2010年の任天堂NEWS10

Last-modified: 2010-11-01 (月) 01:54:17

携帯ゲーム機でも家庭で遊ぶ――コンシューマーゲーム機に関する調査

http://japan.internet.com/research/20101001/1.html
かつてのボードゲームに代わって、いまや家庭での人気はコンシューマゲーム機によるゲームとなったようだ。

現在、ゲーム機には携帯型、据え置き型のゲーム機があるが、ニンテンドー DS(Nintendo DS)は、任天堂が世界各国で販売している携帯型ゲーム機。画面を2つ(Dual Screen)持ち、タッチスクリーン、マイクによる音声入力ができるものだ。

方や据え置き型では Wii が驚異的な人気を誇っている。こちらも任天堂のゲーム機で、据え置き型にも関わらず、リモコンによる直感操作が受け、約60週で世界累計販売台数2,000万台を達成した製品だ。

このレポートはインターネットコムと lgoo リサーチによる、「コンシューマーゲーム機に関する定期調査」の第6回である。この調査では、コンシューマーゲーム機(以下、ゲーム機)の所有率や利用状況などを調査していく。

調査対象は全国10代~60代以上のインターネットユーザー1,099人。男女比は男性52.6%、女性47.4%。年齢別は10代16.4%、20代18.7%、30代21.7%、40代15.8%、50代15.7%、60代以上11.7%。

今回もまず、各ゲーム機の所有状況を見てみた。

何らかのゲーム機(据え置き・携帯問わず)を所有しているという742人(全体の67.5%)に、所有しているゲーム機をすべて答えてもらったところ、「ニンテンドー DS(DS lite・DSi・LL 含む)」62.1%(461人)が最も多く、それに「PS2(プレイステーション2)」58.5%(434人)、「Wii」43.3%(321人)が続いた。

前回第5回では、全体の60.8%がゲーム機を所有し、所有ゲーム機は「ニンテンドー DS」62.4%、「PS2」57.2%、「Wii」44.2%だったことから、この順位はしばらく動きそうにないだろう。

次に、現在遊んでいるゲーム機をすべて答えてもらったところ、こちらもトップは「ニンテンドー DS」48.2%(358人)で、それに「Wii」30.9%(229人)が続く。3位が「PS2」27.8%(206人)だ。これも前回同様、任天堂の製品が1位、2位を占める結果となった。

さらに、携帯ゲーム機で遊んでいるというユーザー513人に対し、遊ぶ場所を聞いてみたところ、最多は「自宅」(482人)で、「電車などの移動中」(148人)、「(特に決まっていない)外出先」(141人)が続くが、それほど多くないことがわかった。

携帯ゲーム機であっても自宅で遊ぶ場合が多い、ということは、注目すべき点だろうか。

ニンテンドー3DSにSDカードが同梱される理由 ― 「SDカードから直接起動を意識した設計」10/1

http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/100929qa/index.html
http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2196
任天堂ホームページにて先日行われた「任天堂カンファレンス2010」での質疑応答が公開されました。

ニンテンドー3DSには2GBのSDメモリーカードが同梱されることが決定したのは先日お伝えした通り。容量が足りなくなったら別個用意することでメモリ不足が解消できる訳ですが、本体に保存領域がどれくらいあるのか気になります。この疑問に岩田社長が返答しています。

それによると、ニンテンドー3DS自体にストレージ(NANDメモリ)自体は搭載されるものの、主にシステム用に使われるとのこと。

岩田社長は「今回はSDカードを差し替えれば、まるで本体の記憶容量が増えたように、そこにソフトが記録できて、ちゃんとそこから直接起動できるといったことを意識した設計をしています」と回答。

現在のニンテンドーDSiは、SDメモリーカードにソフトをコピーして保存することが出来ますが、直接起動することは出来ませんでした。ニンテンドー3DSにSDメモリーカードが必然として同梱される理由はここにありました。

SDカードからコンテンツを取り扱う事でコピー問題などの発生が懸念されますが、「そこの完成度はしっかり上げて世に問いたい」と岩田社長。不正対策もばっちり対応するようです。

他にはバッテリーの持ち時間についても触れられています。「いつの間に通信」や「すれちがい通信」など、従来のニンテンドーDSより通信する頻度が多くなることから、そこはやはり今より頻度高めに充電する必要があるようです。

海外版『Wii Party』のプロモビデオはアメリカンな内容

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/02/44790.html
海外版『Wii Party』のプロモビデオとはどういったものなのでしょう?

動画投稿サイトYouTubeでは、北米版『Wii Party』のプロモビデオが公開されています。

パーティで出会った恋敵同士が『Wii Party』で平和的にカタをつける・・・という内容で、実にアメリカンな映像となっています。

http://www.youtube.com/watch?v=akD6vi9P1ok&feature=player_embedded#!

プロモビデオは対象となる国の文化を反映したものになりますが、日本版と見比べてみるのも面白いのではないでしょうか。

『Wii Party』は北米では10月3日発売予定。任天堂お得意のロングセラーとなれるのかどうかが注目されます

「ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールはすごいが値段が高すぎる」 ― 海外の業界人

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/02/44792.html
海外の業界人は、早くもニンテンドー3DSの値下げの必要性を語ります。

『DEMENTIUM』シリーズで知られるRenegade KidのJools Watsham氏は「カジュアルなプレイヤーには300ドル(約2万5000円)という価格は高すぎる」といいます。

「ニンテンドー3DSの機能のどれに興奮させられるか、一つだけ選べというのは難しいですね。私はバーチャルコンソールにとても興奮しています。机の上にはゲームボーイのお気に入りカートリッジが沢山積み上がっていますが、これを全部ニンテンドー3DSに入れることができればとても便利ですね。『BIOHAZARD REVELATIONS』の見た目はかなりすばらしく、プレイするのが本当に楽しみです。ただ、300ドルという価格はカジュアルプレイヤーにとっては高すぎます。私を含めて少数の人間は最新ガジェットのために渋々ながらこの額を出すでしょうが、ニンテンドーDSのように成功するのであれば200ドル(約1万7000円)を切る必要があります」

ニンテンドー3DSの2万5000円という価格に関しては様々な議論が起こっています。任天堂としてもニンテンドーDS同様にカジュアル層を巻き込んだブームを狙っているところでしょうから、発売後の動向が注目されます。

「10月11日にWiiに関する重大発表がある」 ― 海外の気になる噂

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/02/44794.html
「Wiiに関して何か重大発表があるらしい」と海外メディアは伝えています。

フランスのゲームメディアLiveWiiは、「10月11日に何かWiiに関する重大発表があるらしい」とする噂を報じています。

「すべての目がニンテンドー3DSに集まっているが、我々と直接連絡を取った情報ソースを信じるならWiiの思いもかけないサプライズを共有できるだろう。ディーラーは時々予期せぬ情報を暴露することに注意する必要がある。最近の例だとWii Motion Plus内蔵の「Wiiリモコンプラス」の発売や『リトルビッグプラネット2』の発売延期に関してだ。要するに、大手チェーンのマネージャーが近々任天堂からWiiに関する発表があるとかぎつけたのだ。我々の情報ソースはこの情報が“Wiiを一度買った人も買いたくなる”ものであると言っている」

ニンテンドー3DSの発表直後というタイミングにWiiに関して何らかの発表があるとは思えないのですが、LiveWiiの言葉を信じるなら「予期せぬ情報」とのことですので、果たしてどんな動きがあるのか、興味がある人は注目するのも面白いかも知れません。

【ゲームニュース一週間】ニンテンドー3DSの発表がもたらすもの

ついにニンテンドー3DSの発売日と価格が公開されました。

年内発売説もささやかれていたものの、2011年2月26日に 2万5000円(税込)での発売が正式に決定しました。

日本テレビとフジテレビが3D映像を毎日配信、ネットワークの存在を意識することなく様々な情報を届ける「いつの間に通信」を新たに実装、立体写真を撮影できる「ニンテンドー3DSカメラ」を搭載、対応ソフトを起動していなくても「すれ違い通信」が可能、過去のゲームボーイ対応ソフトをバーチャルコンソールで供給・・・など明るいニュースが多いものの、一方で来年という発売時期と2万円を越える価格が議論に。発表の直後に任天堂の株価が急落、2010年4~9月期の連結業績予想を700億円の黒字から20億円の赤字に下方修正するなど大きな影響がありました。

任天堂の岩田聡社長は、質疑応答において、年内発売しなかった理由を「年内に市場投入すると十分な数を用意するのは難しいであろうと判断したこと、それから、製品の完成度においても発売を今日発表させていただいた期日にさせていただければ、私たちが十分と思えるところに届くだろうと考えました」と語っています。

来年発売の理由が岩田社長のいうようなものなのか、他に何らかの理由があるのかは不明ですが、700億円の黒字転じて20億円の赤字とは穏やかではありません。

来年発売の理由が岩田社長のいうとおり供給面に関するものだとすると、年内発売で激レアとなったニンテンドー3DSの争奪戦に一喜一憂するのがいいか、クリスマス商戦という最大の山場を外した時期に発売されるのがいいか・・・という二択になります。

レアものとなれば転売などの動きが活発になります。オトナであればネットオークションを使った争奪戦にも参戦できますが、子供には夢のまた夢。指をくわえて新しいゲーム機をみているしかない心情は察するにあまりあるものがあります。

価格に関しては発表直後の質疑応答の段階で「据え置きのWiiより高い」と指摘されていますし、海外のゲーム系コミュニティでも盛んな議論が行われています。岩田社長は「プラットフォームとして健全なビジネスを持続可能にすること」とニンテンドー3DSの機能を理解した上での価値、「E3以降の手ごたえ、その他」を総合して2万5000円としたと語っていますが、この不況の中、カジュアル層がそれだけの額を払うのかどうかは現時点ではあくまで不明。

ただ、今後の露出で割高感が解消されていく可能性はないわけではありません。裸眼立体視というわかりやすさに加え、サードパーティとの足並みをそろえていくことが強調されているため、ソフトの力も期待できるかも知れません。

「ニンテンドー3DSが買いか否か」という質問には現時点では答えは出せません。「株価急落や連結業績予想の下方修正を受けてなお年度発売できなかったことを考慮し、値段に関してはソフトとの連携込みで納得度を見ていくしかない」というごくありきたりな結論になります。

