2010年の任天堂NEWS4

Last-modified: 2010-10-31 (日) 06:18:13

2009年国内家庭用ゲーム市場前年比0.8%減、ソフト販売は3.7%増・・・朝刊チェック(4/1)

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/01/41332.html
日経産業新聞9面「国内家庭用ゲーム市場、2年連続で縮小」
エンターブレインは3月31日、2009年度の国内家庭用ゲーム市場の動向をまとめました。ハードとソフトを合わせた販売金額は08年度比0.6%減の5490億円で、2年連続で減少しました。ハードの販売が伸び悩みましたが、ソフトは販売本数が100万本を超えるタイトルが増えたことで持ち直しました。ハードの販売額は2161億円、ソフトの販売額は3328億円。

日経産業新聞9面「ジー・モード、携帯向けゲーム課金を章単位で」
ジー・モードは、ステージごとに利用料金を課金するビジネスモデルを導入します。携帯向け小説のように、ゲームの物語を「1章」「2章」などに区分し、章ごとに料金を設定。携帯向けではゲームを有利に進めるためのアイテム課金は多いですが、収益を上げられないことが多い傾向。利用料金を払う必要があるが、負担が少ない仕組みを導入して利用者拡大につなげます。

シャープ、裸眼立体視が可能な2D/3D切り替え型液晶ディスプレイを新開発・・・3DS向け?

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/02/41384.html
シャープは、裸眼での立体視ができ、2Dと3Dの表示切り替えが可能なタッチパネル付3D液晶ディスプレイを開発したと発表、今年上半期から量産を開始するということです。具体的な用途は明らかにされていませんが、先日任天堂が発表した「ニンテンドー3DS」向けではないかと推測されます。

この3D液晶ディスプレイは、通常の液晶ディスプレイに縦じま状の光学視差バリアを設けて光の進行方向を制御し、左右の眼に届く光の視差を応用し、立体表示させる視差バリア方式を採用。従来は3D切り替え時の表示品位が低いことが課題でしたが、CGシリコン技術の進化や視差バリアの最適化により、従来比2倍の輝度とクロストークの大幅な低減を実現しています。さらにモジュールの厚みは、従来の2Dタイプと同等となっているそうです。加えて、縦でも横でも3D表示が可能です。

これらの特徴はいずれも「ニンテンドー3DS」に求められるであろうスペックを満たすものとなっています。

従来品開発品従来との違い
画面サイズ2.4型3.4型-
画素数QVGAFWVGA縦横ともに
(240×320ドット)(480×854ドット)約2倍
輝度(2D時)250cd/m2500cd/m2約2倍
コントラスト比4.16736141.66736約10倍
タッチパネル機能なしあり/なし-

海賊版ゲーム、被害数兆円規模 マジコン出回り深刻化4/3

http://www.asahi.com/business/update/0403/OSK201004030001.html
 海賊版ゲームソフトの被害が深刻化している。インターネット経由でゲームを違法ダウンロードして遊べる「マジコン」と呼ばれる器具が出回り、欧州では任天堂のソフト販売が1年で半減。年間の被害額は少なくとも数兆円規模に達している。事態を重く見た経済産業省は新たな法規制に向け動き出した。

 「普通に買うとお金がかかるから。みんな持ってるし、悪いことをしている意識はない」。米ロサンゼルスに留学中の日本人女性(32)は昨年夏、ニンテンドーDS用のゲーム十数本が入った「マジコン」を友人から80ドルで買った。中身は「脳を鍛える大人のDSトレーニング」など人気作ばかりで、通常ならソフトだけで数万円分にあたる。

 マジコンはDSのゲームソフトと同サイズの本体と、パソコンを使って違法ダウンロードしたゲームを保存するメモリーカードに分かれる。米国では数年前から、マニアだけでなく一般の人々にも広がっている。

 ゲーム機本体には違法ダウンロードしたゲームを作動させない機能があるが、マジコンを使ったり、本体を改造したりすることで遊べるようになる。任天堂が2009年6月、ゲームを違法ダウンロードできる10サイトを調べたところ、累計2億3753万回が確認された。平均単価をかけると被害額は1兆円を超える。その他の各国の調査などから、年間の被害額は最低数兆円を超えると見られる。

 ダウンロードできるゲームはDS用だけでなくWiiやプレイステーションなど据え置き型にも拡大。ホームページなどでゲームを公開するのは違法で当局による検挙例もあるが、数が膨大で取り締まりが追いついていない。

 被害は欧州にも飛び火。米国の業界団体による昨年12月の調査では、国別ダウンロード数はイタリア、スペイン、フランスの順に多かった。任天堂の欧州などでの昨年4~12月のDSソフト販売数は前年同期比45%減。日本(同7%減)や米国(同11%減)と比べ大きく落ち込んだ。

 待ったなしの状況に、岩田聡社長は今年1月の決算会見で「法と技術の両面から、欧州での海賊行為への対策を進めたい」と話した。対策の中心となるのが、ゲーム機本体を改良し、違法ダウンロードしたゲームで遊べないようにすることだ。

 任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメントは携帯型、据え置き型ともにネット回線を経由して本体のプログラムを更新したり、新作ソフトに対策プログラムを入れて出荷するなどして違法コピーしたソフトを使えないよう工夫している。ただ、利用者がゲーム機をネットにつながないなどしてプログラム更新を防げる上に、コピー対策を施しても数カ月で破られてしまういたちごっこが続く。

 日本では著作権法が改正され、1月から個人によるダウンロードも違法となったが、罰則はない。経済産業省はダウンロードしたゲームを遊ぶために必要なマジコンやコピー対策をかいくぐるよう改造されたゲーム機に着目し、機器を作ったり他人に譲ったりした人を罰する法改正や新法制定を検討している。担当者は「海賊版は一瞬で創作者の努力を奪う。ゲームの資産価値を国内外で守るため適正なルールを作りたい」としている。(溝呂木佐季、上栗崇)

