』の2本が発表されました。

『ペーパーマリオ』は2000年にニンテンドウ64で発売された『マリオストーリー』から続く、紙のようにペラペラにデフォルメされたマリオのRPGゲーム。2007年にWiiで発売されたシリーズ3作目『スーパーペーパーマリオ』は2Dと3Dの視点を切り替えて進むアクションゲームでしたが、今回はRPGのようです。画面からは第1作目である『マリオストーリー』の感じがしますね。バトルと思われるシーンにはワンワンがいますが、今回もどういった仲間が活躍するのか楽しみです。

そしてもう1つは『マリオカート』。新ハードの発表時に定番となってきたタイトルですね。サクラ舞い散るサーキットやジャングル、大きな橋などバラエティ豊かなコースが見て取れます。こちらも、どんなキャラやコースが出るのか、そしてどんな3DSの機能を生かした演出があるのか楽しみですね。

【E3 2010】ニンテンドー3DSスペック公開、ゲームカートは2ギガバイトを採用

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42630.html
任天堂は、ニンテンドーDSの後継機であるニンテンドー3DSのスペックを公開しました。

気になる重さはニンテンドーDSiよりちょっと重たい程度。その差16グラムです。そのほか細かい仕様が公開されています。

■「ニンテンドー3DS」スペック
・サイズ:横約134mm、縦約74mm、厚さ約21mm(閉じた状態)

・重量:約230g
(参考:ニンテンドーDS 約275g、ニンテンドーDS Lite 約218g、ニンテンドーDSi 約214g、ニンテンドーDSi LL 約314g)

・上画面:3.53インチ
(裸眼立体視機能つきワイド液晶、800×240ピクセル(横800ピクセルを左目用・右目用交互にそれぞれ400ピクセル割り当てることで立体表現を実現)

・下画面:3.02インチ
(タッチ入力可能、320×240ピクセル)

・カメラ:内カメラ1個/外カメラ2個
(解像度はいずれも640×480(0.3メガピクセル)

・無線通信:2.4GHz
(ニンテンドー3DS同士の対戦プレイが可能)
(無線LANアクセスポイント経由でインターネットに接続可能)
(セキュリティーを強化(WPA/WPA2)したIEEE802.11対応予定)
(ユーザーが能動的な操作を行わなくても、スリープ時に自動でニンテンドー3DS同士でデータを交換したり、インターネットからデータを受信する機能をシステムでサポート)

・入力(操作系):A/B/X/Yボタン、十字ボタン、L/Rボタン、スタート/セレクトボタン、スライドパッド(360度のアナログ入力可能)、タッチスクリーン、内蔵マイク、カメラ、モーションセンサー、ジャイロセンサー

・その他
3Dボリューム:3D表示の立体深度をスムーズに変更可能
HOMEボタン:本体に内蔵される機能を呼び出す
無線スイッチ:ゲーム中でも無線をオフする事が可能
電源ボタン

・コネクタ
ゲームカードスロット
SDメモリーカードスロット
ACアダプタ接続端子
充電端子
ヘッドホン接続端子

・サウンド
上画面左右のステレオスピーカー

・タッチペン
伸縮可能(伸ばした状態で約10cm)

・バッテリー
リチウムイオンバッテリー

・ゲームカード
ニンテンドー3DS専用のゲームカード
(サイズはDSカードと同等)
(容量は発売時点では最大2ギガバイト)

注目すべき点は、DSカードの容量。現状のDSカードとサイズは同等でありながら2ギガバイトを採用。(現在のDSカード最大容量は4ギガビット)。2ギガバイトというと、ゲームキューブのディスク容量1.5ギガバイトだったので、その容量の大きさは凄いことが分かると思います。
(Wiiの本体容量は512メガバイト、Wiiディスクは4.7ギガバイト、PSPのUMDは1.8ギガバイト)

ニンテンドーDSのDSカードは、1ギガビット~2ギガビットが主流。それでもメモリーが足らず当初の内容を一部削ったりして発売されてきました。ニンテンドー3DSでは容量不足で悩む事は無くなりそうですね。

【E3 2010】3DS、映像で紹介されたタイトル、会場で遊べたタイトル一覧

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42632.html
E3の任天堂ブースで長蛇の列を勝ち抜いた者だけが体験できるニンテンドー3DS。ここでは上映されている映像の中に名前が挙がったタイトルおよび実際にデモが行われていたタイトルを紹介します。一部任天堂公式にないものも含まれます。

■任天堂
・マリオカート
・どうぶつの森
・スターフォックス64 3D
・パイロットウィングス リゾート
・新・光神話 パルテナの鏡
・nintendogs + cats
・Steel Diver
・ゼルダの伝説1(映像にはなくデモのみ) 旧作を3D表示できるようにしたもの

■サードパーティ
・リッジレーサー
・Resident Evil Revelation(バイオハザード)
・METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D
・キングダムハーツ3Dデモ
・レイトン教授と奇跡の仮面
・デッドオアライブ3D(仮)
・The Sims 3
・戦国無双3D
・DJ HERO(アクティビジョン)
・Codename Holloywood 61(ユービーアイ)
・Battle of Ginats: Dinosour Strike
・ゼビウス(映像にはなくデモのみ) 旧作を3D表示できるようにしたもの
・SUPER STREET FIGHTER IV 3D Edition(任天堂公式のみ)
・CODENAME: Chocobo Racing 3D(任天堂公式のみ)

そのほか、カメラを使ったデモがありました。

後ほど、体験できたもののレポートを公開します。

【E3 2010】マリオが様々なスポーツに挑戦する『Mario Sports Mix』、開発はスクウェア・エニックス

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42637.html
任天堂は、新作Wiiソフト『Mario Sports Mix』をロサンゼルスで開催中の「E3 2010」で初公開しました。

北米の公式サイトの情報によると、収録されているスポーツはバレーボール、バスケットボール、ドッジボール、アイスホッケーの4種目。ミドリこうらやマメキノコといったアイテムでの妨害、コインを集めてボーナスポイントに加算、しかけのあるコートなどマリオスポーツならではのハチャメチャ要素も満載。

プレイヤーキャラは今のところマリオ、ルイージ、ピーチ、デイジー、ヨッシー、キノピオ、ワリオ、ワルイージ、ドンキー、ディディー、クッパ、クッパJr.の12人が確認されており、各キャラクターは強力なスペシャル技を使うことができます。

開発は『マリオバスケ3on3』と同じスクウェア・エニックス。発売は2011年予定です。

【E3 2010】世界が注目するニンテンドー3DSをさっそく体験

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/16/42650.html
わっ、なんだこりゃ。が第一印象でした。飛び出す、むしろ奥行きがある? 3DSの裸眼立体視です。3Dボリュームを上下することで、平面的な絵が立体的に変わる。また平面的に戻る。不思議な体験でした。

世界が注目するニンテンドー3DS。任天堂のブースでは、複数のデモを1つにまとめたものと(テックデモ)、実際にゲームを意識した体験版の2種類を楽しむ事が出来ました。もちろん開場と同時に長蛇の列。新しいものを触った栄誉に預かれるのは、この行列に耐えたものだけでした(夕方には列はだいぶ緩和されましたが)。

せっかくですので、最も列が長かったであろう午後2時頃の行列先頭から最後までをムービーに撮りました。

http://www.youtube.com/watch?v=0Klfhgp_mNc&feature=player_embedded

さて、3DSの体験会場は他のWiiやDSのタイトルが置かれていた場所より一段上の場所になっていて、↓からはその様子は伺え知れないようになっていました。

デモを体験
行列の後半に進むとブースコンパニオンのお姉さん達が持ってきて見せてくれるのがテックデモです。3DSを生まれて初めて持つ感触は、DSiと変わらない印象でした(実際に重さやサイズもほぼ同等です)。ボタンの感触も過去のDSシリーズと比較して大差はありません。しかし3Dボリュームをひねると画面に奥行きが! 今までにない体験です。何てことのない、お花が成長するムービーが感動的に思え、自分に向けられたクラッカーが正に迫ってくるように感じ、割れたグラスの破片が3DSの画面の中に散るような、そんな体験でした。

デモの後半では、マリオ、ピクミン、サムス、リンクといった任天堂のキャラクターたちが登場。それぞれソロで動いたり、決めポーズを決めたりしてくれます。新しく搭載されたスライドパッドを使う事で視点を動かして眺める事が出来ます。スライドパッドは違和感なく親指で操作できました。PSPのそれよりもボタンは柔らかい印象です。3D空間を操るには必須ということでしょうね。

各ブースで綺麗なお姉さんが待ってる
そうしてようやく体験会場に辿り着きます。そこには机に60台はあるだろう3DSが並んでいます。タイトル毎に異なる場所に置かれていて、制限時間(20分?)の中で自由に動いて体験したり観賞したりできるようになっていました。

まず触ったのは『nintendogs + cats』、ただし猫はまだ居ませんでしたが・・・。ワンちゃんが飛び出してくる、それだけで犬好き(そして猫好き)は必携のアイテムになりそう。存在感が違います。撫でると喜ぶ仕草も立体でより一層磨かれています。『どうぶつの森』は映像のみでしたが、印象としては、画面の中にあるジオラマの世界を覗き込むような感覚。住民たちとの触れ合いもより深いものになりそうです。完成度が高そうだったのは『パイロットウィングス』。プロペラ機を操り、リングの間を抜けていくゲームを楽しめました。立体で浮遊感が増します。こちらもジオラマの世界を飛ばすような感覚がありました。

その他、幾つかのタイトルに触れましたが、個別の内容については後日お伝えします。

全体的に気になる点として、まず裸眼立体視の精度ですが、画面と目を水平に保つようにするとかなり綺麗に立体に見えます。視野角は左右は厳しいですが、上下はかなりありそうです。が、どうしてもチラつきはあります。ただ、その度合いは任天堂タイトルとサードパーティタイトルで違いがあるようにも感じましたので、ノウハウの蓄積によって緩和できるものかもしれません。また、3Dボリュームの調整でも変わってきます。

