【ふしぎなかぎ】

Last-modified: 2024-03-05 (火) 06:05:15

概要

DQM2、イルルカに登場する道具の一種。
【マルタの国】の扉の間には鍵穴があり、これに鍵を差し込むことによって異世界へと旅立つことができる。
マルタの国に帰りたいときは【マルタのかぎ】を扉に刺すことで帰宅できる。
ストーリー上必要になる鍵と、捨てたりできる汎用の鍵とがある。
ストーリー上必要になるような特別な鍵は、名称に形容詞が無いのですぐにわかる。
例えば【てんくうのかぎ】だとか【はざまのかぎ】だとかである。
GB版とPS版では細部が異なるが基本は同じシステムであるが、イルルカで大きな変更が施された。

GB版

鍵を入れる部屋には、マルタの国側だと「ふしぎなドア」、異世界側だと「ふしぎなドアのほこら」という地名がついている(それぞれの部屋でセーブをすると判明する)。
ストーリーに関わる鍵は最初から名前が判明しているので、鑑定の必要が無い。
当然、ストーリーに関わる重要な鍵なので、交換したり捨てたりできないが、【エルフのもりのかぎ】などの例外も存在する。
一方で完全にモンスター集め用のものとなる汎用の鍵は、鍵屋で鑑定をしてもらわないと使うことができない。
汎用の不思議な鍵の入手手段は異世界のダンジョン最深部の宝箱か、格闘場の景品、他国マスター(戦士)からもらう、他のプレイヤーと通信交換する(GB版のみ)以外、基本的に無い。
鑑定費用はこちらの連れているモンスターの強さに比例して高くなり、高いほど出現するモンスターも強い。
名称はレア度を表す形容詞部分と、生息しているモンスターの系統を決定する名詞部分からなる。
例えば、「さいごのちかしつの鍵」の場合、出現するのはレア度3.5か4のスライム系と悪魔系となる。
形容詞はGB版では16種、PS版では32種存在し、名詞はGB版は56種、PS版は86種存在する。
これにより、不思議な鍵の種類はGB版では896種、PS版は2752種類存在している。
形容詞部分のランクが高いと、前作までの各系統の最強モンスターが普通のエンカウントで出てくることもある。
(今作初登場の最強種やワンダーエッグは出現しない)
ただしそういった希少価値の高い鍵の異世界で出てくる敵は強く、並みのモンスターでは歯が立たない。
これら汎用鍵の異世界のおかげで????系を配合で産み出す難易度が大きく下がったことは間違いない。
ただし、汎用の鍵で行ける異世界では、ボスモンスターが権力を握って一つの地域または世界を支配している。
そのためエンカウントで出てくる魔物が人間の仲間にならないよう圧力をかけているので普通は仲間にできない。
仲間を集めたい場合は、まずボスを倒すところから始めなければならないのだ。 これは各世界の町の人からも情報がもらえる。

フィールド

汎用の鍵の異世界はランダムにマップが作成されるが、これが前作と比べても秀逸なシステムが組まれている。
作成される異世界には必ず町、ボスの城、塔や洞窟のようなダンジョンと、主な施設が一通り揃っており、
単なるランダム作成のダンジョンでしかなかった前作の旅の扉の異世界とは違って、異世界らしいマップになる。
例えば固有名詞が「水辺」「草原」などの世界では【水の世界】のような明るい草原と海が広がり、「空」「楽園」等の場合は【天空の世界】のような空の上の世界のマップとなる。そして「死」や「墓場」などの世界では、DQ7の封印された大地のような暗い空と枯れた草木が広がり、町には人間ではなくガイコツが暮らしているという非常に恐ろしい光景が出迎えてくれる。その他にも砂漠や雪国、【はざまの世界】のような亜空間に存在する世界もあり、バリエーションは多い。
シナリオ中の異世界同様、海や空、亜空間は【うみなりのかね】【おおぞらのたて】の力で渡ることができる。これを利用して、ほこらのボスを無視していきなり大ボスに挑むことも可能。その場合、大ボスを倒した時点でほこらのボスもいなくなる。
また、ランダム作成で海のスペースが生成された場合、水上には扉の系統に関係なく水系モンスターが出てくる。
ただし海上の魔物はレア度が総じて低めで、顔ぶれは水の世界や氷の世界の海上に出る奴らと大差ない。
そのくせ野生値はべらぼうに高いので、肉を使ってまで仲間にする価値は無いだろう。

総じてかなり手の込んだマップが必ず生成されるため、一つの鍵の異世界を完全に探索し尽すのには、かなりの時間を要する。
GB版・PS版共に、汎用の鍵は20本まで所持できる。

村、町、城

異世界には複数の村や町、城が存在し、不思議な鍵のほこらの近くにはどれかしらある場合が多い。
いずれも中では冒険の書に記録ができるほか、教会などの施設を利用できる。
町や城の名前は決められていないので、いわゆる【ここは○○の町ですキャラ】はいないが、「ボスを倒さないと魔物が仲間になってくれない」ことを教えてくれるNPCがほぼ確実にいる。
住人のセリフは何種類かのパターンを使い回しており、アイテムや特技の効果、魔物の特徴なんかを教えてくれることが多い。
まれに【テリー】【ミレーユ】の名前が聞けることもある。
住人のグラフィックは鍵の固有名詞部分に準拠しており、大抵は人間やエルフが暮らしているのだが、上述の通り、固有名詞部分が「死」「墓場」などの世界では、住民がガイコツになる。(あくまでガイコツになる可能性が高いだけで、これらの固有名詞でも人間が暮らしている異世界になる場合もあれば、時には「悪魔」「虫」などの世界でガイコツになる場合もある)
彼らも人間と同じセリフを使いまわしており、その光景はなかなかシュール。見分けが一切つかないが、通常の人間、エルフと同様に男性、女性、老人など、同じ処理がなされている。さらに宿屋にはベッドではなく棺桶が置かれている。
村は2画面の小さな村で、道具屋と教会がある。道具屋の品揃えは一定で、冒険に必要なものは一通り揃っているが、宿屋はない。
町は4画面とやや広く宿屋と教会があるが、道具屋はある場合とない場合がある。ある場合も品揃えと価格は町ごとに異なっており、村より割高な場合が多い。宿屋は1泊10Gで固定。
城は縦2画面で、兵士3人と王様だけの小さな城。施設は教会のみで宿屋や道具屋もないため、3種類の拠点の中では最も使い勝手が悪い。