オーストラリアでもニンテンドーDSi LL発売 - カラーバリエーションと内蔵ソフトに違いアリ

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/03/41390.html
オーストラリアでもついにニンテンドーDSi LLが発売されます。

任天堂オーストラリアは4月15日にニンテンドーDSi LL(Nintendo DSi XL)を発売します。価格は299.95オーストラリアドル(約2万5000円)。カラーバリエーションは「バーガンディ」と「ブロンズ」の2色。それぞれ日本版の「ワインレッド」と「ダークブラウン」に相当するようで、日本版にあった「ナチュラルホワイト」は未発売のようです。

DSiウェアは『ちょっとアソビ大全 じっくりトランプ』『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 文系編』『ニンテンドーDSi時計 フォトスタンドタイプ』『うごくメモ帳』『ニンテンドーDSiブラウザー』の5本が内蔵されており、日本版とは少し違った構成。

『ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 文系編』が共通であるのが面白いところです。

任天堂オーストラリアはプレスリリースにおいて「ニンテンドーDSi XLはニンテンドーDSiの全ての要素を含み、さらにまだあなたが大好きなニンテンドーDSのゲームを全て遊べます」とコメントしています。

「ニンテンドー3DS」が発表されたものの、大きな画面は魅力的。オーストラリアでどこまで売れるかが注目されます。

【ゲームニュース一週間】モーションコントロールと暴力表現:「動きまで真似させるのは度が過ぎている」

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/04/41402.html
今週は暴力表現とモーションコントロールの取り合わせに関する興味深い指摘が見られました。

『スプリンターセル コンヴィクション』を手がけたMax Beland氏はモーションコントロールの危険性について語っています。

「ゲームにモーションコントロールを追加するのは面白いと思うが、扱いにくいと思う部分もある。我々が作っているのは暴力要素のあるゲームだ。ボタンを押すだけならともかく、プレイヤーに動きまで真似させるのは度が過ぎている。これは道徳的に興味深い問題だ。『スプリンターセル』では格闘戦で敵を殺すが、モーションコントロールでそうしたいと思うだろうか?」

氏の作品『スプリンターセル コンヴィクション』では実在する軍隊格闘技「クラヴ・マガ」が登場、主人公サム・フィッシャーは流れるような動きで敵を制圧します。もし、こうしたアクションをモーションコントロールで体感できるなら、それは大きなセールスポイントになるのではないでしょうか。

モーションコントロールによる格闘戦の疑似体験は画期的であると同時に物議も醸しそうです。「動き」にはそれだけの説得力と可能性があります。

プレイステーション3は「PlayStation Move」で、Xbox360は「Project Natal」で、それぞれモーションコントロールに対応することを表明しています。両ハード共にハードコア層向けのタイトルが中心となっていますので、今後はリアルな暴力表現を扱うゲームで「動き」に対応する可能性は十二分にあります。

これまでの暴力表現は「ボタンを押す」「パッドを操作する」行為に集約されていました。どちらの行為も、実際の暴力とはほど遠い動きです。しかし、モーションコントロールを使えば「リアルな」動きで暴力表現を引き出せます。

相手を殴る、という行為を考えてみましょう。従来の暴力表現なら、ボタンを押したり連射したり、パッドを回すという動きになります。いずれも本当に殴る動きとはかけ離れています。

モーションコントロールならどうなるでしょう。腕を振って殴る、ということが可能となります。これは、本当に「殴る」という動きに近いものがあります。

『Wii Sports』の「ボクシング」では人形のようなキャラクターがスポーツとしてルールある殴り合いをしていましたが、それでも大いにエキサイトするのです。これがハードコア層向けタイトルのようなリアルなグラフィックと暴力表現なら、心に訴えかける力はより大きくなる可能性があります。

殴ることで流血したり顔が歪んだりしたら。グローブをはめた拳ではなく、メリケンサックやかぎ爪付きの籠手だったら。対等の戦いではなく、弱い相手をいたぶるようなルールだったら。暴力表現の入ったモーションコントロールゲームに関しては、これまで以上に慎重なレーティングが必要となるのではないでしょうか。

実はWiiでもリアルな暴力表現+動きの萌芽が見られます。『斬撃のREGINLEIV』は任天堂初のCERO D(17歳以上対象)指定ゲーム。剣で巨人の腕を切り落とし、槍で突き刺すなど動きと暴力表現が直結しています。ゲーム内容的にしっかりしており、決していたずらに暴力表現の過激さのみを追い求める作品ではありませんが、D指定としたことは様々な意味で英断といえるでしょう。

今後、主要ゲーム機がモーションコントロールに対応することで、これまでになかった市場やニーズが生まれてくることと思われます。中にはモーションコントロールのインタラクティブ性に注目し、過激な暴力表現のみをウリにした作品が出てこないとも限りません。

英国の心理学者タニア・バイロン博士は「バイロンレビュー」において「この2年でデジタル上における子供たちの安全に関し重要な進歩があった」とゲーム業界のレーティングへの取り組みを高く評価しています。

信頼を築くのは難しく、失うのは一瞬です。ゲームに対する認識が良いものとなりつつある今だからこそ、モーションコントロールと暴力表現に関しては充分な議論がなされるべきではないでしょうか。

iPadやiPhoneは任天堂に影響を及ぼさない・・・NOA社長

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/07/41463.html
先日アメリカで発売されたアップルのiPadですが、Nintendo of AmericaのReggie Fils-Aime社長はそのiPadはゲーム分野で重要性を持たず、任天堂にも影響を及ぼすことはないと話しました。Fils-Aime社長はその理由として以下のような点を挙げています。

■データによれば、ユーザーは絶えずアプリをダウンロードし、数回遊んだらすぐ次のアプリへと移っている。

■有料のゲームに比べて無料のゲームが多いので、ゲーム開発で利益を上げられるプラットフォームには思えない。

■我々のゲームをゲームタイプによって娯楽のスナックから十分な食事までと表すなら、ゲーム体験の点で言えば(Appleのものは)一口分ですらない。
今年の1月に任天堂の岩田社長は「iPadは大きくなったiPod touchだ」とAppleを牽制していましたが、Fils-Aime社長も同じ姿勢のようです。

まだ発売されたばかりのiPadですが、今後の展開や動向に注目が集まりそうです。

最も大容量なDSiウェアは?DSiウェアを全部買うといくら?一番多い価格帯は?