スライドパッドが導入された操作性は良好です。本格的に3D空間を操作するためには何かしらのアナログデバイスが必要という判断でしょう。代わりに十字キーの位置が下がりましたが、併用しなければ問題なさそうです。3DSにはホーム画面が用意され、それを呼び出すボタンが液晶下に用意され、スタートとセレクトはその両端に置かれました。DSiの時に左側にあった電源ボタンは右側に移動しています。

始めて触った3DSで、裸眼立体視の没入感は相当なものだと感じました。今回体験できたものの多くはDSに立体視のテイストを加えた程度のものばかりでしたが、それでも新鮮味と新しい楽しみを与えてくれています。これが更に3DSならではの遊び方が生まれたとき、どのような化学反応を起こすのか、今から楽しみでなりません。

Wiiウェア『SEAFARM~イルカとわたしのショータイム~』優勝賞金100万円などが当たるキャンペーン実施

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/17/42659.html
ティーアンドエスは、好評配信中のWiiウェア『SEAFARM~イルカとわたしのショータイム~』に関する2つのキャンペーンを実施します。

ひとつめは、『SEAFARM~イルカとわたしのショータイム~』のゲームスコアを競う「イルカトレーナー選手権」。期間中、所定のメールアドレスに対し、ゲーム結果画面を写真撮影した画像を添付したメールを送るだけで応募が可能となっています。

応募期間終了後、最高スコアを叩きだした優勝者「BESTイルカトレーナー」には優勝賞金100万円が、50位・100位・150位という50位ごとのラッキーな順位に入賞した方にはラッキー賞として1万円が贈られます。期間中なら誰でも何度でも応募できるということですので、ぜひ根気よくチャレンジしてみてください。

ふたつめは、Wiiウェア『SEAFARM~イルカとわたしのショータイム~』が抽選で合計300名に当たるというキャンペーンです。応募は、ご自分のWii番号とニックネームを所定のメールアドレスに送るだけとなっています。

どちらも、応募期間は6月15日(火)から8月31日(火)です。詳細はキャンペーンサイトをご覧下さい。

『SEAFARM~イルカとわたしのショータイム~』は2009年8月4日よりWiiショッピングチャンネルにて配信中。価格は500Wiiポイントです。

(C)2009 T&S.,ltd.

【E3 2010】久々の新作登場『星のカービィ』は毛糸のカービィが新世界を大冒険

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/17/42668.html
Good-Feelの開発する『星のカービィ』最新作がE3に出展されています。タイトルは『Kirby's EpicYarn』です。「Yarn」は毛糸や編み糸という意味があり、今回のカービィは毛糸で作られ、ステージも布で作られています。そして、今までのシリーズを踏襲する2Dでありながら、そのアクションは全く新しいものになっています。

待ち望んだ人も多いのではないでしょうか? 久々の新作は任天堂のプレスカンファレンスで大歓声で迎えられました。早速会場で体験してきました。

まずビジュアル面では、今回のカービィは毛糸でできてます。毛糸で「まるーく描いて、ちょん」です。地面やらステージは布製のようです。雰囲気もほんわか、まったりした感じです。毛糸で出来ているせいか、カービィたちの動きもふんわりです。重力もちょっと少なそうです。

アクションは毛糸の素材を活かして、毛糸を振りまわして敵(やつらも毛糸でできている)をバラバラにして倒したり、ステージ上にあるチャックを引っ張って開けて隠された場所を発見したり、ターザンのようにオブジェクトを掴んで飛んだりといったものが用意されています。毛糸を上手く活かしています。また、十字キーを進行方向に3回入れると、カービィが変形して乗り物に変身。素早く動けるようになります。毛糸のカービィが変形する様子は可愛いです。

一方、シリーズの特徴であるコピー能力は今回は確認できていません。その代わり(?)に、特定の場所で変身ができるようです。体験版では巨大な戦車になって敵を蹴散らしていくカービィが見られました。

2人プレイも遊べ、協力しながらステージを進んでいきます。ピンクのカービィに対して2Pはブルーなキャラクターでした。特に連携ワザなどは見られませんでしたが、相手を持って投げて敵を攻撃するというアクションがあるようでした。

操作は極めてシンプルで、Wiiリモコンをファミコン持ちをして、移動は十字キー、(1)ボタンで攻撃、(2)ボタンでジャンプ、です。ステージ中に落ちているビーズや、お宝物を拾いながら、ゴールを目指します。

一見、『ペーパーマリオ』や『ヨッシーストーリー』のようなビジュアルの特徴に目が行きがちですが、毛糸と布というビジュアルを上手くアクションに落とし込んでいるという印象を受けました。今回遊べたステージはチュートリアルでゲームを一通り触れるだけのものでしたが、この先にどんなアクションと冒険が待っているのか楽しみになりました。

【E3 2010】惑星コーネリアを往く4人組・・・『スターフォックス64 3D』を体験

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/17/42692.html
NINTENDO 64の初期の名作と名高い、『スターフォックス64』がニンテンドー3DSで蘇ります。名作+没入感満点の立体視=更なる名作は間違いありません。任天堂の3DSブースで触れましたので早速体験してきました。

今回遊べたのは『スターフォックス64』の最初のステージでもあるコーネリア。ステージ設計などはNINTENDO 64版と全く同じで、どうやらリメイクとなるようです。内容が同じということで、十数年たった今でもスリッピーは敵に着かれて、ファルコは「早く後ろのハエを追い払ってくれ」という台詞を吐いていました(ヘッドフォンが無かったので多分)。

基本的に使用するのは上画面のみで、奥行きを感じる画面の中を進んでいきます。向こうから敵や障害物が手前に迫ってくる様子が迫力を持って感じられるので、こうした3Dシューティングと3DSとの相性はばっちりのようです。下画面には操作説明がありました。

まだデモの段階だからでしょうか、スライドパッドの調整不足か、少し操作には難が感じられました。照準を合わせるのか難しく感じました。

グラフィックは画面自体が小さくなったのもありますが、オリジナルの『スターフォックス64』よりも綺麗になっている印象でした。名作と名高い本作、ぜひともニンテンドー3DSのラインナップとして期待したいですね。

【E3 2010】岩田社長が3DSを初披露、そして異例の体験会も・・・任天堂プレスカンファレンス

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/17/42701.html
任天堂は15日(現地時間)、E3に先駆けて恒例のメディアブリーフィングを開催しました。会場では裸眼で立体映像が楽しめる新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の実機が展示されたほか、『ゼルダの伝説』シリーズ最新作『Skyward Sword』、3DS専用ソフトの『パルテナの鏡』など、多数のゲームソフトが発表されました。

今年の最大の特徴は時間でした。メディアブリーフィングは2時間が予定されていましたが、実際は約80分で終了しました。そして残りの約40分間は、『Skyward Sword』と3DSの実機デモプレイの時間に当てられたのです。

講演が終了するとステージ前には床からWiiと液晶テレビがせり上がり、檀上からは3DSを手にした数十人のコンパニオンが登場し、出口に向かって列を作りました。3DSの実機デモはマリオやゼルダといったキャラクターが立体視で表示され、アナログスティックでグリグリと動かせるというもの。わずか数分で終了しましたが、立体視の実力を知るには十分の内容で、思った以上に鮮明で驚かされました。また行列も数十分は並ぶことを覚悟しましたが、10分程度で体験でき、二重に驚かされました。

過去のE3でも大量の実機を用意し、プレゼン時間を削って体験時間に当てさせるのは、おそらく初めてのこと。これぞ京都流の『おもてなしの心』というところでしょうか。ゲームは見るものではなく、遊んで初めて価値がわかるメディアという意味が改めて分かる、実に粋なはからいでした。

■ゼルダの伝説の歴史はUIの歴史

さて、それではブリーフィング内容のレポートに移りましょう。内容は大きく3つのパートに分かれていました。宮本茂氏による『Skyward Sword』の実演デモ、総合司会をつとめたNOAのReggie Fils-Aime氏によるWiiとDS向けの最新ゲーム群紹介、そして岩田聡氏による3DSの紹介でした。

『Skyward Sword』では、当初ビデオ出演で内容を紹介していた宮本氏が、途中でスクリーンから飛び出すようにして、ステージに登場。Wiiリモコンとヌンチャクを手に、さまざまなアクションを披露しました。今作の最大の特徴は右手のWiiリモコンで剣をふるうだけでなく、左手のヌンチャクで盾を構えられる点。またWiiリモコンもモーションプラス対応となり、さらに細かい操作が可能になっています。

またアイテムの選択画面も、UIがよりわかりやすくなりました。本作ではリンクがポケットがたくさんついた上着を着ているというアナロジーで、Bボタンを押すとアイテムが放射状に並んだ選択画面が表示されます。ここからモーションセンサーで方向を選択する仕組みです。宮本氏曰く『『ゼルダの伝説』の歴史はUIの歴史』とのことで、本作でも攻撃とアイテム選択の2本柱で、数多くの試行錯誤が繰り返されたことが感じられました。

新作ソフト群では、『シーフ』シリーズなど自由度の高いゲーム展開で知られ、海外ゲームデザイナーの重鎮の一人として知られるウォーレン・スペクター氏が、新作『Disney Epic Mickey』を発表しました。ディズニーの世界観を舞台にしたアクションゲームで、ミッキーが噴水のように吹き出る「絵の具」と「薄め液」を使って、世界を自分好みに塗り上げていく内容です。色の付け方でその後の展開が変化する点が特徴で、スペクター流のストーリーテリングが楽しめそうです。発売はDisney Interactive Studiosです。