ダンジョン

前述のとおり、異世界には洞窟や塔といったダンジョンがある。
内部はランダム作成の迷路となっており、非常に迷いやすい。
階層も場所によっては10階層以上あるので、一つのダンジョンを探索するだけでもかなりの距離を歩くことになる。
また、フィールドよりエンカウント率が高くモンスターも強いため、一つのダンジョンを探索するだけでも骨が折れる。
そんなダンジョンが一つの異世界にいくつもあるため、全部回ろうと思ったらそれなりの時間が必要。
効率を求めるなら、町で【せいすい】を買い込んだ上で、【リレミト】【トラマナ】を持ったモンスターを連れていくと良い。
最深部は小部屋になっており、宝箱が1つ置かれている。
中身はランダムで、魔物が身につけられるアクセサリーや夢見るタマゴ、そして不思議な鍵が手に入ることもある。
鍵の入手確率は結構高めに設定されており、異世界のダンジョンをすべて回る人だと、すぐに鍵束がいっぱいになる。【にんぎょのうろこ】や、【いしのキバ】などのどうでもいいアクセサリーも入手しやすいが。
夢見るタマゴが出る確率は非常に低いが、運良く(?)引き当てても旨味は薄い。

その他

GB版ではごく稀に、「○○のまおうのかぎ」というかぎが出現することがあり、ここではなんと全ての敵が???系である。
歴代のラスボスがその辺をウロウロしているという(見た目的にも)恐ろしい世界で、他の世界とはケタ違いの経験値が貰える。
また、魔王の鍵の異世界では、どんなに頑張ってもモンスターを仲間にすることはできない。
(肉は跳ね除けられるし、星降りのオーブも効果無し)
これは????系が霜降り肉で簡単に仲間になったらレアリティが崩壊するため、当然の処置だろう。とはいえ前述通り経験値が非常に高いので、出たらものすごく嬉しいことに変わりはない。なお、こんな恐ろしい世界でも町では人間は普通に存在しており、これはこれでシュールである。 彼等の強さはライフコッドの村人さえも上回るかも知れない。
なおソフトのバージョンによっては、他のプレイヤーから貰ったまおうのかぎを使おうとするとフリーズするバグが存在する模様。

PS版

基本はGB版と同じだが、魔王の鍵が無くなってしまった(ただし、クリア後にマルタの住人の吟遊詩人が「あんなに恐怖を感じたのは異世界で魔王に囲まれたとき以来だ」みたいな発言をするため、名残は一応ある)。よって、経験値稼ぎは【はぐれメタル】【メタルキング】【ゴールデンスライム】が出てくる鍵を狙わないといけない。また、異世界での鍵の入手率がGB版に比べて異様に下がっており、未クリアの鍵が無くなってしまうケースが非常に多い。ダンジョンの最奥部の宝箱の中身の種類が増えてしまったのが原因である。中には【せかいじゅのは】【いかずちのつえ】など、簡単に入手できるものまであるから質が悪い。
苦労してたどり着いたダンジョンの最奥部の宝箱の中身がこれでは、プレイヤーのやる気もなくなってしまうだろう。
そのため、鍵入手のためにひたすら闘技場を制覇し続けなければならなくなり、非常にストレスが溜まる。
もっとも格闘場でも中々入手できないので、戦士の他国マスターを狙った方がストレスは溜まらない…が、その他国マスターですらも鍵をくれる確率は非常に低い。
更に他国マスターは探すのに手間がかかるのに対し、格闘場の場合はモンスターさえ強くしておけばAボタンを連打してるだけでそのうち手に入る。どっちが楽かは各自の判断に委ねられる。
また、鍵は(現在いる世界のものでなくても)マルタの国の中でないと捨てられない仕様になった。このため、せっかくダンジョンの最奥部の宝箱から鍵が出てきても鍵束がいっぱいだったときは一旦マルタに帰ってからもう一度ダンジョンに潜り直さないといけない。
 
その代わり、鍵の名前毎に固有の世界観が付いており、鍵一つ一つのストーリー性は高まっている。 中には2本の鍵に渡ってストーリーが展開されるものや、ドラクエ本編のストーリーのパロディと思われる展開が用意されているものも。
鍵の名前によっては、ボスがストーリーに一切絡んでこなかったり、クリアするまで店や教会などの施設が使えないorそもそも施設がないものもある(逆に、クリアすると施設がなくなってしまうものもある)。中にはボス戦が発生しないという一風変わったものも。
住民やボスの台詞は鍵の名前毎に固定だが、中ボスの台詞は全ての鍵に共通で複数種類の中からランダムとなっている。
オリジナル版のテイストを残すためか、固有の世界観がなく住民やボスの台詞などがランダムで決定される鍵もあるが、これらは固有の世界観付きの鍵を全て鑑定し終わるまでは出て来ない仕様になっている。これらの世界では、壺や本棚などを調べても反応しない。
【系統】の名を冠した鍵(その系統のモンスターのみが出現する)が存在するのだが、【鳥系】【悪魔系】【ゾンビ系】の鍵には固有の世界観が付いている一方でそれ以外の系統の鍵には固有の世界観がないという格差が発生している。
固有の世界観が付いている3つに関しても、ゾンビ系の鍵は「ボスが死者を次々と復活させており、その影響で町に幽霊が住み着いてしまい住人が困っている」というそれらしい内容であるのに対し、鳥系の鍵悪魔系の鍵は該当する系統が深く関与しているようなストーリーではない。
 
高ランクの鍵では【グランスライム】【オリハルゴン】等の系統最強種が野生で出現するようになった。
さらに海上にも地上と同等の魔物が出現するようになり、鍵のランクが高ければ、海上で野生の【ポセイドン】をも捕獲できる。
PS版では、クリアするまで海を渡る・岩を壊すといった能力が使えない仕様に変更されている。これにより、中ボスのいる世界では中ボスをショートカットしてボスの所まで行くのが不可能になっている。
また、ダンジョンでは特定の形状(何種類か存在するが、全て右下が窪んでいる形)の部屋にしか階段が生成されない仕様になっており、これに気づけば探索が多少は楽になる。

生成の法則

さいごの
はるかな
いだいな
とどろく
あらぶる
かがやく
まばゆき
うずまく
みえざる
きえゆく
わななく
けだかき
ゆめみる
もえる
おおきな
ふるえる
さまよう
たたかう
かれいな
ねむれる
ざわめく
ゆらめく
ゆかいな
あやしい
ささやく
あけゆく
かよわい
しずかな
あわい
ちいさな
ひそかな
はかなき
以上の32種類で、上に行くほど強い敵が出現する。
これに加え、以下の接続語で出現する敵が決定される。

接続語名出現する敵
おもい悪魔
ゾンビ
物質
いらないスライム
ごつごつしたドラゴン
物質
きんの

植物
どうのスライム
ドラゴン


植物

悪魔
物質
あかい悪魔
あおいスライム
みどりの悪魔
ゾンビ
物質
くろいゾンビ
にじいろのドラゴン
ちちゅうのスライム

そうげんの
植物
かなしみのスライム

たびびとのスライム
ゾンビ
植物
おとめのスライム
植物
きょうだいの
ネコのスライム
ドラゴン

植物

悪魔
ゾンビ
物質
コロゴロのドラゴン
ゾンビ
物質
いなかのスライム
ゆうきのスライム

ゾンビ
ふぶきの
悪魔
ゾンビ
であいの
こおりの悪魔
さいかいのスライム
ドラゴン


植物

悪魔
物質
でんえんのスライム
たいようの悪魔
ゾンビ
じいさんの悪魔
ゾンビ
からくちの
植物
みっしつのドラゴン
ゾンビ
まちびとの悪魔
物質
のぞみのスライム
だいちの植物
ゾンビ
物質
へいしの
きずなの
からくりのスライム
スライムのスライム
けものの
ぶっしつの物質
とりの
ゾンビのゾンビ
あくまの悪魔
はじまりの物質
さばくのドラゴン


植物

悪魔
ゾンビ
物質
まおうの(GB版限定)????