発売が来年の2月になったことで、10月21日発売のPlayStation Moveと11月20日発売のKinectが足場を固める時間を得られた・・・という見方もあります。この猶予でモーションコントロールと裸眼立体視が棲み分けられるのなら、今後のゲーム界にも有益なのかも知れません。

ニンテンドー3DSがハイスペックになったわけ10/4

http://www.kotaku.jp/2010/10/3ds_why_powerful.html
http://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/100929qa/index.html
知れば知るほど欲しくなるんですけど。

先週の任天堂カンファレンスでは、値段を含めてニンテンドー3DSの詳細が発表されました。その後の質疑応答で「どうしてニンテンドー3DSはその他DSシリーズと比較してこうもハイスペックになったのか」という理由を岩田社長が語りました。
 
スペックですけれども、今回はいろいろな開発者の方にとって、「スペックが理由で、(任天堂のゲーム機では)自分たちのソフトが作れない」と思われることがないようにしたいというのが一番の理由です。

なるほど。

『スーパーストリートファイター4』の3DS移植に関して小野プロデューサーが「ゲームプレイに関して、私たちはPS3とXbox 360バージョンから完璧に移植させることが可能であり、何も減らしません。」と発言していたのもうなずけます。

このケースのように、据え置き機のソフトが3DSで発売されることになるかもしれませんね。

はてな、ニンテンドーDSiでも利用可能な小中学生向けSNS「はてなランド」10月5日よりサービス開始

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/05/44850.html
はてな、ニンテンドーDSiでも利用可能な小中学生向けSNS「はてなランド」開始

 はてなは5日、小中学生向けSNS「はてなランド」(l.hatena.ne.jp)のリリースを発表した。

 「はてなランド」は、自分の分身であるキャラクター「ハッピィ」を作成し、サービス内の「ともだち」とおしゃべりを楽しむことができるサービス。「ひろば」に移動して自分の興味のあるテーマごとにおしゃべりしたり、ハッピィ用のアイテムを入手して、自分だけのキャラクターを作り上げたりすることもできる。

 当初は招待制のサービスとして、PCのブラウザや、ニンテンドーDSiブラウザー向けに提供する。ともだちを招待することで、はてなで利用可能なはてなスター(カラースター)がプレゼントされる。利用にははてなIDが必要。またニンテンドーDSi向けサービス「うごメモシアター」を利用しているユーザも利用可能。

元・任天堂のキャミー・ダナウェイ氏、キッザニアへ

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/06/44870.html
元・任天堂のスタッフは次にキッザニアに関わるそうです。

任天堂オブアメリカ(NOA)のマーケティング担当副社長であり、WiiやニンテンドーDSのヒットにも尽力したCammie Dunaway氏がNOAを退職したのは先日お伝えしたとおり。

Dunaway氏の新天地はキッザニアであることが明かされました。キッザニアは子供が消防士、医師、キャビンアテンダントなど90種以上の職業を体験できるテーマパーク。働くとキッザニア内の通貨「キッゾ」がもらえ、銀行口座も開けるなど本格的です。

氏は米国カリフォルニア州のサンノゼにオフィスを構え、新たなキッザニアを作ったり、これをテーマとしたオンラインエンターテイメントの開発を監督していくそうです。

Dunaway氏によれば、米国で最初のキッザニアは2013年にオープンする予定とのこと。元・任天堂スタッフが手がける子供の国はどんな風になるのか、見てみたい人も多いのではないでしょうか。

2万5000円「ニンテンドー3DS」の想定ユーザー ゲームジャーナリスト 新 清士 10/6

http://www.nikkei.com/tech/personal/article/g=96958A9C93819499E2E7E2E29E8DE2E7E3E2E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
任天堂が9月29日に千葉市の幕張メッセで開催した「任天堂カンファレンス2010」。新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」のお披露目とあって大いに注目されたが、岩田聡社長による発表は意外だった。発売日は大方が予想した年内でなく2011年2月26日と遅く、希望小売価格も2万5000円と高額だったためだ。

 ニンテンドー3DSの2万5000円という価格は過去の任天堂の携帯ゲーム機にはない高さだ。現状では、現行機「DSi」(同1万5000円)や「DSi LL」(同1万8000円)はもちろん、据え置き型ゲーム機「Wii」(同2万円)をも超える。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション3」(同2万9980円)と比べても5000円しか違わず、発売当初の価格設定は据え置き機並みといえる。

 ただ、アップルの携帯型音楽プレーヤー「iPod Touch」(32GBモデル)が2万7800円であることを考えると、一概に高すぎると決め付けるのも難しい。ゲーム機としては高額だが、3DSはハードウエア単体で利用できる機能がDSiなどより増えている。そのコストが素直に価格に反映されたという印象なのだ。

発売日と価格の発表スライド
 では、任天堂はなぜ手ごろな価格まで機能を削りこまなかったのか。その意図は、想定ユーザーを考えると見えてくるかもしれない。

 発表会で目についたのは、3DSの機能を紹介するイメージビデオだ。数分間のビデオに登場する主なユーザーは20代の女性で、他のシーンでも20~30代の成人が多いように感じられた。ゲームを遊ぶシーンでは高校生や大学生らしき男性が出てくるが、少なくとも任天堂製品のメーンユーザーである子どもは見られなかった。

 つまり任天堂は、3DSの当初の中心顧客を成人層と想定しているのではないか。

 任天堂は3DSに「持ち歩く、響き合う、毎日が新しい。」というキャッチコピーを付けている。このうち特に「持ち歩く」というコンセプトは、当然のことながら生活習慣として3DSを持ち歩くユーザーが増えないと成功しない。

 小中学生層は意外にゲームを持ち歩かないものだ。そもそも学校に3DSを持っていくことはできないし、休日に持ち歩いても移動距離は小さい。そう考えると、実際に持ち歩いて3DSの新機能を使う可能性が高いのは、大学生や若い社会人ということになる。この層であれば、2万5000円という価格も妥当という計算になる。

新機能で持ち歩く動機付け

 3DSは、大人が毎日手元において持ち歩くという狙いを実現するために、いくつかの機能やサービスを盛り込んだ。その1つが、他のユーザーと情報を交換し合う「すれちがい通信」だ。

 すれちがい通信は、街中や電車のなかでDSをスリープモードにして持ち歩くと、他のユーザーの本体を探して自動的に通信するという機能。09年発売の「ドラゴンクエストIX」(スクウェア・エニックス)が自動生成した地図を交換し合うすれちがい通信機能を採用し、人気を集めたことで注目されるようになった。

 ただ、従来は同一タイトル同士でしかデータ交換ができず、大ヒットしたタイトルでないと通信が起きなかった。そこで3DSは、複数のソフトのデータを本体で管理し、異なるソフトがセットされた状態でもすれちがい通信が発生するようにした。

 3DSはWiiと同じく、顔のパーツなどを組み合わせて自分のアバター「Mii」を作成する機能が標準搭載されており、このデータもすれちがい通信時に交換される。「すれちがいMii広場」というソフトを使うと、誰とどういうところですれ違ったのか、その人がどんなゲームで遊んでいたのかといった情報を見ることができる。

立体写真で記念撮影

 すれちがい通信が他のユーザーのデータを記録するのに対し、持ち歩いて自分のデータを記録に残す機能もある。「思い出きろく帳」やカメラ機能などだ。

 思い出きろく帳は、3DSを持ち歩いた「歩数」を万歩計のように記録してグラフで表示したり、ゲームのプレー時間を記録したりできる。また内蔵カメラは、画素数は30万画素と少ないものの、3D写真を簡単に撮影することができる。裸眼で3D(3次元)表示が可能という3DSの特徴を生かしたもので、日々持ち歩いて目にした光景を立体写真というまだ一般的ではない形式で写真を残したいと思う人は数多く出てくるだろう。

 撮影した写真のデータを元にMiiを自動生成する「Miiスタジオ」や、二人の人物の顔を簡単に合成できる「顔写真合成機能」といったものも搭載されている。また、「いつの間に通信」という機能では、設定された公衆無線LANのアクセスポイントをスリープモード状態で探して、コンテンツなどを自動でダウンロードする。

 任天堂は、こうした他のユーザーとの交流機能や自分の生活データを記録に残す「ライフログ」の機能を組み合わせることで、持ち歩く動機を植えつけようとしている。

任天堂型のソーシャル機能とは

 ただ問題は、すでに多くのユーザーが、持ち歩く機器として携帯電話を所有していることにある。3DSを2台めとして持ち歩くように習慣づけるには、従来の携帯電話や最近人気のスマートフォンとも異なる独自性を出す必要がある。

 携帯電話向けのサービスでは現在、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やSNS上で他のユーザーと交流するソーシャルゲームが大流行している。任天堂は今回、SNSのようなサービスに進出する素振りをまったく見せなかったが、これは携帯電話と重複した機能を持たせても競争力にはならないと見ているからだろう。

 携帯電話のSNSの特徴は、ユーザーが日本全国どこにいても携帯の通信ネットワークにつながっていれば交流できるところにある。一方、3DSのすれちがい通信による交流は、実際に電車に乗ったり街を歩いたりすることで生じ、より「リアル」に近い。

 SNSのソーシャルゲームは、ゲームそのものだけでなくゲームを介したユーザー間のやり取りに面白さがあることを一般に認知させた。ただ任天堂は、現在のソーシャルゲームのスタイルがソーシャル機能のすべてとはみていないはずだ。3DSは、任天堂が提案する新しいソーシャルメディアのプラットフォームであり、今後もこの機能を強化していくものとみられる。

 しかし、多くのユーザーを巻き込むためには、3DSを一定台数まで早期に普及させ、ソーシャル機能に連動するゲームも増やしていく必要がある。その点、今年の年末商戦を外してしまった影響は大きく、本体価格を高くした分だけ同時に購入するソフトの本数が減るという可能性もある。こうしたハンディを乗り越えられるかどうか、任天堂の試練は3DS発売後も続くだろう。

英HMV幹部「ニンテンドー3DSは本当に新しい携帯ゲーム機。とてもエキサイトしている」

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/06/44889.html
ニンテンドー3DSにはMHVの幹部も興奮を隠せないようです。

