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【ブロック】

Last-modified: 2019-07-12 (金) 21:24:42

ドラゴンクエストビルダーズシリーズに登場するアイテム群は【ブロック(DQB)】を参照。

概要 Edit

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するキャラクター。
【オリハルコン】製のチェスの駒から生み出された金属戦士軍団【ハドラー親衛騎団】の一人。
名前の由来は「防御、阻害」などを表す「block」か。
城兵(ルック)の駒より生み出された巨漢兵士で、城のように重厚な全身鎧に身を包む。
機械的な外見の【フェンブレン】と同様、フルフェイスヘルム状の頭部は常時無表情で、普段は言葉を喋る事はできず稀に「ブローム」と謎の声を発するだけだが、その巨体の中にはスリムな本体が秘められており、こちらの姿では表情を見せ会話も可能。
 
見た目通りのパワーファイターで、大戦艦を片手で軽々担ぎ上げて投げ飛ばし、獣王【クロコダイン】すら圧倒する怪力を誇る。
前述の通り普段は表情もセリフも無いので意思疎通が出来ないためかその感情や性格、考えかたは味方ですら把握していない。戦闘描写が他のメンバーと比べると少ないのもあってハドラー親衛騎団の中ではやや影が薄く、仲間の【ヒム】からも「にぶそー」と思われていたりする。
しかし、その鈍重そうな印象に反して戦いにおいては機転が利き、非常に豪胆かつ仲間想い。自己犠牲的な行動をとることも多く、とっさの判断力や迅速な行動は度々仲間の危機を救った。
チェスの城兵は仲間の駒に埋もれていて序盤の攻防に絡みにくいものの、駒が少なくなった時や王(キング)の守護役としていざという時に高い機動力や固有能力を発揮する駒。普段はあまり行動的ではないが、重要な局面で豪快に仲間を守るブロックにもその特性が強く現れている。
 
不意を突いて撃ち込まれた【ポップ】【メドローア】で親衛騎団が全滅しかけた際には、自ら倒れ込んで仲間たちを地面に押し込むという荒業で背中を大きく抉られる大ダメージを負いながらも仲間を完全に守った。
その最期もハドラーが【バーン】に反旗を翻し処刑されかけた時に王を守る切り札【キャスリング】を発動、ハドラーと仲間全員を逃がしつつ自らハドラーの身代わりとなって死亡するという壮絶なもの。キングの駒たるハドラーと仲間達を救うためなら命を挺する事も厭わない精神は敵味方問わず度肝を抜いた。
機転と判断は戦術家として成長していたポップさえ驚かせており、窮地から救われたハドラーと残された騎団員も、その死に惜しみない追悼を表した。
親衛騎団のメンバーはそれぞれハドラーの精神面の一部を受け継いでいるが、言葉少ないブロックはそうした描写もあまり明確ではなかった。あるいは、長命な魔族の肉体を捨ててまで超魔生物となり戦士としての高みを目指したハドラーの「命をかけてでも目的を果たす」という一途さや覚悟が受け継がれていたのかもしれない。
 
作中では呪文に関連する技の描写がなかったが、他の親衛騎団達がそれぞれ【ギラ系】【バギ系】【メラ系】【イオ系】の呪文の力をその身に宿しているため、ブロックも何らかの呪文を宿していたはずだという推測もある。
作品中では【デイン系】【竜の騎士】専用呪文という扱いのため、消去法で残る代表的な攻撃呪文の【ヒャド系】が候補に挙がることが多いようだ。

ゲーム作品では星ドラのダイ大コラボイベントで登場。
キャスリングは使用せず、原作より早いサババの戦いの中で「ハドラーサマヲタノム」と言い残して倒される。
なお、親衛騎団メンバーは自身が持つ属性を無効化するが、ブロックがこのゲーム中で無効化するのはヒャドではなく【ジバリア系】だった。
ジバリアは漫画連載時のDQシリーズには登場していない比較的新しい呪文であるため、時系列的に見て原作の設定を反映したものではない。