このほかWii向けでは、▽パーティゲームの大本命『Wii Party』▽マリオファミリーが大活躍する『MARIO SPORTS MIX』▽パッチワーク風の背景に、毛糸で作られたかのようなキャラクターが可愛らしい『Kirby's Epic Yarn』▽97年に発売され、国内でも約50万本のヒットを飛ばしたFPS『Golden Eye 007』のリメイク▽コーエーテクモのチームニンジャが手がける『METROID: Other M』の最新トレーラー▽そして長く『メトロイドプライム』シリーズを手がけてきた米レトロスタジオによる新作『Donkey Kong Country Returns』など。またDS向けでは『黄金の大陽』シリーズの最新作『Golden SUN: Dark Dawn』が発表されました。

なお、このうち『Golden Eye 007』はアクティビジョンからの発売で、主人公もオリジナル版のピアーズ・ブロスナンから、最新作のダニエル・クレイグに差し替えられています。オリジナル版はFPS不毛の地と言われた日本でもヒットしただけに、リメイク版の完成度に期待したいところです。

■3DSは立体視と通信が二本柱

さて、トリをつとめた岩田社長は、3DSをたずさえながら、スモークとともに檀上に登場。「15年前に登場した『バーチャルボーイ』以来、3D(立体視)はずっと頭の中にあった」と述べ、現実的な商品にやっとできた、と切り出した。

本体はDSと同じ縦二画面で、上画面は3.5インチの裸眼立体視対応ワイド液晶、下画面は従来と同じタッチパネル付き液晶となっています。立体視効果は本体右脇のスラスターで自由に調整でき、随時オフにすることも加能。詳細スペックは不明ながら、グラフィックス性能もかなり向上しており、はっきり、くっきりと奥行きのある映像が表示されます。アナログスティック、モーションセンサー、ジャイロセンサーも搭載されました。外部にある2つのカメラで立体写真を撮影したり、ハリウッドの3D映画を3Dメガネなしで見ることもできます。

もう一つの特徴が通信機能の強化で、すれ違い通信の機能が本体側でサポートされ、ゲームを終了している場合でもデータのやりとりが加能になりました。また詳細はぼやかされたものの、「WiiConnect24」にも似たデータ配信機能がサポートされる模様です。今後ソーシャルコミュニティ機能や、デモ版などのコンテンツ配信、DSiウェアのダウンロードといった活用例があるのか、期待がふくらみます。

また専用ソフトでは、『スマブラ』シリーズで知られる桜井政博氏が率いる「プロジェクトソラ」の最新作『Kid Icarus UPRISING』(邦題:『新・光神話 パルテナの鏡』)と、『nintendogs + cats』が紹介されました。ただし割かれた時間は前者が圧倒的に長く、3DSローンチの目玉ソフトという印象です。このほか『メタルギアソリッド』『キングダムハーツ』シリーズなど、サードパーティ各社のタイトルが3DSに対応することや、著名クリエイターのビデオメッセージなどが続き、ファーストパーティのタイトルが一歩引いた形になっていた点が印象的でした。

ともあれ、本会の目玉がラストの体験会だったことは、間違いありません。残念ながら3DSの価格と発売日は持ち越しとなりましたが、おそらく東京ゲームショウ前後であると予想されます。今回の発表では立体視を含めたハードウェア面での特徴が強調されましたが、もう一方の通信機能の詳細についても、まだまだ秘密がありそうです。また3DSのインパクトに隠れて、Wiiの存在感が若干かすんでしまったきらいもあります。昨年のE3で発表された「Wiiバイタリティ・センサー」も含めて、続報を待ちたいところです。

【E3 2010】3DSのカメラは何でも立体化、編集長も

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/18/42710.html
ニンテンドー3DSの特徴の一つはカメラです。内側に1つ、外側に2つの合計3つのカメラが搭載されていて、外側のカメラは3Dカメラとして、風景を3Dで撮影して保存しておくことができます。任天堂ブースではこのデモも体験することができました。

デモは非常にシンプルなもので、3Dカメラで自由に撮影し、その写真を画面上で確認できるというものです。3DSを持っている女性や私の姿も綺麗に3Dにしてくれます。これは初めての体験で驚きでした。腕を前に突き出してピースをしたり、ある程度わざと奥行きを持たせた方がいい絵が撮れるようでした。

ゲームと同様に、3Dのボリュームを調整できるスライダーバーが画面にありました。

3D立体視の絵を撮る方法は他に手ごろな方法がないため、3DSのカメラは重宝されそうです。また、原理的には3Dムービーを撮る事も可能だと考えられます。この機能もデフォルトで内蔵されれば様々なアマの3D作品が生まれるきっかけにもなりそうです。

【E3 2010】立体視で大空を飛びまわれ『パイロットウィングス リゾート』を3DSで体験

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/19/42734.html
往年の名作が次々に蘇る嬉しいニンテンドー3DSです。「パイロットウィングス」シリーズはスーパーファミコンとNINTENDO 64で一作品ずつリリースされて、その後も望まれていましたがようやくの続編登場となります。任天堂は3DSブースにて『パイロットウィングス リゾート』を早速展示していました。

「パイロットウィングス」はスカイスポーツを題材にしたゲームで、大空を舞う感覚が人気の秘密でした。今回の体験版では、ライトプレーンとロケットベルトを使った簡単な2つのモードを楽しむ事が出来ました。前者は、連続してリングをくぐって得点を競うもの、後者は、一定時間内に決められた数のバルーンを割っていくもの。どちらも操縦技術を競うものです。

空を舞う感覚はもちろん健在です。3Dの画面の中で飛んでいく飛行機を見るのは、さながらラジコンの飛行機が飛んで行く様を見るようでした。操作にはスライドパッドを使い、ライトプレーンでは羽の角度を、ロケットベルトでは噴射の角度を制御して操縦していきます。触れた範囲では特に新要素などは確認できなかったのですが、『パイロットウィングス リゾート』というタイトルの通りの美しい島で飛行機を、しかも3Dで、というだけでも新しい体験で、楽しい時間でした。

バーチャルコンソールみたいに、過去の作品を、とりあえず3Dにするだけでも、かなりの武器になりそうだと感じました。『パイロットウィングス リゾート』もそうですが、グラフィック的にはNINTENDO 64よりはかなり上、ゲームキューブくらいは出るんじゃないでしょうか。

【E3 2010】『メトロイド』でも『プライム』でもない新しい『METROID Other M』

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/19/42739.html
『METROID Other M』は今回の任天堂のE3ブースの中でも体験するのが難しいゲームの一つでした。まず第一に人気がある。日本では想像できないことですが、ここアメリカでは高い人気を誇ります。そして台数が少ない(ゼルダと比べると)。そして、最後にじっくり遊べて体験時間が長いので回転も悪い。そんな『METROID Other M』たっぷり遊んできました。

まず、後ろから眺めていた僕の第一印象。軽い。どうにも軽い印象です。『メトロイドプライム』の重厚さと打って変わって軽快なサムスのアクション。さらにサードパーソンのアクションはシンプル過ぎないか。そしてグラフィックも最近の次世代機向けタイトルと比べると軽い。サムスの描写もちょっとおもちゃっぽい。大丈夫? というのが偽らざる心境でした。

結論から言えば、そんなのは単なる杞憂でした。

サムスの今回のミッションはBottle Shipと呼ばれる宇宙ステーションの探索。冒頭、サムスは銀河連邦軍に所属していた頃の古い戦友で上司であったアダム・マルコビッチの一団と出会うシーンからゲームは始まります。彼らはどうやら頑丈な扉に苦戦したようですが、サムスのミサイルでこじ開け、先に進んでいきます。このシーンは一団とサムスの確執を感じさせ、ストーリーの重要な部分になりそうな雰囲気でした。カットシーンを随所に挟みながら進むストーリーも注目です。サムスは再び単独で船内を進みます。

ゲームは基本的にサードパーソンのシューターです。サードパーソンと言っても、よくある背後視点でのカメラではなく、横位置からのほぼ固定のカメラです。この視点で、細かい一体一体の敵を狙って撃つというのは不可能です。ですから、サムスを縦横無尽に駆けらせて、など細かい敵を片っ端から蹴散らしていくというのが基本のプレイです。これが楽しい。操作もWiiリモコンを横持ちして使うボタンは1ボタンでジャンプ、2ボタンで攻撃、そして十字キーで移動、このくらいです。

サムスはその軽快な動きで敵の基地の中を行きます。タン、タン、タンと階段を駆け上り、壁キックで細長い空洞を上に行き、次々に襲う細かい敵を粉砕します。攻撃(チャージ弾)は方向さえ合っていれば自働で狙いを付けてくれるので慣れない人でも苦労しません。気分爽快!

しかし『METROID Other M』は単純で軽快なだけなゲームではありません。『メトロイドプライム』シリーズであったようなチャージ弾でこじ開けるような扉や怪しい個所。そんな時はWiiリモコンを持ち変えて通常の縦持ちに。すると視線は主観視点のバイザー画面となり、サムスの視点から慎重に狙いを定めてドカンと強力な攻撃をお見舞いしてやれるのです。主観視点では没入感の高いゲームプレイが実現されています。

横持ちと縦持ちを切り替えながら、ステージを縦横無尽に駆け巡り、敵を粉砕。気分はもうサムス・アランです。アクションゲームで実績のあるTeam Ninjaと任天堂が手を組んだ価値のあるアクションに仕上がっています。

宇宙ステーションの奥深くまで進むと変死した隊員の姿と、アダム・マルコビッチらの姿がありました。その隊員の脇からは小さな虫のような生物が。この生物が死の原因ではないか、頭によぎった瞬間、天井から大量の同じ虫が登場。それらはやがて合体して巨大な生物となり隊員達に襲いかかります。一同は連携して挑みます。サムスがミサイル弾を、隊員達が冷却弾で攻撃。やがて薄気味悪い紫色の生物は崩れ落ちます。

『METROID Other M』は期待するに値する作品になっていました。今回のE3で体験したゲームの中で、遊んだ後の満足度という意味では一番でした。遊び甲斐のあるアクションと、そして憂いの顔が美しいサムス・アランを巡る物語が続きを誘う『METROID Other M』は9月2日発売予定です。

【E3 2010】恒例となった任天堂トリビア、あなたは何問解ける?

