【なんと この私が 好きと申すか!?  そ それはいかん! もう1度 考えてみなさい。】

Last-modified: 2022-04-16 (土) 21:48:37

DQ5

本作最大の目玉、【結婚イベント】における【ルドマン】の台詞。「もう一度」ではなく「もう1度」と算数字なのがポイント。
 
結婚相手を選ぶ際、ルドマンから「好きな方にプロポーズするのだ」と言われるのだが、その時にあろうことかルドマンに話しかけるとこう返される。
そりゃあ妻子持ちのいい年したおっさんにしたら、いきなり勇ましい青年から告白されたらうろたえる他になかろう。ウホッ。
 
渾身のボケをかましたのか、それとも極度の緊張故の珍プレイか。
まあどちらにせよ、初見プレイヤーは「何か特別な台詞が用意されてるのではないか」とか「さあ、好きな方にプロポーズするのだ」を繰り返すだろうと思っていたはず。そこへまさかのリアクション芸を炸裂させる製作陣のセンスには「そう来たか!」と感心した人も多いのではないだろうか?
老メイドに話しかけるのと併せて、DQ5のプレイヤーなら誰もが一度は試したであろう"お約束"といえ、やはりというべきか【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】でもお馴染みであった。
また【ドラゴンクエスト ポータルアプリ】でかつてスマホ版DQ5に合わせて配信されていた結婚イベントをイメージした壁紙には、花嫁候補3人のバージョンに加えて「本当にルドマンと結婚したら」というイラストがあったり、後述の作品でセルフパロディが盛り込まれたりとスタッフにも愛されているようだ。
 
ちなみに老メイドの方はボケをかますでもぶったまげるでもなく、【あら嫌ですよ○○○○さん。年寄りをからかわないで下さいな。】と実に穏やか。
狼狽えるルドマンと落ち着き払った彼女、好対照なのがシュールだ。

DQ8(3DS版)

「なんと この私が 好きと申すか!?」が【写真】の装飾メッセージの一つとして登場。
ネタ画像を好む多くのプレイヤーに利用された。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】のルドマンの屋敷ではクエストクリア後、リハーサルとしてではあるがDQ5同様結婚相手を選ぶことになり、その時に話しかけるとやはりこれを言ってくる。
しかし、今回は他の男性陣からも選択でき、それぞれに反応を返してくれるうえ、花嫁(?)として選ぶことも可能というぶっ飛んだイベントになっている。
リハーサルは何度でも行えるので各人の選んだ際の反応を見るのも一興。
 
また、真の【エンディング】でもSFC版DQ5の同じシーンの動画が流れる。
物語の全てを締めくくる、過去シリーズの印象深いシーンを盛り込んだエンディングにこの台詞を入れるあたり、スタッフもよほどお気に入りの台詞であったことが伺える。
「DQ5の印象深いイベントといえば結婚だが、誰か一人を選ぶと角が立つ、かと言って誰にも話さないと尺が持たない」と言う理由もあるのだろうが。