【サブタイトル】

Last-modified: 2024-01-03 (水) 12:27:26

概要

DQ2から「ドラゴンクエスト◯」に続いて作品名に付属されるようになったもの。
メインタイトルの「ドラゴンクエスト」が冒険の目的を表しているDQ1だけは存在しない。だがなんとも寂しいので、FFDQ板にはDQ1のサブタイトルを考えるスレッドが立つこともある。
 
DQ2以降はサブタイトルが本タイトルみたいなもの、という考え方もある。
というのも、サブタイトルはほとんどストーリーの核心を表しており、下手をすれば重大なネタバレとなるからだ。要注意である。
 
なお【ドラゴンクエスト モンスターバトルロードIIレジェンド】【レジェンドSPカード】には、DQ2からDQ9までのサブタイトルの名前が割り当てられている。
その中でDQ1にのみサブタイトルが無いため、DQ1に対応するカードには「ロトの血を引く者」と言う名前が与えられている。
 
DQ4、DQ8以降のナンバリング作品ではエンディングテーマのタイトルにも用いられている。
 
外伝作品でも同様に何かしらのサブタイトルが付いており、サブタイトルが作品内容を表している。
ただし、初の外伝であるトルネコ1のみ「ドラゴンクエスト」のメインタイトルが存在しない。
外伝として考えればそれほど変な話ではなく、むしろ『トルネコの大冒険』こそがメインタイトルなのだろうが、後の外伝が皆「ドラゴンクエスト~」の形になっているので、改めてタイトルを並べると若干浮いてしまう。
 
海外版では 【DRAGON WARRIOR】時代はサブタイトルが無かったが、【DRAGON QUEST】に統一されたDQ8からサブタイトルが付けられるようになった。
以降は過去作品もDSやスマホ向けのリメイクの際にサブタイトルが付けられている。
2016年8月現在では、もともとサブタイトルの無いDQ1と、英語圏未展開のDQ10を除く全ナンバリングタイトルにサブタイトルが付けられている。
最初のDQ8以外は全て韻を踏んでいる。