英国HMVのCEOであるSimon Fox氏はニンテンドー3DSを高く評価しています。
「ニンテンドー3DSは、我々が初めて見た本当に新しい携帯ゲーム機だと思います。そして戦いの舞台が携帯ゲーム機に戻ってきていることが非常に重要だと考えます。市場はiPhoneとデジタル(配布)の方向に向かっていますが、ソフトウェアを伴う本当に新しい携帯ゲーム機にとてもエキサイトしています。私は消費者がニンテンドー3DSに大きな関心を持っていると思います。任天堂はいつも新製品を発売する時にすばらしい仕事をするので、今回も期待しています」

但し、2万5000円という価格に関しては手放しで賞賛するわけにはいかないようで、「この厳しい経済状況では、ゲーム機の価格に関しては非常にデリケートなものがあります」と前置きした上で、昨年もいくつかのゲーム機に値下げ効果があった、と将来的にでも価格を下げていく必要性を訴えています。

発表以来価格が焦点となることの多いニンテンドー3DSですが、これだけの反響があるということは注目度が高いということでもあるわけで、来年の発売まではまだまだ議論が続きそうです。

『New スーパーマリオブラザーズ Wii』400万本突破

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/07/44901.html
任天堂より、2009年12月3日に発売されたWiiソフト『New スーパーマリオブラザーズWii』が400万本を突破しました。

メディアクリエイトによると、発売から44週目での達成となり、累計販売本数は400万1347本。マリオの根強い人気が伺えます。

『New スーパーマリオブラザーズWii』は、シリーズ初の4人同時に遊べるマルチプレイを搭載したアクションゲーム。1人プレイはもちろん、2人、3人、4人と参加する人次第でゲームの楽しさや流れが変わります。

また、2010年春には任天堂としては珍しい全国規模のゲーム大会「コインバトル大会」も展開され、大会には大人から子供まで幅広い層のファンが参加して大いに盛り上がりました。

「スーパーマリオ」は2010年9月13日で生誕25周年を迎え、Wiiでは『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』の発売が10月21日に控えています。

『New スーパーマリオブラザーズWii』は、好評発売中で価格は5800円(税込)です。

『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』とオリジナルデザインのニンテンドーDSiがセットで11月20日発売

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/07/44919.html
株式会社ポケモンは、好評発売中のニンテンドーDSソフト『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』とオリジナルニンテンドーDSi本体を同梱したパックを11月20日に発売すると発表しました。

本体は「ニンテンドーDSi レシラム・ゼクロムエディション<ブラック>」と、「ニンテンドーDSi レシラム・ゼクロムエディション<ホワイト>」の2色用意。それぞれにソフトが同梱されます。

なお、今回はポケモンセンター専売ではなく、全国のゲームショップなどでも販売されます。

「『ポケットモンスター ブラック』オリジナルDSiパック」と「ポケットモンスター ホワイト』オリジナルDSiパック」は、11月20日に発売予定で価格は各1万9800円(税込)です。

(C)2010 Pokemon.
(C)1995-2010 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

『Wii Sports Resort』、Wiiリモコンプラスを同梱した新パッケージが登場

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/07/44914.html
任天堂は、好評発売中のWiiソフト『Wii Sports Resort』と、WiiリモコンにWiiモーションプラスの機能が内蔵された「Wiiリモコンプラス」を同梱した『Wii Sports Resort Wiiリモコンプラス パック』を11月11日に発売することを発表しました。

『Wii Sports Resort』には、Wiiモーションプラスが同梱されており、手元にあるWiiリモコンと装着することで、よりモーションコントロールを活かしたゲームを楽しむことが出来ました。

しかし、取り外しに手間が掛かったり、Wiiリモコンを横持ちにした際に横長になってしまうなどのデメリットも存在しました。これを解消したのが「Wiiリモコンプラス」です。

同梱されるカラーはアオ。『Wii Sports Resort』にピッタリなカラーとなっています。

『Wii Sports Resort Wiiリモコンプラス パック』は、11月11日に発売予定で価格は5800円(税込)です。

真っ赤なWiiがスーパーマリオ25周年を記念して発売決定

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/07/44913.html
任天堂は、マリオと同じ赤をイメージしたWii(スーパーマリオ25周年仕様)を11月11日に発売することを発表しました。

このWiiは、まず本体カラーがマリオと同じ赤となっており、同梱されるWiiリモコンはWiiモーションプラスの機能が備わった新しいリモコン「Wiiリモコンプラス」が同梱されます。もちろん、ヌンチャクも同じカラーで統一されます。

さらに、ファミコンソフト『スーパーマリオブラザーズ』の一部デザインをアレンジした『スーパーマリオブラザーズ 25周年バージョン』が内蔵。ゲーム内容は基本的に通常のと同じですが、ハテナブロックが「25」になっているようです。

また、Wiiリモコンプラスとヌンチャクも単品発売されます。価格は通常の価格と同じです。

「Wii(スーパーマリオ25周年仕様)」は、11月11日に発売予定で価格は2万円(税込)です。

マジコンメーカー「ニンテンドー3DSでもうちのマジコンは動く」

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/10/44965.html
マジコンメーカーは「うちの製品はニンテンドー3DSでも問題なく動く」と言っているそうです。

海外メディアが伝えるところによりますと、あるマジコンメーカーは自社のマジコンがニンテンドー3DSでも動作すると語っているそうです。

マジコンとはゲーム機で自作プログラムを動かせるようにするハードウェア。ニンテンドーDSの場合、インターネット上から市販ゲームを違法ダウンロードできてしまうことから被害が拡大。一説によれば被害額は数兆円規模に達するといわれています。

ニンテンドー3DSではマジコン対策を強化。任天堂の岩田聡社長によれば、ソフトに最新のアップデートを組み込むほか、「いつの間に通信」で本体を自動アップデートすることも検討しているそうです。

マジコン対策はまさにいたちごっこ。先日もニンテンドーDSiのファームウェアがVer.1.4.1にアップデートされ、5機種の動作が封じられています。

今回は実機が存在していない状態での“勝利宣言”ですが、もしこれが本当だったとしても任天堂側も追って対策するはずで、マジコン業者VSゲームメーカーの戦いはまだまだ続いていくということのようです。

750本のファミコンゲームを24時間で遊ぶチャリティ ― 海外で10月16日実施

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/10/44968.html
750本ものファミコンゲームを遊びまくるチャリティはもうすぐスタートです。

海外ではNES(海外版ファミコン)25周年を記念し、チャリティを目的とした「NINTENDO MARATHON」がスタートします。

10月16日からNESソフトを遊んでいる姿を中継するというイベントで、24時間で750本以上もの作品がプレイされる予定となっています。なお、収益は難病の子供たちを助ける慈善団体「Child's Play」に寄付されます。

パーソナリティはNESソフトを遊ぶ動画で知られるPat the NES Punk氏。
現地時間午後3時からRetrowareTV.comなどのサイトでストリーミング中継される予定です。

自分たちも楽しんでしまうチャリティが海外流ということなのでしょうか。この明るさは日本も見習いたいですね。

Wii Vitality Sensorのゲームは呼吸とリラックスをフィーチャー・・・任天堂が特許を出願2010年10月11日(月)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2232
http://www.siliconera.com/2010/10/07/nintendo-patent-shows-wii-vitality-sensor-game-example/
「Wii Vitality Sensor」を使ったゲームの片鱗が見えた・・・のかも知れません。任天堂は「Wii Vitality Sensor」に関する特許を出願しています。

「Wii Vitality Sensor」とは指に付けるセンサー。脈拍や血液に含まれる酸素量からリラックスの度合いなどを測れるとされており、特許の書類には、指に光を当てて血液の酸素量を測る仕掛けが解説されています。

こうしたデータをいかにゲームに活かすかが注目されてきましたが、今回提出された特許では呼吸をフィーチャーしたゲームの例が書かれています。

これは「空飛ぶ主人公をコントロールして通路をうまく通り抜ける」というゲーム。

主人公の帽子(頭部?)は呼吸に連動して上下。息を吐き出すと下へと下がるため、帽子が通路の天井にぶつからないように呼吸していきます。通路の天井のパターンはリラックスした呼吸のそれになっているため、ゲームを進めていくことで自然にリラックスした呼吸になる仕掛け。直接呼吸を計る訳ではありませんが、血液の酸素量を見ることで呼吸のリズムが分かるという訳です。

今回提出されたのは一例に過ぎないのでしょうが、「Wii Vitality Sensor」の秘密の一端が明かされたといってもいいのではないでしょうか。

マリオがNY知事選挙に引っ張り出される?2010年10月11日(月)

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2230
http://gamepolitics.com/2010/10/04/mario-referenced-ny-governor-race

マリオが選挙運動に駆り出されるという珍事件が発生しました。

米ニューヨーク州の州知事選挙では、マリオが選挙運動に引っ張り出されてしまいました。共和党のカール・パラディーノ氏のポスターがそれで、ライバルであるアンドリュー・クオモ氏にマリオの扮装をさせ「アンドリューはアルバニー(ニューヨーク州の州都)を30年間おもちゃにしている」と非難しています。

帽子のマークこそ少し変わっているものの、身体の方は2006年に発売された『New スーパーマリオブラザーズ』の公式CGイラストにそっくり。ポスターにも任天堂の著作権表記はありません。

パラディーノ氏のスポークスマンは「アンドリュー・クオモが我々との討論に応じるまで、彼を叩き続けることでしょう」とコメントしているとのこと。

政策に関する論争は大いに行われるべきですが、ライバルを攻撃するためにゲームのキャラクターを引っ張り出すというやり方は日本人にはなじみが薄く、ただただ驚くばかりです。

「マジコン」販売に刑事罰 文化庁、来年にも著作権法改正案 全世界で推計被害4兆円 2010.10.11

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101011/crm1010110041002-n1.htm
 海賊版のゲームソフトをインターネットでダウンロードして遊べるようにする機器(回避機器)について、文化庁は製造・販売やサービスの提供などを規制するため、刑事罰の導入を盛り込んだ著作権法の改正案を今年度中にまとめる方針を固めた。早ければ来年の通常国会に提出する見通し。アジアや欧米各国では、携帯ゲーム機向けの「マジコン」と呼ばれる機器が多数出回り、国内でも被害が深刻化しており、歯止めをかけるのが狙いだ。