イルルカ

ストーリー上必要になる「異世界のカギ(緑)」はDQM2と同様だが、それ以外が異なる。
特殊な場所に行くための「特別なカギ(赤)」、配信等で貰える「プレゼントのカギ」、
裏シナリオ攻略中に手に入る「試練のカギ(紫)」、そして、「錬金カギ(銅、銀、金、プラチナ)」と呼ばれるものの4つがある。
異世界のカギも含めてカギの色がそれぞれ異なるため、判別するのは容易。
異世界のカギ以外は最大で15分しか留まれず、戻ってくると壊れてしまい、カギ毎に定められた一定時間が実時間で過ぎないと再利用できない。
表シナリオをクリアすれば、ゴールドを支払うことですぐに再利用できるようにすることも可能。
しかしその場合、再生時間が長い程に10万単位の法外な額のゴールドを支払う羽目になるのは覚悟しなくてはならない。ちなみに支払う金額は、カギの再生時間(分)×100ゴールド(例:再生時間が残り12時間(720分)の場合は72000ゴールド)。秒は基本的に無視されるが、再生時間が残り1分未満の場合は100ゴールドになる。
なお、再生時間はカギの世界から戻ってきた時点からではなく、カギを使った時点からカウントされる。
セーブせずにリセットすると持っているカギが全て壊れてしまうペナルティが発生する(カセットが抜けてしまった場合はペナルティは発生しないが、利用は自己責任で)。

また、錬金カギとプレゼントのカギにはレベルが定められており、指定されたクエストをクリアするとクリアランクとカギの種類に応じてレベルが上がるようになっている。
レベルが上がると出現するモンスターも強くなるが、クリア後の報酬が貰える確率や量も上がる。

異世界のカギ以外ではメニュー画面の以下の行動が制限され、利用することができない。

異世界のカギ

ストーリー攻略上必要になり、攻略中に必ず手に入るカギ。カギの色は緑。
【マルタのカギ】【オアシスのカギ】【かいぞくのカギ】【こおりのカギ】【てんくうのカギ】【はざまのカギ】【やどりぎのカギ】【さいごのカギ】の全8種類(やどりぎのカギとさいごのカギはエンディング後に手に入る)。
前述の通りDQM2のそれと同じだが、GB版にあった「ちからのカギ」や「まどわしのカギ」などといったカギは本作には登場しない(代わりにやどりぎのカギとさいごのカギが追加されている)。
カギのレベルや異世界の滞在時間は特になく、何度使用しても壊れない。
各異世界には決まった場所にアイテムや宝箱が置いてあり、雑魚モンスターも決まった位置に出現する(時間帯・天候によって出現位置が変わったり出現しなくなるモンスターもいる)。【他国マスター】超巨大モンスターなども決まった位置に出現する。赤い宝箱以外は基本的にその異世界に入り直すことで入手状況がリセットされ、再び出現する。
また、異世界のカギでは基本的にメニュー画面での行動が制限されず、全ての項目を自由に選ぶことができる(一部のイベント中に【ルーラ】が使用できなくなる程度)。

特別なカギ

名前の通り特別なエリアに行くために必要なカギ。カギの色は赤。
【メタルエリア】のカギ、【光あふれる地】のカギ、各種【めぐりあいの塔】のカギ、【勝ち抜きバトル】のカギの全4種類。
イルルカSPでは【まぼろしのカギ】が追加された。
カギにレベルは存在しない。カギの再生時間は、メタルエリアのカギが6時間、光あふれる地のカギが12時間、めぐりあいのカギと勝ち抜きバトルのカギが22時間。
多くはストーリーを進めるか【格闘場】で勝利することで入手できる(めぐりあいのカギは図書館で条件を満たせば入手可能)。
メタルエリアと光あふれる地はいずれも15分しかいられないので、ムダな行動は避け、戦闘の際も速度を倍速(3倍速)にすることを推奨。
めぐりあいの塔と勝ち抜きバトルは基本的に時間無制限。

プレゼントのカギ

各種の配信等で貰えるカギ。カギの再生時間はレベルやモンスターに関係なく22時間。カギの色は水色。
プレゼントの対象となっているモンスターがボスになっており、それを倒すことで仲間にできる。
このとき抽選が行われ、当たると貴重なSP系やご当地スキルが3つ目に付いたモンスターが貰える。
外れてもそのモンスターは仲間にできるので安心。
カギのレベルを100まで上げれば確実に3つ目のスキルが得られるので狙うのもあり。
また、1度手に入れたカギは捨てない限り何度でも使用できる。うっかり捨ててしまうと取り返しがつかないので要注意。
自宅のWi-Fiで配信しているカギなら再入手できるが、【マクドナルド】の「マックでDS」などで配信していたカギはもう二度と手に入らないので、持っている人は間違っても捨てたりしないこと。

試練のカギ

裏シナリオ中にミラクレアから貰えるカギ。これをクリアしないとストーリーが進まない。カギの色は紫。
上記の「プレゼントのカギ」と似ているが、カギの再生時間が6時間と短く、クエストの基本報酬確率も低い点が異なる(カギのレベルを100まで上げても抽選成功確率は最大で50%)。
「おうじゃの試練のカギ」「わだつみの試練のカギ」「じゅうおうの試練のカギ」「とこやみの試練のカギ」の全4種類あり、中にいるボスを倒すとそれぞれ【キングアズライル】【ポセイドン】【ヘルゴラゴ】【ダークマター】が貰える。
これらはいずれも超Gサイズモンスターを作るのに必要な素材となっており、基本的にはこれでしか手に入らないが、何度でも挑戦できるので挑戦すればそれだけ増える。
特別なスキルといっても攻守速賢のアップSPなので、抽選に外れて通常のものだったとしても気にすることはない。