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/20/42750.html
任天堂のプレスカンファレンスで昨年からスタートした「ゲームトリビア」。プレスカンファレンスが始まるまでの待ち時間を退屈しないように、モニターにテレビゲームに関するクイズを表示して、参加者に楽しんでもらおうという趣向です。もとがアメリカ向けの問題なので、日本人にはわかりにくい内容のものもありますが、皆さんはいくつわかるでしょうか? なお要所で和訳が怪しい問題もありますが、そこは目をつぶっていただければ幸いです。

・ドラゴンクエストのクリエーターは?
【1:堀井雄二 2:坂口博信 3:小島秀夫 4:中裕司】

(答:1)

・KONAMIがUltra Gamesレーベルで発売した最初の2つのゲームは?
【1:フロッガーとDDR 2:悪魔城ドラキュラと遊戯王 3:クラッシュ・バンディクーとバットマン 4:ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズとメタルギア】

(答:4)

・アイスクラマーの2人の名前は?
【1:ポポとロロ 2:べべとセセ 3:ボボとパナ 4:ココとノノ】

(答:1)

・スーパーマリオサンシャインでマリオが背中に背負う「FLUDD」の「F」は何の意味?
【1:フューリオウス 2:フレッシュ 3:ファースト 4:フラッシュ】

(答:4)

・ファイナルファンタジーの作曲者は?
【1:野島一成 2:植松伸夫 3:すぎやまこういち 4:古代祐三】

(答:2)

・UBIソフトの『プリンスオブペルシャ/忘却の砂』に登場するプリンスの名前は?
【1:Razia 2:Azad 3:Jina 4:Darius】

(答:2)

・もっとも頻繁にゲームを購入するユーザーの平均年齢は?
【1:25歳 2:18歳 3:39歳 4:45歳】

(答:1)

・UBIソフトの『レッドスティール2』で使用できるWiiの周辺機器は?
【1:Wiiスピーク 2:バランスWiiボード 3:Wiiモーションプラス 4:Wiiザッパー】

(答:3)

・『スーパーマリオブラザーズ2』のラスボスは?
【1:Scab 2:Rash 3:Wart 4:Zit】

(答:3)

・ゲーマーの平均プレイ年数は?
【1:2年 2:4年 3:9年 4:12年】

(答:4)

・『キングダムハーツ:358/2 Days』で、ソラが自分の心を失った時に生まれたキャラクターの名前は?
【1:ロクサス 2:ゼムナス 3:アクセル 4:ジオン】

(答:1)

・サムス・アランの最初の任務「ゼロミッション」の舞台となった惑星は?
【1:ゼーベス 2:セオタス 3:サターン 4:海賊の母星】

(答:1)

・『マリオ&ソニック AT バンクーバーオリンピック』のテレビCMに出演するうえで、マリオはどんなトラブルに遭った?
【1:バンクーバーへのフライト中に話し続けた 2:空港の警備員をかわすために魔法のキノコを食べた 3:空港の金属探知機を解除した 4:化粧用具のためにプラスチックの袋を使わなかった】

(答:2)

・『ゼルダの伝説』『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの作曲者は?
【1:宮本茂 2:岩田聡 3:近藤浩治 4:青沼英二】

(答:3)

・『モンスターハンタートライ』でプレイヤーは何に対してクエストを達成する?
【1:グループ 2:ギルド 3:村 4:都市】

(答:2)

・Wiiリモコンの試作品の中には、丸形で中央に星マークのボタンがついており、オレンジ色をしていたため、開発チームから「チェダーチーズ」と呼ばれた物があった。本当? それとも嘘?

(答:本当)

・『マリオカート64』でドンキーコングのコース名は?
【1:ジャングルジャム 2:ジャングルパークウェイ 3:ジャングルサーキット 4:ジャングルレースウェイ】

(答:2)

・2003年に合併した日本の有力RPG企業は?
【1:エニックスとスクウェア 2:コーエーとテクモ 3:アタリとアミーガ 4:マジェスコとコナミ】

(答:1)

・『大乱闘!スーパースマッシュブラザーズX』で新登場したキャラクターは?
【1:ソリッド・スネーク 2:ルイージ 3:カービィ 4:リンク】

(答:1)

・2009年に発売されたWiiモーションプラスに、初めて対応したゲームは?
【1:グランドスラム 2:タイガーウッズPGDツアー10 3:バーチャテニス2009 4:Wiiスポーツリゾート】

(答:3)

・『ドンキーコング』でマリオが助けた女性の名前は?
【1:ピーチ姫 2:デイジー 3:ポーリン 4:ゼルダ】

(答:3)

・セーブ機能がついた初めてのNESカートリッジは?
【1:ゼルダの伝説 2:スーパーマリオブラザーズ 3:ヨッシーアイランド 4:ダックハント】

(答:1)

・任天堂の広告スローガンだったものは?
【1:Now there are no limits! 2:It's on like Donkey Kong 3:Now you're playing with power! 4:It's me, Mario!】

(答:3)

・『Epic Mickey』のゲームデザイナーは?
【1:シド・メイヤー 2:ウィル・ライト 3:ウォーレン・スペクター 4:ゲイリー・グローバー】

(答:3)

・UBIソフトの『レッドスティール2』で主役は何と呼ばれていた?
【1:ザ・ヒーロー 2:ザ・ウォーリアー 3:ザ・ニンジャ 4:ザ・ファイター】

(答:1)

・任天堂が1889年に初めて製造したゲームは?
【1:花札 2:ゲーム&ウォッチ 3:株札 4:かるた】

(答:1)

・1979年に設立され、世界で初めてサードパーティとなり、テレビゲーム機向けにタイトルを開発・提供した独立系の企業は?
【1:アクティビジョン 2:EA 3:カプコン 4:Ubiソフト】

(答:1)

・Ubiソフトの『Imagine』ライン向けタイトルで、任天堂プラットフォーム向けにリリースされた本数は?
【1:11 2:16 3:27 4:34】

(答:4)

・『ゼルダの伝説 大地の汽笛』で魂となってファントムに乗り移るのは誰?
【1:ミドナ 2:エポナ 3:ゼルダ 4:リンク】

(答:3)

・ワリオが初めて登場したゲーム機は?
【1:ゲームボーイ 2:スーパーファミコン 3:ニンテンドーDS 4:バーチャルボーイ】

(答:1)

・アメリカの女性ゲーマーの割合は?
【1:40% 2:20% 3:10% 4:50%】

(答:1)

・アメリカのオンラインゲームで女性ユーザーが占める割合は?
【1:56% 2:15% 3:23% 4:43%】

(答:4)

・『スーパーマリオギャラクシー2』でヨッシーは何を食べるとダッシュできるようになる?
【1:キノコ 2:ダッシュコショウ 3:敵キャラ 4:イチゴ】

(答:2)

・アメリカで50歳以上のゲーマーが占める割合は?
【1:10% 2:5% 3:25% 4:30%】

(答:3)

・アメリカで家庭を持つゲーマーの割合は?
【1:89% 2:68% 3:74% 4:53%】

(答:2)

・一番ポピュラーなゲームジャンルは「家族向けエンタテインメント」。本当? それとも嘘?

(答:本当)

・『ファイナルファンタジークロスタルクロニクル:クリスタルベアラー』でプレイヤーはMiiを元にしたマスクを作ることができる。本当? それとも嘘?

(答:本当)

・アメリカの家庭でゲーム機を所有する割合は?
【1:35% 2:29% 3:64% 4:42%】

(答:4)

・カプコンが1979年に創業した時の社名は?
【1:コンピュータゲームズカンパニー 2:ジャパンゲームズカンパニー 3:ジャパンカプセルコンピューター 4:カプセルコミュニケーター】

(答:3)

・世界中のゲーマーによって作成されたMiiの総数は?
【1:5700万以上 2:9400万以上 3:1億7700万以上 4:海岸にある砂浜の砂粒以上】

(答:3)

・マリオがソンブレロをかぶって登場したゲームは?
【1:スーパーマリオストライカーズ 2:スーパーマリオブラザーズ2 3:クイックス 4:ドクターマリオ】

(答:3)

・『サイレントヒル:シャッタードメモリー』で、ハリー・メイソンが探す行方不明になった人物は?
【1:母親 2:妹 3:弟 4:娘】

(答:4)

・カプコンはクラシックコントローラーPROの設計に参加した。本当? それとも嘘?