 マジコンをめぐっては、不正競争防止法で機器の頒布などに対する損害賠償請求権が認められており、東京地裁では昨年、販売などの禁止を命じる判決も出されたが、同法に罰則規定がないため現行の民事措置だけでは抑止効果が低く、氾濫(はんらん)させる一因になっているとの指摘もある。

 一方、日本が強みを持つコンテンツ産業の成長を阻害する懸念も広がっており、文化庁は知的財産権の侵害だけでなく、産業振興の観点からも刑事罰の早期導入を図りたい考えだ。

 ゲーム機本体には、違法にダウンロードした海賊版ソフトを正常に起動させないアクセスコントロール機能がついているが、マジコンを使えば、誰でも簡単に制御機能を無効にすることができる。

 海賊版ソフトは、ファイル共有ソフトなどを通じて多数流通。マジコンを使った被害額は、全世界で4兆円近くにのぼるという推計データもある。

 日本では著作権法上、ソフトを流通させた者のほか、今年1月の改正法で個人が著作権者の承諾を得ずにダウンロードした場合でも違法となったが、マジコンそのものの売買については同法で摘発できない。

 さらに、マジコンユーザーがゲームのダウンロード目的ではなく、音楽や映像の再生など別の用途での利用を主張するケースや、販売時点では回避機能をつけず、購入後にネットで回避プログラムをダウンロードさせるケースもあるなど、手口が巧妙化している。

 このため文化庁は、主に海外で製造されているマジコンの輸入規制を視野に入れ、関税法を所管する財務省や、不正競争防止法を所管する経済産業省とも連携。罰則については、懲役刑の導入も検討している。

 ■マジコン 人気携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の海賊版ソフトを使えるようにする回避機器で、語源は「マジックコンピューター」。DSには海賊版ソフトが起動しない技術が組み込まれているが、ソフトのデータをSDカードなどの記憶媒体に取り込み、マジコンに挿入してDS本体つなげば使用可能になる。1個5千円程度で市販されており、ネット販売などで簡単に手に入る。

【ゲームニュース一週間】海外ゲーム界と「無償奉仕欲求」

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/11/44974.html
今週はゲームに関わる人々の社会参加にまつわるニュースがありました。

『シムシティ』や『ザ・シムズ』を手がけたゲームクリエイターのウィル・ライト氏は、開発資料をゲーム博物館International Center for the History of Electronic Games(ICHEG)に寄付すると発表しました。『ザ・シムズ』『シムシティ2000』『シムコプター』の開発時に着想などを記したノート類や、これらのタイトルをゲームメーカーにプレゼンテーションした際の資料などが提供されます。

10月16日からは750本ものファミコンゲームを遊ぶチャリティイベント「NINTENDO MARATHON」がスタート。収益は難病の子供たちを助ける慈善団体「Child's Play」に寄付されます。

海外ではゲームに関わるクリエイターやプレイヤーの社会参加が多いようです。ライト氏の開発資料は後進の参考になるでしょうし、チャリティイベントの寄付は難病の子供たちのために役立てられます。こうした行為は海外のクリエイターやプレイヤーの精神的成熟度の高さを表しているのかも知れません。

『パックマン』の父である岩谷徹氏は、自著「パックマンのゲーム学入門」の中で「無償奉仕欲求」という概念に関して述べています。人間には「生理的欲求」「安全欲求」「親和欲求」「自我欲求」「自己実現欲求」という5つの欲求がピラミッドのように積み重なっているという説(「マズローの欲求5段階説」)があります。

この説では、最も原始的で下位の「生理的欲求」(生命維持に必要な欲求)が満たされることで、「安全欲求」(生きるために安全を求める)→「親和欲求」(集団に属する)→「自我欲求」(価値ある存在と認められる)→「自己実現欲求」(自分の能力で創造的な活動を行う)・・・と上位へ、上位へと欲求が移行していきます。

岩谷氏は「自己実現欲求」をかなえた先に「無償奉仕欲求」という欲求があるといいます。「無償奉仕欲求」とは「私利私欲ではなく社会のためになにかをせねばというボランティア精神に近い欲求」。自らの欲を無にするという東洋的な思惟を含んでおり、氏はこれをゲームに活かすことで更なる可能性が生まれるのではないかと語っています。

「無償奉仕欲求」説からすると、ライト氏と「NINTENDO MARATHON」のスタッフは、ゲームを作り・遊んで「自己実現欲求」を満たすだけでなく、社会に役立つことで「無償奉仕欲求」を実現しているといえそうです。

自分が社会の一員であることを意識しつつクリエイション活動と遊びに勤しむというのはオトナの姿勢であり、精神的な成熟度の高さを示しているといっても過言ではないでしょう。

彼らは岩谷氏がいう「「無償奉仕欲求」のゲームへの導入」を既になしえているのかも知れません。ゲームとは様々な仕組みをインタラクティブに動かしていくもの。広い意味では社会に対して働きかけることもゲームの一環です(「マネーゲーム」という言葉もあります)。ライト氏と「NINTENDO MARATHON」のスタッフは、「無償奉仕欲求」を「社会」というゲームに組み込んでいるともいえるのです。

「無償奉仕欲求」はゲームの社会的地位を向上させることで、ゲーム人口の拡大に間接的に役立つのではないでしょうか。社会的に認められていない娯楽よりは、認められた娯楽の方が気軽に始められるのは間違いありません。誤解を受けることも多いゲームですが、「無償奉仕欲求」がゲームに活かされたその先には、明るい未来が待っているのかも知れません。

mixiモバイルに『ポケモンピースコレクション』登場、10月15日よりサービス開始

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/15/45065.html
株式会社ポケモンは、ソーシャルサイト「mixi」の携帯サイトで遊べるmixiアプリに『ポケモンピースコレクション feat.ポケモンドリームワールド』を10月15日より展開します。

『ポケモンピースコレクション feat.ポケモンドリームワールド』は、1日1回ログインしてポケモンのピースを集めるというもの。ピースはログイン以外にもマイミクと交換することでも収集可能。また、行動によって照合も表示されます。

なお、このアプリはモバイル版のみとなっており、パソコンからは遊ぶことが出来ませんのでご注意ください。

mixiアプリのエンターテイメントカデゴリからどうぞ。

『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』は、好評発売中で価格は4800円(税込)です。

(C)2010 Pokemon.
(C)1995-2010 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

『スーパーマリオブラザーズ』サウンド開発秘話 ― 近藤氏「制約の中で新しい何かを生み出すのは楽しい」

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/16/45093.html
『スーパーマリオブラザーズ』のサウンドはどんな風に作られたのでしょうか?

任天堂の近藤浩治氏といえば『スーパーマリオブラザーズ』などマリオサウンドの生みの親。近藤氏は海外メディアEDGEに対し、初代『スーパーマリオブラザーズ』の開発にまつわるエピソードを語っています。

近藤氏は1984年に大学を卒業した後に任天堂へ入社。『VSゴルフ』や『パンチアウト』といった作品の後、『スーパーマリオブラザーズ』に関わることとなります。

近藤氏は初めて『スーパーマリオブラザーズ』を見たときの衝撃を「マリオはその頃、他のどのプレイヤーキャラクターよりも大きく見えましたし、背景はさんさんと日光が降り注ぐ草原のようでした。私はゲームがこれまでのものよりも楽しくなりそうだという印象を受けました」と述懐しています。

ファミコンの音源は生演奏と比べると制約のあるものでしたが、氏はこれを逆にチャンスであると捉えていたそうです。

「演奏パートの数や音のトーン、レジスタの数などの制約がありましたが、その中で何が表現できるか探し出すのは楽しかったです。制約の中でどれだけのことを成し遂げるか挑戦し、あるいは別の方法を探す。制約を利用して新しい何かを生み出す方法を知ることができたんです」

『スーパーマリオブラザーズ』の制作時には、もちろん宮本茂氏との交流もあったそうです。

「宮本はブルーグラス(アイルランドの伝承音楽をベースとした音楽ジャンル)が好きで、バンジョーとギターをとてもうまく演奏するんです。開発中は私が好きなブルーグラスのレコードをとても沢山貸しました。“ブルーグラスのような曲を作って欲しい”という要請ではなかったと信じていますが、『スーパーマリオブラザーズ』の曲のいくつかは影響を受けていますね」

「私の考えはたった一つのフレーズです。“常によりゲームを楽しくする曲を作る”というね」

ファミコンの制約を楽しんでしまうというのはさすが任天堂のクリエイター。曲単体でのできばえばかりではなく、ゲームとして遊んだときも意識しているバランスの良さがマリオサウンドの人気の秘密なのかも知れませんね。

Wiiの後継機にCellが?・・・海外の噂

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/16/45079.html
Wiiの後継機にCellプロセッサが使われるのではないか・・・という気になる噂です。

海外メディアMCVは、IBM関係者の談話としてWiiの後継機にCellプロセッサが使われる可能性について報じています。

「Wii2にCellが?」と題されたこの記事ではIBMのシステム&テクノロジーグループのCEOであるJai Menon氏が登場。「我々はゲーム機ビジネスに留まりたい。そのために必要なことを行う」とコメントしています。

氏は、Cellプロセッサが同社のロードマップの中に組み込まれていると前置きした上で「我々はすべての次世代ゲーム機に我々の力を提供するため仕事をしている」と、今後のCellプロセッサの方向性を示しています。

ゲーム機ビジネスは一大産業ですから、ここに留まりたいと考えるのはメーカーとして至極当然な欲求です。Cellプロセッサに関しては昨年末に生産停止の噂が流れるなどしていますが、IBM側は意欲満々である模様。Wiiの後継機に関してはまだまだ詳細は不明ですが、これに一枚かめるか否かで大きく収益が変わることは間違いないでしょう。

英国任天堂、スーパーマリオ25周年WiiとDSi LLを発売 ― 『New スーパーマリオ』などをバンドル

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/16/45076.html
NOE(Nintendo of Europe)は、欧州向けにスーパーマリオ25周年仕様のニンテンドーDSi LLとWiiを発売すると発表しました。

本体のデザインは国内でも発売を予定されているものと同じですが、欧州版にはゲームソフトが同梱されています。

ニンテンドーDSi LLには『Newスーパーマリオブラザーズ』、Wiiには『New スーパーマリオブラザーズWii』とオリジナル版『ドンキーコング』が本体に内蔵されているそうです。これは“マリオの初めての出演に対する敬意”という判断とのこと。

逆に『スーパーマリオブラザーズ 25周年バージョン』は欧州版Wiiには内蔵されていないそうです。

なお、英国での発売日は「ニンテンドーDSi LL(スーパーマリオ25周年仕様)」が10月22日、「Wii(スーパーマリオ25周年仕様)」が10月29日。Wiiは国内より早い発売となっています。

海外のファミコンファンが嘆く移植問題

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/17/45099.html
海を渡ったファミコンゲームにはどんな変更が加えられたのでしょうか?

