【宿屋の息子】

Last-modified: 2023-12-08 (金) 11:08:59

概要

ドラクエシリーズにおいて【宿屋】は無数に存在し、そこを経営している家族の子供も多数登場するのだが、
FC時代の作品では子供のグラフィックが男の子しか無かった都合上、その多くは男の子であり、宿屋の息子は案外多い。
 
名のあるキャラクターだけでも【ププル】(DQ4)、【ホフマン】(DQ4)、【ピピン】(DQ5)、【ベサワキ】(DQ10)など複数登場している。
劇中で明確に宿屋の息子と言及されているのはDQ4のププルが最初。

DQ4

第五章で仲間になるNPCのホフマンの職業(肩書き)。
【ブランカ】の東にある【砂漠の宿屋】の主人の息子であり、DQ4の【馬車】のパトリシアの飼い主。
モンスターや亜人を除いた純粋な人間キャラの中で唯一、そして初めてステータスの職業欄に職業じゃないものが書かれた事例となった。
つまり後の作品における「肩書き」の概念の走りである。
そしてなにげに、肩書きにおける「息子」シリーズの創始者でもある。
さらに、一般人臭い肩書きの初代でもある。
ちなみに、DQ5のメインキャラクターである【宿屋の娘】と対になっている肩書きなのだ。
 
彼が戦闘であまり役に立たないからといって、バカにしてはいけない。
リメイク版ではそんな宿屋の息子が、後に移民の町のパイオニアにまで出世するのだから。

DQ5

青年時代後半の【山奥の村】に登場する宿屋の息子も、名前が不明なため、プレイヤーの間で便宜上「宿屋の息子」と呼ばれている。
【ビアンカ】の父【ダンカン】とは師弟関係にあり、彼のもとで経営術の講義を受けている。
主人公がビアンカと結婚した場合はダンカンと1対1の個別指導になるので修行の日々についてグチをこぼしているだけだが、フローラと結婚した場合はダンカンの家にはビアンカもいるため、「ビアンカさんに会えるのはうれしい」と付け加える。
どうやらビアンカに惚れている模様。
なお、青年時代前半は宿屋のカウンターに若者が働いているが、後半におじさんに変わっている。
前半の若者が時の経過とともに老けただけなのか、青年時代前半に働いていた若者が上記の宿屋の息子なのかは不明。
 
少なくともエンディングの時点までは、彼がビアンカに振り向いてもらえることはない。
リメイク版では同じ村の中にビアンカに惚れている男性が他にもいるため、彼にとっては油断できない状況が続く。