(答:本当)

・『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で青年リンクと少年リンクの年齢差は?
【1:5歳 2:4歳 3:1歳 4:7歳】

(答:4)

・『Imagine』タイトルでニンテンドーDSで発売されたタイトル数は?
【1:11 2:32 3:27 4:18】

(答:2)

・『ニンテンドッグス』の最初の3バージョンは何?
【1:セントバーナード+ウェルシュ・コーギー・ペングロープ+パグ 2:ヨークシャーテリア+マルチーズ+イングリッシュブルドッグ 3:ダルメシアン+ジャーマン・シェパード+ゴールデンレトリバー 4:ラブラドール+チワワ+ダックスフンド】

(答:3)

・リンクの馬の名前は?
【1:エクオス 2:エポナ 3:エレナ 4:エボニー】

(答:2)

・『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』でプレイヤーが特殊な力とスキルを発揮するために集めなければならないものは?
【1:スター 2:グリフ 3:ジュエル 4:マネー】

(答:2)

・ゲーマーの平均年齢は?
【1:29歳 2:18歳 3:35歳 4:25歳】

(答:3)

・1996年に日本で発売された最初のポケモンのバージョンは?
【1:赤と緑 2:赤と青 3:黄色と緑 4:黒と白】

(答:1)

・ニンテンドーパワー誌の表紙を飾った初めての『スーパーマリオブラザーズ』は?
【1:スーパーマリオブラザーズ 2:スーパーマリオブラザーズ2 3:スーパーマリオブラザーズ3 4:スーパーマリオランド】

(答:2)

・マウスコントローラとセットで発売されたマリオゲームは?
【1:マリオゴルフ 2:マリオパーティ3 3:マリオペイント 4:ドクターマリオ】

(答:3)

・『スポア』を手がけたウィル・ライト氏が生み出した、もうひとつの非常にポピュラーなフランチャイズは?
【1:シヴィライゼーション 2:シムズ 3:ミスト 4:ディアブロ】

(答:2)

・『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で砂漠の闘技場にワープするときに演奏する曲は何?
【1:魂のレクイエム 2:夢の歌 3:平和の海 4:狼のメロディ】

(答:1)

・カービィの元々の色は何色だった?
【1:青 2:赤 3:白 4:緑】

(答:3)

・『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』で影の宮殿のボスキャラクターは?
【1:ザント 2:ミドナ 3:ガノン 4:グリーク】

(答:1)

・『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』で主人公が集めなければならないものは?
【1:天使の羽 2:光輪 3:魔法のクリスタル 4:果実】

(答:4)

・アメリカでテレビゲーム業界よりも高収益を上げている業界は何?
【1:映画 2:音楽 3:出版 4:なし】

(答:4)

・Wiiのサードパーティタイトルで最近、最も早い売れ行きを示したオリジナルタイトルは?
【1:ジャストダンス 2:ゲームパーティ 3:ブームブロックス 4:EAスポーツアクティブ】
(答:1)

【E3 2010】自在に操れる剣が楽しい『ゼルダの伝説』最新作をいち早く体験

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/20/42752.html
睨み合いです。手元の時計を睨み、向こうの屈強そうな警備員を睨み。合図と共に、「ウォーク!」という声にも負けず競歩で。目指すは遂に登場するゼルダの伝説最新作『The Legend of Zelda: Skyward Swords』です。

まず目を引くのはグラフィックスタイルです。「開発が遅れたのはそのせい」と宮本茂氏が話したというグラフィックはリアルでもなく、よくあるトゥーンでもなく、油絵と水彩画の中間のような不思議な、それでいてゼルダの世界を表現するのに適しているであろうスタイルになっています。

操作は初めてWiiモーションプラスに最適化されたものになっています。基本的にはリモコン+ヌンチャクスタイルで前作と変わりませんが、精度が向上しているので、例えば敵が口を開けている方向に合わせて、上手く縦に斬ることで倒せる敵、というのも登場します。剣の振りを自在にコントロールできるというのがウリでしょうか。今回は残念ながら弓矢は体験できませんでした。

その他、アイテムは上下左右に4か所割り当てる事が出来るようになっています。使用する際は+ボタンでウインドウを立ち上げて、スティックを上下左右に入れるだけ。するとアイテムが使用できます。体験版では回復アイテムを持った状態になっていました。この仕組みだと、敵との戦闘中など緊迫して手が離せないような状況でも簡単に使用することができます。

新しいグラフィックスタイルで、剣を振る楽しさ、フィールドを駆け抜ける楽しさ、これらが十分に伝わる体験プレイでした。ゼルダならではの謎解きも当然のことながら入っていて、目玉の付いた不思議な扉を、リンクが剣をグルグル回すことで目を回して開ける、という仕掛けもありました。また、石を投げてくる敵に対しては、盾を使ってそれを弾き返すという戦い方が求められました。

最後のボスは巨大なサソリのような敵。足の二か所に弱点があり、そこが開くのに合わせて、剣を上下左右に振ってダメージを与えていき、最後に本体を、というもの。最初の敵にしては意外に屈強で、剣の練習にはもってこいです。倒せた人、倒せない人、半々くらいのようで、残念ながら筆者は・・・。

しかし遊びやすさといい、ゼルダらしい仕掛けに満ちた世界といい、さらに剣の心地よさ、新しいグラフィックと、『The Legend of Zelda: Skyward Swords』はゼルダの伝説シリーズ最新作として、早く遊びたい、と思わせる出来になっていました。もちろん期待してOKです。

ちなみにブースで体験者にTシャツが配られていました。遊べるだけでも嬉しいのに、任天堂は憎いやつです。

【E3 2010】猫は出てこなかったけど『Nintendogs + Cats』を体験

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/20/42755.html
筆者を含めて全国6000万人の猫好きの皆さん必見。あの『Nintendogs』が「+ Cats」になってニンテンドー3DSに登場します。犬だけじゃなくて猫も登場させることで3DSは日本で1億2000万台売れる。さすが任天堂は分かってらっしゃる。

でも、今回のE3バージョンでは猫さんはお預け。大事な所は後にとっておく主義のようです。

3DSということで言わずもがな登場する犬たちが3Dになります。可愛い奴らが奥から走ってきて、画面の枠を持つようにこっちに乗り出してきます。普段は部屋の中を走り回るのを観察しながら、時にこっちに来てくれる、しかも3Dで本当に手間に居るように感じます。この感覚は体験してみないと分かりませんが、ほんとに必見。

さらに前面に付いたカメラのお陰でプレイヤーを認識してくれます。顔を動かすと反応したり、近づけると舐めたり。凄すぎます。

体験版では3種類の犬を切り替えたり、フリスピーやテニスボールを使って一緒に遊んだりできました。基本的には『Nintendogs』と変わらない部分が多かったのですが、3Dになるだけでこれだけ変わるか、というのを最も表したゲームだった気がします。早く猫の入ったバージョンを遊びたい。ただそれだけです。期待です。

【E3 2010】髪を切るWiiゲームが展示

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/21/42760.html
世界最大のゲームイベントですが、大手パブリッシャーのブースばかりでないのがE3の面白いところです。ウエストホールを歩いていると何やら美容室のような雰囲気で髪を結っている人たちを発見。どうやらWii向けゲームのようです。

これはLittle Orbitというデベロッパーが開発する『Busy Scissors』というゲーム。美容室を舞台にしたもので髪を切ったり、パーマをかけたり、ドライヤーをかけたりする様子が体験版では見られました。

小規模の会社のブースとしては無駄に広くて、さらに2か所でお姉さん(結構綺麗)が実際の美容院のように髪を結ってる様子は何故だか印象に残りました。しかもブースの受け付けは美容院のそれをイメージしたもので、さらにシャンプーなども展示されています。

Little Orbitにとっては初のWii向けタイトルだということですが、どうしてもB級の匂いを感じてしまうのは私だけでしょうか。

【E3 2010】唯一の新作3DSタイトル『Steel Diver』は潜水艦を操るアクション

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/21/42763.html
任天堂のニンテンドー3DSブースの中で唯一と言っていい新作が『Steel Silver』です。

何の説明も無くとりあえず触ってみた『Steel Silver』は潜水艦を操って進むアクションゲームのようです。上画面に潜水艦やステージが表示され、潜水艦のコントロールは下画面に用意されている操作パネルを調整して行います。

ステージは複雑な洞窟のようになっていて、浮上、潜水を繰り返して上手く潜水艦を操る必要があります。操作パネルは潜水艦の傾きや速度を調整するバーが用意されていて、タッチペンでそれらを操作していきます。

潜水艦は徐々に右にスクロールしていくので、次に来る地形を確認しながら、手早く操作パネルを変更していく必要があります。今回遊べたステージは最初ということもあってそう難しさを感じるものではありませんでしたが、先に進めばもっと複雑で、高度な操作を要求される場面もありそうです。

3Dの世界の中で進む潜水艦を眺めながら、パネルを操作して遊ぶというのはアイデアとしては面白いのですが、もしパッケージで販売するとなるともう一捻り楽しめるポイントがあればという気がしました。

【E3 2010】3DSで期待がかかるゲーム開発者の叡智(小野憲史)

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/21/42784.html
任天堂とアップルの共通点とは何でしょうか。それはどちらも「競争が大嫌い」ということです。他社と競争するのが嫌いだから、自分で市場を作ってしまう。娯楽とITでフィールドは違いますが、戦略が実に似ています。最近の例ではiPadとニンテンドー3DSがそうです。

初代iPhone・iPod touchが発売されたときから、「画面の大きなiPod touchが欲しいなあ」という潜在的な欲求はあったはず。そして、ただ製品を作るだけなら、そんなに難しくありません。ならば他社に先を越される前に、「一番乗り」の栄誉を勝ち取ってしまう。iPadにはどこか、そうしたアップルの焦燥感が感じられます。

ニンテンドー3DSも同じです。薄型テレビの需要が一巡した頃から、立体視が次のトレンドになる流れがありました。映画「アバター」の大ヒットで多くの人が立体視を体験する機会も得ました。しかし一般家庭に立体視対応テレビが普及するには、まだ時間がかかる。そんな絶妙のタイミングでのニンテンドー3DS発表です。ここにも、ぼやぼやしていたら他社に先を越されるという思いが感じられます。

ただし、突飛な物を作るだけなら誰でもできます。それに人は突飛なものには好奇心と共に警戒心もいだくもの。ちょっとでも使い勝手が悪かったり、不親切だったりしたら、すぐに駄目のレッテルを貼られてしまいます。第一印象がすべてを決めてしまうのです。そのための配慮や作り込みは、どちらも尋常ではありません。

E3でも筆者をはじめ、多くの業界人がニンテンドー3DSの立体視映像を体験しました。おそらく好感触を抱いた人が多かったのではないかと思います。それと共に、ゲームソフトによって立体視の生かし方に違いがあることも感じられたのではないでしょうか。先ほどと同じで、ただ立体視にするだけなら、誰でもできますから。

ゲームの映像が2Dが3Dになった時のように、今こそゲーム開発者の知恵の見せどころです。私たちの頭の中にある「?」を「!」に変えてくれる。そんな新鮮な驚きを受ける遊びを期待しています。

