【ギラ系】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:42:13

攻撃呪文の系統

【メラ系】―【ギラ系】―【イオ系】【バギ系】【ヒャド系】【デイン系】【ドルマ系】【ベタン系】【ジバリア系】【ザバ系】

ギラ系呪文
【ギラ】【ベギラマ】【ベギラゴン】【ギラグレイド】
【ギラマータ】

概要

帯状の炎を放って攻撃する呪文系統。 
見た目通り炎に強い敵にはまず効かず、冷気に強い敵には効き易い。
全体的な傾向としては中程度の耐性を持つ敵が多い。
特にDQ7では、【メラ系】同様に【メタル系】【マグマロン】以外で無効化するザコはいない(3DS版でも本編の耐性はそのままだが、新規追加された炎系モンスターは無効化してくる奴が多い)。
さすが伝統ある呪文!!ということはなく、味方が炎系の特技を使える作品ではどうも影が薄い傾向がある。
ただし、DQ6では敵サイドの呪文として猛威を奮ってくる。詳しくは後述。
 
初期の頃、スタッフサイドの設定の変更による不遇を何度か被っている。
その後も攻撃呪文の中でも威力・範囲面で扱いが悪く、現在では一部のファンからネタにされてしまうほど。
属性が【炎系】のイメージとしてメラ系と被ってしまっているために、DQ9とDQMJでは削除されてしまうという憂き目に。初代から登場していた最古参呪文なのにそんな、ひどい…。
しかし、無くなったら無くなったで「さみしい」「炎の範囲呪文が無くて不便」(特にDQ9)という声が続出。
 
DQMJ2では最上位呪文【ギラグレイド】と共に再び現れ、本編とはシステムが大きく異なることもありモンスターズシリーズでは他の系統と遜色無いものにまでのし上がってきた。
やっぱりドラクエにギラはあった方が良いのだ。ナンバリングでもDQ10のVer.3にてギラ系が復活した。
が、オフライン板では【フウラ】がギラ系を習得するにもかかわらず、なぜか他に同系統の呪文を習得しない【マヒャデドス】を習得し、ギラグレイドはVer.1時点では欠席という憂き目を見た。ギラ系に一体何の恨みがあるのだろうか…?
 
ちなみに冒頭に「帯状の炎を放つ」とあるが、設定によっては電撃だったり閃光だったりとどういうわけかイマイチ属性が安定しない。ナンバリングタイトルでは基本的に炎で統一されているのだが、名前は【いかずちのつえ】なのに使うとなぜか炎が巻き起こるなんてことも結構あり、どうも違和感が拭いきれない。仮にも初代からある呪文だというのに…。
 
名前の由来は「太陽がギラギラ輝き照りつける」からだろうか。もしそうならば、作品によって属性が安定しないのもこれのせいかも知れない。

該当呪文

【ギラ】【ベギラマ】【ベギラゴン】【ギラグレイド】【ギラマータ】
 
ギラ・ベギラマはDQ1から登場する呪文であり、DQ2においてギラは単体、ベギラマは全体という形になったが、DQ3で系統整理が行われた結果、炎系の中でギラ系はグループ対象を担当する形に落ち着いた。
その中で、習得順序の関係もあって【イオ系】に対して完全に下位という扱いになっており、それがのちの作品でも火力・効果範囲に関してはこれが定着してしまったため、イオ系は永遠の目の上のたんこぶ。
また、メラ系も単体火力に特化するためにメラミ以降は同級のギラ系よりも威力が高いのが伝統になっている。
 
DQ4以降は炎系の属性が細分化され、メラ系、イオ系とは属性が異なり、DQ4とDQ5では炎ブレスと同じ属性はギラ系が担当している。
また、DQ6~DQ8でもギラ系は敵の耐性面で炎系ブレスと概ね重なっており、下位互換的な扱いとなっている。
そのせいもあって、なまじ比較対象があるためにどうにも中途半端な印象を持たれてしまいやすい。
ドラクエシリーズの複雑な事情も相まって単純な比較は難しいのだが、習得のタイミングや習得するキャラクターの加入時期や使われやすさによって作品ごとに使い勝手や印象が極端に変わる呪文である。
全体にほぼ共通する特徴として、攻撃呪文全体の中で最も早く覚えられるグループ対象呪文という立ち位置で差別化を図っている。
詳細については後述の「各作品での特徴」を参照。
 