海外メディアToastyfrogは「ローカライズの際にNES(海外版ファミコン)に加えられた変更」という記事を発表しています。

ゲームが海外へ移植される際には現地の状況に合わせて変更が行われるのですが、これを海外の視点から見た興味深い内容となっています。

■キャラクターの変更
「任天堂とパブリッシャー(販売会社)は、自分たちのゲームが米国のユーザーには日本的でありすぎることに気づく。問題のゲームは単純に新しい顔を与えられて海外ではよりおいしいタイトルとなる。これはキャラクターのライセンスを消すのだからシンプルだ。元々『Chubby Cherub』は「オバケのQ太郎」というアニメが原作だったし、『Dragon Power』は「ドラゴンボール」のゲームだった。レアなケースとしてライセンスを変えたり新たに付け加えたりして販売されるものもある。残念ながら、これらの努力はジャレコの『Whomp ’Em』(『西遊記ワールドII 天上界の魔神』)と同じくらいに無様なものであることが分かっている。西遊記の孫悟空をネイティブアメリカンに変えたが、そのほかの部分は古代中国のままなのだ」

■国民性にあわせたリリース
「ゲームが米国でのリリースに不適なら、パブリッシャーは単純にそれをスキップする。沢山のパチンコ、麻雀、将棋ゲームは、米国のプレイヤーが完璧に興味がないため決して米国に届くことがなかった。また、RPGは限られたメモリの中に翻訳したテキストを再度入れ込む苦労のため、パブリッシャーから避けられる傾向にあった。そして日本と米国の間には、単なるリリースの遅れとはいえないゲームがあった。『スーパーマリオブラザーズ2』がリリースされた時、日本ではもっとすばらしい『スーパーマリオブラザーズ3』が出ていたのだ。『スーパーマリオブラザーズ2』は初期のNESタイトルのように見えたので、任天堂はこれをスキップしたのだろう。シゲサト・イトイ(糸井重里氏)の『MOTHER』はこのカテゴリの典型で、非常に日本的なテキスト量の多いRPGだった。任天堂は『Earthbound』のタイトルでこれを完全にローカライズしたにもかかわらず、発売を取りやめたのだ」

■西洋化されたボックスアート
「パブリッシャーはゲームを米国で売るために新しい包装が必要だと考える。大きな目とふわふわの髪の毛というアニメ・スタイルを捨て、アメリカンな筋肉にエアブラシの処理を入れる。時折我々はアニメ・スタイルのボックスアートを失うが、『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』のように米国版が日本版を越えることがある」

■最新技術のオミット
「多くの日本のゲームは、パフォーマンスをブーストするために難解なチップを使う。これらの高級ブティックのようなチップの値段か、任天堂が米国市場をシンプル化したがったのかは知らないが、コナミのVRCシリーズのチップは任天堂の標準的なものと差し替えられるか、ゲーム自体が発売されないかした。コナミの『グラディウスII』は後者だったし、『魂斗羅』と『悪魔城伝説』は前者だった。米国版の『魂斗羅』は背景グラフィックが少し失われただけだったが、『悪魔城伝説』への影響は大きかった。音楽は薄められたようになり、背景は退屈なものになり、キャラクターのスプライトは変えられた。時計台のようなすばらしい背景アニメーションも消えた」

日本のゲーマーからすると意外な変更もあったのではないでしょうか。言語に依存しないアクションゲームもこれら移植問題とは無縁でなかったのが面白いところですね。

ニンテンドーDSのゲームをなくさない新発明、オーストラリアのママが開発

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/17/45096.html
ニンテンドーDSのゲームをなくさないようにする画期的な発明です。

ニンテンドーDSのカートリッジをいつの間にかなくしてしまった経験は誰にでもあると思いますが、こんな悲劇を繰り返さないようにする発明が登場しました。

オーストラリアはシドニーに住むJanene Samuel氏は4人の子供のお母さん。子供たちがニンテンドーDSのゲームをちょいちょいなくしてしまうのを見て、「Gametag」というアイテムを発明しました。

「Gametag」はニンテンドーDSとカートリッジをしっかりと結びつけるストラップ。まずは「Gametag」をニンテンドーDS本体のストラップホールに装着。続いて大事なカートリッジを専用のケースに入れて「Gametag」にセットすればOKです。ストラップが切れるか、専用ケースをまとめる金属のリングが壊れでもしない限り、カートリッジとニンテンドーDSが離れることはないという訳です。

ニンテンドーDS本体やカートリッジに特別な改造を施すことなく、既存のストラップホールを使っているのがポイント。特に小さなお子さんがいる家庭にはありがたいアイテムなのではないでしょうか。

「Gametag」はSamuel氏がイベントなどで販売していましたが、このたび通販がスタート。価格は19.99オーストラリアドル(約1600円)となっています。やりこんだゲームのカートリッジをなくさないためにも、日本でも販売されるといいですね。

麻薬捜査官が容疑者の家でWiiを遊ぶ ― 前代未聞の珍事件

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/17/45095.html
麻薬捜査官もWiiの魅力にはかなわなかったということなのでしょうか。

麻薬を濫用する男の家に捜査官らが乗り込んで家宅捜索をする・・・ここまでは法に則った立派な行為です。しかし、任務中の捜査官が容疑者宅のリビングにあるWiiで遊んでしまったらどうでしょう。

米国オレゴン州ポーク群に住むMichael Difalcoは、マリファナをはじめとした5種類の違法薬物を販売目的で所持していたことで懲役3年、執行猶予2年の実刑判決を受けました。

Difalcoは裕福な暮らしをしていたようで、SUV(多目的スポーツ車)やバイク、プラズマTV、宝石類に加えて1600ドル(約80万円)の現金が押収されています。

Difalco宅の居間にはWiiが置いてあり、捜査官はゲームで遊び始めてしまいました。こっそりと遊んでいたはずが、居間には監視カメラが仕掛けられており、その様子は録画されてしまいました。録画は動画サイトに出回り、捜査官は全世界に恥をさらすことになってしまったというわけです。

同州の保安官であるGrady Judd氏は「これは家宅捜索令状の適切な執行ではなく、“ゲームをやめろ”と言わなかった指揮官の働きには満足できません。なすべきことをなしていないのですから」と遺憾の意を表明しています。

家宅捜索には関係諸機関から11名の捜査官が参加していましたが、数時間の再教育が課せられるとのこと。せっかく世の中の役に立つ立派な仕事をしているのですから、任務中は気を引き締めて欲しいですね。

NPD9月は前年比-8%、ハードウェアが低調 ― ソフトでは『Halo: Reach』が330万本のセールス

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/18/45103.html
米国の調査会社NPDグループは2010年9月の米国市場の売上を発表しました。

総売上は12億2000万ドル(約990億円)で前年比-8%、ハードウェア売上は3億8300万ドル(約310億円)で前年比-19%、ソフトウェア売上は6億1400万ドル(約498億円)で-6%となっています。

■ハードウェア売上(NPDグループ調べ、APまとめ)
Xbox360:48万3989台
ニンテンドーDS:52万4200台
Wii:25万4000台
プレイステーション3:未公開
PSP:未公開

NPDは今月よりハードウェアの販売数を公開しないことになりました。上記は任天堂とマイクロソフトが発表した数になります。Xbox360は35万→48万で約+13万台。前年比+37%と大幅な伸びを示しています。ニンテンドーDSは34万→52万と約+18万台。Wiiは24万→25万と約+1万台となっており、任天堂ハードどうしで明暗を分けた形になります。

■ソフトウェア売上(NPDグループ調べ、Gamasutraまとめ)
1. Halo: Reach (Microsoft, Xbox 360) 3,300,000
2. Madden NFL 11 (Electronic Arts, Xbox 360, PS3, PS2, Wii, PSP)
3. Dead Rising 2 (Capcom, Xbox 360, PS3, PC)
4. NHL 11 (Electronic Arts, Xbox 360, PS3)
5. FIFA Soccer 11 (Electronic Arts, Xbox 360, PS3, PS2, PSP, NDS)
6. Kingdom Hearts: Birth By Sleep (Square Enix, PSP)
7. Mafia II (Take-Two, Xbox 360, PS3, PC)
8. Spider-Man: Shattered Dimensions (Activision Blizzard, PS3, Xbox 360, NDS, Wii)
9. Metroid: Other M (Nintendo, Wii)
10. Call Of Duty: Modern Warfare 2 (Activision Blizzard, Xbox 360, PS3, PC)

NPDはソフトウェアの売上も発表しない方針です。これまでは複数機種で発売されているタイトルはそれぞれの機種ごとの売上で順位を計算していましたが、今月からはタイトルごとに合計した数で順位を決定するそうです。

首位はさすがの『Halo: Reach』。マイクロソフトによれば330万本を販売しているそうで、先月トップの『Madden NFL 11』がプレイステーション3とXbox360を合わせて181万本だったことを考えるといかにすさまじい数字であるかが分かります。

2位の『Madden NFL 11』で先月トップからの転落。相手が悪すぎたということでしょうか。3位は『デッドライジング2』。HD機で日本発のゲームが久々に登場です。4位は『NHL 11』で初登場ながら健闘。5位は『FIFA 11 ワールドクラスサッカー』でEAのスポーツものラッシュはいずれもランクインした形です。