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/08/41479.html
DSiウェアで最も容量が多いタイトルは?いくらのソフトが多い?そんな疑問への答えがあります。

北米では4月5日でDSiウェアが一周年を迎えます。日本から約半年遅れの誕生日に、海外の任天堂ファンはDSiウェアに関する様々な数値を集計しています。

北米における総タイトル数は153。日本のDSiウェアは300タイトルを越えていますから、半分くらいのタイトル数しかないことになります。

価格帯は無料のものが2本、200ニンテンドーDSiポイント(約200円、以下ポイント)が54本、500ポイントが58、800ポイントが38本、1000ポイントが『Thorium Wars』1本。200~500ポイントという買いやすい価格がメインとなっているようです。

保存に必要なブロック数は全タイトルあわせて8,719ブロック。容量にして1,033 MBになります。最も大きなDSiウェアは『Elemental Masters』と『Car Jack Streets』で128ブロック。最も小さなDSiウェアは『ソリティア DSi』で5ブロック。

なお、これらのDSiウェアを全て買おうとすると717ドル(約6万6000円)が必要になる計算になります。最大のゲームをサードパーティが、最小のゲームを任天堂が作っている辺りが興味深いところ。DSiウェアに関しては日本の方が多い訳で、この格差は今後埋まっていくのでしょうか。

Q-Gamesが携わる、門外不出のトップシークレットハードとは?

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/08/41472.html
京都に拠点を置くゲームデベロッパー/パブリッシャーQ-GamesのDylan Cuthbert社長は、同社が門外不出のトップシークレットのハードに携わっているとTwitterで言及しました。当該のメッセージは既に削除されてしまったようです。

The main problem is the top secret hardware we are always working on - there's no way to do that work outside of the office :)

Q-Gamesは自社名義の「PixelJunk」シリーズに加えて、任天堂発売のタイトルを数多くリリースしています。近作では『スターシップ ディフェンダー』(DSiウェア)、『リフレクトミサイル』(DSiウェア)が今年に入ってからリリースされているほか、Art Styleシリーズなども手掛けています。

どのようなハードに関わっているのか不明ですが、楽しみですね。

ちなみにアップルが先日発売したiPadは、事前に選ばれたゲームデベロッパーには試作機が配布されていたそうですが、文字通り門外不出にすべく、部屋に固定された状態で提供されたそうです。

モノリスソフト制作、Wii初の本格RPG『ゼノブレイド』任天堂より6月10日発売

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/08/41483.html
任天堂は、今春発売予定のWiiソフト『ゼノブレイド』の発売日を6月10日に決定したことを発表しました。

『ゼノブレイド』は、モノリスソフトが手掛けるWii向けRPGです。任天堂から発売されるゲームはアクション系が多く、本格RPGは久々の登場になります。
(モノリスソフトは過去にゲームキューブ向けRPGとして『バテン・カイトス』と『バテン・カイトス2』を手掛けました)

また最新トレーラー「動静」も公開されました。小鳥達が鳴くような穏やかな雰囲気の中、主人公らしき人物の姿が。空から降ってくる飛来物は?是非チェックしてみてください。Wiiの『みんなのニンテンドーチャンネル』からも見ることが出来ます。

『ゼノブレイド』は、6月10日に発売予定で価格は6800円(税込)です。

ネクソンと韓国任天堂、『メイプルストーリーDS』を4月15日に発売

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/08/41488.html
の韓国法人ネクソンコーポレーションは、任天堂と共同開発したニンテンドーDSソフト『メイプルストーリーDS』(『메이플스토리DS』)を4月15日に韓国任天堂が発売します。

『メイプルストーリーDS』は、オンラインゲーム『メイプルストーリー』を基に作られたニンテンドーDS向けアクションRPGです。ネクソンコーポレーションと任天堂による初の共同開発タイトルでもあります。

原作にも登場する「戦士」「盗賊」「弓使い」「魔法使い」などの職業を持った4人の主人公が、職業別にそれぞれ異なる4つのストーリーで冒険を繰り広げていきます。

また『メイプルストーリーDS』をプレイすると、『メイプルストーリー』で使用できる特別な称号やアイテムクーポンも入手することができ、ニンテンドーDS版とPC版連動要素も備わっています。

さらにニンテンドーDSiレッドカラーに『メイプルストーリーDS』のキャラクターが描かれたスペシャルエディションも同時に発売されます。

『メイプルストーリーDS』を開発したキム・ヒョンノチーム長は、「ネクソン初の携帯型ゲームタイトルを発売することができ、感無量です。携帯型ゲーム機に特化した面白さを提供する『メイプルストーリーDS』は、オンラインゲームとは違う新しい楽しさを提供できると思います」とコメントしました。

『メイプルストーリーDS』は、4月15日に発売予定で価格は3万9000ウォン、『メイプルストーリーDS スペシャルエディション』は23万7000ウォンでです。

なお日本への展開時期は未定となっています。日本のユーザーの声が届けば発売されるかもしれませんね。

Wiiは据置ゲーム機の半分近くをキープ、開発費は1/6

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/08/41494.html
据置ゲーム機の収益の内、約半分近くはWiiが稼ぎ出しているそうです。