錬金カギ

DQM2の汎用のカギにあたり、イルルカにおける最大の要素ともいえるのがこれ。カギの色は素材にしたカギによって異なる。
クリア前の段階で入手できる錬金カギは【格闘場】の子供クラス優勝後に貰える「かけだしの流れ星の○○のカギ Lv1」とAクラス優勝後に貰える「あわい鬼神の○○のカギ Lv20」の2種類。
○○は入手する度に変わり、中身も基本的にランダムなので、格闘場の受付の前でセーブし、気に入らなければリセットしてやり直すといい。
SP版では「かけだしの流れ星の○○のカギ Lv1」の中身が完全固定になり厳選不可能になった。
 
自由に作れるようになるのは表シナリオクリア後で、【アルッチェ】の店で錬金することで作ることができる。
また、作ったカギはすれちがいで配信することもできる(格闘場の賞品として貰ったカギも例外ではない)。
錬金する素材のカギもここで買える。素材となるカギは【どうのカギ】【ぎんのカギ】【きんのカギ】【プラチナのカギ】の4つ。高価なプラチナのカギなら報酬も期待が持てるものになる。
錬金の際は「○○の△△の□□のカギ」といった形で名称を決め、カギを作ることになる。
○○と△△にあたる部分はこちらで決めることができ、作中で得られる称号によって文言が増える。
 
まず、○○には「ひそかな」「おさなき」などが入り、ここでそのカギの環境や出現するモンスターの系統が決まる。
環境とはどのようなモンスターが現れるかを決める要素であり、名称毎に異なっている(マスクデータだが、公式ガイドブックには詳細が記載されている)。
例えば「おさなき」と「わかき」では、ドラゴン系のみが棲息する点では同じだが、環境が微妙に異なるため、出現するモンスターに少なからず違いが生じるのである。
要するに「どの系統の」「どのモンスターが出現するか」を定める欄であるといえる。
出現するモンスターの候補は全703種族(DQ10が初出のモンスター、配信限定超Gサイズなどの100種族が除かれている)。
ここに出てくるモンスターは基本的に【勝ち抜きバトル】の対戦相手としても登場する。
ただし、クエストのボスとして出現するだけで雑魚としては出現せず、報酬にも選ばれない=錬金カギでの入手方法が存在しないモンスターもこの703種族に含まれているので注意(スラ忍やCランク以下の【転生モンスター】などが該当)。
配合で作れるモンスターやスカウトで入手できるモンスターのほとんどが入手可能なのがこの錬金カギの最大の特徴である(配合難度の高い【邪獣ヒヒュルデ】【魔戦神ゼメルギアス】、前作で配信限定だった【ラーミア】【じげんりゅう】なども例外ではない)。
 
次に△△は「むすめの」「鉄条の」などが該当し、フィールドの広さやクリア条件などがここで定められる。
何を目的に(貴重なモンスター?ゴールド?)そのカギを錬金するのかをここで反映させることになる。
□□の欄は自分では決められず、○○と△△を定めて実際に作った際に自動的に決められる。
「塔」や「砂漠」などが入り、文言によってストーリー上で訪れることになる場所の一部分からフィールドが決まる。時間帯・天候の変化はなく、空の色が専用のものに差し替えられている。
ごくごく狭いエリアから塔全体、あるいはその世界全体が対象になっている場合もあり、行くことのできないエリア(町の入口など)は壊せない岩で塞がっている。
報酬を厳選する場合、湖上の魔塔や魔王の城は構造が複雑で距離も長いため敬遠されがちである。
 
モンスターの出現方法についてだが、モンスターの出現する位置はカギ毎に固定、カギの世界に入る度にそのカギの世界に出現するモンスターの中からランダムでその出現位置に出現することになる(その位置に出現しない場合もある)。
また、戦闘に入る際にも特徴があり、あるモンスターと接触したとき、周りに他のモンスターがいなければ、接触したモンスターだけが4枠全てを埋める構成で出現し、他のモンスターがいればそれがお供として出現する。
例えばSサイズのモンスターと接触し、接触した種族以外のモンスターが周りに1体だけいた場合、向かって左から2番目の位置にそのモンスターが出現する。2体以上いた場合、その右隣にも出現する。一番左側にいるのは接触したモンスターになる。
また、基本的に出現する際は4枠全て埋まるが、Mサイズと接触した際に周りにSサイズがいれば、それがお供として出現してしまうため、4枠全て埋まらない場合もある。
Gサイズと接触した場合は、周りにSサイズがいれば、そいつがお供として出現し、いなければ接触したGサイズ1体のみが出現する。
そのため、特定のモンスターだけと繰り返し戦闘したい場合は、周りのモンスターを上手く退かせる必要がある。
なお、錬金カギの世界ではメタル系にも【くちぶえ】や踊りが有効なので上手く活用するといい(通常の異世界や【メタルエリア】などでは無効)。
また、一度接触したモンスターや【にげあし】によって逃げ切られたモンスター(画面から完全に消え失せる前に他のモンスターと戦闘になれば大丈夫だが、あまり離れすぎるとダメ)はその場所には再出現せず、塔の2階に行くなど別のエリアに移動して戻ってきた場合、そのエリアにいたモンスターの情報は全てリセットされる。
このため、特定のモンスターだけと繰り返し戦いたい場合、予めにげあし持ちをメンバーに入れ、近くにいる関係のないモンスターにわざと触れて戦闘に入り、逃げてしまえば邪魔なモンスターはその場所には出てこなくなるので、目的のモンスターと戦いやすくなる。
狭いエリアなど、場所によってはくちぶえやおどろかすよりも便利。
また、メタル系と相対した場合でも、戦闘に入りさえすれば敵のにげあしは発動しないため、メタル系が戦闘中に途中で逃げ出してしまうことはなく、安全に狩ることも可能。
 
なお敵モンスターの所持スキルは完全にランダム(鍵のレベルに応じて振られているスキルポイントの量が異なる)であり、レベルが低くても上位の呪文・特技を連発される場合があるので注意が必要。
前述の通りSP版では最初に貰える錬金カギの中身が完全固定になったのだが、そこでも全く自重していない。
 
各カギ毎にクエストが定められており、クエストの内容によって報酬も決められている。クエストの制限時間は15分。
得られる報酬も高ランクのレアモンスターから多額の経験値やお金、素材や武器まで様々。
クエストに挑戦した場合、指定されたノルマを制限時間内に達成できればクリア(戦闘を要する場合、戦闘中に時間切れになっても、その戦闘でノルマを達成できればクリアとなる)。
時間切れになったり、【ルーラ】で脱出したり、全滅するとクエスト失敗となる(全滅で終了した場合、ちゃっかり所持金は半分になる)。
 