6位は『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』。北米では9月発売で、初登場&単独機種ということを考えるとなかなかの善戦。7位は『マフィアII』。先月は4&7位で、テーマの勝利かしっかりランクインです。
8位は『Spider-Man: Shattered Dimensions』。さすがアメコミの原産地だけに、アメコミゲームへの反応は良いようです。

9位は『METROID Other M』。北米では8月31日に発売されており、事実上今回が初登場。任天堂のコア層向けソフトであり、今後の推移が注目されます。10位は『Call of Duty: Modern Warfare 2(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)』。10位→8位→10位とロングセールスが続いています。

「Wiiウェアはまるで付け足し。任天堂はオンラインへの考え方を変えて欲しい」 ― 海外クリエイター

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/18/45105.html
切り紙世界を冒険するゲームの作者は「任天堂はオンラインへの考え方を変えなければならない」といいます。

紙で作られた世界を旅するアクションゲーム『And Yet It Moves』はPCやWiiウェアなどで発売されていますが、作者のFelix Bohatsch氏は、開発環境が大手よりも「ユルい」ものであったと語ります。

「僕はしっかりしたデザインドキュメントのある大きなデベロッパー(開発会社)で働いていたわけではありません。その反対にあるユルい仕組みからスタートしていて、役職もマイルストーンもデザインドキュメントもありませんでした。インディのシーンでのクリエイティビティは情熱と柔軟性にあるというのが僕の意見で、もしあなたが小規模なスタジオの柔軟性を持つなら、あなたに都合のいいように働く環境を作ることができ、大きな結果を生み出せるでしょう」

氏は任天堂のオンライン施策とWiiに関して厳しい提言を行います。
「僕が第一に思うのは、任天堂内部の重要な役職の人々はオンラインに関する考え方を変える必要があるということです。彼らがオンラインの力を信じない限り、ショップチャンネルや他の何も良くならないでしょう。任天堂ハードの目的が任天堂ゲームを遊ぶことである限り、何も良くならないといってもいいかも知れません。Wiiにおいて彼らはサードパーティのデベロッパーを必要としておらず、ユーザーも皆、任天堂ゲームのためにゲーム機を買っていました。Wiiウェアは付け足しか継子のようなものであり、他社がダウンロードショップを持っていたから入れられたのです。しかしニンテンドー3DSではオンラインに関する考え方が変わったように見えます。ニンテンドー3DSでは組み込みで楽しいオンライン経験を約束していますから、彼らが何をオンラインで何を配るか見てみましょう」

氏が指摘した部分の改善が図られているのがニンテンドー3DSのようですが、特にダウンロード配信がどうなるかは注目すべきポイントでしょう。

3 Million Wii Netflix Users Gain Disc-Free Support 10/18

http://www.gamasutra.com/view/news/31034/3_Million_Wii_Netflix_Users_Gain_DiscFree_Support.php

Nintendo today was the last of the three major home video game console makers to announce that Netflix video streaming is now disc-free on its platform.

Starting today, Wii owners can download the Netflix streaming application from the Wii Shop channel at no cost. Netflix streaming is only available to subscribers of the rent-by-mail service -- subscriptions start at $9 a month for complete access to the library of streaming videos and one DVD rental at a time by mail.

The Nintendo Wii has supported Netflix's "Watch Instantly" streaming video feature since March, but subscribers had to order and use a free disc from Netflix in order to access the service.

"More than 3 million Wii systems have already connected to Netflix, demonstrating how easy the service is to set up and use," said Nintendo of America president Reggie Fils-Aime. That amount is up from nearly 1 million Wii Netflix users announced by Nintendo in May.

The update arrives the same day the service goes disc-free on Sony's PlayStation 3. Microsoft's Xbox 360 was the first console to offer the streaming service, and supported disc-free operation from the feature's launch in 2008.

"The availability of Netflix right on the Wii Menu adds significantly to the ease and convenience that attracts our members to the Netflix streaming experience and is an important step in our efforts to continuously improve the service," added Netflix CEO Reed Hastings in a statement.

欧州では日本より早く新型Wiiリモコンを発売、カラーは4色

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/19/45129.html
欧州でもWiiリモコンプラスが発売されるそうです。

任天堂オブヨーロッパ(NOE)は「Wiiリモコンプラス」を11月5日に発売すると発表しました。

「Wiiリモコンプラス」とは、「Wiiモーションプラス」を内蔵したWiiリモコン。Wiiリモコンと同じ大きさ・重さでありながら、「Wiiモーションプラス」を接続することなく細かな動きを感知できます。

日本では11月11日に発売予定ですが、欧州では11月5日に販売がスタートします。カラーは白・黒・青・ピンクの4色で、現時点では日本に存在する「アカ」がアナウンスされていません。

往年の名機「KORG M1」がニンテンドーDSに登場、『KORG M01』12月発売

http://www.inside-games.jp/article/2010/09/01/44048.html
DETUNEは、KORGとの共同開発によるニンテンドーDSソフト『KORG M01』を12月に発売することを発表しました。

『KORG M01』は、1988年に発売されて大ヒットとなったシンセサイザー「KORG M1」をモデルにして制作された音楽ツールソフトです。ニンテンドーDSで誰でも、そしてどこでも手軽に作曲を楽しむことができます。

音源部には、世界有数の電子楽器メーカーKORGのノウハウを惜しみなく投入。8パート・マルチティンバー音源には、あの「M1 Piano」をはじめとするM1の全PCM波形に、新たに加わったものも含めて300以上の音色が収録されます。

シーケンサー部は、タッチペンによるスムーズな入力ができるインターフェイスが新たに開発され、その他にもKORGのヒット商品「KAOSS PAD」などで採用されている「タッチ・コントロール」による感覚的な入力モードも用意。初心者からプロまで満足できる仕様になっているということです。

なお、本作の開発には『KORG DS-10』の佐野信義氏や、ゲーム音楽制作やサウンド・ドライバなども手がけるプロキオンスタジオの光田康典氏などが参加しているとのこと。プレイ動画もありますのでご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=Ll4aGXzj7Vw&feature=player_embedded

『KORG M01』は、12月発売予定で価格は5,980円(税込)です。

(C) 2010 KORG Inc. All rights reserved.
(C) 2010 PROCYON STUDIO CO., LTD. All rights reserved.
(C) 2010 DETUNE ltd.
Game Design, Game System and Game Engine by DETUNE ltd.
Music Workstation Design and Sound Engine by KORG Inc.

ニンテンドーDSをショッピングツールに ― 米任天堂が特許を出願

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/19/45127.html
ニンテンドーDSがショッピングツールになるかも知れません。

海外メディアNintendolifeは、任天堂オブアメリカ(NOA)がニンテンドーDSなど携帯ゲーム機をスーパーマーケットで使う特許をUSPTO(米国特許商標庁)へ出願したと報じています。

この特許は、スーパーマーケットの無線ネットワークと携帯ゲーム機を連動、商品検索用の端末とするというもの。「欲しい商品がどこにあるか」をRFID(超小型の無線タグで商品などを識別する仕組み)や商品データベースと連動して検索したり、価格を他のお店と比較したりといった機能が構想されています。

行きつけのスーパーマーケットであっても、普段買わないような品が欲しい時など店内を探し回ることは結構ありますし、価格の比較は特に主婦層に喜ばれそう。

現時点でこの特許が現実化するかどうかは不明ですが、携帯ゲーム機を生活の中に組み込む大変興味深いアイデアと言えるでしょう。

JPモルガン証券、任天堂株に「オーバーウエート」の投資判断

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/20/45168.html
ニンテンドー3DSは任天堂の株価に様々な影響を及ぼしています。

海外メディアStreetInsiderが伝えるところによりますと、JPモルガン証券は任天堂に「オーバーウエート」の投資判断を行ったそうです。

「オーバーウエート」とは「強気」を意味しており、同社はこの判断を行った根拠としてニンテンドー3DSの発売を挙げているとのことです。

ニンテンドー3DSの発売日が来年と発表された直後から任天堂の株価は急落、一時は2万520円にまでなっていましたが、JPモルガン証券の投資判断を受けてか10月19日には2万1030円にまで回復しています。

米国でのファミコン立ち上げ秘話 ― 冷え切った市場にゲーム機を売り込む秘策とは?

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/20/45169.html
ゲーム離れを起こした米国市場にファミコンを売り込むべく、任天堂はある秘策を用意しました。

海外メディアwiredはNES(海外版ファミコン)立ち上げに関する記事を公開しました。25年前の1985年10月18日はNESの発売日。当時米国市場はアタリショック(質の低いゲームが乱造されたことで、市場がゲーム離れを起こした)のまっただ中でした。

当時、任天堂オブアメリカ(NOA)はNESを発売しようとしましたが小売店の反応は冷ややかなものだったといいます。

NOAの社長であった荒川 實氏は小売店にある提案を行います。それは小売店にNESを提供し、店頭のディスプレイなどもすべてNOAが用意するというもの。小売店はNESが売れれば通常通りの利益を得られ、売れなくても無償で返品できるという破格の条件でした。

NOAはゲーム離れを起こした市場にNESを投入する際、従来のビデオゲームから離れたイメージを持たせようとしました。「アクションセット」に光線銃が、そして「デラックスセット」には光線銃+「ファミリーコンピュータ ロボット」が同梱されているのはそのためだったそうです。

「1985年に任天堂に悪影響を与えたのは、アタリ崩壊時の悪臭ばかりではなかった。当時日本はクールな文化を提供するものとされておらず、彼らは侵略者(インベーダー)であった。NOAの従業員が夜遅くにNESを運び込もうとしたとき、店の警備員は“あんたらは日本人のために働いてるんだって?ぶざまに失敗するがいいさ”と声をかけた」

当初NESの販売はニューヨークのみで行われ、製造された半分にあたる5万台が投入されたといいます。これは見事に成功し、翌年からはロサンゼルス、シカゴ、サンフランシスコへと販売を拡大したそうです。
「その年の末、『スーパーマリオブラザーズ』が売上をリードし、NESは全国的なものとなった。ビデオゲームが帰還したのだ」

アタリショックによるゲーム離れ、日本商品への冷ややかな視線などNESを取り巻く環境はかなり過酷だったようです。それでも破格の条件を小売店に示せたのは、NESのできばえを深く信頼していたからに他ならないでしょう。NESがゲームへの信頼を取り戻し、黄金時代を築き上げたのは皆さんもご存じの通り。25年前の決断はまさに歴史を変えるものだったといっても過言ではないでしょう。