投資銀行IBIS CapitalのコーポレートファイナンスディレクターTim Merel氏は、Wii、プレイステーション3、Xbox360といった据置ゲーム機とお金にまつわるレポートを発表しました。

■ゲーム業界の経済規模は映画業界に匹敵
2009年度のゲーム界全体の売上は770億ドル(約7兆1800億円)。同期間の映画の売上は850億ドル(約7兆9200億円)ですから、ゲームの経済規模は映画のそれに近いものであることが分かります。

■売上はWii・Xbox360・プレイステーション3の順
据置ゲーム機3機種の売上の内、Wiiが占める割合は47%で最も多く、次はXbox360で35%。プレイステーション3は残りの18%をキープしています。

■最も開発費が安いのはWii、HD機の1/6
2009年度の平均開発費も算出されています。Wiiの開発費用は最も安く500~700万ドル(約4億6000万円~6億5000万円)。これは前世代のゲーム機並みとされています。プレイステーション3とXbox360は1500~3000万ドル(約14億円~28億円)。文字通り桁が違うという訳で、数字からはHD機の開発がいかに負担をかけるかが見えてきます。

■次世代ゲーム機は2013年に登場
据置ゲーム機の市場規模は300億ドル(約2兆7900億円)以上。Merel氏は今後のゲーム界に関し、2013年に次世代ゲーム機が登場し「第8世代」がスタートすると予想します。「第8世代」の幕開けとなる2013年の市場規模は400億ドル(約3兆7200億円)となるものの、アジア圏の成長率は低いとのこと。不正コピーとMMO、カジュアルゲームの影響によるものとされており、東西のゲーム格差はまだまだ広がりそうです。

Merel氏によれば、今後パブリッシャーはより投資に慎重になり、独立系デベロッパーにはますます厳しい状況が続くとのこと。激動のゲーム界がどこへ向かうのか、「第8世代」の幕開けまでにどれだけ力を蓄えられるかが勝負となりそうです。

『Wizardry ~忘却の遺産~』Amazon専売で7月29日発売決定

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/08/41480.html
ジェンタープライズは2010年4月08日(木)、ニンテンドーDSソフト『Wizardry ~忘却の遺産~』(開発:朱雀)をインターネット通販サイト“Amazon.co.jp”限定で発売することを発表しました。

『Wizardry ~忘却の遺産~』は、『Wizardry』のブランド価値の維持やコンセプト、世界観の統一性を高める「Wizardry Renaissance(ウィザードリィルネサンス)」プロジェクトの新作。前作の『Wizardry ~生命の楔~』を踏襲しつつ、ユーザーからの意見を可能な限り反映させ、よりWizardryらしく、より快適に遊べる『Wizardry』となって新登場するとのことです。

本作のメインとなるダンジョン探索。前作同様、下画面にはダンジョンが3D表示ゲーム内容され、上画面には通過した個所がオートマッピングされます。ダンジョン内には、さまざまなモンスターやトラップが待ち構えており、それらを攻略しながら、最下層を目指します。

全部で3つあるダンジョンはシナリオの進行によって、順次アンロックされていくとのこと。またダンジョン内にセーブポイントが設置され、わざわざ街に戻らなくともゲームをセーブすることが可能になりました。さらに、高速移動が可能になり、ダンジョンの探索もより快適に。前作で好評だったニンテンドーDSならではのタッチペンを使った仕掛けなどのリアルタイム制ダンジョンも新しいギミックがいくつか追加されています。

前作『Wizardry ~生命の楔~』で存在した固定のキャラクターは廃止され、最初からプレイヤー自身がメイキングしたキャラクターでオリジナルのパーティを作成可能になったのも大きな変更ポイントでしょう。

戦闘は、前作のシステムを踏襲しつつ遊びやすさを向上。イベントや戦闘終了後などのメッセージをボタンを押し続けることで自動送りすることができます。さらに戦闘中に、攻撃や呪文などのエフェクトがカットされ、メッセージも1ターン分が早送りされる「FASTモード」(早送り)に切り替えることも可能。頻繁なボタン入力を必要としないため、軽快に戦闘を進めることができます。

また戦闘中、1つのターンの間に使用される呪文とアクティブスキルの組み合わせによって、「連携攻撃」と呼ばれる強力な技を発動することがあります。予告演出が終了するまでの間にボタンを押すと、連携が発動します。予告演出はすぐに終了してしまうため、瞬時の判断が必要でしょう。

キャンプでは、パーティメンバーに関する情報の確認や、アイテム、呪文、スキルの使用、装備や隊列の変更などが行えます。アイテムの詳細が表示されるようになるなどメンバー管理がぐっとしやすくなりました。

モンスターも、末弥純氏をはじめとする豪華イラストレーター陣のデザインによるもの。本作用に描き起こされた新しいモンスターも含め、190体以上のモンスターが登場します。新規モンスターには、二見敬之(ふたみたかゆき)氏の作品も含まれているとのことです。

『Wizardry ~忘却の遺産~』は、7月29日(木)発売で価格は5229円(税込)です。なお現在Amazon.co.jpで予約受付中です。

(C)2010 SUZAK “Wizardry” is a registered trademark of IPM Inc. All rights reserved.