サブタイトル一覧

本編作品

以下の記述は公式に言及されているものではなく、推測が含まれていることに留意されたい。
( ) 内は英語版のサブタイトル。

DQ2 悪霊の神々 (Luminaries of the Legendary Line)
討伐対象がドラゴンではなくなり(一応シドーも竜を思わせる造形だが)、代わりに新たな敵である「破壊神」こと【シドー】を指すサブタイトルが追加された。
「神々」と複数形になっているので、【アトラス】【バズズ】【ベリアル】も含みDQ10や一部外伝作品ではこの3匹のチーム名がそのまま【悪霊の神々】である。DQ10の解説はこちら
英語版は直訳だと「伝説の家系の有名人」となり、意訳すれば【ロトの子孫たち】のような意味合いだろう。Lで韻を踏んでいる。
DQ3 そして伝説へ… (The Seeds of Salvation)
今更言うまでもない、DQ1・DQ2と語り継がれる【ロト】の伝説の始まり。
英語版は直訳だと「救世の起源」となり、意訳すると「ロト伝説の始まり」のような意味合いのように取れる。Sで韻を踏んでいる。
DQ4 導かれし者たち (Chapters of the Chosen)
本来ならば接点が一切無いはずの各章の主人公たちが、運命に導かれて一箇所に集まっていく。
英語版の"Chapters"は本作が【章】立てになっていることと「Chosen(<神に>選ばれし者)」とCh同士で韻を踏んでいる単語。
DQ5 天空の花嫁 (Hand of the Heavenly Bride)
主人公の花嫁となる人物は天空の勇者の子孫で、主人公の子供は【天空の勇者】となる。
(余談だが、北欧神話のエッダ詩で太陽の事を「天の花嫁」と呼ぶ詩的表現が見られるが、これは主人公の最強装備の一つである太陽の冠を指し、それと同時に主人公のグランバニア王の王位を指すと思われる。)
英語版はHandには手で約束することから転じ「婚約」、Heavenlyには「天空」の意味があるので、
日本語版とほぼ同意義だが花嫁本人ではなく『天空の花嫁との結婚』と中盤のあのイベントのことになる。
Hで韻を踏んでいる。
DQ6 幻の大地 (Realms of Revelation)
本来なら見ることも触れることもできない【夢の世界】のこと、
あるいは逆に夢の世界にいた主人公達が見つけた現実世界とも解釈できる。詳しくは当該項目を参照。
英語版の"Realms of Revelation"は直訳すると「新事実の領域」というような意味で、幻の大地を見つけた驚きをあらわすほか、Re同士で韻を踏んでもいる。ただしDS版の発表当初は”Realms of Reverie”となっており、DQ11Sの【冒険の書の世界】でもこちらが使われた。
DQ7 エデンの戦士たち (Fragments of the Forgotten Past)
「エデン」は唯一魔王の手に落ちていない最後の楽園、【エスタード島】を指す(+主人公たちが好奇心で石版を復元したのを禁断の実になぞらえている?)。
エスタード島出身の主人公たちがエデンの戦士である。
英語版を直訳すると「忘却されし過去のカケラ」といった感じ。 過去→過去世界、カケラ→石版のかけら をあらわすのだろう。Fで韻を踏んでいる。
DQ8 空と海と大地と呪われし姫君 (Journey of the Cursed King)
「空と海と大地」は本作の特徴である開放感あふれるフィールドを指す。また「空=天空シリーズ、海=DQ7、大地=ロトシリーズ」という説もある。「呪われし姫君」は、呪いによって馬に変えられた【ミーティア】を指す。
英語版の"Cursed King"は同じく呪いで魔物の姿になった【トロデ】を指す。直訳すれば「【呪われし王】の旅」といったところか。海外版で初めてサブでタイトルが採用された本作では、現状では唯一韻が無い。強いて言うならCとKだろうか。
DQ9 星空の守り人 (Sentinels of the Starry Skies)
【天使】たちのこと。役目を終えると天使たちはお星様になり、【女神セレシア】からこう呼ばれる。
英語版の"Sentinels of the Starry Skies"は日本語とほぼそのまんまで「星空の番人」というような意味。
Sで韻を踏んでいる。
DQ10オフライン・オンライン(Ver.1) 目覚めし五つの種族
プレイヤーが選択可能な五つの種族(【オーガ】【プクリポ】【エルフ】【ウェディ】【ドワーフ】)のこと。
DQ11の冒険の書の世界の祭壇名もこのVer.1のサブタイトルを使用しているが、英語圏ではサービスされていないため英語版DQ11Sの冒険の書の世界ではAlter of the Undeciphered(未翻訳の祭壇)が使われている。
DQ10オフライン・オンライン(Ver.2) 眠れる勇者と導きの盟友
【勇者姫アンルシア】と、彼女の【盟友】として戦う【主人公(DQ10)】のこと。
DQ10オンライン(Ver.3) いにしえの竜の伝承
シナリオでキーとなる【竜族】から。
DQ10オンライン(Ver.4) 5000年の旅路 遥かなる故郷へ
シナリオで冒険する5000年前の世界から。
「遥かなる故郷へ」は、主人公が本来は5000年前の人間であり、今期のシナリオでその生まれ故郷へ訪れることから。
DQ10オンライン(Ver.5) いばらの巫女と滅びの神
キーキャラクターとなるいばらの巫女滅びの神から。
DQ10オンライン(Ver.6) 天星の英雄たち
メインの舞台となる「天星郷」とキーキャラクターとなる人間と五種族の英雄たちから。
DQ11 過ぎ去りし時を求めて (Echoes of an Elusive Age)
過去の出来事の真実を追い求める今作のストーリー全般の流れから。とりわけ初回エンディング後、ある目的を果たすために【主人公(DQ11)】【忘れられた塔】で行ったことから。このとき同時にある者も主人公とは違う目的で、主人公と同様のことを行っているので、ダブルミーニングともとれる。また、本作はシリーズの30周年であることを意識して、過去作へのリスペクト要素が各所に見られることも関係している。
英語版の"Elusive"は「はっきりしない」「つかみどころがない」「記憶しにくい」というような意味をもつ。訳すと「おぼろげな時の残響」といったところか。過去作同様、Eで韻を踏んでいる。