DQMJ3では新しく呪文にギラマータ(数回ランダム光の呪文ダメージ)が追加。

該当特技

特技名登場作品備考
【かえんぎり】DQ6~8
【いなずまぎり】
【らいじんぎり】
【ほうでん】
【いなずま】
【ジゴスパーク】
DQMJ2~イルルカギラ・デイン複合属性
【ビッグバン】DQMJ2~イルルカギラ・ドルマ複合属性
【大地斬】DQMJ2P~イルルカDQMJ2P・テリワンではギラ・ベタン複合属性
イルルカではギラ・ジバリア複合属性

該当道具

【いかずちのつえ】(道具使用:ベギラマ)
【ほのおのツメ】(道具使用:単体ベギラマ(DQ4)、ギラ(DQ5)、打撃ダメージ増加(DQ5)、打撃追加効果(DQ6))
【はじゃのつるぎ】(道具使用:ギラ)
【らいじんのけん】(道具使用:ベギラゴン)

設定の変遷

今でこそギラ系といえば炎系として定着しているが、DQシリーズの黎明期から存在する呪文だったため、初期の頃はシリーズを追うごとに設定の変遷が見られた。
このような頻繁な設定変更は、呪文の効果がグラフィックで表示されず、文字で呪文名と結果が表示されるだけの当時だからこそ可能なこと。
 
DQ1とDQ2では【ギラ】【メラ】に相当する炎の玉で攻撃する呪文、【ベギラマ】は電撃呪文とされている。
DQ3では、ギラもベギラマや新登場の【ベギラゴン】と同様に電撃呪文という扱いになった。
【取扱説明書】には頭上に雷を呼び寄せ、指先から稲妻が迸る呪文と解説されている。
【いかずちのつえ】【らいじんのけん】の道具使用効果がギラ系なのも、この辺の名残りと思われる。
ただし、その割には耐性のグループは【デイン系】ではなく、メラ系・【イオ系】と同じ。
そんな時代のデイン系がどういう呪文だったのかは当該項目を参照。
 
その後刊行された【公式ガイドブック】では再度設定が変わり、一貫して火炎放射系の攻撃呪文として紹介されており、掌や杖から炎を放つ【主人公(DQ1)】【サマルトリアの王子】【魔法使い】などのイラストが描かれている。
ただしDQ1とDQ2のブックでは説明書通りに電撃呪文として解説されており、イラストとの矛盾が見られる。
DQ4の取扱説明書でも矛盾した表記が見られ、系統「ギラ系」の説明では閃光の呪文となっているが、その右ページの一覧の「ギラ」では雷を呼ぶ呪文と書かれている。
なお、後述の通りDQ4ではモンスターの耐性においてギラ系と炎系ブレス、ヒャド系と吹雪系ブレスが同一の耐性を参照するようになっているため、この時点では少なくともゲームシステム内でギラ=炎という設定が固まりつつあった。
 
その当時の関連商品でも設定はまちまちで、CDシアターにおけるベギラマの詠唱もDQ1・2では「炎よ雷よ! 我の下へ集え!!」だったものが、DQ3では「炎の聖霊よ! 我の下へ集え!!」に変化。
小説版DQ2では【シドー】へのトドメに眉間に突き刺したロトの剣を避雷針にして、ベギラマを落として倒している。
CDシアターDQ2においても前述の詠唱を若干変形させてロトの剣へと力を送っている。
エニックスのゲームブックDQ2ではシーンによって炎の呪文だったり電撃だったりする。
【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】では当初電撃だったが、後半になると閃熱波の炎を放つ描写に変更されている。
 
