【フレイムドック】

概要

DQ4などに登場するモンスターで、まんま炎の【犬】。
実際「溶岩から生まれた犬のモンスター」という設定があるのだが……どう見たって犬は犬でも狛犬の類いである。
本来なら犬を意味する英語dogのカタカナ表記は「ドッグ」になるはずだが、これは「ドック」となっている。
日本語におけるこの手のカタカナ語では他にも「バッグ(bag)」→「バック」などのように濁点が取れて慣例化してしまう例もあり、DQ関連では他にDQ5の「ビックアイ」も同類である。
ちなみに同期の【バンプドック】もドッ「ク」表記。しかし、先輩の【バリイドドッグ】や後輩の【シードッグ】など、他作品の犬系モンスターは、ちゃんと「ドッ『グ』」表記である。
つまり、犬についてはDQ4だけドッ「グ」表記がないということになる。
　
なお英語でドックと言うとdock（船渠：船の製造や修理をしたり、係船や荷役作業などのために船を留めておく場所のこと）となる。
無理やり解釈するなら、炎（flame）を製造し留めておく場所（dock）…という意味だろうか。
きっと炎の係留所のごとく、体内に炎を宿しているのだろう。
DQ10やDQ11でも「ドック」のままであるあたり、もはや一種のお約束ネタと化している。
ちなみに、ネイティブの英語話者は語尾のgやkはほぼ発音しないしわざわざ聞き取ろうともしないので、dogをdockと同じ発音で言ってしまったところでほとんど問題にはならない。むしろ母音の発音やアクセント位置を気にしたほうがよい。語尾がgかkかなんて気にしているのはカタカナを扱う日本人特有の悩みである。
　
英語版での名前はHot Dog。ファストフードみたいな名前になってしまった。
　
色違いには【あばれこまいぬ】、【サブナック】、【ヘルシーサー】、【デモンシーサー】がいる。
ナンバリングで登場するときの序列は安定しており、サブナックの上位に位置する。

DQ4

【天空への塔】の7階と8階、【デスマウンテン】に出現する。
天空への塔での出現範囲は【しにがみきぞく】と同じく異常に狭いが、デスマウンテンに大量に出現する。
通常攻撃のほか、【こうねつのガス】を吐いてくるが、この時点では大した威力ではない。
炎を吐くモンスターだけに【メラ系】・【ギラ系】は全く効かないが、【ヒャド系】・【デイン系】は無耐性で非常に有効。【ギガデイン】ならば確実に一掃できる他、【バギ系】・【ザキ系】が弱耐性でよく効くので、使ってみるのもいい。
【ドロップアイテム】は【いのちのきのみ】。

リメイク版

デスマウンテンにモンスターが出現しなくなったため、出現場所が天空への塔のみに限定された。
階を限らず天空への塔全般に出現するようにはなったが、どの階でもまんべんなく出現率が低い。
【モンスターずかん】が登場するリメイク版では、コイツを狩るために再び天空への塔を登るプレイヤーが続出。
999匹狩りしたい人は、3匹ぐらいで出現する7Fと8Fがオススメ。
しかし、【謎のダンジョン】の溶岩のフロアに出すとか工夫はできなかったのだろうか?

小説版

子犬だった頃に幼少時のピサロと契りを結び、忠誠を誓う二匹のフレイムドックが登場する。
復活直前の【エスターク】の守護者として勇者達と対峙するが、
目覚めたエスタークの攻撃に巻き込まれ死亡した。

DQ10オフライン

【ボロヌス溶岩流】、【捨てられた城】、【神殿レイダメテス】に生息。
はげしいほのおだけでなく、しゃくねつを吐くこともあるので、攻略レベルでは手強い部類に入る。
通常ドロップは【ようがんのカケラ】、レアドロップは【まじゅうのホネ】。

Ver.2

真の【アラハギーロ地方】にも生息。
クエスト【伝説の防具を求めて】で討伐対象となる。

DQ10オンライン

ボロヌス溶岩流と同様、溶岩エリアに生息している。
詳しくはこちらを参照。

DQ11（3DS版）・DQ11S

【冒険の書の世界】の【天馬の塔】に登場する。
初出がDQ4の天空への塔だった縁で起用されたのだろうか？
しかし今回は出現率も上がり、一度の登場数も増えている。
そして何よりも【こうねつのガス】が威力上昇に加えて【麻痺】の効果が付与され【やけつくいき】の上位互換となった事でかなり凶悪化している。
複数人が麻痺にかかりパーティが機能不全に陥ったままなぶり殺しにされる危険性もあるため、できる限り麻痺対策をしておきたい。ドロップアイテムは【ようがんのカケラ】でレアが【いのちのきのみ】。
　
クエスト【よみがえれ大地のトゥーラ】で塔に再訪した際には、こいつが標的となる。

ウォーク

2020年7～8月実施のイベント「南の島とあぶない果実」で2章のボスとして登場し、以降は各地に現れる強敵モンスターとして登場。
　
二体で登場。クエストではこの二体には兄弟という設定があり、左が兄、右が弟。HPは同じ。
最初のターンでマジックバリアを高確率で使用。以降も5ターンおきに使ってくる。
それ以外ではともに約100程度のメラミやかえんの息、HP50%以下で4連続攻撃の「おおあばれ」を兄弟共通して使用する。
左の兄はHP50%以下になると高威力のはげしい炎を使用し、右の弟はマヒ効果を持ったこうねつのガスを使用してくる点で異なる。
フバーハでダメージを、まもりのたてで状態異常を軽減し、より危険な弟のほうから優先して倒すと良い。
　
こころは青色でコストは81。
耐久力は低いが、力や素早さ、器用さが高め。
高グレードのものは、メラ系の体技ダメージ上昇やマヒや攻撃力低下への耐性などがつく。

タクト

2022年12月26日開催の「真・ドラゴンクエストIVイベント」第2弾更新にてドロップモンスターとして登場(実装は2023年1月6日)。
魔獣系Bランク こうげきタイプ
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