クエストをクリアすると、クリア時の評価(最低はC、最高はS)やカギのレベルに応じて報酬の額や報酬成功確率が計算される。
報酬が経験値かゴールドの場合は計算結果がそのまま受け取れる報酬になる。
当然高ランク、高評価程貰える報酬額は大きい(ただし、ここで得られる経験値は、パーティとスタンバイにしか入らないので注意)。
しかし、報酬がモンスターやアイテムの場合は報酬成功確率が計算され、その計算によって抽選で得られるかどうかが決まる。
当たればその報酬がそのまま貰えるが、外れてしまうと「残念賞」と称して銀マークの素材アイテム数個に変わってしまうので注意(この「残念賞」の個数も評価によって変わる。当然高評価ほど貰える数が多い)。
武器が報酬の場合、できのよさは★1~3がランダムで決まり、★0にはならない。当然★3が狙い目だろう。
クエストにクリアすると評価やカギの種類に応じてカギのレベルが上がるが、カギのレベルには上限があり、どうのカギだと40、ぎんのカギだと60、きんのカギだと80までしか上がらず、プラチナのカギ使用でようやくMAXの100まで上げられる。
 
狙ったモンスターを出すのは非常に難しいが、少しでも望むものが手に入れられるものにしていきたい。
また、カギのレベルが上がると出現するモンスターのレベルも上がって強くなるが、得られる報酬も多くなっていくので率先して狙っていきたい。
ただし、レベルが上がるとカギの再生時間も長くなる点には注意。
また、敵も当然強くなるため、一部を除いて報酬の厳選の難易度も跳ね上がる。
そのため鍵の復活費用調達の当てがある場合、あえて難易度の低いどうのカギで厳選するのも手。
 
クエストには挑まずにその世界にただ滞在することも可能(その場合も滞在可能時間は15分)。
その際はレベルを上げることはできないが、その世界で出るモンスターをスカウトするだけの場合はこれでもOK。
全く同じ名称のカギでもモンスターの種類などは全て異なるため、組み合わせは無限大に近い。
配合素材として優秀なモンスターが大量に出現するカギの場合は、無理にレベルを上げてもスカウトしにくくなるだけなので、敢えてレベルを上げないという選択肢もあり。
ただし、上述したように敵の中には低ランクなのにランダムで強力な特技をバンバン使ってくるものもいる点には注意。
基本的にどのクエストも挑戦中に死者を出したり、クリアするのに時間がかかると評価が下がってしまうので注意。
クエストは大まかに分けて9種類ある。以下に、クエストの内容と報酬について書く。

できるだけ少ないラウンド数で○○を倒せ!

フィールドのどこかにいるボスを探し出し、手早く倒すというもの。
上記のプレゼントのカギや試練のカギも基本的にはこのクエストになっている。
ボスの位置は下画面に×で示されており、近づいてもそこから動かず、おどろかしや踊りにも反応しない。
ボスは全体的に能力値が高く、ザキ系やベタン系などに無効の耐性を持っているため、見た目は雑魚でも結構強敵なので注意。また、お供も連れており4枠全てを埋める構成で出て来る。
お供は雑魚だが、当然全部倒さないとクリアしたとは見做されない。なお、ボスのお供に選ばれるモンスターはそのカギの世界に出てくる敵とは限らないが、カギを作った時点から決まっていて、何度挑戦しても変わらない。
また、戦闘前に「せんせいりつアップ」持ちをメンバーに入れて後ろから回り込めば確実に先制できる。
モンスターと場所によっては後ろに回り込めない場合もあるが、大抵は回り込める。
先制したターンに【チェイン】を掛けて次のターンに総攻撃を仕掛ければ、カギのレベルが100であっても、まず負けることはない(メタル系が相手なら、最初に【ルカナン】【バイシオン】でドーピングを敢行してしまうといい。もちろんチェインを使うのも忘れずに)。
ちなみにボスのすぐ近くで別のモンスターと戦闘になると一時的にボスがいなくなるが、少し経つと復活する。
ボス戦ではスカウトできず、ボスの近くで別のモンスターと戦闘になってもボスはお供として出てこないので注意。
なお、ボスとして選ばれたモンスターもカギの出現モンスターの一覧には表示されるが、クエストに挑まずにその世界に入った場合、ボスは一切出てこないので注意(要するに、雑魚としては出現せず、ボスとしてしか出てこないスラ忍などは錬金カギの世界では仲間にできないということである)。SP版ではボスとして選ばれたモンスターは出現モンスターの一覧に表示されなくなった。
カギの世界に入ってから死者を出さず、5分以内かつ戦闘を5ラウンド以内で終わらせればSの評価が貰える。
報酬はモンスター。貴重なものや配合の難しいモンスターも出現することがあるので、
何を作るか迷ったときはこの条件のものにするのがオススメ。
ただし抽選に当たる度にモンスターが増えてしまうため、「モンスターを捨てる」ことに抵抗感があると煩わしくなることも。
ちなみに報酬のモンスターのランクは鍵の種類に関わらず設定したキーワードによって決まるため、どうのカギでランクSSのモンスターを手に入れることも可能。ただし、Cランク以下のモンスターはどのキーワードを使っても報酬にはならない。無論Cランク以下のモンスターは普通にスカウトした方が楽だが…。
 
また、「メタルの」の称号を使って経験値の多いメタル系がボスになるカギを作れば、報酬スカウトそっちのけでボスだけを倒しまくる経験値稼ぎ専用のカギに仕立てることも一応可能。その際、Sサイズの【ダイヤモンドスライム】がボスのカギを作るのがおススメだが、倒してもゴールドが極端に多く貰える訳じゃないので、再突入する度にリアル時間or多額のゴールドを失うことになるので注意。
 
なお、稀にスタート地点にボスが出現することもあり、その場合その場に立っているだけでボス戦に突入する。

大量発生した○○をできるだけ早く△体倒せ!

特定の種族を指定された数以上倒すというもの。戦闘中に何体か倒していても、逃げてしまうとカウントされない。
こちらでは1戦闘辺りのラウンド数は関係なく、やはり死者を出さずに5分以内にクリアすればSの評価が貰える。
このカギの世界では、出現モンスターの大半が指定されたモンスターである(クエストに挑戦しない場合であっても、対象モンスターのシンボルの発生率がかなり高く設定されている)。
しかし、別のモンスターが近くにいると、そのモンスターがお供で出現してしまい、達成の妨げになる。
別のモンスターはうまく追い払い、指定されたモンスターだけが出る条件を作ろう。
1枠モンスターのほうが1回の出現数が多いため手早く達成できる。
報酬は金マークの素材。
 
ちなみに候補になるのは「錬金カギで出現するモンスター」で「ボス出現限定ではない」「SかMサイズ」のモンスター。
ナンバリングのボスとして登場したモンスターでもボス限定属性のないモンスターもおり、当然そういったモンスターも候補になる。
そのため、例えば「大量発生した【ゲマ】~」といったシュールかつ恐ろしい文章が表示されることもある。
実際上の例の鍵であれば、そこら中でゲマが歩き回り、戦闘になればずらりとゲマが並ぶ。
DQ5時代だったら青年時代ですら太刀打ちできない光景にもなる。

できるだけ少ないラウンド数で他国のモンスターマスターに勝利しろ!