SFC以降の作品では呪文がアニメーション表示されるようになり、ギラ系を唱えると炎が燃え上がるという演出に統一された。
ただし、作品によってはメラ系は効くがギラ系は効かないことがよくあり、数は少ないがその逆パターンもある。
DQ5の取説では「まばゆい光と灼熱の炎」と表記されている。ただし同作の公式ガイドブックではいかずちのつえの解説や【デススパーク】の設定など、まだ稲妻と関連させる記述も残されており、「雷の呪文」と明記された箇所もある。アニメーションで炎が表現されるようになっている以上、これらは誤記と言っていいだろう。
PS以降の作品およびリメイク版の資料では、一貫して「火炎の呪文」と表記されている。
 
エレメントによる属性名称が導入されて以降、ナンバリング(DQ10以降)では【炎属性】、モンスターズでは【光属性】の呪文となっている。

各作品での特徴

DQ1

【主人公(DQ1)】も敵も含めて唯一の攻撃呪文系統であった。
ゲームを通じて1人旅に加え、MPのやりくりが厳しかったため、遠出の際は惜しみがちになり、町の近くで経験値稼ぎの際には便利、という面も否めなかった。
ギラはリメイク版にて、序盤で打撃が通りにくいおおさそりを駆除するのに大いに役に立った。
ベギラマも約60前後のダメージを与えられ、武器が整うまで必殺の呪文として活躍した。

DQ2

【サマルトリアの王子】の攻撃呪文系統として登場。
ギラ系の評判を落とした一番の原因とされていてギラの黒歴史でもある。
原因は、前作で最強だったはずのベギラマがサマルトリア王子の最強のダメージ系攻撃呪文なのにダメージがたったの17~33しかなかったこと。
【ムーンブルクの王女】がLv4で覚える【バギ】のダメージと同じなので、全体攻撃できるバギでしかなくなってしまう。
 
反面、公式ガイドブックでは「敵全体に30~50のダメージを与えられる」と表記されており、後述するSFC版での修正と比較すると発売日に間に合わせるために通しプレイをせずにリリースとなったFC版の調整不足がいかに今作に大きな影響を及ぼしていたかを示す、わかりやすい調整ミスの一例となっている。
 
この当時はギラ系・【バギ系】【イオ系】という独立した系統がなく単に「ダメージ系攻撃呪文」という括りになっていた。つまりバギや【イオナズン】もこの系統に属していたと言い換えることもできる。

SFC版

FC版では散々だったベギラマが敵全体という範囲はそのままに50~65のダメージと超がつくほどの大幅な強化を受ける。
サマルトリア王子の最強のダメージ系攻撃呪文として申し分のない活躍をしてくれるようになったが、敵のベギラマもおよそ1.5倍のダメージに強化されたので脅威にもなった。

ガラケー版以降

ギラ・ベギラマ共DQ3以降のグループ魔法に変更。
サマル王子の使い勝手が上がった反面、敵のギラが同様に範囲攻撃になった影響もまた大きく、【ムーンペタ】周辺に出てくる【まじゅつし】【リザードフライ】などが一気に強敵へと化けた。
敵の唱えるベギラマの範囲は変わらない。

DQ3

【勇者】【魔法使い】【賢者】が習得する。
このシリーズ以降範囲がグループに固定され、最上位の【ベギラゴン】が登場し、これは魔法使いと賢者のみが習得する。
ギラは【いざないの洞窟】【おばけありくい】などの駆除に、ベギラマは【ピラミッド】【砂漠】に出現する【じごくのハサミ】【ミイラおとこ】の駆除に活躍し、【ダーマ】辺りまでは主力呪文として活躍する。
しかし船を入手する辺りで【ヒャダルコ】を覚えたり、道具として使えばベギラマの効果があるいかずちのつえの登場で立場が微妙に。
 
