性質
バッカス
種類
形而上
態度
友好的
現在の状態
活用
クラス
セーフ
記録者:
リセタ博士
措置
- プログラムコードが書かれた書類をパスワードをかけて低級収容ファイルに保存せよ。
- パスワードを2週間に1回の頻度で変えよ。
実験の過程で生成された「彼女」は職員として雇用せよ。
- 実験は博士助手以上の権限を持った機関員付き添いの元で行うこと。
- 性嗜好に女性が含まれる人物はこのDCOに対して実験を行ってはならない。
概要
「ビヨンド・ザ・ディメンション」はとあるゲーム、もしくはそれに付随する計算式(BtD関数と呼称)である。
20██年█月█日、████社が当該DCOをリリースした。ジャンルは俗に言う「ギャルゲー」であり、リリースから3日後以降、その異常性が周知され始めた。
当該DCOの異常性はゲーム機から人間の女性(以降「彼女」)が生成されるというものであり、そのゲームを進めると発現する。
ゲームをコンプリート*1すると不明な方法によって「彼女」が呼び出される。この時呼び出される個体はゲーム中のヒロインの中から一人選択できる。「彼女」の詳しい説明は下記を参照。
「BtD関数」とはゲーム内に組み込まれていたパラメータであり、プレイヤーに選ばれたヒロインに含まれていた区間定数を関数に代入し定積分する*2ことでその答えが3次元における「彼女」のパラメータとなる。だが3次元空間にその存在は存在しないので、世界がその不整合を埋め合わせるために生成していると考えられる。この際、エネルギーをどこから調達しているかは不明である。
BtD関数をf(x)、区間定数をa,b、BtD関数の原始関数をF(x)とすると計算式は、
∫ab f(x)dx=F(b)-F(a)
となる。これは一般的な定積分の公式と同じである。
また、f(x)は
(以前に悪用されたため削除)
となる。
区間定数の値を変えることで自分好みの「彼女」を生み出すことも可能であるが、推奨はされない。
「彼女」について
- 「彼女」はプレイヤーに対して非常に好意的である。
- 同じ個体が遭遇しても互いに別人のように振る舞う。
- 完璧にゲーム内の設定を遵守している。
これらのことから、総じて制御がしやすくなっている。彼女ら自体に異常性はないので、厳重に収容する必要性は薄い。一般機関員と同様に扱え。職員として雇用せよ。
補足
(「彼女」回収によるクラスの変化が主なので省略)
20██年██月█日追記:
20██年██月█日に機関員がBtD関数を無断使用し、機関内の風紀を乱したとして職員に降格された。
この一件をもって、BtD関数を使用する場合は性嗜好に女性が含まれていない機関員のみを登用することとする。
また、区間定数はゲーム内ヒロインの定数のみを使用することを推奨する。
20██年██月█日追記:
以前に区間定数の実験として大量に生み出された「彼女」の量が飽和しているため、職員として雇用するのはどうかという提案がなされた。
これに対し既に生み出されてしまったものに関しては承認された。将来生み出されるものに関しては保留されている。
20██年██月██日追記:
現実世界に存在する人間の女性にこの関数を当てはめることによって人間の体を作り替えることができることが███博士によって発表された。
BtD関数の原始関数と人のパラメータという現実的に難しい問題を乗り越えれば理論上可能だと言われている。
機関はこれを受けて倫理的な問題から関数自体の実験は中止、このDCOに関しては区画定数のみを調べることになった。
20██年██月██日追記:
このDCOを使えば職員を無限に生み出せるとして██博士から職員雇用の削減が提案された。
倫理的にどうなんだと議論を巻き起こしたが、スラム街から引き抜く方が倫理的によろしくない、と議論は決着した*3。
「彼女」は従属的な職員として一部サイトで重用されている。
20██年█月██日追記:
20██年██月██日に可決された「彼女」を必要に応じて生み出し職員として雇用するというものについて、一部の上級博士から「『彼女』は十分機関において活躍、かなりの貢献度を生み出している。クラスをサラセンにするのはどうか」という提案がなされた。
現在この提案は保留中である。
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Tag: DCO