【他国マスター】を探し出し、手早く倒すというもの。
マスターの位置は下画面に×で示されており、そこから動かない。
通常の他国マスターとは扱うモンスターが異なっているほか、スタンバイも持っている。
このスタンバイも含めて全て倒して初めて勝利となる。
スタンバイが出てくるところで必ず1ラウンド終了する点に注意。
ボスを倒すカギと違って先制攻撃できない点にも注意。
最初の1ラウンド目をみがメタでやり過ごしてチェインも掛けておき、2ラウンド目にみがメタ要員を戦闘要員に交代して殲滅すれば、最短3ラウンドで片付けられる。

マスター毎の報酬はここでは貰えず、スカウトもできない。
また、ここで出現する他国マスターの種類と連れているモンスターはカギを作成した段階で決まっており、
カギのレベルが上がっても変化することはない(モンスターのレベルは上がっていくが)。
ここでもカギの世界に入ってから5分以内かつ5ラウンド以内に終わらせないとSの評価が貰えない。
途中で死者を出してもダメ。そのため周りのモンスターは基本的に無視すること。
報酬は武器。
比較的貴重な武器が貰えることもあるが、入手難易度の高い称号で得られるキーワードを除いて全体的に報酬成功率が低め。

世界の各所に隠されたふしぎな宝のかけらを△個集めろ!

異世界のあちこちに置かれた宝箱にある【ふしぎな宝のかけら】を指定個数集めるというもの。
このクエストにおける宝箱の中身はほとんどがこれになるが(全部ではない点に注意)、
この条件のマップは必ず極大サイズになるため、探索は困難を極める。
いられる時間は15分しかなく、時間がかかり過ぎると評価が下がってしまうので効率よく探したい。
戦闘回数は特に関係なく、5分以内にクリアできればSの評価が貰えるので、それを目標にするといいだろう。
ただし、途中で死者を出してしまうと5分以内にクリアしてもSの評価は貰えないので注意。
【にげあし】持ちをパーティに入れておき(スタンバイではダメ)、モンスターはにげるで無視。
報酬は武器。

あらゆる手段を用いてできるだけ早く経験値を△ゲットしろ!

戦闘終了後に表示されるExp(経験値)の合計が指定された値を超えればクエストクリアとなる。
戦闘が終われば現時点で幾つ経験値を得たかがメッセージで表示される。
経験値を得るにはひたすら戦うしかないが、パーティを複数回行動の1枠1体のみにしてムチを持たせ、
経験値分配の頭数を減らすなどして戦い方を工夫すれば、比較的少ない戦闘回数で達成できる。

メタル系がいない場合がほとんどなので、普通のカギでは短時間で達成しにくい。
例外として【スライム系】をフルコンプした際に得られる「メタルの」のカギを使えば短時間で達成できる。

これも戦闘回数は関係なく、途中で死者を出さずに5分以内にクリアできればSの評価が貰える。
報酬は経験値かゴールドか武器。

あらゆる手段を用いてできるだけ早く△ゴールドゲットしろ!

カギの世界に入ってから入手したゴールドの合計が指定された値を超えればクエストクリアとなる。
手段を問わず、ゴールドを獲得すれば現時点で何ゴールドを得たかがメッセージで表示される。

落ちているアイテムや井戸を調べたりすれば、戦闘することなく達成することも可能。
戦闘ならば【ゴールド増】持ちで固めて、手早く倒すことで頑張ろう。
出現モンスターに【ゴールデンゴーレム】を含むようにすれば、1回の戦闘のみで達成できる場合もある。
というより、高レベルになると指定金額が軽く5桁に達するのに、雑魚から得られる金額は3桁止まりというのはざらなので、ゴルゴレが出現しない鍵はクエスト用としてはかなり厳しい。
カギの前半部分を「せかいの」、後半部分を「雲」にすればゴルゴレが出現するカギを作りやすくなる。
この「せかいの雲の塔のカギ」を使った場合、レベルが100だと再生金額が13万かかるのに対し、70台だと7万程度で済むので、【プラチナのカギ】で作ろうが【きんのカギ】で作ろうが手取りに大して差は出ない。そのため、ゴルゴレ自体が弱くなるきんのカギで作った方が時間的な効率は良い。どっちで作るかはお好みで。

これも戦闘回数は関係なく、途中で死者を出さずに5分以内にクリアできればSの評価が貰える。
報酬は経験値かゴールドか素材。
 
前述の通り、金策カギとしてゴルゴレが出てくる「せかいの雲の塔のカギ」が早い段階から流通しているが、
この鍵の真価はスライム系をフルコンプした際に得られる「メタルの」の称号で出てくるメタル系を狩りまくることにある。
出現モンスターに【ゴールデンスライム】【メタルキング】がいるカギを作ることができれば、
それ1つで【メタルエリア】など真っ青の短時間で牧場にいる全てのモンスターのレベルをカンストできる最強の経験値カギを得ることができるのだ。
「メタルの」の称号がない場合は、配信系引越しの必要数が少ない「はくしきな」の称号でも代用できるが、
「はくしきな」は全系統のモンスターの収集率を100%にしなければならず、全系統のモンスターが出現候補になるので、ゴルスラやメタキンが出現しにくいのが難点。
またこの2つ以外の称号でメタル系が出てくる可能性があるのは、???系フルコンプで出る「とどろく」か、全モンスターフルコンプで出る「伝説の」のみ。
それ以外の称号では幾らリセットしても絶対にメタル系は出現しないので注意。

「メタルの」の称号を入手できれば、出現モンスターがスライム系に限定されるのでメタキンorゴルスラが出現するカギが非常に出やすくなる。ただし、「メタルの」の称号を得るには配信や引越しが必要不可欠になるため、ソフト単体では入手することができない。