また本作初登場のベギラゴンであるが、ベギラゴンを覚えるより先に【マヒャド】を覚えてしまうので影が薄い。
しかもベギラゴンとマヒャドは消費MPも威力も同じなので、先に覚えるマヒャドの方が活躍してしまう。
本作ではこれらを覚えるLv帯はヒャド系に耐性を持つ敵が少なく、逆にギラ系が効きにくい敵が多いため、後に覚えるベギラゴンはほとんど使われない。
後半には敵の耐性が逆転するので、【イオナズン】を覚えるまでは出番が多い。特に【マドハンド】の群れを確実に一掃できる。
ちなみにコレはスタッフサイドの設定ミスで、本来なら【ヒャダイン】を覚えるLvで誤ってマヒャドを覚えるようになっているためである。
リメイク版ではこのミスは修正されている。

DQ4

【勇者】(ギラのみ)・【マーニャ】が習得可能。
今作以降、メラ系・イオ系とは別個の属性として独立したため、メラ系・イオ系に耐性を持つが、ギラ系は無耐性で有効という敵も少なからず出てくるようになった。当然その逆もある。
全体的にはメラ系よりもギラ系、ギラ系よりもイオ系の方が効きやすい傾向がある。
ただし、どれも炎熱系のため、基本的にこの3系統に対する敵の耐性は似通っており、防具の呪文耐性もメラ・ギラ・イオの炎熱系三種のみに限られるという物が一部ある。
 
イオ系に比べて火力で劣るが、その分だけ習得レベルと消費MPが低い。
4章では【ミネア】のバギとの連携によるグループ単位の雑魚一掃に活用できる。
ギラはメラより火力が高いので、メラの強化版として強敵相手に使用することも多い。
5章では序盤から仲間を揃え切るまで、長らくベギラマが主力として活躍する。
ベギラゴンもLv27と今まで以上に早い段階で覚えるので、終盤の雑魚掃除に役に立つ。
【ドラゴラム】で変身した竜の吐く【はげしいほのお】を含め、炎系のブレスはモンスターのギラ系耐性を参照する。激しい炎以外のブレスについては【格闘場】で確認可能。
 
終盤になると耐性を持つ敵も増えてくるが、それでも耐性を持たない敵は比較的多く、PS以降のリメイク版においては炎熱系三種に対する敵の呪文耐性が結構下げられていたりもするため、使い勝手はそれなりに良い。

DQ5

前作に引き続き敵モンスターは炎ブレス系と耐性が一緒くたになっている。
本作ではメラ・ギラ・イオ系の3属性の効きやすさが前作とは逆転しており、メラ系は軽減されないのにギラに耐性を持つ敵が増えた。
特に青年時代の中盤に覚えるベギラマは仲間モンスターの一部が炎ブレスをお手軽に使えることもあり立場がない。
そもそも、この系統の使い手が離脱の多い【ビアンカ】【フローラ】(とDS版以降の【デボラ】)ということもあり、加わる頃にはベギラマでは威力が低過ぎる。
この作品以降、ヒャド系の範囲に変化があり、ヒャダインが削除されて代わりにマヒャドがグループから全体になっていて、ベギラゴンと対になっていた設定が早々に終わりを告げた。
 
ただし、ベギラゴン自体はクリア前なら十分に通用しうる火力であり、特に山彦ベギラゴンなどは終盤の【キラーマシン】(ギラ系のみが穴)などに有効で、それなりに活躍の場は残されている。
 
装備品の耐性は、ギラ系と炎系が別々なので取り扱いには気をつけること。呪文でもブレスでもない道具使用効果には対応すらしていない。
仲間モンスターが素で持っている耐性はどちらも同一で、道具使用効果にも対応している。

DQ6

【バーバラ】が自力でギラ・ベギラマを習得する他、魔法使いの職業で覚えることができる。
バーバラ以外は魔法使いで覚えることになるが、職業に凶悪なHP補正が付いてしまうため、戦闘に参加させられないという新たな向かい風が吹いてしまう。
また、本作以降DQ8まで炎系ブレスとギラ系の耐性か別個になり、【耐性貫通力】で劣るだけでなく、基本的にギラ系の方が耐性持ちが多いのでほぼ下位互換となっている。そんな、ひどい…。
 
