キャラクター/トラム

銀の右腕を持つ戦神にして軍神。武神とも呼ばれる亜神。
千年戦争の時代に人類に味方するために神の力を捨て亜神となって物質界に降り、英雄王に協力して千年戦争を戦い抜いた「銀腕を掲げし者」として伝わる英傑でもある。
終戦後はいずれ訪れる天界との戦いに備えてアージェを物質界の施設に封印すると天界に戻った。

神としての責任感が強く、人に弱みを見せたり頼ったりすることができない悪癖を持っており、千年戦争時代も独断専行で行動することが多かった。
天界に戻った後も天界の民を守るため誰にも頼らず一人亜神ゴルゴーンと戦い続けてきたが自らの民を都ごと石化され、
トラムがゴルゴーンを裏切ったら石となった民を砕くという契約を結ばされてしまう。
進退窮まった彼女は民を守れず人に仇なす存在になった責任と、また自分が死ねばゴルゴーンは民に手を出せなくなるとの考えから、
自分を犠牲にして後事を託すことを望み密かに裏で動き始める。

しかし、神殺しの槍グングニルを手にした王子がトラムをあえて討たず、自分の手を取れと諭されたことで
長きに渡って孤独に戦い続けてきた彼女は初めて「助けて」と素直に他人に助けを求め、
神槍がゴルゴーンの契約だけを破壊したことで銀腕の亜神は人類の味方へと帰還。王子とともにゴルゴーンを倒した。

千年戦争の時代では天界の存在として物質界になるべく干渉しないべきと考えていたこと、
また戦神としての威厳を保つために他者と距離を置くべくあえて強い言葉で刺々しい態度を取っていた*1が、
王子に諭され神としての重圧から開放されてからは無理に肩肘を張ることをやめ、女の子らしい言動を出すようになった。
とはいえ千年戦争の時代でもアージェに添い寝してもらいだらしない寝顔を晒していたなど、地の性格は元からのもののようだ。
今では民草からも「甘味好きの亜神」などと呼ばれて親しまれている。

元々は輝剣クラウ・ソラスを得物としていたが、魔王ガリウスとの決戦を前に彼女は未来のために竜神の民にそれを託した。
彼女の右腕の銀腕には愛剣に代わる武器としてモルフェサが創造神の時代の選王の遺跡リアファルを砕いたものが仕込まれている。
後にアルヴァから自らの天使の愛剣マク・ア・ルーインの影打ちを渡されそれを使うようになった。

元ネタ・モチーフと思われるもの

ケルト神話に登場する銀腕の神「ヌアザ」やそれに関連するものが元ネタだと思われる。
ヌアザは別名、銀の腕（アガートラム、Airget lamh）などとも呼ばれ、
トラムの名前はその「tlamh」を元にしていると思われる（「Airge」はアージェの元ネタだろう）。

ヌアザはダーナ神族の王であり、フィル・ボルグ族との戦いで陣頭指揮を執り、勝利をもたらすが、その中で右腕を失ってしまう。
ケルトの掟において、肉体の欠損は王権の喪失を意味し、これによりヌアザは七年の間その王位をブレスに譲ることになる。
その後ヌアザは、銀の義手を得て力を回復し、王位に返り咲くことになるが、それによって王位を奪われたブレスはフォモール族を率いてダーナ神族に勝負を仕掛ける。
ダーナ神族は戦いに敗れ、後にヌアザはフォモール族に勝利するためルーに王位を譲り、自身は妃と共にバロールによって殺害されることとなる。

ダーナ神族がアイルランドに上陸した際に持ち寄ったという「四つの神器」なるものがあり、
このうちヌアザはフィンジアスという都市から「剣」を持ち込んだとされる（プラチナ英傑の通常スキル名の由来だろう）。
これは「何者もこの剣から逃れることはできず、一度鞘から抜かれればこれを耐える者はいなかった」という、
神話に登場する武器としてはありがちな設定の代物で、他の似たような武器などと同一視されることも多いらしい。
その中でも、近年では光の剣「クラウ・ソラス」と同一視されることもあり、これがアーニャとの関係性の元ネタになっていると思われる。

またダーナ神族の四つの神器の中には、「リア・ファル」という石があり、
これは王たる者が乗ると叫びをあげる物なのだという（プラチナ英傑の覚醒スキル名の由来だろう）。
この石はファリアスという都市からもたらされ（水着版の覚醒スキル名の由来か）、その都市にはモルフェッサというドルイドがいたという。

