【記憶システム】

Last-modified: 2021-01-28 (木) 00:49:30

DQ3(SFC・GBC版)、DQ6(SFC版)

DQ6で新たに登場したシステム。
会話の直後にボタン(SFC版DQ3ではY、GBC版DQ3ではSELECT、DQ6ではX)を押すことで、そのキャラクターの会話を深く心に刻み込み、記憶させておくことができる。
記憶できる台詞は最大32個であり、それ以降は古いものから順に忘れていく。
覚えた台詞は移動中の特技【おもいだす】【もっとおもいだす】【ふかくおもいだす】を使うと見ることができる。
思い出せる台詞の数は「おもいだす」が3つ、「もっとおもいだす」が10個、そして「ふかくおもいだす」では32個すべて見ることができる。
任意の会話を忘れる(削除する)ための【わすれる】という特技もある。
なお思い出した台詞は【キャラの声】のSEを伴わず、冒頭が【*】マークだった場合、*が★マークに置き換わる。
 
メモを取る必要がなくなるというある意味画期的なシステムであり、DQ6では発売前から注目されていた。
特に【不思議な洞窟】では、かなり複雑な攻略工程のヒントを聞いておかないとダンジョンクリアは至難。
そこでこのシステムがフル活用される。
SFC・GBC版DQ3では、壁のボタンを押す手順が増えた【ピラミッド】3Fの仕掛けを解くのに活用できる。
 
ただし、このシステムで覚えられるのは直前の人物の会話のみなので、複数の人物が続けて会話する場合は最後に会話したキャラの台詞しか記憶できない。
例としてはDQ6序盤、トルッカでのジミーとキャロルの会話を覚えた場合、最後のキャロルの台詞「ジミーの弱虫…」しか覚えられない。この状況だと覚えておきたい重要な台詞はその直前だというのにどうでもいい台詞しか覚えられないという微妙に不便な点もあった。
「ふかくおもいだす」になると、30個以上という明らかにオーバースペックな会話を覚えられるため、攻略用というよりもネタで面白台詞を集める人も多かったり。
 
ちなみに、まだ何も会話を覚えていない状態、DQ6では
【○○○○さま よ~く 聞きなされ。】
「あら ○○○○さま ごきげんうるわしゅうございます。」
【おろかものめ! 石となり 永遠の時を 悔やむが よいっ!!】
といった台詞が最初から思い出せるようになっている。
前の2つは「記憶機能」と「便利ボタン」についてのチュートリアルの役割を果たしている台詞なのだが、DQ6においては【主人公(DQ6)】を様付けで呼ぶ妙に丁寧な会話が思い出される。
これは主人公の正体に関する伏線になっている。
また、3つ目の台詞は時系列的には最新の台詞のはずなのだが、何故か思い出す順番では最後(もっとも古い会話)になっている。
(メタ的には、チュートリアルが先に来るのは自然だが)
DQ3では「母親が起こしに来る台詞」と「記憶機能のチュートリアル」、そして「オープニングの【オルテガ】と母親の会話」が収録されている。

その他

このシステムの構想自体はFC版DQ3の時代からあった模様で、『ファミコン通信』1988年16号の【堀井雄二】【さくまあきら】の対談記事で次のような発言がある。

さくま (『忍者らホイ!』で)ボツっちゃったアイデアで、謎解きに関係するメッセージをバッテリーバックアップでメモしておけるっていうのがあったんだけど、メモリーの都合がつかなくって、ボツ。
堀井 それ、『ドラクエⅢ』でもやろうとしたんだけど、同じようにメモリの関係でボツった。
さくま いいアイデアだと思ったんだけど、それに使うメモリ、それすらない。(後略)

 
また、DQ7では削除されてしまった。
その理由は、『週刊ファミ通』2014年12月25日号のPS20周年企画での【堀井雄二】インタビューによると(原文ママ)、

『DQⅥ』には"思い出す"というコマンドがあって、会話の内容を振り返れることができましたが、PSだとそのコマンドを使うたびに読み込みが発生してしまうんです。だから、泣く泣く"思い出す"というコマンドを削ったことを……まさに思い出しましたね。

とのこと。もし採用した場合、もともと【フリーズ】が多かったDQ7がさらにフリーズする可能性があるので、なくて良かったかもしれない。
 
リメイク版DQ6では不思議な洞窟を攻略する際、ヒントを持った人に話しかけた後、新たに追加された【会話システム】で物覚えのよさそうな仲間を連れて洞窟内で話しかけると仲間が思い出してくれる。さらにスマホ版ならスクリーンショット機能も使える。
これらで補完しろということなのだろうか、記憶システムは削除されてしまった。