「メタルの」の称号を得るためにスライム系をフルコンプしたい場合、配信系を揃えるには以下の要領で集めるといいだろう。

  • 【引越しアプリ】でのみ入手できるスライム系
    【死神スライダーク】【スライダーヒーロー】の2体。
    これらの他にも、配合で作れない上に単体での入手が面倒な【スライダーキッズ】【スライダーガール】、Dランクのスラ忍全部、【スライムファミリー】も持ってこれれば後々楽になる。
  • 配信サービスでのみ入手できるスライム系
    スマホ向けアプリのDQMSLとの連動企画でのみ入手可能だった【ニジゴロン】、かつて【マクドナルド】で日替わり配信されていた【チェリースライム】【ライムスライム】【レモンスライム】【ベリースライム】【ホイップスライム】【プリンスライム】と言ったスイーツ系スライム、自宅のWi-Fiプレゼントで入手可能な【スラリン船】【スライバ船】【勇車スラリンガル】の10体(【ピーチスライム】は野生で出るので通信手段で入手する必要はない)。
    今作のすれちがいは自宅にいても、見知らぬ人対戦で行えるので、Wi-Fi環境さえあれば入手の希望はある。負け確定でも棄権はしないように。
    すれちがい以外にも【夢見るタマゴ】やローカル交換などの通信手段を使って何とか全て揃えよう。
    一方、この中ではニジゴロンの入手が最も厄介。スイーツ系スライムは全部Cランクゆえにすれちがいで簡単にスカウトできるが、こいつはSランクなので【超しもふり肉】なしではスカウトできない上、カギはDQMSLを連動したプレイヤーにしか配信されておらず、ゆえに持っている人から譲ってもらうか、夢見るタマゴで粘るしか入手方法がないからである。
    • SP版ではスイーツ系スライムはストーリークリア後に野生で出現するようになっている
  • すれちがい勝利数の報酬で入手できるスライム系
    【スライダーキング】、スライダーキッズ、スライダーガール、【スライダークロボ】の4体。
    スライダーキングはすれちがいの勝利数が60勝を超えた場合に、60勝目とそれ以降10勝毎に低確率で貰える(3DSの本体設定で本作のすれちがいを止めてしまうと勝利数がリセットされてしまうので注意)。
    正攻法でスライダーキングを入手する場合、この過程で残りのスライダー○○は必ず貰うことになるので、残りの3体の入手に関しては特に考慮する必要がない。
    スライダーキングだけをローカル交換で貰った場合は、スライダーガール(…とスライダーヒーロー+死神スライダーク)を引越しアプリで持ってこれば、スライダークロボは配合でも作れるようになるので無理にすれちがいや錬金カギの報酬などで仲間にする必要がなくなる(素材の【キラーマシン2】は自前で用意しておくこと)。スライダーキッズはロボの素材にはならないが、すれちがいなしでのソフト単体では入手できないので、こいつも一緒に引越してしまうと楽。
    また、正攻法で入手する場合、スライダーキングにはランダム要素が絡むが、ちょっとした裏技を使えば割と簡単に手に入れられる。詳しくは当該項目参照。

ここに挙げたスライム共を全て押さえてしまえば、残りは全て通常プレイでの入手が可能になる。
今作ではスライム系は配信や引越しを含めて全て集めると全90種類になるので併せて覚えておこう。
 
それでは次に「メタルの」カギでの稼ぎに必要な特技や特性などを挙げておく。

  • 【経験値増】【ゴールド増】
    効率を上げるため、これらの特性はフル積みしたい。つまり、両方の特性を積んだ1枠4体のパーティが望ましい。
  • 【にげあし】【せんせいりつアップ】
    必須ではないがあると便利な特性。にげあしがあれば邪魔なモンスターと接触しても必ず逃げられる。
    また、せんせいりつアップがあればバックアタックしたときに確実に先制攻撃となるため、バイシオンやチェインで安全に準備ができる。また、これらの特性は経験値増などとは違ってパーティの1体だけが持っていればいい。
    そのため、適当な武器にでも付与しておくといいだろう。
  • 【超こうどう はやい】
    チェインから敵に先んじて動くため、1人は持っておきたい。
  • 【AI2回行動】
    当然ダメージを与える機会が多い方が素早く倒せる。
    ただ、3回行動だとメタキン4体が相手のときにチェインをかける前に倒してしまうことがあり、ゴルスラ相手だと【亡者の執念】による死体殴りの時間が長引くため、2回行動で充分。
    また、【AI1~2回行動】【AI2~3回行動】だと行動回数が安定しないので、複数回行動を持たせるなら必ず2回行動にしておくこと。
  • 【チェイン】
    必須呪文。本作には【連携】で敵に止めを刺すと経験値とゴールドが倍になるため、誰か1人に必ず覚えさせておくこと。
    また、撃破対象の【亡者の執念】を貫通する点も重要である。
    これを覚えられるスキルはSSランクの固有スキルなど、レアなものが多く入手が比較的面倒だが、テリワン3Dから【スラ忍ブラック】【引越しアプリ】で連れてくるのが最も手っ取り早いだろう。
  • 攻撃手段
    メタル系に効率よくダメージを与えるには、高攻撃力による通常攻撃連打が望ましい。
    攻撃力を上げるためには【攻撃力アップSP】を持たせておくほか、武器も高威力のものを装備したい。
    特に、守備ダウンの追加効果がある【ぎんがのつるぎ】がおすすめで、【アンチみかわしアップ】【メタルキラー】等の鍛冶効果も備えれば完璧である。
  • 補助呪文・アイテム
    【バイシオン】【ルカニ】【ルカナン】で与えられるダメージを増やす。
    補助呪文の代わりに【バイシオロン】等の消費アイテムを買いだめしておくのもあり。
    どうせ所持金は勝手に増えるので、消費アイテム程度いくら買っても尽きることは無いのだから。
  • 【青天の霧】
    必須ではないが、メタル系以外のお供を潰すときに効率が上がる。
    1ターン目に命令で出しておけば、敵もしくは味方側にいきなりorときどき【黒い霧】を持ったモンスターがいた場合に、それが発動した後でチェイン役が行動する前に発生していた黒い霧を、これで打ち消すことができるので覚えておいて損はない(チェイン役は1番最後に行動するため)。
  • AI設定
    AIが余計な技を使うとダメージが下がったり、連携が途切れたりするので注意が必要。
    通常攻撃だけさせるなら作戦を【とくぎつかうな】にすればOK。
    バイシオン等の補助技を使うなら、「とくぎつかうな」の状態で自分で命令すればいいが、
    その特技だけを「よく使え」にして他の特技は禁止し、作戦を【サポートたのむぞ】にしてもOK。

逆に、以下の特性は効率を下げるので可能な限り排除したい。

  • 発動時にエフェクトが発生するもの全般
    いきなり・ときどき系、【暴走機関】【やいばのボディ】【タメトラ攻撃】【マホトラ攻撃】など。
    霧程度ならまだエフェクトが短いので妥協範囲内だが、能力上昇系などエフェクトが長い特性は時間効率が落ちるので非推奨。暴走機関は自分のHPを減らすリスクもあり噛み合わない(クエスト中に死者が出ると評価が下がり、貰える報酬が減ってしまうため)。
  • 【ショック攻撃】
    連携前にこれが発動して敵ゴルスラが亡者を発動しつつマインド状態になると、味方AIがマインド状態のゴルスラを無視して普通のゴルスラを攻撃してしまい、チェインをかける前に全滅させてしまう可能性がある。

以上の点を踏まえると、やはり【ハートナイト】4体に必要な特技・特性・武器を持たせるのが手っ取り早いだろう。
余計な特性を持っていない上に、【AI2回行動】【経験値増】【ゴールド増】は据え置きなので、武器の鍛冶効果や新生配合での交換先の特性を全て【超こうどう はやい】【メタルキラー】などに回せるためである。
 