一方の敵側では、この作品では【ベビーゴイル】のギラ、【ストーンビースト】【ヘルゼーエン】などが使ってくるベギラマ、【ミラルゴ】のベギラゴンなど、早い段階で殺す気満々で多用してくる。
そのため敵サイドが使う呪文というイメージが強いかも知れない。
ベギラゴンは魔法使い★8という速さで覚えられるため、中盤で覚えてしまえばかなり活躍が見込める。
あとは、バーバラのギラをシャドーやフェアリードラゴンに当てるくらいか。

DQ7

やはり魔法使いの職業で習得できるが、習得が非常に遅くなってしまった。
ギラでさえ覚えるのが遅過ぎて、使える頃には強い特技に隠れがち。
なぜかベギラマを覚える前に範囲と威力で勝るイオラを覚えたり、ベギラゴンが魔法戦士にならないと覚えられないなど習得があまりに遅い。
ただし、本作においては炎系呪文が優遇されており、この系統はメラ系ほどではないにしろ、ほとんどの敵に軽減されにくいという特徴がある。
しかし、ギラ系はそもそも習得時期に対して威力が低過ぎるので、弱点を突いても他の攻撃手段の方が強いことが多くやはり微妙。
 
何より複数攻撃なら【つるぎのまい】と言う高過ぎる壁が存在しているので、ギラ系に限らずMPを消費する複数攻撃は全体的に立場が無い。
まとまって大量に登場する敵ならばつるぎのまいでは手数が足りないし、【まわしげり】もダメージ減衰が厳しいので話は別だが、そんなのは大抵2グループ以上に分かれている。
 
様々なテコ入れがなされたリメイク版でも立場はあまり変わっていない。
ベギラマはイオラの後で、ベギラゴンは上級職でないと習得できないという遅さは据え置き。
人間職で覚える特技は下級職で覚えたものしか引継ぎできないという仕様変更+習得タイミング変更により、つるぎのまいがオサラバしたのはいいのだが、ベギラゴンもその煽りを食らって引き継げなくなった。
その代わり習得職が増えたが、賢者は同威力全体攻撃のマヒャドを先に覚え、【天地雷鳴士】はマヒャドに加え【イオナズン】を同時に習得する。
複数攻撃呪文として立場を保てているのは【魔法戦士】のみ。
 
ベギラマ以下はというと、これまた影が薄い。
まず、転職以前に【マリベル】がイオを覚えるためギラを覚える価値自体があまりない。
また、イオラを先に覚えることもさることながら、【いなずま】【へんてこ斬り】というノーコストのグループ以上の攻撃が下級職特技にラインナップされている。
ベギラマ以前にMPを消費する呪文を使う意味があまり無い。

DQ8

【主人公(DQ8)】【ゼシカ】が覚える。本作で複数人が覚える攻撃呪文はこの系統だけ。
主人公は【ブーメラン(スキル)】を取らない場合、貴重な範囲攻撃として活躍が見込める。
ゼシカはベギラマを覚えるより先にヒャダルコを覚えてしまうものの、本作でもDQ7ほどではないにしろ【ヒャド系】に耐性を持つ敵が多いので、ある程度は活躍する。
とはいえベギラマはほかの中級呪文より賢さによる威力アップが小さく、主人公もスキルの取り方によっては上位互換に近い【ライデイン】を早期に使えるので不遇かも知れない。
 
ゼシカのベギラゴンはイベントで習得するのだが、習得後の次の目的地が雪原であり大活躍。
同時に覚える【マヒャド】を完全に出し抜いている。
しかし終盤になると立場が逆転。
【ベリアル】【ヘルプラネット】【ケムンクルス】など、厄介な敵は総じてヒャド系に耐性が無いため、マヒャドが活躍する一方でベギラゴンの立場はかなり微妙になる。
範囲で劣るのも向かい風か。
主人公はかしこさが低いため、ベギラゴンの威力がなかなか上がらず、上がってきた頃には強力な特技が目白押しのため、介入の余地は無い。

DQ9(没)

開発中の画面にはギラの他、「ギラブラスト」というこれの最上位と思われるものもあったが、【ドルマ系】に取って代わられデイン系共々削除された。
その結果、他の呪文が極大呪文を上回る最強呪文が出現したのに対してギラ系はベギラゴンより上の呪文の登場が遅れることになった…。
 