NPD、2010年の北米小売市場セールスTOP10タイトルを公開10/21

http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=2293
http://www.gamasutra.com/view/news/31017/NPDs_Top_Ten_US_Retail_Games_See_Halo_Mario_Dominate.php
先日お伝えした2010年9月のセールスデータに続いて、NPD Groupより2010年1月から9月までの北米小売市場累計販売本数トップ10タイトルが公開されました。

残り三ヶ月でチャートが変動する可能性もありますが、現在のところ以下のような順位となっています。

1. [360] Halo: Reach
2. [Wii] New スーパーマリオブラザーズ Wii
3. [360] Red Dead Redemption
4. [NDS] ポケットモンスター ソウルシルバー
5. [Wii] スーパーマリオギャラクシー2
6. [Wii] Wii Fit Plus /w バランスWiiボード
7. [PS3] God of War III
8. [360] Call of Duty: Modern Warfare 2
9. [Wii] Just Dance
10.[Wii] Wii Sports Resort /w モーションプラス

任天堂ファーストパーティー5タイトルが同時ランクインする中、9月だけで330万本を販売した『Halo: Reach』がナンバー1に浮上。昨年発売された『Just Dance』や『Modern Warfare 2』のロングランヒットもまだ勢いは衰えていません。一方、今年3月までの段階でランクインしていた『ファイナルファンタジーXIII』や『Mass Effect 2』といったタイトルは姿を消してしまったようです。

『Call of Duty: Black Ops』をはじめ年末商戦に登場するビッグタイトルは果たして何位にチャートインすることになるのでしょうか。

オーストラリアではWiiリモコンプラス&『Wii Sports Resort』の新パックが登場

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/23/45224.html
新型リモコンの含まれたパッケージがオーストラリアで登場するようです。

任天堂オーストラリアは、10月28日より新たなWiiのパッケージを発売すると発表しました。本体色はシロ及びクロで、Wiiリモコンプラスとヌンチャク、『Wii Sports Resort』を同梱。価格はこれまでと同じ299.95オーストラリアドル(約2万4000円)となっています。

単品のWiiリモコンプラスも同時発売され、価格は69.95オーストラリアドル(約5600円)。カラーは白・黒・青・ピンクが予定されています。

また、翌週11月3日にはクラシックコントローラ PROのシロが34.95オーストラリアドル(約2800円)で発売されます。

クリスマス商戦へ向けて着々と準備を整えるWii、新型リモコンと定番ゲームのパッケージでどれだけ売上を伸ばせるかが注目されます。

米国任天堂レジー社長、『ドラゴンクエストIX』は150時間は遊んだ

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/25/45251.html
強面で日本でも有名な任天堂オブアメリカのReggie Fils-Aime社長兼COOですが、経済誌「フォーブス」とのインタビューの中で、「『ドラゴンクエストIX』は150時間は遊んだ」とコメントしています。

同氏はライバルとして名前の上がるアップルのiPhone/iPod touchのようなデバイスは『Angry Bird』のようなカジュアルゲームを遊ぶには最適としながらも、ニンテンドーDSであればカジュアルゲームから、150時間遊べるような『ドラゴンクエストIX』まで幅広いゲームを楽しめるとコメントしています。

国内出荷がシリーズ最高になった『ドラゴンクエストIX』ですが、海外では任天堂の現地法人が販売しています。

1日4万6000台のペース・・・米国におけるWiiリモコンの販売データが公開

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/26/45254.html
北米の本体セールスでは例年ほどの勢いは見られなくなった感もあるWiiですが、現行機で最も売れているハードであることを改めて証明する驚きの販売データが公開されています。

任天堂が今日発表した内容によると、2006年の本体ローンチ以来、米国で6,530万台のWiiリモコン及び5,290万台のヌンチャクが売れており、これは一日当たり4万6,000台のWiiリモコンが売れているのに等しいとのこと。

米国では現在39.99ドルで販売されているWiiリモコンですが、6,530万台の約半分となる3,041万台はWii本体に、1,292万台ははじめてのWiiに同梱されていたもの。また色別では白が1,856万台、黒が244万台、ピンクが46万7,500台、青が46万5,200台を販売。

これらのデータはNPD Groupが2010年9月までに集計した資料を基にしているとのこと。来月にはモーションプラス一体型のWiiリモコンプラスが発売予定で、こちらも販売台数が注目されそうです。

Netflix、WiiとPS3でより便利なオンライン映像レンタルを実現

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/26/45264.html
米国で広がっているオンラインDVDレンタルのNetflix。ゲーム機でもサービスが提供されてきましたが、これまでWiiやプレイステーション3では専用ディスクが必要でした。それが今週から不要になりました。

Wii向けには『Netflix Channel』が提供され、Wiiショッピングチャンネルより無料でダウンロードできます。こちらを立ち上げて作品を選ぶだけで、映画などを観賞できます。プレイステーション3でも専用アプリが提供開始され、こちらは1080pにも対応するということです。Xbox 360でも今秋にも提供開始される予定。

Netflix CEOのReed Hastings氏は「WiiメニューにNetflixがインストールできるようになることで、利用がより容易に便利になり、更に多くの人に触っていただけるようになると思います。今回のこの改良は更なる品質のサービスを目指す私たちにとって大きな一歩です」とコメントしています。

米国では国土が広いこともあってか、同様のオンラインDVDレンタルが普及しており、その中でもNetflixは大手。オフラインでのDVDレンタルで最大手だったブロックバスターが連邦破産法の適用申請を行ったのと対照的です。

千趣会、Wiiで通販を展開へ・・・取り扱いは1万点以上

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/27/45272.html
カタログ通販大手の千趣会は、任天堂と提携し、11月からWiiでのネット通販サービスを開始するということです。27日付の日本経済新聞が伝えました。

それによれば、「Wiiの間」において、衣食住に関わる1万点以上の商品を用意。映像を交えて商品の特徴をアピールしていくとのこと。任天堂には収益の一部が入る仕組み。

「Wiiの間」は任天堂と電通らが提供している"Wiiの中のお茶の間"をコンセプトにしたコンテンツで、様々な映像コンテンツが配信されるほか、『Jリーグの間』『音楽の間』『よしもとの間』『Hondaの間』といったスポンサーコンテンツも用意されています。

スーパーマリオ25周年記念の赤いWiiとDSが米国でも発売

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/27/45287.html
赤いWiiとニンテンドーDSは米国でも発売されるようです。

任天堂オブアメリカ(NOA)は「レッド・ホット・バンドル」と銘打ったリリースで、赤いWiiとニンテンドーDSi LL(Nintendo DSi XL)の発売をアナウンスしました。

どちらも『スーパーマリオブラザーズ』25周年を記念バージョンで、発売日11月7日です。

赤いWiiは同色のWiiリモコンプラスとヌンチャクを同梱。さらに『New スーパーマリオブラザーズWii』と『Wii Sports Resort』が付いて199.99ドル(約1万6000円)となっています。

赤いニンテンドーDSi LLは『マリオカートDS』に加え、DSiウェア『ニンテンドーDSi時計 フォトスタンドタイプ』と『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ちょっと脳を鍛える大人のDSiトレーニング 文系編・理系編』をプリインストールし、179.99ドル(約1万4000円)です。

先に発表された欧州版と微妙に中身が違っているのが面白いところ。赤いWiiは米国版の内容+バーチャルコンソール版『ドンキーコング』。赤いニンテンドーDSi LLは同梱のゲームが『New スーパーマリオブラザーズ』となっており、それぞれの国の事情がうかがえますね。

「アップルは任天堂の脅威になる」米任天堂のボスが語る

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/27/45286.html
任天堂はアップルが脅威であると考えているようです。

任天堂オブアメリカ(NOA)のReggie Fils-Aime氏はフォーブスのインタビューに対し、アップルの影響に関してこう答えています。
「私はZyngaと競争する。ネットサーフィンとも競争するし、新聞とも競争する。(アップルが)近いうちにマイクロソフトよりも任天堂の脅威になるかと思うかって?確かにそうなるだろうと思う」

アップルのiPhoneはカジュアルゲームに強いものの、任天堂のニンテンドーDSは長く遊べるという点で優れており、氏は『ドラゴンクエスト』に既に150時間を費やしたといいます。

現世代のベストセラーゲームトップ20のうち、14までが任天堂から出ているものであり、8つは『スーパーマリオブラザーズ』関連のものであると指摘します。

フォーブスは「こうした(長く遊べるゲームに)アップルは勝てるだろうか?スティーブ・ジョブズはデンジャラスな男ではあるが、『マリオ』のようなゲームを良くするために一日中考えている訳ではない。しかし任天堂にはシゲル・ミヤモト(宮本茂氏)のような仕事をする男がいるのだ」と締めくくっています。

iPhoneやiPod Touch、iPadが携帯ゲーム機と競合するライバルになりかねないものの、ニンテンドーDSは長く楽しめるゲームソフトで上回れるのではないか・・・というのが氏とフォーブスの見解であるようです。

アップル陣営がカジュアルゲームに特化していくのか、携帯ゲーム機のようなゲームを充実させ対決姿勢を打ち出してくるのかで携帯ゲーム機戦争の行方は大きく変わりそうです。

任天堂、減収減益で第2四半期も赤字転落・・・為替損失620億円

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/28/45309.html
任天堂は平成22年3月期の第2四半期(4月1日~9月30日)の業績を発表しました。『ポケットモンスター ホワイト/ブラック』を除いてはヒット作品に恵まれなかったほか、急激な円高が進行していることから、引き続き厳しい業績で、第2四半期も赤字転落となりました。

売上高は3631億6000万円(前年同期比△33.7%)、営業利益は542億3200万円(△48.0%)、経常損失は41億5200万円(-)、純損失は20億1100万円(-)となりました。苦戦の要因は円高です。任天堂はドルを40億ドル程度、ユーロを27億ユーロ程度保有していますが、これらの外貨の評価損は実に621億円となっています。

