Avenger

Vengeanceを攻撃手段として活用するPaladinビルド。高い攻撃力と、3属性（+物理）ダメージであるが故の汎用性が売り。
使用オーラはConvictionなため、パーティプレイ向きでもある。

構想

戦い方

敵の中心に突っ込んでいきConvictionを展開、レジストの低下した敵をVengeanceで殴りつける。
Holy Shieldの防御力、そして各種レジストオーラのパッシブ効果による高レジストにより、ダメージをシャットダウン。

パーティプレイ

前衛としては有数の固さを誇るため、極めて優秀な盾として働ける。Convictionオーラはパーティプレイ時にその真の効果を発揮するため、周りから喜ばれる。

良い点

Vengeanceは物理、炎、雷、氷ダメージが含まれた攻撃であるため、攻撃相性の悪い相手が事実上存在しない。何も考えずにひたすらVengeanceを行うだけで、理論上は全ての場所を突破できる。
Zealotと違って攻撃が分散しないので、オーラ付きUnique＋雑魚に囲まれても、目当ての敵を真っ先に倒すことが可能。
VengeanceによるAR上昇効果とともに、Convictionで敵のDefenseが下がるので命中率で困らない。
シナジーであるResist系オーラのパッシブボーナスにより、Resistの最大値が上がる。

欠点

Vengeanceは物理ダメージが一切ブーストされない攻撃であるため、ライフ＆マナ吸いが非常に悪い。それなのに、Vengeanceは消費マナが非常に多いため、対策が必要。
攻撃速度が遅く（最速で8フレーム）、単体攻撃のため、対集団殲滅力が低い。

スキル配分

（経過略）

Offensive Auras

• Conviction: ブースト込みで25

Defensive Auras

• Resist Fire: 20
• Resist Lightning: 20
• Redemption：0 or 1 その他、お好みで。

Combat Skills

• Vengeance: 20
• Holy Shield: 1

スキルオプション

余ったポイントは、Holy Shield（防御力上昇）、Resist Cold（攻撃力上昇）、Redemptionなどの便利なオーラ、に使う。
なお、氷ダメージが他に比べて重視されないのは、Convictionオーラを使用しても、Hell後半の敵の氷無効を剥がせないためである。

ポイントを振る順番はVengeanceに10くらい振り、次いでConvictionをMax、あとはVengeance、Resist Lightning、Resist Fireの順でMaxにしていく。

防御力に不安のある人はResist Fireを削って、Holy Shieldを上げるのも良い。
Resist Lightning20は鉄板。取得するだけで雷レジのMaxが85になるし、展開すれば味方全体の雷レジを95までブースト可能。敵のLIは外れやすいのでポイントが無駄になりにくい等々。（Hell中盤以降のFI/CIはほぼ外れないし）

“極まった”例

• Holy Shield: 0
• Vengeance: 20
• Resist Fire: 20
• Resist Cold: 20
• Resist Lightning: 20
• Conviction: ブースト込みで25

このスキル振りにして、両手持ち武器を利用すれば、ダメージが極大化される。詳細は両手型Avenger参照。

ステータス配分

• Str:装備要求値まで
• Dex:Block率75%まで
• Vit:振れるだけ
• Ene:振らない、どうしても厳しかったら装備やチャームで補おう

Strにポイントを振ってもVengeanceの属性ダメージは上昇しない。*1

装備

武器に関しては単純にダメージが大きく、攻撃速度の速いものを選択するべきだろう。
手数が少ないビルドなので、Crushing Blowやヒット時発動効果は重視されない。物理ダメージが低いのでDeadly Strikeも不要。

防具やアクセは、単純に固いもの、レジストの高いもの、スキルブースト、属性ダメージアップを選択しよう。
Conviction展開によって敵のDefが大幅に低下する（Ignore Target's Defenseと違ってUniqueにも効く）ので、表記のARにあまりこだわる必要は無いが、凍結無効はかならずどこかで稼いでおきたいため、Raven Frostは有用。
またVengeanceは物理ダメージが低いため、両吸いをある程度意識して稼がないと目も当てられないので注意が必要（そういう意味では石RW Breath of the Dyingは両手、片手問わず至高の一品であろう）。