【ゲームニュース一週間】47%のWiiでサードパーティが勝つには

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/11/41524.html
据置ゲーム機の売上を分析したレポートが今週は注目の記事となりました。

投資銀行IBIS Capitalのレポートによれば、据置ゲーム機の売上はWiiが47%、Xbox360が35%、プレイステーション3が18%とのこと。2009年度の平均開発費はWiiが500~700万ドル(約4億6000万円~6億5000万円)、プレイステーション3とXbox360は1500~3000万ドル(約14億円~28億円)とのこと。Wiiのゲームはプレイステーション3やXbox360といったHD機よりもかなり安く作れる可能性があることが分かります。

同レポートは「メジャーなAAAクラスの60ドル(約5600円)のゲームは100~200万本が損益分岐点である」としています。100~200万本といえば決して少ない数字ではありません。そう考えると開発費が安く済むWiiはパブリッシャーにとってありがたい機種ということになります。

しかしWii市場には強力なライバルが存在します。それは任天堂。Wiiの使い方を最も熟知しており、未開拓のライト層にも知名度が高く、ブランドとしての信頼度もあり、多少のことには動じない企業体力を持っています。

ではWii市場でサードパーティには全くチャンスがないのでしょうか?必ずしもそうとはいえません。UbisoftはWii用ゲーム『Just Dance』の売上が200万本を突破したと発表しました。昨年11月にリリースされた(日本未発売)のダンスゲームで、英国チャートでは1位を何度か獲得、米国のNPDチャートではトップ10圏外→9位→4位と急激に売上を伸ばしています。

『Just Dance』は単なる偶然に恵まれただけのタイトルなのでしょうか。同作は最大4人で遊ぶことができますが、これなどは従来のダンスゲームではあまり見られなかった要素。収録されているのは懐かしい有名ナンバーですし、公式サイトではありきたりな説明よりもゲームを楽しむ人々の動画を前面に押し出しています。

ヒットの秘訣は「ありそうでなかったもの」を作り出すことといわれますが、こうした事実を見ると『Just Dance』が勝利の方程式を忠実に守っていることが分かります。

「ダンスゲームはありきたり」「Wii市場では任天堂が強すぎる」・・・等々問題点は山積みだったはずですが、そこで思考停止しなかったことが勝利を呼びました。勝因は「Wiiの市場を正確に読んだ上で分かり易く楽しそうなものを提供する」という原則を確実に実行したことにあるのです。

100~200万本を売らなければならないパブリッシャーはどこへ行くべきでしょうか。「携帯機で手堅くゲームを作る」「Project NatalやPlayStation Moveが“ライト層にもアピールするHD機市場を生み出す”ことに期待する」「HD機で大当たりを狙う」「iPad効果を狙い、iPhone市場へ打って出る」・・・といった選択肢が思い浮かびますが、開発費が安く最大の売上を持つWiiで成功したということで、『Just Dance』のケースは一つの希望といえるのではないでしょうか。

豪州任天堂、DSiを249.95ドルに値下げ

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/14/41581.html
任天堂オーストラリアは、ニンテンドーDSiの価格を249.95ドル(約2万1800円)に値下げすると発表しました。

オーストラリアなどオセアニア地域では4月15日に、画面を大型化したニンテンドーDSi XLが発売予定で、これに合わせた形になります。改訂前の価格は299.95ドル(約26100円)でした。一方、DSi XLの価格は299.95ドルとなります。

DSiは2009年4月2日にオセアニア地域にて発売されました。

日立ディスプレイズ、新たな新型3D液晶パネルを開発

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/14/41584.html
日立ディスプレイズは、視差バリア方式を用いた新たな3D液晶パネルを開発したと発表しました。

新たに開発された液晶パネルでは、視差バリアにIPS液晶パネルを用い、液晶駆動部の電極構造を工夫することで、立体視で映像が二重に見える現象を軽減できるということです。具体的には、片方の目に映像が見えているときも、もう片方の目にも映像がごく薄く見えるようにするとのこと。

視差バリア方式は視差バリアと呼ばれる縦じま状の液晶パネルを重ね、同パネルから右目用の映像と、左目用の映像を交互に表示することにより、映像を立体的に見せる方式です。この方式は、片方の目だけに映像が見える仕組みのため、映像の立体感は強調されるものの、視点が動いた場合には、映像が二重に見える傾向にあり、映像を注視していると疲労感が発生する可能性があります。今回の新たなパネルはそれを軽減するものです。

また、タッチパネル機能を追加することもできるとのこと。

新聞報道では、携帯ゲーム機向けにも計画されているとのことです。先日はシャープが視差バリア方式を用いた液晶を開発したと発表しています。いずれも正式な発表はありませんが、裸眼立体視が可能なニンテンドー3DSでも、従来のDSと同様にシャープと日立ディスプレイズの二社が液晶パネルを納入する可能性も考えられます。

■2社の新開発液晶の比較

日立ディスプレイズシャープ
画面サイズ3.1型(対角8cm)3.4型
表示サイズ38.16(横)×67.893(縦)mm不明
画素数FWVGAFWVGA
(480×854ドット)(480×854ドット)
輝度(2D時)400cd/m2500cd/m2
コントラスト比41.6673641.66736
色再現性70%(NTSC比 CIE1931)不明
タッチパネル機能あり/なしあり/なし

任天堂、コントローラー訴訟で逆転勝利「特許侵害はなかった」

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/15/41610.html
任天堂の逆転勝利です。米連邦高裁は2006年のコントローラー訴訟に関し、任天堂の特許侵害がなかったとする判決を下しました。

これは米国テキサス州のAnascape社が任天堂のコントローラーに特許侵害があったとして訴えていたもの。アナログセンサー、フォースフィードバック、振動メカニズムに関し、使用の差し止めや利益の支払いを求めていました。

2008年に下された最初の判決では、Wiiリモコンやヌンチャクは問題ないものの、Wiiのクラシックコントローラやゲームキューブコントローラ及びウェーブバードに特許侵害があったとして2100万ドル(約19億6000万円)の支払いが命じられました。

任天堂はこの判決を不服として控訴したところ、今回の判決となったものです。米国任天堂(任天堂オブアメリカ:NOA)のゼネラルカウンシル(法務顧問)であるRick Flamm氏は「判決は任天堂に特許侵害がないことを確認するもので、我々の潔白が認められました」との声明を発表しています。