Wiiバイタリティセンサーはどこいった? NOA担当者が語る

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/22/42804.html
ニンテンドー3DSで大盛り上がりだった今年のE3。しかし何か落ちていたように感じます。そう、Wiiバイタリティセンサーです。昨年のE3で発表になった、脈拍などの生体情報を測ることで新しいゲーム体験を提供しようというものです。どこに行ってしまったのでしょうか、GameSetWatchとのインタビューで任天堂オブアメリカのCammie Dunaway上級副社長セールス&マーケティング担当がコメントしています。

「もちろん私たちはまだWiiバイタリティセンサーに取り組んでいます。最初に何をE3で見せるべきか考えた時、統一的なテーマが必要だと感じました。また、E3のような騒がしくてアドレナリンに満ちた会場はリラックスを目的とした商品を紹介するような場ではないと思いました。それでもっと別の場所に取っておくことにしたんです」

脈拍を測ることによって実現されるゲームについては岩田社長が以前言及しています。

Wiiバージョンアップ、ver.4.3Jに ― 利用規約改定

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/22/42805.html
任天堂は、Wiiのファームウェアをver.4.3Jにバージョンアップしました。

主な変更点は、Wiiネットワークサービスの利用規約が改定されたことです。

他にはWiiを快適に楽しめるよう品質が改善されました。具体的には触れていませんが、定期的にバージョンをアップすることで改ざんされたセーブデータやチャンネルなどを自動的に削除します。

利用規約第12条「複製・改変・リバースエンジニアリング等の禁止」の項目を見ると、「任天堂はソフトウェアやデータのセキュリティ機能等を向上する為に、任天堂の許諾を受けていないWii周辺機器やネットコンテンツの使用を防止するため、Wii本体や周辺機器のシステムの更新を行うことが出来ます」という内容記載されています。

いわゆる改造コードを使用することが出来る製品が6月9日発売されていることから、任天堂が対策を打ったという所でしょう。

ニンテンドーDS Liteの価格相場を調べてみた

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/22/42806.html
6月19日に発売した新色ニンテンドーDSi LLにあわせ、価格改定も行われたニンテンドーDSシリーズ。

ニンテンドーDSi LLは1万8000円、ニンテンドーDSiは1万5000円、ニンテンドーDS Liteはオープン価格に。ニンテンドーDS Liteのみオープン価格ということで、店頭によって価格設定が若干異なります。そこで大手オンラインストアでの販売価格を調べてみました。

■ヨドバシ.com
1万3000円+5%還元(650ポイント)
(クリムゾン/ブラック、メタリックロゼ、グロスシルバーは完売)

■ビックカメラ.com
1万3000円+5%還元(650ポイント)
(ジェットブラックは完売)

■ソフマップ.com
1万3000円+5%還元(650ポイント)
(ジェットブラック、ノーブルピンクは完売)
(中古価格は9800円程度)

ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップではいずれも同じ1万3000円に価格を設定。ポイント還元もそれぞれ行っています。値下げ前の価格は1万6800円だったので、3800円引きですね。ニンテンドーDSiとほぼ同じ値下げ額に。

■トイザらス・オンライン
1万2999円(1件の配送で4900円以上で送料無料)
(一通りの在庫は残っている模様)

■amazon
最高値1万6140円、最安値1万2408円、輸入版1万3800円(前後)
(カラーバリエーションによって価格設定がバラバラ)

■楽天
1万3440円→1万2902円+送料無料
(メタリックロゼ、グロスシルバー、ノーブルピンクは完売)

トイザらスは量販店より1円安い1万2999円に設定。楽天は数に限りがあるものの、1万2408円と最安値を記録。ただ安いゆえに品切れしているカラーバリエーションも多数。amazonでは価格帯がバラバラで出品されているようで、全然値引きされてない品もありました。amazonで購入する際は値段に注意してください。

任天堂社長の3DS開発秘話・・・「アイデアが浮上したのは2年前」ほか興味深い事実

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/25/42845.html
実は3D表示が可能なGBAが一台だけ存在するそうです。

任天堂の岩田聡社長は海外メディアのインタビューに対し「ニンテンドー3DS」開発秘話に関して語っています。

ゲームキューブに3D表示の機能があったのは今年の第3四半期決算説明会で明かされた通りですが、その次にはゲームボーイアドバンスに3D表示機能を搭載するテストが行われていたそうです。

「ゲームキューブの次のテストはゲームボーイアドバンスで、私たちは3Dディスプレイを付けることができました。プロトタイプはまだ私の引き出しの中にありますね。高解像度の画像はあまり綺麗ではなく、視差バリア方式のディスプレイはきちんと動作するものではありませんでした。ゲームボーイアドバンスのグラフィック処理能力は充分ではなかったのです。私たちは3D表示のアイデアが消費者に充分な魅力を持っていないとして諦めたんです」

再び3D表示のアイデアが浮上したのはわずか2年前とのこと。

ニンテンドーDSの開発は6年前に終了したそうですが、その後すぐに後継機(後の「ニンテンドー3DS」)の開発がスタートしたといいます。後継機では当初3D表示は考慮されておらず、ニンテンドーDSの機能を強化したものだったそうです。

「2年ほど前、誰かが3D表示を取り入れるように提案したんです。既に何度も失敗したということで多くの人々が反対しました。私たちはもう一度挑戦することに決めました。画像を見ると、開発者たちの意見はすぐに変わりました。それはとても魅力的だったんです」

「3つの主な改善点がありました。充分な解像度の液晶ディスプレイがなかったこと。実用的な視差バリア技術を持たなかったこと。写実的なグラフィックを動かす処理能力がなかったこと。画像は大きく改良されましたし、宮本茂も同じものについて考えていました。任天堂が3Dゲーム機を作るべき時が来たんです。私たちにとって幸運だったのは、映画「アバター」が大きなヒットとなったことでした。私たちがE3の準備をしていた時、TVメーカーも3DTVに注力することにしていました。「ニンテンドー3DS」に3D表示を取り入れた2年前にこうした動きを予想することは不可能でした。これは大きな幸運でした」

新たなゲーム機がスタートする時、これを普及させるため原価より安く売ることが通例となっています。任天堂はこれを行わないことで有名ですが、その姿勢は「ニンテンドー3DS」でも変わらないようです。

「今、私は「ニンテンドー3DS」の値段に関して話すことを控えないといけません。ニンテンドーDSより多くのコストがかかるのは確かですが、それに値する十分な価値があると考えています。ですから、原価より安く売る必要は感じていません」

まるで計ったような「ニンテンドー3DS」の発表タイミングが運だったとは驚くばかり。また、ニンテンドーDSの前、ゲームボーイアドバンスの時代に3D携帯機が開発されていたというのもビックリです。

任天堂が提供するワンダーはたゆまぬ基礎開発があってこそということのようで、夢を生み出すための苦労は想像を絶するものがあるようです。

『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』発売日が遂に決定

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/27/42889.html
株式会社ポケモンは、ニンテンドーDSソフト『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』の発売日が9月18日に決定したことを発表しました。

公式サイトには、それぞれのパッケージになっているポケモン「レシラム」と「ゼクロム」の詳細も公開中。レシラムはドラゴン・ほのおの2タイプ、ゼクロムはドラゴン・でんきです。

他にも新たに登場するポケモン、ゲームシステム、新主人公などが掲載されています。

価格についてはまだ未定。ニンテンドーDSで発売されてきた『ポケットモンスター』シリーズは全て4800円(税込)でした。たぶん今回も同じになるのではと予想されます。

『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』は、9月18日に発売予定で価格は未定です。

(C)2010 Pokemon.
(C)1995-2010 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

【ゲームニュース一週間】3DSに見る勝ちパターン、新技術テストとしてのゲーム機

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/27/42897.html
ゲームの祭典E3が終わり、「ニンテンドー3DS」が大きな話題を集めています。

任天堂の岩田聡社長は「ニンテンドー3DS」の開発秘話を明かしていますが、3D表示自体は2年前に提案されたものであるとのこと。これまでにもゲームボーイアドバンスで3D表示のテストをしていたものの、満足できるものでなかったため一度はお蔵入りに。これが復活したのが「ニンテンドー3DS」であり、3DTVと歩調を合わせられたことは「大きな幸運だった」としています。

「ニンテンドー3DS」の発表タイミングは、端から見ると完全に狙い澄ましたように見えます。岩田社長の言葉を100%信じるのであれば、これは幸運の賜物であり「「ニンテンドー3DS」に3D表示を取り入れた2年前にこうした動きを予想することは不可能」だったそうです。3Dに関するたゆまぬ研究を続けていたからこそ幸運が舞い込んできたというわけで、基礎研究の大切さが分かる逸話といえるでしょう。

岩田社長は「ニンテンドー3DS」のメディアプレイヤーとしての可能性にも言及。3D映画を「ニンテンドー3DS」で見るという選択肢に関し、ハリウッドとのパートナーシップを希望している・・・と語っています。

これまで任天堂ハードではメディアプレイヤー機能はあまり重視されていませんでした。WiiではDVDソフトは再生できませんし、ゲームボーイアドバンスやニンテンドーDSも単体での音楽・動画再生は不可能でした。しかし、これからは3D映画を「ニンテンドー3DS」で見られるようになるかも知れません。3D映画を視聴する環境を整えるには高額の投資が必要とされてきましたが、「ニンテンドー3DS」ならゲームもできる3D映像プレイヤーとなり得ます。

ゲーム機と映像プレイヤーとしての需要は相容れないように見えて実は密接に絡み合っています。プレイステーション2は「ゲームも遊べる手頃なDVDプレイヤー」として好評を博し、DVDプレイヤーが低価格化するきっかけを作ったといわれていますが、「ニンテンドー3DS」でも同じことが起こるかも知れないのです。