装備例

• 右手：RW Oath, Ethereal Demon Limb, Rune Master, Stormlashなど何でも
• 左手：Herald of Zakarum, RW Exile, Medusa's Gaze
• 頭：Nightwing's Veil, Andariel's Visage, Crown of Ages, Griffon's Eye, RW Delirium
• 胴：RW Chains of Honor, RW Fortitude, Arkaine's Valor, Ormus' Robes, Guardian Angel, Shaftstopなど近接職定番装備
• 手：Laying of Hands, Lava Gout, Blood Craft籠手
• ベルト：Arachnid Mesh, Nosferatu's Coil, Verdungo's Hearty Cord, String of Ears
• 足：War Traveler, Gore Rider
• 護符：Mara's Kaleidoscope, Highlord's Wrath, Crescent Moonなど
• リング1：Raven Frost
• リング2：Manald Heal, Bul-Kathos' Wedding Band, レア両吸いリングなど
   
  裏武器には、RW Call to Arms、Redemptionの付いたScepter、Holy Shield強化のためのCombat+3の青物など。

装備オプション

武器についてはかなり悩むことに。最低でも平均ダメージ150以上は欲しいところ。200近くあるとなお良い。
Fanaticismオーラ無しで8frameを目指すのは至難の業だが、9フレや10フレでもZealotにおける4フレと5フレほどの違いは出ないので、割り切って9、10フレで殲滅力の向上を狙うのが吉。

近接職の定番装備なら何でもイケる。Schaefer's Hammerのような遅い武器でも10フレ可能。
安価なら、Upgraded Butcher's Pupil、Gimmershredなど。各種Unique Scepterもマッチする。
EtherealのRW Death、RW Oath、RW Breath of the Dyingなどは平均ダメ300超える。
IASの付いていない超級RWも選択肢に入る。各種Auraの付いている装備ももちろん有効。

RW Dreamを装備してZealすれば、Dream Shockerの真似事ができる（RW Hand of Justice ＆ RW DragonならDragoon）。

敵のレジストを下げる装備は有効。穴に余裕があったらRainbow Facetをはめ込もう。
物理ダメージの上がるチャームも、Vengeanceのダメージを上げてくれるので積みたいところ。

その他

マナ効率が悪いビルドではあるが、有効な対策は結構あったり。

• Mana吸いを強化
  言うまでもなく超基本。

• 物理ダメージが大きい武器を使用
  元々Avengerはそういうビルドなので……。

• 防具のEnhanced Damageを稼ぐ
  対デーモン限定のものでも、吸いの観点から見るとかなり有効。

• Redemptionを使う
  地味に重要。主に吸えない敵相手に使用。マナ残量が少ない時に2秒ほど展開すれば一気に全回復。
  裏武器にThe RedeemerやRedemptionの付いたScepterを持てば、習得しなくても使用可能。

• Zealを使う
  吸いが有効な相手なら、1, 2セットZealするだけで瞬時に全回復。

• 青potを飲む
  特にMana Burn付きのUnique相手に使用。

• RW Insightを使う
  傭兵に持たせたり、自分で裏武器に持ったり。

育成

序盤はマナが厳しく、Vengeanceを常用するのは少々厳しい。
Zealをうまく活用したり、MAEK付きの装備や、Manald Healでマナ吸いを稼いだりしてなんとか乗り切ろう。
武器は速度より一撃の攻撃力の高いものを選ぼう。速くても単発が弱い武器はマナ切れを誘うだけだ。序盤なら両手武器も悪くない。
育成中はVengeanceを1で止めて使うのも手。

傭兵

Act2傭兵にThe Reaper's Tollを持たせて吸いの効率＆防御を強化すると安定。
オーラはMightがよいが、防御に不安があるならDefianceやHoly Freezeも。

本体の防御力が十分なら、RW Faithを持たせたAct1傭兵も選択肢に入る。

旧バージョン情報

• 物理ダメージがブーストされないので、近接物理系の鬼門であるオブリのIron Maidenの影響を受けにくい、というメリットがあった。1.13以降、IMは使用されなくなった。
• 以前はSoul系のLightningが高ダメージで、Soul地帯ではどのキャラもThundergod's Vigor必須だったが、AvengerはResist Lightningのパッシブボーナスにより、Lレジを高くすることができるため、他のベルトを装備できるというメリットがあった。
  尤も、最新バージョンでもThundergod's Vigorが欲しくなることに変わりはないため、このメリットは未だ健在であるとも言えなくはない。

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