なお、Anascape社はマイクロソフトも同様に訴えていましたが、審理の直前に和解しています。

『Wii Fit』やWiiリモコンは特許侵害? ― 任天堂が新たな裁判を起こされる

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/17/41645.html

任天堂はまたしても特許侵害のかどで訴えられてしまいました。

米メリーランド州のInterAction Laboratoriesは任天堂が「コンピューターに周辺機器としてエクササイズ用システムを接続する」特許及び「アイソメトリックトレーニングデバイスの測定システム」の特許を侵害していると主張。

Wii、Wiiリモコン、バランスWiiボード、Wiiハンドル、Wiiモーションプラス、ヌンチャク、Wiiザッパー、『Wii Fit』、『Wii Fit Plus』の販売により継続的な侵害を受け、回復不能なほどの損害を受けたとしています。

同社は損害賠償とこれらの特許の使用禁止を求めていく構えです。

InterAction Laboratoriesはゲームを通じてアイソメトリックトレーニングが行える「Exer-station」や、兵士をバーチャルに訓練する「Powersquad Leg Joystick」といった品を開発。2007~2008年に任天堂と接触しており、ゲームでの運動量を増す「Sqweeze」と呼ばれるプロジェクトのライセンスに関して協議したとのことです。

宮本茂氏「最高傑作はこれから!」 ― 『マリオ』の父が今後に意欲

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/17/41644.html
『マリオ』の父は「自分の最高傑作はまだこれから」と語ります。

任天堂の宮本茂氏はGamesTM誌のインタビューに対し、ゲームのめざましい進歩に関して語っています。
「過去5年間、僕は『Wii Fit Plus』や『Wii Sports Resort』のような変わったタイトルの仕事をしてきました。10年前はこういったゲームを作るとは想像できませんでした。ですから、僕の最高傑作はこれからなんです」

Wiiの後継機に関しては慎重に言葉を選んでいます。「それがWii HDなのか、Wii2または全く新しいゲーム機なのか、僕は現在それをいう立場にはいません。次世代ゲーム機を作るということはやりがいがある仕事であり、任天堂はユニークかつ他とは異なった製品を作れると思ってます」

『スターフォックス』の続編に関し、宮本氏は意欲を見せています。GamesTM誌のインタビュアーが「Wiiで『スターフォックス』の続編が見たいです」と語ったのに対し、「僕もですね」と答えているとのことです。

『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』など様々な名作に携わりながらも「最高傑作はまだ」と言い切れる辺り、流石は世界のシゲル・ミヤモト。Wiiや新ハードでの更なる活躍を楽しみにしましょう。

米国3月は超大作ラッシュ-トップ10のほとんどが入れ替わる激戦

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/18/41649.html
ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』『ファイナルファンタジーXIII』『GOD OF WAR III』・・・。大作揃いの3月市場を制したのはどのゲームでしょうか。米国の調査会社NPDグループは2010年3月の米国市場の売上を集計しています。

総売上は15億2000万ドル(約1415億円)で、前年比+6%。ハードウェア売上は4億4050万ドル(約410億円)で前年比-16%。ソフトウェアの売上は8億7530万ドル(約815億円)で前年比+10%。大作ソフトが市場を引っ張ったソフト主導の月といえそうです。

■ハードウェア売上(NPDグループ調べ、Gamasutraまとめ)
ニンテンドーDS:70万800台
Wii:55万7500台
Xbox360:33万8400台
プレイステーション3:31万3900台
PSP:11万9900台
プレイステーション2:11万8300台

トップは先月に引き続きニンテンドーDS。61万→70万と約+9万台の伸びを見せています。Wiiは先月の3位から2位に返り咲き、39万→55万と約+16万台。
Xbox360は42万→33万と約-9万台で3位に。プレイステーション3は36万→31万と約-5万台となっています。PSPは13万→11万で約-2万台。プレイステーション2は10万→11万と約+1万台の売れ行きです。

任天堂ハードとプレイステーション2を除いてはいずれも先月からマイナス。Wiiが16万台も伸びている辺りが興味深いところです。

■ソフトウェア売上(NPDグループ調べ、Gamasutraまとめ)
1. God of War III (Sony Santa Monica/SCEA, PS3), 1.10 million
2. Pokemon SoulSilver (Game Freak/Nintendo, NDS), 1.02 million
3. Final Fantasy XIII (Square Enix, PS3), 828,200
4. Battlefield: Bad Company 2 (DICE/Electronic Arts, Xbox 360), 825,500
5. Pokemon HeartGold (Game Freak/Nintendo, NDS), 761,200
6. Final Fantasy XIII (Square Enix, Xbox 360), 493,900
7. New Super Mario Bros. Wii (Nintendo, Wii), 457,400
8. Battlefield: Bad Company 2 (DICE/Electronic Arts, PS3), 451,200
9. Wii Fit Plus w/ Balance Board (Nintendo, Wii), 429,600
10. MLB 10: The Show (Sony San Diego/SCEA, PS3), 349,200

『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』『ファイナルファンタジーXIII』『GOD OF WAR III』『バトルフィールド:バッドカンパニー2』と大作がしのぎを削った大荒れのソフト市場。10本中8本が初登場タイトルで、任天堂ゲームは3タイトル4本。初登場でない2本はいずれも任天堂ゲームになっています。

プレイステーション3・Xbox360のマルチタイトルではFPSがXbox360優位、RPGではプレイステーション3優位という面白い結果が出ています。激戦の中トップの座を手中にしたのは『GOD OF WAR III』で110万本。プレイステーション3独占かつ初登場でミリオン突破はビッグタイトルの風格でしょう。

『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』は併せて178万本。『ソウルシルバー』の方が25万本ほど多く売れているのが面白いところ。