では「ニンテンドー3DS」は3DTVを叩き潰してしまうのでしょうか?岩田社長は「視差バリア方式では特定の視野角が必要とされる」と指摘、3Dメガネを必要としないTVが出てくるだろうが、それには何らかの発明が必要である・・・と語っています。

「リビングに「ニンテンドー3DS」を置き、一家揃って3D映画を見る」ことは難しいようですが、WiiがNetflixのストリーミングサービスに対応したことを考えると、個人向けの配信サービスの需要は十分にありそうです。

1987年のファミコン3Dシステム、1995年のバーチャルボーイ・・・と任天堂は繰り返し3D映像にトライしてきました。前者は追加投資の大きさと対応ハードの少なさ、後者は単色の映像に加えて、プレイヤー以外には何をプレイしているかが分からない・・・という課題を抱えていました。

こうしたトライ&エラーがあったからこそ「ニンテンドー3DS」は生まれましたし、2度の不振に諦めなかったことが今回の「大きな幸運」を呼び込んだといえるでしょう。

Xbox360のKinectに3Dセンサーの技術を提供したのはPrimeSense社ですが、そのバイスプレジデントであるAdi Berenson氏は、最終的にはTVにKinectの技術を組み込むことが目標であると述べています。既にKinectの技術を応用したセットトップボックスの開発も進んでいるそうです。

岩田社長も「ニンテンドー3DS」における三次元ビデオチャットの可能性に関して言及しています。

安価な3D映像、モーションコントロールを搭載したTV、三次元ビデオチャット・・・今後のゲーム機は、家電との関わりがさらに深くなり、新技術のテストベッドとしての役割が大きくなるのかも知れません。

「3DSでは三次元ビデオチャットが可能」「ハリウッドの映画を流したい」 ― 任天堂の社長が3DSの展開に意欲

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/27/42894.html
3DSにはビデオチャットなど様々な可能性があるそうです。任天堂の岩田聡社長は、経済誌フォーブスに向け「ニンテンドー3DS」で何ができるかを語っています。

「技術的な話をしますと、「ニンテンドー3DS」ではバラエティに富んだ色々なことが可能です。例えば3Dのビデオチャットなどですね」

「3Dのゲームでは操作がより簡単になりそうです。例えば『スターフォックス64』を「ニンテンドー3DS」で遊ぶとすると、リングとリングの間の距離を正確に把握できるので、リングをぬって飛ぶのがより簡単になります」

また、「ニンテンドー3DS」の3D表示機能はゲームだけでなく映画を見るのにも使えるため、ハリウッドのスタジオとパートナーシップを締結し、「ニンテンドー3DS」上で3D映画を流したいと切望しているとのことです。

3Dメガネなど高価な投資なく3D映画を見られるようになるかも知れないということで、メディアプレイヤーとしての可能性も大きくクローズアップされることになりそうです。

「3DSのデザインは本決まりではない」 ― 米任天堂の社長が変更の可能性を示唆

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/27/42895.html
3DSのデザインは、まだまだ本決まりではないそうです。米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)の社長であるReggie Fils-Aime氏によれば、「ニンテンドー3DS」のデザインには変更の可能性があるそうです。

氏は海外メディアに対し「E3で我々の技術者はフィードバックを得ようとしている。ご存じの通り、我々が擁する任天堂の代表部隊は発表ショーのフロアで出席者たちと話をしており、ゲーム機に関するあらゆる反応を掴もうとしている。

3D表示を調節するdepth slider、ボタン、アナログスティックのように使えるスライドパッドや、全体的なボタン配置への反応を得ようとしており、こうしたフィードバックから最終的なデザインを決める」とコメントしています。

正確な発売日や価格に関してアナウンスされていないのも、デザイン変更の可能性があるからとのこと。

氏は2011年3月31日までの発売を確約していますが、こうした作り込みで質が上がるのなら大歓迎といったところでしょうか。

3DSは「来年」? 米国任天堂社長がコメント

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/28/42898.html
MCV UKによれば、ジミー・ファーロンのトーク番組に出演した、任天堂オブアメリカ社長兼COOのReggie Fils-Aime氏は、ニンテンドー3DSの発売について「来年」と発言したそうです。北米、欧州では年内発売はないということのようです。

任天堂はニンテンドー3DSの発売時期について年度内(〜2010年3月)と公式に述べています。

「来年」という発言の一方、ゲーム機の需要が最も見込めるのは年末、クリスマス商戦ですので、最後まで年内発売を模索すると見られます。また、従来のパターンを見ると、日本だけでも年内発売というのは有りそうです。

E3でお披露目された3DSですが、発売日や価格の発表はなく、次の機会に持ち越されています。

NTTBTが「東海道新幹線でDS」で協力 ― 7月17日よりサービス開始

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/28/42914.html
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は、JR東海が7月17日より実施する「東海道新幹線でDS」で無線LAN環境の構築とコンテンツ配信で協力すると発表しました。

東海道新幹線(東京~新大阪)のN700系車内と全17駅のコンコース待合室では、「インターネット接続サービス」が現在提供中で、利用しているビジネスマンや旅行者などに好評を得ています。

今回展開する「東海道新幹線でDS」は、東海道新幹線の5駅は「インターネット接続サービス」で運用している既存の無線LANネットワークに「SSID」を追加設定するだけで、駅構内に新たな無線LANアクセスポイントを追加構築することなくサービスを提供することが出来ます。コンテンツ配信はNTTBPが運営する情報配信プラットフォームを提供。ユーザーは特別な設定をせず、ニンテンドーDS本体だけでコンテンツを楽しむことができます。

「ニンテンドーゾーン」は様々な場所での展開が行われており、これまでに「マクドナルド」「つくばエクスプレス」「アリオ」「ゲームパニック」「NEXCO東日本」「太秦映画村」でサービスを実施しています。

『大合奏!バンドブラザーズDX』発売2周年記念、洋楽の投稿が一部可能に

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/28/42917.html
任天堂は、2008年6月26日に発売したニンテンドーDSソフト『大合奏!バンドブラザーズDX』の発売から2周年経ったのを記念して洋楽の投稿受付を開始しました。

投稿可能なのは全ての曲ではなく、公式サイトに掲載されている洋楽100曲のみ投稿することが出来ます。まだ100曲ですが、今後は徐々に拡充されていくと思われます。

合わせて「マンガ・バーバラちゃん」も久々に2本掲載。欧州で発売された『Jam with the band』についてと、今回の洋楽投稿の経緯についてマンガでわかりやすく掲載されています。『バンブラDX』ファンの方はこちらもチェックです。

なお先日紹介した通り、『Jam with the band』は日本のamazonから入手することが出来ます。日本版とは違うダウンロード楽曲が楽しめるのが特徴です。語源は当然日本語ではありませんが、日本版をプレイしたことがある人なら問題ないでしょう。こちらから注文することが出来ます。欧州版に興味のあるファンの方はどうぞ。

『大合奏!バンドブラザーズDX』は、好評配信中で価格は4800円(税込)です。

任天堂オブアメリカ、IT技術担当の上級副社長を指名

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/28/42919.html
任天堂オブアメリカはIT技術担当の上級副社長としてIngvar Petursson氏を指名したと発表しました。今後は業務用のアプリケーション開発や、インフラ整備、リスクマネジメントなどの業務を担当していくということです。

「Ingvarは豊富なIT知識と経験を任天堂にもたらしてくれるでしょう。彼は我々のシステムを現代化する複数年に渡るプロジェクトに携わる予定です」と業務担当役員のJim Cannataro氏はコメントしています。

Ingvar氏の前職は旅行関係サイトとして世界的に知られるExpediaのCIOを務めたほか、AT&T Wireless、Corbis、The Regence Groupなどで技術系の役職を経験しました。また、ファイナンスやエンジニアリングにも精通します。スタンフォード大学の学位を持つほか、UCLAのアンダーソンマネジメントスクールでMBAを取得しています。

会社でWiiゲームを「Share」でアップしていた男性を逮捕

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/28/42920.html
愛知県警生活経済課と南署は、ファイル共有ソフト「Share」を通じて、Wii向けゲーム『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST -黄昏の少女-』(スクウェア・エニックス)をアップしていたとして、群馬県前橋市の男性(35歳)を23日に逮捕、25日付で名古屋地裁に送検しました。

今年4月に愛知県警の捜査員がサイバーパトロールで発見、ACCSを通じて著作権者に連絡したのが操作のきっかけ。5月12日には自宅と勤務先の家宅捜索が行われ、パソコン2台や改造Wii本体1台などが押収されています。男性は自宅から会社にパソコンを持ち込み、会社の回線でファイル共有ソフトを使用していた模様。

男性はわいせつな動画データもアップロードしており、わいせつ図画公然陳列の疑いでも逮捕されています。また、ゼンリンやトヨタマップスターのカーナビソフトもアップロードしていたとして、本件でも捜査が進められている模様。

「みんなが一緒に遊ぶ『ゼルダ』」とは? ― 任天堂のクリエイターが未来像を提示

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/29/42936.html
『ゼルダの伝説』のクリエイターはオンライン要素とDLC(ダウンロードコンテンツ)に関して考慮しているそうです。

『ゼルダの伝説』シリーズを手がける任天堂の青沼英二氏は、海外メディアのインタビューにおいて、多人数が共に遊ぶ『ゼルダの伝説』の可能性に関して言及しています。

「みんなが一緒に遊ぶということは僕の心をとらえて離さないテーマですが、これは『ゼルダの伝説』にとってどうするのがベストなのか挑戦し続けることでもあるんです。あるプレイヤーがゲーム世界に影響を及ぼすようなことをすると、それが別のゲーム機に伝えられ、あなたのゲームに新しい要素をもたらす・・・僕はそんなコミュニケーションに本当に興味があるんです」