削除の理由は炎属性の呪文という点でメラ系と設定が被るためだろうが、そのせいで炎属性は相反する氷属性と違って範囲攻撃ができる呪文が存在しないという事態になってしまっている。
全体攻撃が強力な【デビルスノー】【ふゆしょうぐん】の集団に対してベギラマが使えれば心強かったのだが。

DQ10オフライン

オンラインのVer.3から移植された【踊り子】のほか、仲間キャラでは【フウラ】もギラ系の使い手になった。
グループの概念があるため、他のナンバリングタイトル(DQ3以降)と同様にグループ対象。

DQ10オンライン

2015年のVer.3.0にて炎属性呪文としてナンバリングタイトルに復活。範囲呪文な分、同じ属性のメラ系よりも威力は弱め。
【踊り子】【デスマスター】といった職業のほか、一部の敵が使用する。
有効範囲が使用者の前方帯状の範囲呪文になっている。
なお、ギラ系実装前にDQ10内で登場した元ギラ使いのモンスターは代わりに他の系統の攻撃呪文を使うようになっている。
詳細はこちらを参照。

DQ11

DQ10から引き続いて炎属性で登場。範囲はグループに戻る。
【主人公(DQ11)】がベギラゴンまで、【ベロニカ】がギラグレイドまで習得する。
主人公は両手剣の【ぶんまわし】を覚えてしまうとお役御免だが、片手剣メインの場合は数少ないグループ攻撃手段として中盤までは役に立つ。
というより、他の系統の同級呪文よりも習得が早いため、DQ3やDQ4のころのように、ギラ系が最も火力が高いという時期がそれなりに生じる。
特に攻撃魔力の高いベロニカは、序盤からギラやベギラマでどんどん敵を焼き払ってくれる。
シリーズでもトップレベルでギラ系が活躍する作品となっている。
イオ系を覚えてしまうと、マニュアル入力なら範囲も威力も勝るイオ系を使った方がお手軽で強力、という側面もあるが、AI操作をしていると単一グループ相手には属性によってイオ系やヒャド系と上手く使い分けてくれる。

モンスターズシリーズ

DQM・DQM2では初期モンスターの【スライム】が習得する呪文となっているが、実際は本編と同じくらいの残念な地位であった。
DQMJでは削除されてしまうが、DQMJ2で極大呪文より上位の呪文ギラグレイドを引っさげ復活。
これ以降のモンスターズでは、かつて雷の属性であったためか、いなずま・いなずま斬りなどの特技はギラとデインの複合属性になっている。しかしギラ系呪文のエフェクトはどう見ても炎である。
 
DQMJ2P以降は、モンスターの系統ごとに属性耐性に傾向ができるようになり、メラ系やイオ系とは耐性傾向によってはっきりと差別化されるようになった。
【スライム系】がこの属性を無効化、【ドラゴン系】が半減する一方で【自然系】は弱点とする傾向にある。
スライム系がギラに強いのは前述したように初代のスライムがギラ使いだった名残だろうか。
ギラグレイドも他の最上級呪文と遜色のない威力を持っている上、相手の耐性に応じて攻撃呪文を使い分ける必要が生じたため、これ以降のモンスターズが、ギラ系が最も輝いている作品だといえるだろう。
 
属性名称が変更されたDQMJ3では光属性の呪文となっている。
エフェクトを見る限り、「神聖な光」というより「閃光で焼く」という印象。

DQMSL

本作では、雷属性となっている(デイン系は光属性)。
特技名も「雷」や「稲妻」、「スパーク」といった単語が入っているものがほとんどだが、「ギラ」と入った呪文は明らかに炎のエフェクトであり、一部の特技にも「魔界の業火」など炎属性を連想させる単語が入っているものが散見される。
スライム系やドラゴン系に耐性が高いモンスターが多い一方で、自然系は弱点とする傾向にある。
状態異常が付与される場合は麻痺や継続ダメージがほとんど。