戦歴 Edit

対魔王軍前線基地の港町【サババ】を他の親衛騎団と共に襲撃。挨拶代わりに大戦艦を担いで放り投げ、集結していたダイたちの度肝を抜くと同時に辺り一面を火の海にした。
ダイ一行が全員揃った所でクロコダインと巨漢対戦を繰り広げ、彼をも上回る怪力で圧倒。両陣営が体勢を整えるべく一時集結した際は、背骨折りのポーズに捕らえたクロコダインを投げ捨てていた。
後に死の大地で再びクロコダインと相対した時は、締め上げを振りほどかれ逆にブレーンバスターで投げ飛ばされている。
 
フォーメーションの変更で【マァム】が当たると、今度は彼女の素早さに翻弄されてしまう。
さらに【シグマ】が左腕に装着していた【シャハルの鏡】をクロコダインが腕ごともぎ取り、そのスキを突いたポップのメドローアが親衛騎団に放たれ全滅の危機に陥るが、ブロックは身を挺して他のメンバーをかばい全滅を回避する。
他のメンバーは無傷に済んだが代償としてブロックの背中側半身の大半は削ぎ取られ、片足ももげてしまい、なんとかコアこそ無事だったものの完全に戦闘不能状態に陥る。この時は親衛騎団が人間側の戦力を篩にかける役割を十分果たしたこともあり、ハドラーから撤退命令が下されている。
 
この時とった回避方法は「超重量の巨体でのしかかり仲間全員を地中に埋める」と言う非常に強引なもの。完全に虚を突かれて放たれたメドローアから仲間全員を守るにはこの手段しか無く、尚且つ自身の命の危険の大きいものであったが、彼はそれを躊躇無く実行して全員を守り抜いた。
ポップも「仲間のために命を捨てる覚悟が無いと絶対に思いつかねえ方法」と賛辞を通り越して戦慄するほど。
これまで戦ってきたモンスターは集団を組むことこそあっても高度な連携は無く、魔王軍幹部も個人プレーに走る事が殆どで、ダイたちもチームワークで対抗できていた。ブロックの行動は、ついに敵側にも連携や仲間意識を持つ者が現れ、一筋縄ではいかないだろうと言う事実を強く印象付けた。
 
その後、ダイ一行がバーンパレスに乗り込み、ハドラーに埋め込まれていた【黒の核晶】が爆発した時も、その衝撃で死の大地が崩壊する中、隠然と【ヒム】達を爆発の難から救っていた。
ダイ一行が撤退後、バーンへ反旗を翻すハドラーの加勢に臨もうとするが、【ミストバーン】【キルバーン】に足止めされてしまう。後にハドラーが【ザボエラ】の横槍で拘束され、バーンに光魔の杖を投げつけられ改めて処刑されかけた瞬間、ブロックは主であるハドラーを救うべく特殊能力のキャスリングを発動。
その身を挺してハドラーと仲間達を救い、自らハドラーの代わりに【光魔の杖】を胴に受けて核(コア)を貫かれ ながらも全員を離脱させ
「……ミンナ… ハドラーサマヲ…タノム…!!」
と、ぎこちなくも生まれて最初で最後の言葉を遺して死亡、かくしてフェンブレンに次ぎ、ハドラー親衛騎団第二の戦死者となる。
最期の最期まで仲間を想い守り続けた彼の死には、ハドラーを含むメンバー全員が動揺を隠せず、ヒムも「やっと覚えて初めて喋った言葉がそれかよ」と涙を流した。
 
反逆者の処刑に失敗したバーンは、二度も獲物に逃げられた事に憤慨して本来のチェスの勝負ならチェックメイト後のキャスリングは反則(後述)だと吐き捨て、わずかに残ったブロックの顔の残骸に再び光魔の杖を投げつけ叩き割った。
老バーンがこの様に怒りを露わにするのは珍しく、ブロックはそれだけ大魔王を驚かせてみせたという事だろう。
 
詳細は【キャスリング】の頁に譲るが、チェスの話をするなら、正しくはメイト(詰み)していなくてもチェック(王手)がかかっている状態ならキャスリングは禁止。さらにキングとルークのどちらかが一歩でも動いた時点でキャスリングは使えなくなるルールもある。
足止めされていたブロックはともかく、バーンにとどめを刺される直前、さらに交戦ですでに「動いて」いたハドラーにキャスリングを使うのは、基本ルールに照らせばいくつもの反則となる動きだった。
そういう意味ではバーンがルール違反に言及したくなるのも当然だが、これもまた、ブロックがチェス駒という出自や立場さえ超えて主と仲間を守った証とも言えるか。