DLCはオンラインでデータをダウンロードすることでゲームに変化が起こるというもの。各社揃って可能性を検討していますが、『ゼルダの伝説』も例外ではないようです。

「確かに僕たちはDLCについて考えましたし、今も考慮し続けているところです」

オンラインの『ゼルダの伝説』とはいっても、いわゆるMMORPGのように沢山のプレイヤーが集まって遊ぶ・・・という形式にはならない模様。DLCは中古対策としても有望視されていますが、オンラインに接続できないプレイヤーをどうするのかという問題もあり、任天堂流の解答がどういうものになるか気になるところですね。

「3DSでは色々な不正コピー対策がとれる」 ― 岩田社長が不正コピー問題にコメント

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/30/42939.html
任天堂は「ニンテンドー3DS」の不正コピー対策に自信ありのようです。

任天堂の岩田聡社長は海外メディアに対し、不正コピー問題への見通しに関し、深刻な問題であり、完全には防げない・・・との見解を明らかにしています。

「残念なことに、不正コピー問題は完全に終止符を打つのが難しいところにまできてしまいました。当然ながら私たちは法律と技術面の2方向からアプローチしています。私たちは少し前進しましたが、不正コピー問題はまるでもぐら叩きのようなもので、あちらを叩けばこちらから顔を出すような有様でした」

新ハード「ニンテンドー3DS」ではこれを踏まえた不正コピー対策が行われるようです。

「「ニンテンドー3DS」の場合、新しいハードウェアが市場に出る時というのは色々な処置を執ることができます。私たちは技術的アドバンテージを保ち続けます。ニンテンドーDSの場合、業者は対策を乗り越えて不正コピーを可能とする方法を探してきましたが、私たちは増える著作権侵害を制限するためにできることをし続けるつもりです」

「ニンテンドー3DS」で不正コピーを防ぐという「色々な処置」がどんなものになるか、具体的には言及されてはいませんが、不正のないクリーンなゲーム環境はユーザーが望むものでもあり、更なる取り組みが期待されます。

「転職したい会社」ランキング、グーグルが初の首位、任天堂は4位

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/30/42950.html
転職サービス「DODA」を運営するインテリジェンスは、関東・関西・中部在住の25~34歳のビジネスパーソン5,000名を対象に「転職したい会社」を調査。その結果を「DODA転職人気企業ランキング2010」として発表しました。

総合ランキングでは北米でのリコール騒動があったトヨタ自動車がトップから2つ順位を下げて3位に。代わってトップの座に着いたのは、昨年から2つ順位を上げたグーグル。2位は変わらずソニーでした。ゲーム業界では、任天堂が続く4位で昨年と変わらず。スクウェア・エニックスが29位(昨年32位)、バンダイが30位(昨年46位)でした。

任天堂は対象者の職種別ランキングでも、企画・事務職で7位、ITエンジニアで3位、モノづくりエンジニアで6位、販売サービス職で5位と評価されています。

インテリジェンスでは今年のランキングについて、メディアで話題となった企業が順位を上げていると指摘。iPhoneやiPadで人気を集めるアップルジャパンが昨年33位から11位に急浮上。業績好調のファーストリテイリング(ユニクロ)が37位から22位に。女性宇宙飛行士・山崎直子さんや「はやぶさ」のJAXA(宇宙航空研究開発機構)が42位から28位などとなっています。

『新・光神話 パルテナの鏡』は『スターフォックス』だったかも? ― 桜井氏が語る開発秘話

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/30/42951.html
ニンテンドー3DSの新作ソフト『新・光神話 パルテナの鏡』の開発秘話をクリエイターが語ります。

『大乱闘スマッシュブラザーズ』『星のカービィ』シリーズを手がけたゲームクリエイターといえば桜井政博氏。桜井氏の新作はニンテンドー3DSの『新・光神話 パルテナの鏡』であることが明かされましたが、伝説のアクションゲーム復活にまつわるエピソードを海外メディアに語っています。

『新・光神話 パルテナの鏡』はゲームデザインのアイデア先行だったそうです。ハイブリッドなシューティングのデザインがあり、これに『パルテナの鏡』シリーズがマッチした・・・と氏は明かします。

「『パルテナの鏡』のリバイバルは事実上『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズから始まりました。ピットを『大乱闘スマッシュブラザーズX』のために連れ戻し、自分はデザインワークの全てを担当しました。キャラクターを再度描く上で、現代的な装飾を付けようと決めていたんです。その時からシリーズに興味はありました。今度のプロジェクト(『新・光神話 パルテナの鏡』)はオリジナルのゲームアイデアからスタートしたものですが、神話的な部分と『パルテナの鏡』のキャラクターにマッチするように見えたんです。ゲームのアイデアとシリーズがマッチすることで、プロジェクトがスタートしました」

「オリジナルのアイデアは空中戦と地上戦をして、ボス戦でしめるというものでした。シューティングゲームと三人称ゲームのハイブリッドだったんです。ピットは飛べない天使ですが、シナリオ上では女神パルテナに5分間だけ飛行能力を授けられるというアイデアを考えつきました。これはオリジナルのアイデアととてもマッチしたんです。初期のテストではとてもよく動いていました。海外に向けられるシリーズが強く求められていましたから、これならその要求を満たせると思ったんです」

桜井氏が制作以来を受けた時、「ニンテンドー3DS」の3D表示機能はまだ確定していなかったそうです。

「岩田さんが新しいハードを作っていると教えてくれたのが最初でした。岩田さんは“何でも望むものを作って下さい”と言ってくれました。自分が考えていた3Dシューティングのコンセプトに関して岩田さんに話すと“もしかするとですけど、任天堂のキャラクターでやりたいんじゃないですか?”と言って頂いたんです。新しいハードを見せて貰った時には、3D表示技術を使うと決定されていませんでした。3D表示をするには現在のニンテンドーDSよりずっとパワフルでなければならないことが明確に分かりました。3Dを使うことは後で決まったんですが、ゲームプレイのアイデアにマッチすることが分かったのはチャンスであり幸運だったんです」

桜井氏は『パルテナの鏡』だけでなく『スターフォックス』の続編とすることも考慮したそうです。

「実際に『スターフォックス』を作ることも考えました。しかし『スターフォックス』には問題があったんです。『新・光神話 パルテナの鏡』の予告編映像を見る時、色々と異なった視点が含まれたゲームデザインに見えると思います。例えば空を飛びつつ横を撃っていたかと思えば、一回転して後ろを撃つような。『スターフォックス』にはこの点に制限があるのを感じたんです。ピットにはこのゲームを良いものにする多くの柔軟性がある」

『パルテナの鏡』が『スターフォックス』になったかも知れないとはビックリ。『スターフォックス』の続編を待ち望むファンにとってはちょっと残念なところではないでしょうか。『パルテナの鏡』ありきではなくゲームデザイン先行だったとは実に桜井氏らしいエピソード(代表作『大乱闘スマッシュブラザーズ』でも任天堂キャラクターたちを使うというアイデアは後から浮上してきたものとされています)。ピット君の見せるゲームデザイン上の柔軟性は『新・光神話 パルテナの鏡』を見る上でのキーワードとなりそうですね。

「遊んでないだろうけど、これ凄いよ!」 ― 海外メディアがWiiゲーム10本を選出

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/30/42952.html
海外メディアが選ぶ「遊んでおくべきWiiゲーム」とはどんなラインナップでしょう?

Nintendo Powerは「多分遊んでいないだろうが、遊んでおくべき10本の凄いWiiゲーム」と題する記事を発表しています。海外メディアが遊んでおくべきと推す名作、どんなものになるのか興味深いところです。

■「多分遊んでいないだろうが、遊んでおくべき10本の凄いWiiゲーム」(Nintendo Power誌選)/b<
『朧村正』
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー』
『風のクロノア door to phantomile』
『A Boy and His Blob(ふしぎなブロビー)』
『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』
『サイレントヒル シャッタードメモリーズ』
『MADWORLD』
『デッドスペース エクストラクション』
『TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS』
『王様物語』

『A Boy and His Blob』『デッドスペース エクストラクション』を除く8本が日本製ゲームとなっています(英Climax Group開発の『サイレントヒル シャッタードメモリーズ』を含めると7本)。

いずれも意欲的な試みが行われているゲームばかりで、取り上げられるのも納得。日本で同様のリストを考えるとすると、どんな内容になるのでしょうか。

「メトロイド」映画化は女優ジェシカ・シンプソン&ウーヴェ・ボル監督のコンビ? リークの脚本で話題

http://www.inside-games.jp/article/2010/06/30/42953.html
話題に挙がっては消えを繰り返す『メトロイド』の映画化。

噂の専門サイト「Rumor Miller」に、歌手で女優のジェシカ・シンプソンがサムス役を演じる「METROID: BOUNTY HUNTER ARAN」(メトロイド: バウンティハンター アラン)と題された作品の脚本の2ページが届けられたということです。送られた画像には表紙と最初のシーンが描かれています。

誰がリークしたものかは不明ですが、脚本からはプロデユーサーとして様々なゲームの映画化を手がけたドイツ人監督のウーヴェ・ボル氏(「Alone in the Dark」「BloodRayne」「House of the Dead」など)、脚本家としてアーレン・クルーガー氏(「The Ring」「The Brothers Grimm」「Transformers: Revenge of the Fallen」など)そしてジェシカ・シンプソンの名前が確認できます。

また脚本からはサムスが変化するモーフボールなどの文字も見られます。

海外のフォーラムではジェシカ・シンプソンのサムスは余り見たくないという意見が多い模様。また、監督のウーヴェ・ボル氏も様々なゲームの映画化を手掛けてきましたが、その作品の評価は決して高いものではなく、「Postal」では映画化を辞めさせるための署名活動にも発展。『World of Warcraft』の映画化に挑戦した際にはブリザードから拒否されるという事件もありました。

「Rumor Miller」では真偽の程はジャッジできないとコメントしています。果たして。