トルネコ2

魔法使いの呪文として登場。
前方3方向の敵に一度にダメージを与えるという効果。威力も攻撃範囲も、消費HPまでも中途半端。
敵単体ならメラ系のほうが良いし、囲まれたらバギ系やイオ系で一掃するか補助呪文で逃げたほうが良い。
そもそも魔法使いは囲まれる前になんとかしなければいけない。そんなわけでほとんど使われない。
 
見た目に反して無属性であり、【フレイム】などの炎系モンスターにも効くが、【ブリザード】などの氷系モンスターに倍ダメージを与えたりはしない。
そして【きめんどうし】などの呪文を使うモンスターにはきっちり1ダメージにされる。
せめて呪文使いにも効けば、まだ使いどころがあった。

バトルロードシリーズ

灼熱属性の呪文として登場。炎属性のメラ系、爆発属性のイオ系との差別化に成功した例である。

バトルスキャナー・スキャンバトラーズ

DQ10の炎属性設定と、DQMJ3の光属性設定を折衷したのか、炎+光の複合属性呪文として登場する。

ヒーローズシリーズ

マーニャが扱う呪文系統。
ギラは直線状、ベギラマはカーブ型、べギラゴンはベギラマを2発撃ったような打ち方をする。
どちらも直線状のみの射程だがマーニャの特性上空中でも出せるのが強み。
ヒーローズ2では両手杖を装備した主人公も扱える。

ウォーク

「ギラ属性」として登場。
 
呪文ではベギラゴンまでのほか、上位置換の「閃熱ベギラゴン」や単体に威力を集中させる「グランドインフェルノ」という呪文も登場。
特技では、単体攻撃では闇の覇者の竜鞭で覚える「閃烈の竜撃」やプラチナウィングで覚える「ヒートスライサー」など、
全体攻撃では闇の覇者の竜鞭で覚える味方初のブレス攻撃「竜王の業火」が高威力で知られる。
覚えられる特技の種類は多くないが、強化できる手段が意外に多いため効く相手にはとことん有効にできる。

ビルダーズシリーズ

主人公は魔法が使えないが、敵モンスターの一部が放つ火球攻撃がギラ系呪文であると、公式ガイドブックの記述から判明している。
 
ビルダーズ1ではDQ1に準拠し、ギラ・ベギラマが登場。
ギラは使用者から目標へ、地面と水平に真っ直ぐ飛ぶ小火球。そしてベギラマは放物線を描き、目標の上から降る大火球である。
だがその軌道上、着弾点さえ離れればベギラマを避けるのは簡単で、慣れればギラよりベギラマの方が危険度は低い。
 
ビルダーズ2では、ギラ系のエフェクトがDQ10寄りの「直線状に地を這う炎」に変更。前作の回避法は通用せず、上方向の当たり判定も大きいのでジャンプでかわすこともできない厄介な攻撃となった。

スマブラSP

下必殺ワザで抽選される呪文の内の一つとして、ギラとベギラマが登場。
どちらも閃光を直線で飛ばし、相手に当たったり攻撃で相殺されたりすることで、火柱を上げて着弾地点を攻撃する飛び道具となっている。
射程・着弾時の攻撃範囲・ダメージ・ふっとばし力等、ほとんどの要素が同じ下必殺ワザで抽選されるイオ系の下位互換に近く、同時に抽選されたらこちらを使う理由は薄い。
この辺の力関係は本編でも似たような具合で、ある意味での原作再現と言えるだろうか。
当てなくとも爆発するイオ系と異なり、しっかりと命中させなければ火柱が上がらず消えてしまう点も扱いづらさを増長している。
ただしイオ系に勝る利点として弾速が極めて速く、見てからではまず回避が間に合わないほどに強烈。MP消費が少なく済む利点も健在。
性能自体は飛び道具としては破格とも言える強さで、コマンドを素早く見切って選択できるなら強い奇襲技として活躍するだろう。