ちなみにヌアザの子孫として、フィン物語群の主要人物たる、フィアナ騎士団の団長フィン（フィオン）・マックールが知られており、
彼の持つ武器の一つに、「マク・ア・ルーイン（槍の息子を意味する）」というものがある。
トラムの天使、およびブラック英傑/水着版の通常スキル名の由来はこの辺りにあると思われる。

登場ミッションなど

『縛られた空、解放の戦端』（2020/10/29~2020/11/12）

本人は登場しないが、「銀腕さま」なる存在が言及される。

『集うは神の聖域』（2020/11/12~2020/11/26）

実装に先駆けて初登場。

『新たなる千年戦争』（2020/11/26~2020/12/10）

報酬として「銀腕を掲げし者トラム」（プラチナ英傑）が実装される。トラム本人は後半から登場。

「銀腕を掲げし者トラム」（プラチナ英傑）実装（2020/12/10）

年末年始特別！お年玉ラッシュ（2021）「戦場の記憶（2020）」（2020/12/31）

『戸惑いの戦乙女』（2021/1/28~2021/2/10）

『第六回人気闘兵決定戦?』（2021/2/25~2021/3/12）

『背教の剣と信仰の騎士団』（2021/3/18~2021/4/1）

『千年戦争アイギス　ダークネスリターン』（2021/4/1~2021/4/8）

「銀腕を掲げし者トラム」（ブラック英傑）実装（2021/4/28）

GW特別！黄金週間ラッシュ（2021）「万の武具を受け継ぎし者」（2021/4/28）

GW特別！黄金週間ラッシュ（2021）「第六回人気闘兵パレード」（2021/5/4）

GW特別！黄金週間ラッシュ（2021）「第七回天界〇×クイズ大会」（2021/5/5）

『帝国大戦　第一陣』（2021/6/17~2021/6/24）

後半から登場。

『最後に残された信仰』（2021/7/29~2021/8/12）

『異界地獄行』（2021/8/26~2021/9/9）

『隠されし叡智の園』（2021/9/9~2021/9/22）

『第七回人気闘兵決定戦?』（2021/9/22~2021/10/8）

『未来へ架ける橋』（2021/11/25~2021/12/9）

『第八回人気闘兵決定戦?』（2022/2/17~2022/3/4）

『人気闘兵凱旋パレード』「古き伝承の英傑たち」（2022/4/7~2022/4/14）

『繋がる世界と時空を渡る戦士?』（2022/4/28~2022/5/12）

「第一回超タワーディフェンス祭り」記念ミッション。

『異界超越と最古の文明（城プロ）』（2022/5/3~2022/5/10）

「第一回超タワーディフェンス祭り」の「城プロ」緊急出兵。後半から登場。

ストーリーミッション第十一章「海神ポセイオス」（2022/5/19）

『戦神からの招待状』（2022/5/26~2022/6/9）

『オリュンポス開門作戦』（2022/6/23~2022/7/7）

『見果てぬ未来と叶わぬ夢』（2022/9/1~2022/9/15）

『第九回人気闘兵決定戦?』（2022/9/15~2022/9/30）

『魔界動乱』「投資と共闘」（2022/11/2~2022/11/17）

『原初の竜姫と神なる力』（2022/11/17~2022/11/24）

『千の誓い、千の約束』（2022/11/24~2022/12/8）

『最強王子決定戦』（2023/3/30~2023/4/13）

『戦神コロシアム　デザートストーム』「バトルロイヤル」（2023/4/27~2023/5/4）

『第十回人気闘兵決定戦?』（2023/6/1~2023/6/15）

「浜辺の看板娘トラム」実装（2023/6/29）

『キラキラ★オルカサマー』（2023/6/29~2023/7/13）

『神話の笛の音は、ただ遠く』「策略を巡らせ滅びを招く者」（2023/7/27~2023/8/4）

『戦神コロシアム　ガンスリングフロンティア』「荒野の無法者たち」（2023/8/18~2023/8/24）

『偽りの太陽、虚像の黄金』「華の国の創造者」（2023/8/31~2023/9/14）

『星出ずる地の巫女』（2023/10/26~2023/11/9）

『人である者、神に生まれた者』（2023/11/9~2023/11/22）

『神の時代、人の時代』（2023/11/22~2023/12/7）

『大神降臨ディアス』（2023/11/30~2023/12/14）

『戦神コロシアム　武王大宴』「武王の弟子たち」（2023/12/7~2023/12/14）

『第十一回人気闘兵決定戦?』（2024/2/15~2024/3/1）

『戦神コロシアム　クロスランペイジ』（2024/3/14~2024/3/21）

『封鎖領域アヴァロン』（2024/5/2~2024/5/9）