『ファイナルファンタジーXIII』は両機種併せて132万本。プレイステーション3版が33万本多く、ユーザー層が見えてくるようです。

『バトルフィールド:バッドカンパニー2』は両機種で127万本。Xbox360版は順位こそ4位ですが、先月のトップが56万本ですからこちらも大した数字です。

『New スーパーマリオブラザーズWii』は55万→45万本。流石のマリオも新作ラッシュには分が悪いのかも知れません。

『Wii Fit Plus』はトップ10圏外から浮上して42万本。任天堂のじわ売れパワー恐るべしといったところでしょうか。Wiiが先月から16万台増えているのと符合しており、初めてのソフトという需要があったのでしょうか。

『MLB 10: The Show』は初登場34万本。先月であればトップ3を取れる堂々たる数字であり、3月の勢いがいかに凄いものかが分かります。

英国でWii本体が実質値下げ? 20ポンド程度

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/19/41668.html
英国の業界紙MCV UKが伝えるところによれば、英国でWii本体の価格が実質的に値下げされているようです。

Wiiの定価は179.99ポンドとなっていますが、英国の25の小売店の価格調査での平均価格は155.56ポンドとなっており、平均で24.43ポンド、割合にして13.6%の値引きがされていたそうです。一般的にゲーム機本体の掛け率は非常に高く、小売店独自での値下げ余地は殆どないと言われます。このことから任天堂が実質的に値引きを行っているのではないかと推測されています。

最安値はWHSmithの120ポンド。続いてShopTpの134.85ポンド、Sainsbury'sの134.99ポンドとなっています。。

ただし任天堂の広報担当は「私たちは昨年10月以降、Wiiの価格については新しい発表は行っていません。任天堂はゲーム機やゲームの希望小売価格は設定しておらず、小売店は自由に価格設定をすることができます」とコメントしたということです。

任天堂、Wiiを別の部屋で遊ぶ為に必要な周辺機器セット「Wii移動接続キット」オンラインで発売

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/20/41676.html
任天堂は、Wiiを別の部屋で遊ぶ際に便利な「Wii移動接続キット」を4月20日よりオンライン専売で販売開始しました。

「Wii移動接続キット」には、「Wii専用ACアダプタ」「Wii専用AVケーブル」「Wii専用センサーバー」が同梱されています。単品で買い揃えるより1585円(送料分含まず)お得となっています。
(単品価格内訳:AVケーブル 1000円、ACアダプター 3000円、センサーバー 1785円)

Wiiを自宅内で持ち運びする際にケーブルの抜き差しの煩わしさが無くなります。

「Wii移動接続キット」は、4月20日より発売で価格は4200円(税込)+送料450円です。

ニンテンドーDSi LL、米国で好調「鮮烈なデビュー」

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/20/41682.html
ニンテンドーDSi LLは米国で「鮮烈なデビュー」を飾ったそうです。

米国でニンテンドーDSi LLは3月28日に発売されたばかり。米国の調査会社NPDグループによれば、3月末までの3日間で14万1000台が売れたとのこと。
3月のニンテンドーDSファミリーの売上は70万800台ですから、約20%がニンテンドーDSi LLという計算になります。

Wedbush Morgan証券のアナリストであるMichael Pachter氏は、これを「鮮烈」なデビューであると表現しています。

発売5日前に「ニンテンドー3DS」が発表されてしまったにも関わらずこの売れ行きですから、まだまだニンテンドーDSファミリーは現役と言うことのようです。

「脳トレ系ゲームに効果なし」-英国で1万人規模の大実験

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/25/41768.html
英BBCは「脳トレ系ゲームでは脳の能力はアップしない」といいます。

BBCの科学番組「Bang Goes The Theory」とケンブリッジ大学のAdrian Owen博士は1万1000人以上を対象に「脳トレ」系ゲームに効果があるかどうかの実験を行いました。

被験者たちは「論理的思考力を鍛える脳トレ系ゲームをするグループ」「短期記憶を鍛える脳トレ系ゲームをするグループ」「脳トレ系ゲームはやらず、ネットサーフィンするグループ」に分けられました。

6週間後にテストを行ったところ、3つのグループの成績には目立った差が見られなかったとのことです。

Owen博士は、脳トレ系ゲームには脳の能力をアップさせる効果はないと結論しますが、イギリスのアルツハイマー病教会のClive Ballard氏は「年を取った人の脳の能力を脳トレで維持できるかどうかが次の問題となるだろう」とまだまだ脳トレ系ゲームに対する検証が必要であるとする見解を明らかにしました。

なお、任天堂のスポークスマンは「任天堂は、『脳を鍛える大人のDSトレーニング』が認識能力を改善することが科学的に立証されたという主張はいかなる形においても行っていません」とコメントしています。

『METROID : Other M』北米で発売延期を発表

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/26/41787.html
米国任天堂(Nintendo of America)は、Wii新作ソフト『METROID : Other M』の発売日を延期すると発表しました。

『METROID : Other M』は『メトロイド』シリーズの最新作。今回は『NINJA GAIDEN』などのアクションゲームを手がけたテクモのTeam NINJAが制作に携わっていることで話題を呼んでいます。

北米では6月27日、日本では2010年夏に発売予定でしたが、NOAのプレスリリースによれば、北米版の発売日が2010年8月31日に延期されることが明らかになりました。

プレスリリースでは『罪と罰 宇宙の後継者』の北米版の延期も明らかにされています。こちらは6月7日予定が6月27日となっています。

Wiiの期待作2本の発売が同時に遅れたことになり、北米ファンへの影響は少なからぬものがありそうです。

DSを糖尿病治療のお供に ― 製薬会社が血糖値測定のオンラインデモを公開

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/27/41794.html
ニンテンドーDSを糖尿病治療に役立てる・・・その仮想体験をしてみましょう。