いれちゃん!S~ドラゴンクエストⅪ S公式生放送~カウントダウンスペシャル#4

公式アーカイブはこちら
スマブラSPへの実装後、ソラの桜井政博がゲストとして参加したDQ11S発売前生放送にてギラの実装エピソードが語られた。
スマブラへの呪文実装にあたり、歴代ドラクエ作品を参考にギラ及びベギラマの表現をメラと差別化しようと試みたが、スクエニ側からその表現にNGが出た。
そこで桜井はNGを受けた表現を【堀井雄二】に直接見せた結果「いいですいいです、全然違和感無いです」という鶴の一声でスクエニNGだった表現のまま、スマブラSPにギラとベギラマは実装されることとなった。
さらに堀井は「元々メラっていうやつは単体に効く呪文で、ギラはグループ呪文で作ったんですよね。どっちもは炎系は炎系なんすよねだから(発言そのまま)」という発言で、メラとギラの差異に頭を悩ませていたファンに衝撃を与えた。

ダイの大冒険

メラ系が純粋な火炎であるのに対し、ギラ系は火炎そのものではなく超高熱を放射、激しい熱エネルギーで敵を焼き尽くすエネルギー光線のような存在として描かれている。メラ系、イオ系より上位の系統として扱われる等、ゲーム本編での扱いよりはるかに優遇された演出が行われている。
これはDQ1での最強呪文がベギラマであったことから、ギラ系の地位を高めたからとのこと。メラ系が火炎、ギラ系が熱光線、イオ系がエネルギー弾といった演出で使い分けられており、中々かっこいい。
 
特にベギラマは極大呪文でもないくせに、「炎のオーラを全身から立ち上がらせ、左手に集中させた高熱のエネルギーを右手のパンチで撃ち抜く」といった独自の「型」まで用意されており、作中での使用頻度も高い。【メラゾーマ】を初登場時から使いこなす魔法使いの【ポップ】が、初歩のギラをその後から習得したり、戦いの中で新たにベギラマを使えるようになり驚くシーンも描かれている。
ベギラゴンに至っては「極大呪文」と称され、両手を使って炎を練り上げ放つ、まさしく最強に近い攻撃呪文であるという演出がされている。イオナズンを使いこなす【ハドラー】が強化、復活後に初めてベギラゴンが使用可能になり、力量を示すシーンも描かれた。また、各々が生来それぞれ1系統の呪文の力を持っている【ハドラー親衛騎団】に関しても、その中でギラ系が割り当てられたのは、モチーフとなったチェスの駒としては最強にあたるクイーンたる【アルビナス】である。
 
呪文を得意とする【バーン】やポップでさえ作中でベギラゴンを使うシーンは描かれなかった。少なくともポップは作中で設定されたステータスを見る限り、使用可能呪文にベギラゴンは含まれていない。
また、DQの【完全攻略本】では「閃光」であるが、ダイ大では「閃“熱”」となっている。

アベル伝説

時期的な問題もあり、概要で述べた設定変更の影響をもろに受けている。
序盤では電撃の呪文となっているものの、後半になるにつれて火炎や閃光の呪文になっていき、名前は同じなのに演出が全く一致しない。
呪文の演出が統一されているとは言い難い本作の中でも特に統一感がない。
しかし、他の系統の攻撃呪文に比べると全体を通してよく使われており一部・二部ともにギラ~ベギラゴンまで全て使われている唯一の呪文系統である。

蒼天のソウラ

本作はDQ10の外伝であるため「火球ではない炎の呪文」として扱われる。
最も頻度が高く登場する呪文はベギラマで、漢字では「扇炎呪文」と書いてベギラマと読む。
【魔公子イシュマリク】が使用する場合だけ「爛炎呪文」と書くが、これはベギラマとルビが振ってあるのが誤植なベギラゴンだと思われている。
本作はDQ10の外伝であるだけでなく、歴代の全てのドラクエが伝承されているという世界観であるためかギラ系呪文の表現の幅が広く、使用者ごとに異なる表現を同一の呪文で行うというアベル伝説すら彷彿とさせる描写で描かれている。

シリーズ外作品

『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』のスーパーライトコラボでは、前述のスーパーライトに倣い、雷属性となっておりエフェクトもちゃんと雷になっている。