【そなたらにも扱えるよう 天馬の手綱に 青いボタンを付けておいた。】

Last-modified: 2019-11-19 (火) 16:52:10

DQ6

【ゼニス王】が口にするセリフ。
この後には、「天駆けている時、青いボタンを押せば、狭間の世界へと行けるであろう」と続く。
 
【てんまのたづな】をパワーアップして【はざまの世界】に行けるようにした際、その行き方を説明した文章であり、青いボタンとは、SFCのコントローラーのXボタン(青色ボタン)のことである。
 
このような操作法を説明したメタ発言自体は特に珍しいものではない。
しかし大抵は物語の序盤に集中することが多く、終盤になってからこのようなメタ発言が飛び出すのは珍しい。
物語もいよいよ佳境に入り、緊張感が高まってきた時に突如放たれるメタ発言に、思わずズッコケてしまう。
「青いボタン」という表現は前作の便利ボタンの説明でも登場しており、今作でも【記憶システム】初期メッセージで見られる表現であるが、それらを覚えていないプレイヤーは「青いボタン」が何のことなのか一瞬理解できなかった人もいるのではないだろうか。
なお、【シエーナ】の町で【せかいちず】を買った時のメッセージでは、Rボタンを色では表現できないため「Rっていうボタン」という台詞になっている。
 
本作以降、「ネタバレを防止するため、説明書に書くわけにはいかない操作方法」が発生するようになったが、「その場面になったときにウインドウを出して説明する」方法がとられている。
SFC版DQ6の時代では難しかったかもしれないが、後述のリメイク版ではその方法がとれなかったのだろうか。

リメイク版

ハードがDSに移行し、ボタンが色分けされなくなった関係でセリフも変わった。
該当箇所は以下。モロにXボタンと言ってしまっているが、仕方が無いか。せめて×じるしのボタンとかにすればマシだったかもしれない(×だとPS系のボタンになってしまうとも言えるが)。

そなたらにも あつかえるよう
天馬のたづなに ボタンを
つけておいた。
天駆けているとき
Xボタンを 押せば
はざまの世界へと 行けるであろう。

スマホ版はDS版をベースに「Xボタンを 押せば」の部分が「アイコンを タップすれば」に差し替わっている。ムードもへったくれもない。

ゲームブック版

紙媒体であるゲームブックでは、はざまの世界に行く方法が「青いボタンを押す」の代わりに「手綱を二回引く」になっている。