DQ4(PS版)
リメイクで追加された【隠しダンジョン】。
PS版では特に名前はついておらず単に「隠しダンジョン」などと呼ばれていたが、後述のDS版の公式ガイドブックで「謎のダンジョン」の名称で紹介された。その後、【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー 冒険の歴史書】でもこの名称が使われ、PS版・DS版以降で共通の名称となった。
【デスピサロ】撃破後にセーブし、そのデータ(「6章」と表記される)でコンティニューすると、【ゴットサイド】の町の祭壇に大穴が開いており、そこから進入する。
馬車は入れないが、後述する【なぞの教会】のあるフロアとボスフロアである【なぞの火口】では馬車が突如現れて入れ替え可能となる。
DQ6以来伝統となった既存マップの使い回しとなっており、さらに今回は基本ゲームシステムの輸入元のDQ7のダンジョンマップも使い回されている。
後者については【ミステリータワー】を含め、賛否両論が大きかったりする。
地下なのに滝があるフロア、明るいが坂道のあるフロア、美しい水中のフロア、溶岩の煮え滾るフロア、階段が大量にあるフロアがそれにあたる。
【仲間会話】でもしっかり地形に関して言及している。
中でも【女神像の洞窟】から【サンゴの洞窟】の地形のつなげ方が違和感無くできていたりと、所々見た目を意識していると思われる箇所もある。
今までのダンジョンよりもマップ数がかなり多く、最深部に到達するまでに非常に時間を要するだろう。
途中には【宿屋】もあるが、なぜか【ベッド】も敷き布も仕切りも置かれていない。一応、利用すれば普通にステータスは回復するが。
さらに進むと中間地点には『なぞの教会』があり、ここでは親切にセーブが可能。また【教会】へは【ルーラ】での往来が可能となる。
さらに裏ダンジョン用の追加モンスターもDQ7から輸入したものであり、ステータス・耐性もほぼ同じ状態で、若干の特技の仕様とSE、報酬が異なるだけ。それらがDQ4の終盤のモンスターに混ざって出現する。
しかしDQ7では【転職】システムの恩恵で比較的弱めに感じた既存モンスター達だったが、逆に呪文や特技の幅も狭いDQ4メンバーからすればかなり手強く感じるだろう。体感的にはレベルが約10低い辺りか。
そのバランス調整か、輸入されたモンスターは主にDQ7のDISC2に登場するもので、【さらなる異世界】レベルのモンスターは【パンドラボックス】と【プラチナキング】のみにとどまり、しかも後者は戦闘力が恐ろしくない(前者は相当に恐ろしいが)。
それ以外は【ラストダンジョン】かその直前あたりのモンスターが多く、さらに100以上のダメージを受ける【しゃくねつ】・【かがやくいき】等のブレス攻撃は一段階下のものに変更・バランス調整されている。
呪文のスペックが中クラスだが、代わりに最初から高いステータスのモンスターが多い。中でも【ザキ】・【あまいいき】・【痛恨の一撃】を繰り出すパンドラボックス、はげしいほのおを吐く【にじくじゃく】が段違いに手強い。
更には【ギガントドラゴン】・【ギャオース】・【ランプのまおう】・【フロッグキング】等、FC版DQ4には無かった特技や呪文による攻撃を仕掛けるモンスターも登場する。
最奥まで到達するまで【馬車】も入れないので油断しているとあっという間に【全滅】しかねない。レベルや【装備】品はきちんと整えてから行った方が良いだろう。
ただ、DQ7本編と耐性もステータスも使い回している部分が逆に穴で、【メラ系】・【ギラ系】・【イオ系】・【デイン系】の耐性が全体的に低いというDQ7のモンスターの弱点もそのままである。
【マーニャ】の【イオナズン】や【勇者】の【ギガデイン】等、容赦せず唱えてしまおう。
最深部には【旅の扉】があり、そこから隠しボスたる【エッグラ】と【チキーラ】のコンビが待ち構える『なぞの火口』にワープできる。
シリーズの隠しボスとしてはステータスは弱い方なのだがそこはそれ。本作メンバーにとっては結構な強さなので、くれぐれも心して掛かるように。
勝利すると、【世界樹】に【せかいじゅの花】が咲く。その後のストーリーについては【第六章】を参照。
なお1度エッグラとチキーラに勝利した後も2人の元に行けば何度でも戦う事が可能。
倒す度に【ピサロ】専用の「魔界」シリーズの武器・防具などがもらえるほか、絵の中の【G・ピサロ】を移民させることができる。
DS版以降
DS版以降では、マップのほとんどの階層が新規のものに作り直された。
水中のフロアはなくなり、溶岩のあるフロアは後半部分から前半部分へ移動。やたらデカいサイズの家具がある部屋や吊橋のフロア、森林と毒沼のフロアなどがある。仲間会話でも一部を除いてそれに沿ったセリフに修正されている。
ただしフロア構成はPS版を継承しており、【山賊のアジト】を使い回したフロアだけはPS版からほぼそのままである。
また、PS版のいくつかのフロアでは可能だったカメラ回転ができなくなった。
途中に1箇所だけ、見えない通路を通らないと取れない宝箱がある。特にヒントも何もないので初見では分かりづらいだろう。
ピサロを連れてくると仲間会話で「なるほど、そういうことか」と言い、ミネアが水路の上が光って見えるとヒントをおしえてくれる。これで気がついたプレイヤーもいるかも知れない。
なお中身は【やすらぎのローブ】。
一方、出現敵については細やかなバランス調整を嫌ったのか、DS版以降でもDQ7の流用のままで、【じごくの番犬】が「じごくのばんけん」表記に変更された程度。待機モーションの追加など一部でグラフィックを新しく打ち直している。
使い回しを再現するために律儀に手間を掛けているあたり、まさしく「手の込んだ手抜き」。
GBC版モンスターメダルとの関係
GBC版DQ3は当初からDQ4のGBリメイクを見越して作られ、その関係かROMにDQ4のモンスターメダルデータが入れられている。
このことから、DQ7からのコピーではなくこれらのモンスターをPS版以降で使って欲しかったと言う声も少なくないようだ。
こちらで想定されていた隠しダンジョンがどんなものだったのかは不明だが、この没モンスターを見ると海洋生物系がかなりいるので、水辺を通っていった(ひょっとしたら船で突入?)可能性が大。