外伝作品

英語版については、シリーズの1が出ていない不思議のダンジョンとスラもりの場合、ナンバリングを外している。

作品名及びサブタイトル意味
トルネコの大冒険 不思議のダンジョン入るたびに姿が変わる【不思議のダンジョン】【トルネコ】が挑む。
ドラクエ初の外伝作品にして、「ドラゴンクエスト」の名を冠していない唯一の作品。
ドラゴンクエストキャラクターズ
トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン
(Torneko: The Last Hope)
モンスターズシリーズと対応させるために「キャラクターズ」と名付けられた。
海外版DQ4でトルネコはTaloonに変更されていたが、ここでTornekoに再変更。
後の海外DS版DQ4では「Torneko Taloon」がフルネームとされた。
ドラゴンクエストキャラクターズ
トルネコの大冒険3 不思議のダンジョン
ドラゴンクエスト
少年ヤンガスと不思議のダンジョン
モンスターズシリーズの【配合】要素も含むおかげか、「キャラクターズ」が外れた。
少年時代の【ヤンガス】の活躍を描いた物語。
ドラゴンクエストモンスターズ
テリーのワンダーランド/3D
(Dragon Warrior Monsters)
【テリー】が異世界(ワンダーランド)に迷い込むお話。
「3D」は3DSで3D対応になった為付属。
ドラゴンクエストモンスターズ2
マルタのふしぎな鍵(ルカの旅立ち/イルの冒険)
(Dragon Warrior Monsters 2
Cobi's Journey/Tara's Adventure)
【マルタの国】とそこから異世界に行くために必要な不思議な鍵。
【イル】(Tara)と【ルカ】(Cobi)は各作品の主人公の名前。
ドラゴンクエストモンスターズ2
イルとルカの不思議なふしぎな鍵
きょうだいが逆転しているのは「イルカ」にかけていること、
作中の重要アイテムである【ふしぎなかぎ】から。
ドラゴンクエストモンスターズ1・2
星降りの勇者と牧場の仲間たち
「星降りの勇者」はテリー、「牧場の仲間たち」はイル&ルカのこと。
ドラゴンクエストモンスターズ
キャラバンハート
「キャラバン」は馬車隊、「ハート」は人間やモンスターの心のこと。
このゲームのメインシステムを表している。
ドラゴンクエストモンスターズ
ジョーカー/ジョーカー2/ジョーカー2PROFESSIONAL/ジョーカー3
【JOKER】(ジョーカー)は神獣の最終形態の名称。
ドラゴンクエストモンスターズ3
魔族の王子とエルフの旅
(Dragon Quest Monsters The Dark Prince)
「魔族の王子」は【ピサロ】、エルフは【ロザリー】
スライムもりもりドラゴンクエスト
衝撃のしっぽ団
【スライム】は本作における主役。【しっぽ団】は敵勢力のこと。
スライムもりもりドラゴンクエスト2
大戦車としっぽ団
(Dragon Quest Heroes: Rocket Slime)
本作では戦車を用いての戦いがメインとなっている。
プラットフォームに合わせて略称が「DS」となっているとも言われる。
スライムもりもりドラゴンクエスト3
大海賊としっぽ団
本作では海戦。「しっぽ団」も海賊船に乗っている。
前作同様にサブタイトルが「DS」となっており、「スラもり3DS」とかけているとも。
剣神ドラゴンクエスト
甦りし伝説の剣
新たなスタイルで蘇った「ドラゴンクエスト(1)」。
ドラゴンクエストソード
仮面の女王と鏡の塔
「仮面の女王」は【ディーン】の母である【女王ヒルダ】のこと。
ドラゴンクエストビルダーズ
アレフガルドを復活せよ
荒廃した【アレフガルド】をモノづくりで復興するのが本作の目的。
ドラゴンクエストビルダーズ2
破壊神シドーとからっぽの島
ハーゴン教によりものづくりを否定されている世界にものづくりの種を撒くことが本作の目的。
ドラゴンクエストヒーローズ
闇竜と世界樹の城
「闇竜」は本作のラスボス【闇竜シャムダ】、「世界樹の城」は本作の舞台【エルサーゼ】のこと。
ドラゴンクエストヒーローズII
双子の王と予言の終わり
戦乱の末に双子の王が君臨するという予言を終わらせるのが本作の目的。「双子の王」は【ラゼル】【テレシア】のこと。
ドラゴンクエストトレジャーズ
青き瞳と大空の羅針盤
主人公【カミュ】【マヤ】の眼、大空の羅針盤は【宝島】への道しるべ。