製薬会社のバイエルは、ニンテンドーDSと組み合わせるグルコースメーター「DIDGET」のオンラインデモを公開しました。

糖尿病の治療には血糖値の管理が不可欠。しかし毎日血糖値を測定するというのは負担も大きく、つい滞りがちになる例も少なくないそうです。

「DIDGET」は血糖値の測定をゲームと組み合わせることで習慣づけを図っています。血糖値を測定することでポイントが貯まり、ゲーム内でアイテムや新要素が手にはいるのです。

また、貯めたポイントは糖尿病患者のオンラインコミュニティ「Bayer’s New Web Community」でも使用可能となっています。

今回公開されたオンラインデモは「子供向け」「両親・大人向け」「医療関係者向け」に別れており、それぞれの立場から「DIDGET」の使い方を学べます。

検査のために自分で採血する様子をインタラクティブに体験することも可能。検査キットを用意し、自分の指に針を刺し、採血し・・・といった手順を毎日繰り返すのは確かに少し手間かも知れません。

それだけに「DIDGET」で測定の手間が少しでも楽しいことになることを祈るばかり。付属ゲーム『Knock ‘Em Downs』はミニゲーム付きのアドベンチャーですが、更に幅広いゲームも期待したいところです。

【ゲームニュース一週間】「ニンテンドー3DS」10月発売説のリアリティ

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/27/41816.html
今週は「ニンテンドー3DS」10月発売説がホットな話題となりました。

海外ゲームサイトCVGは「ニンテンドー3DS」が今年10月に発売されるという説を発表しています。英国業界筋からもたらされた情報で、本当であるなら極めて重大な意義を持つタイミングとなります。

任天堂が「噂と憶測」とする10月発売説ですが、単なるゴシップとして片づけられないのはなぜでしょうか。

「ニンテンドー3DS」は裸眼で3D映像が見られる携帯ゲーム機。家電各社は3D映像の普及を目指していますが、その多くは立体視にメガネが必要。裸眼で3D映像を携帯できる「ニンテンドー3DS」が大きな注目を集めています。

任天堂がブルーオーシャン(競争の少ない市場)を狙う傾向にあるのは皆さんご存じの通り。ソニーとマイクロソフトがHD画質のゲーム機で激しい競争を続ける中、モーションコントロールを打ち出してブルーオーシャンへとこぎ出しました。

しかし、モーションコントロールはレッドオーシャン(競争の激しい市場)となりつつあります。それというのもソニーやマイクロソフトがPlayStation MoveやProject Natalで猛追をかけようとしているから。動きでゲームを制御するモーションコントロールはファミリー層向けの題材に持ってこいなのです。

既にWiiではフィットネスやダンスをテーマとしたゲームがファミリー層を相手に激しい競争を繰り広げていますが、これにプレイステーション3やXbox360が参入する訳ですから、いかに混沌とした市場になるかは想像するに難くありません。

ここで登場したのが裸眼による3D映像です。家電各社が要メガネの3D映像を推す中、裸眼の3D映像が出てくればどうでしょうか。そのアドバンテージは極めて大きなものとなります。

つまり、任天堂はモーションコントロールというレッドオーシャン(になりつつある)場所から裸眼3D映像というブルーオーシャンへと飛躍できるのです。

飛躍に最も効果的なタイミングはどこでしょうか?それは、モーションコントロールでの競争がスタートする瞬間。そう、2010年のクリスマスシーズンです。

「ニンテンドー3DS」10月発売説は、ここにリアリティがあります。モーションコントロールから裸眼3D映像へ、他社を一世代突き放すことができるのです。ただでさえ多額のお金が動くクリスマスシーズンに、モーションコントロールという既存のものではなく裸眼3D映像ゲームという新しいものが提供できたらどうでしょう。そのインパクトは絶大ではないでしょうか。

これは任天堂が家電メーカーでなくゲームメーカーだからこそできる戦略。ゲームメーカーである任天堂は3D対応のTVもメガネも売る必要がないのです。

裸眼3D映像で一歩先んじることはソフトウェアの囲い込みにも効果があります。モーションコントロールのゲームがこれまでWiiの独壇場だったように、裸眼3D映像ゲームは「ニンテンドー3DS」専用のものとなるでしょう。ソフトウェア各社はモーションコントロールゲームをWii、プレイステーション3、Xbox360でマルチ展開することを狙っていますが、裸眼3D映像ゲームはどこへ移植できる訳でもありません。なにしろ、ハードウェアがないのですから。

以上の理由により、「ニンテンドー3DS」の10月発売説は「噂と憶測」では片づけられないものがあります。現時点で「ニンテンドー3DS」は「2011年3月期」に発売される予定ですが、次世代ゲーム機戦争は思ったよりも早くスタートするかもしれません。

発売中止の任天堂野球ゲーム、実は既に完成していた

http://www.inside-games.jp/article/2010/04/27/41797.html
発売中止になった任天堂の野球ゲームは既に完成していたそうです。

『Nintendo Pennant Chase Baseball』は2005年に発売予定だったゲームキューブ用の野球ゲームで、メジャーリーグの選手たちが活躍するリアル系の内容。有名アナウンサーによる実況や選手のクリエイト機能なども予定されていました。

何度か発売延期が繰り返された末、Wiiに移行するという噂も流れましたが、現時点では幻のゲームとなってしまいました。

開発を担当していたExile Interactiveの元シニアエンジニアSteve Snake氏によれば、「ゲームは完成し、審査も通ったものの発売されることがなかった」とのこと。発売中止は制作の遅れなどによるものではない模様です。

http://www.youtube.com/watch?v=50pwzV9b1nA&feature=player_embedded

LinkedInに掲載された氏のプロフィールによると、制作には2004~2005年の一年間かかっていたとのことですが、努力の結晶が闇に消えていくのを見るのはどんな気分だったのでしょうか。

先日も『スターフォックス2』が完成していた・・・とする関係者の証言が話題となりましたが、他の未発売ゲームの真相も少しずつ明らかになっていくのかも知れませんね。