本業は一時の勢いはないものの堅調に推移。ソフトでは『ポケットモンスター ブラック/ホワイト』が407万本、『スーパーマリオギャラクシー2』が510万本などヒット作もありましたが、数は多くありませんでした。DSシリーズは本体が669万台、ソフトが5484万本でした。Wiiは本体が497万台、ソフトが6521万本でした。

通期の業績予想は変更なく、売上高1兆1000億円、営業利益2100億円、経常利益1450億円、純利益900億円となっています。想定レートは1ドル85円、1ユーロ110円となっています。

任天堂がマイクロソフトにレア社を売却した経緯とは・・・3億7500万ドル巨額買収の裏側

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/28/45324.html
2002年9月。任天堂は過半数を保有していた英国レア社の株式の全てをマイクロソフトに売却すると発表しました。その額は実に3億7500万ドル(当時のレートで400億円近く)。マイクロソフトの巨額買収の裏側を交渉の当事者であったエド・フリーズ氏が語りました。実はアクティビジョンも役者の一人だったようです。

同氏はマイクロソフトがレア社を買収すると伝えた「X02」のイベントで、レア社の創業者であるスタンパー兄弟の間で写真に写った正に当事者。

そもそも任天堂にとってレア社は、セカンドパーティとして株式の過半数を保有し、『ゴールデンアイ』『スーパードンキーコング』『パーフェクトダーク』といったタイトルを共同開発してきた固い絆を持つデベロッパー。その提携は1994年から始まります。

「任天堂はレア社のもう半数の株式を取得するオプションを持ってました。ある時にその契約は期限を迎えましたが、彼らはそれを一度延長し、再度期限を迎えた際に私たち(マイクロソフト)やアクティビジョンが興味を示したんです」とエド氏は言います。

3億7500万ドルという高額になったのはその時点でも依然として任天堂が優先権を持っていたからだそうです。「問題は任天堂が優先権を持っていたことです。余りに低い金額を提示してしまえば、恐らく任天堂がその価格で買うと思われました。だから彼らが降りるような金額を出す必要がありました」

一方でアクティビジョンとの競合については次のように語っています。

「最初に金額を提示したのはアクティビジョンでした。かなり良いものでしたね。レア社は両方を視野に入れていましたが、どちらかというとアクティビジョンに興味を持っているように思えました。恐らく、サードパーティとして全方位で展開したいという意向でしょう」

同氏によればマイクロソフトはアクティビジョンよりも高い金額を提示したものの、交渉はアクティビジョン優位進んでいたようです。双方数度の条件提示を行い、金額は跳ね上がり、ある時点から任天堂は興味を失っていたようです。

アクティビジョン優位だったものの、最終的に勝利したのはマイクロソフトでした。「本当の最後の最後でアクティビジョンは舞台を降りてしまったんです。その理由は分かりません。でもレア社は僕らのところに来たんです」

レア社の買収にアクティビジョンが興味を示していたというのは今回、初めて明かされた新事実です。どうして勝負から降りてしまったのかは謎です。個性の強い経営者であるBobby Kotickとレア社の経営陣で何かしらの問題があったのかもしれません。しかし、もしアクティビジョンがレア社を手に入れていれば、その後の展開は大きく変わっていたでしょう。ビベンディとの統合もあるいは形を変えたものになっていたかもしれません。

それから8年後、アクティビジョンはマイクロソフトで長年『Halo』シリーズに携わってきた、Bungieとの間で10年間の独占契約を結びました。両社の間には不思議な因縁があるのかもしれません。

ニンテンドー3DS体験会が2011年1月に開催 ― 岩田社長自ら説明

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/29/45332.html
任天堂は、2011年2月26日に発売予定の新ハード「ニンテンドー3DS」を実際に体験することが出来る体験会を開催することを発表しました。

「ニンテンドー3DS お客様向け体験イベント」は、2011年1月8日~10日の3日間、幕張メッセ展示ホール5にて開催されます。

岩田社長は「裸眼立体視による新しいゲームとはいかなるものなのか、従来のニンテンドーDSとどう変わるのか、どんなソフトがハード発売時・近未来に用意されるのか、などをゲームファンにご紹介したい機会と考えています。世界で初めてニンテンドー3DSを体験できる準備を進めていますので、多くのみなさんにご来場していただき、ニンテンドー3DSの価値を実感していただければと思います」と動画を通じて説明。

詳しい詳細は後日任天堂ホームページにて発表される予定です。。

なお、任天堂単独で開催する体験イベントは現時点では予定されてないものの、今後発売前にニンテンドー3DSを体験できる取り組みを現在検討中とのことです。

Wii『100語でスタート!英会話』発売予定から消滅

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/29/45334.html
任天堂カンファレンス2008秋で発表されていたWiiソフト『100語でスタート!英会話』ですが、本日掲載された決算説明会資料にてタイトル名が無くなりました。

『100語でスタート!英会話』は、動画やMiiなどを通じて英会話を学ぶことが出来るソフトとして2年前の10月当時発表。NHKで放送されていた番組をゲーム化した内容と当時報じられました。その後情報が途絶え、7月29日時点の資料までは発売予定リストに残っていましたが、10月29日に掲載された新しい資料にはタイトルが無くなり、事実上発売中止になったようです。

■任天堂カンファレンス2008秋で発表された新規Wiiタイトル
『アナザーコード:R 記憶の扉』(2009年2月5日発売)
『タクト オブ マジック』(2009年5月21日発売)
『Wii Sports Resort』(2009年6月25日発売)
『Punch-Out!!』(2009年7月23日発売)
『FOREVER BLUE 2 Beautiful Ocean』→『FOREVER BLUE 海の呼び声』(2009年9月17日発売)
『罪と罰2』『罪と罰 宇宙の後継者』(2009年10月29日発売)
『みんなが主役のNHK紅白クイズ合戦』→『NHK紅白クイズ合戦』(2009年12月17日発売)
『ダイナミック斬』→『斬撃のREGINLEIV』(2010年2月11日発売)
『ケンサクス』→『安藤ケンサク』(2010年4月29日発売)
『ラインアタックヒーローズ』→Wiiウェアに(2010年7月27日配信)
『スパーンスマッシャー』→『たたいて弾む スーパースマッシュボール・プラス』(2010年11月18日発売)
『コズミックウォーカー』→発売中止(2010年1月29日の決算資料から消滅)
『100語でスタート!英会話』→発売中止(2010年10月29日の決算資料から消滅)

先月行われた任天堂カンファレンス2010では、ニンテンドーDS向けに『えいごで旅する リトル・チャロ』が発表されました。NHK教育番組「リトル・チャロ」のゲーム化ということで、『100語でスタート!英会話』から開発の方向性が変更になったのかもしれませんね。こちらは2011年発売予定です。

「ニンテンドー3DSは北米で300ドルになる」 ― 海外の気になる噂

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/30/45358.html
ニンテンドー3DSの北米価格は果たしていくらになるのでしょうか?

海外メディアGoNintendoはニンテンドー3DSの北米での価格が300ドル(約2万5000円)になるとの噂を報じています。

この情報は、海外メディアNiezgrani.plのスタッフがポーランドで任天堂関係者から聞いたという談話が元になっています。ニンテンドー3DSの価格に関しては様々な議論が行われていますが、GoNintendoのコメント欄でも「250ドルにして欲しい」「275ドルくらいだと思っていた」など値下げを望む声が多数見られます。

日本版の2万5000円という価格も考慮の末に決められたようで、任天堂の岩田聡社長はカンファレンスにおいて「原価の面から見て、ハードウェア、ソフトウェアを一体として、プラットフォームとして健全なビジネスを持続可能にすること、それから、実際にニンテンドー 3DSというものの機能をご理解いただき、どれだけの価値を感じていただけるかということのE3以降の手ごたえ、その他を総合的に考慮して、この値段でご理解いただけるのではないかということで、今回この価格を提案させていただきました。」というコメントを発表しています。

北米という巨大マーケットでの価格設定は任天堂にとって大きな意味を持つのは確か。様々な意味において、今回の情報の真偽が注目されます。

グリーンピースの評価、再び厳しく・・・-環境ランキングの最新版が公開

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/30/45357.html
グリーンピースは任天堂とマイクロソフトにどんな評価をつけたのでしょうか。

グリーンピースは「Guide to Greener Electronics」(環境に優しい電機メーカー・ランキング)の最新版を公開しました。

エレクトロニクス系業界の環境への取り組みを評価するという四半期恒例のランキング。
今年5月に公開された第15版では任天堂が18位、マイクロソフトが16位となっていました。

■Guide to Greener Electronics(第16版:点数は10点満点)
・ノキア:7.5(+0)
・ソニー・エリクソン:6.9(+0)
・フィリップス:5.5(+0.4)
・HP:5.5(+0.6)
・サムスン:5.3(+1.6)
・モトローラ:5.1(+0)
・パナソニック:5.1(+0.2)
・ソニー:5.1(+0.2)
・アップル:4.9(+0)
・デル:4.9(+0.6)
・シャープ:4.7(+0.2)
・エイサー:4.1(+0)
・富士通:3.9(+0.4)
・LG:3.5(-0.2)
・レノボ:3.5(+1.6)
・東芝:2.3(-1.4)
・マイクロソフト:1.9(-1.4)
・任天堂:1.8(+0.0)

1位のノキアと18位の任天堂という図式は前回と同じ。サムスンとレノボが評価を大きく上げ、東芝とマイクロソフトがそれぞれ1点以上の減点となっています。

『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』米国では12月発売に

http://www.inside-games.jp/article/2010/10/31/45364.html
任天堂オブアメリカ(NOA)は『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』を12月12日に発売すると発表しました。

海外でのタイトルは『Super Mario All-Stars』。ゲーム内容は日本と同様で、『スーパーマリオブラザーズ』『スーパーマリオブラザーズ2』『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオUSA』を収録。25年の歴史を記したブックレットとサウンドトラックCDも付属するとされています。価格は29.99ドル(約2400円)で日本とほぼ同額となっています。

日本版と欧州版の情報が先行しており、米国のファンは自国で発売されるかどうかやきもきしていた模様。それだけに今回の発表は嬉しかったようで、各ゲームサイトでは様々な喜びの声が見られます。

ブックレットには企画初期の意外な設定資料も掲載されていますが、海外のマリオファンたちがどんな反応を示すのか、今から楽しみですね。