準備ができたら【プラチナのカギ】を使い、前半部分を「メタルの」(ない場合は「はくしきな」)、後半部分を「雲」にしてカギを作成。
出現モンスターにゴルスラかメタキンがいれば、クエストを何度もクリアしてカギのレベルを100まで上げる。
この2体は1つのカギの中に両方いるのが1番理想的だが、片方のみでも問題はない。
また、【メタルカイザー】【スライムマデュラ】など他のメタル系を使っても構わないが、
貰える報酬はゴルスラorメタキンが1番良い(メタキンは2体でゴルスラ1体分の報酬となる)。
後はひたすらカギを使いゴルスラ2体かメタキン4体かゴルスラ1体メタキン2体のパーティを【連携】状態で倒せばいい。
 
具体的なやり方の例としては、AI2回行動のモンスター4体で固め、戦闘前に全員の作戦を「とくぎつかうな」にしてから踊りで先制攻撃を仕掛ける(錬金カギの世界に出てくるメタル系には口笛や踊りが効くので、うまくおびき寄せて目の前で踊れば、確実に先制できる)。このとき、周りに他の敵がいないか確認すること。他の敵がいるとそいつがお供として出現してしまうため、貰える経験値が少なくなってしまう。他の敵がいる場合は、ゴルスラorメタキンではなく、わざとそいつに触れて戦闘に入り逃げてしまえば、そいつはその場所に出現しなくなるので、安心してゴルスラorメタキンに触れて戦闘に入れる(にげあし持ちをパーティに入れておくこと)。
戦闘に入ったらまず、1ラウンド目に命令で味方2体がバイシオン(レベルが低い場合はルカナンを使用)、1体は青天の霧、残りの1体がチェインをかける。このとき、チェイン持ち以外の3体は2回目の行動で通常攻撃を行い、基本的に片方のゴルスラまたは1体のメタキンを集中攻撃する(AIには残りHPが少なく倒せそうな敵を集中して攻撃する性質があるため)。
後は2ラウンド目に連携による総攻撃で敵を殲滅すればOK(2ラウンド目は通常攻撃しかしないため、そのまま「戦う」のコマンドを選べばいい)。
カギのレベルが100の場合、ゴルスラには【亡者の執念】があるため、AI2回行動の攻撃でもチェインをかける前に全滅させてしまう可能性は低い。普段は鬱陶しい敵の亡者が役に立つ数少ない場面である。敵がゴルスラ2体の場合、先に倒す方の亡者はわざと発動させて、死体殴りをすればラウンド終了直前にチェインを撒け、1体だけが高確率で生き残る。チェインを使う関係上、全滅には必ず2ラウンド掛かるので先に倒す方の亡者は発動されても特に気にする必要がなく、後から倒す方の亡者は連携によって発動しないので実質無視できる点も重要。
また、味方の攻撃の多くがミスになって2体とも生き残っていたとしても、チェインで連携すれば亡者は2体とも無視できるため、特に問題はない。このとき、味方の1体には必ず【超こうどう はやい】を持たせておくこと。ただし、先制できなかった場合はゴルスラが持つ【いあつ】で、「超こうどう はやい」持ちが1ラウンド目に行動不能になる可能性がある点に注意。そのラウンド中にチェインさえ掛ければ、多少時間は掛かるが何とかなるので、できる限り「超こうどう はやい」持ちとチェイン持ちは別々になるようにし、チェイン持ちのマインド耐性上げ、なるべく先制攻撃できるように心掛けよう。
 
すると1回の戦闘で経験値280万、14400Gというあり得ない報酬が手に入る。
カギのレベルが100だとクエストクリアに必要なゴールドは24000Gなので、この戦闘を2回行うだけでクエストはクリアでき、クエストクリア報酬の175000Gも手に入る。
これでカギを即再生させ続ければ1回につき約72000Gのお釣りまで来るのだ。
これでパーティ及びスタンバイのモンスターは数回の戦闘でレベルカンストし、牧場にいる全てのモンスターも1回の訪問(=2回の戦闘)で100万の経験値が得られる。
ゆえに10回訪問(=20回戦闘)すれば牧場にいる全てのモンスターに1000万の経験値が入るので、1回の訪問でかかる時間が精々2,3分程度、長くても4,5分程度だとすると(Sのクエスト評価を貰うには5分以内のクリアが必要)、
ものの30分~1時間足らずで【名もなき闇の王】などの、最大の経験値テーブルのモンスターですらレベル1から100まであっという間にカンストさせることができるのだ(最大の経験値テーブルのモンスターは約979万)。
ゆえにこのカギ1つさえあれば、経験値が報酬のカギのみならず、メタルエリアのカギや【光あふれる地】のカギさえも、もはや無用の長物と化すのである。

貴重な○○をできるだけ早く△体スカウトしろ!

指定のモンスターを指定された数だけスカウトするという難易度の高いクエスト。
「仲間にしろ」ではなく「スカウトしろ」なので、起き上がったものを仲間にしてもカウントされない。
指定されたモンスターは出現数がとても少ない上、一度スカウトするとその場所には出てこなくなる。
マップが広いと探し出すのにも一苦労。さらに、既にスカウトしているとさらにスカウトするのも大変。
【ルーラ】で戻って指定されたモンスターを逃がすこともできないので、
【超ギガボディ】によるスカウト率40%底上げも最初の1匹目を除き、ここでは無効。
スカウトに失敗した場合は敵にタコ殴りにされてしまう上に、やはり途中で死者を出すと評価が下がってしまう。
数あるクエストの中でも指折りのキツさを持つ。
余程でなければこれをクリア条件にするのはやめたほうが良さそう。
これも戦闘回数は関係なく、途中で死者を出さずに5分以内にクリアできればSの評価が貰える。

幸いと言うべきか、報酬は経験値かゴールド。
このクエストでなければ手に入らないような報酬はないので作る必要は皆無である。

敵に見つからずにできるだけ早く目的地に潜入せよ!

モンスターと戦闘することなく下画面に×で示された位置にたどり着くというもの。
「敵に見つからず」となっているが、ここで言う「見つかる」とは戦闘に入ることなので、敵に気づかれても戦闘せずにやり過ごせればOK。
5分以内に目的地にたどり着ければSの評価が貰えるが、戦闘に入ってしまうと評価が下がってしまうので注意。途中で死者を出すとさらに評価が下がってしまう。
目的地周辺はモンスターが密集して出現している。うまくかわしてたどり着こう。
なお、この世界でもメタル系は容赦無く逃げ出す。この世界ならむしろ逃げてくれる方がこちらとしてもありがたいが。
報酬は素材。

移動しているモンスターをできるだけ早く△体踊らせろ!

十字キーの左を使ってモンスターをうまく踊らせるクセのあるクエスト。
出現しているモンスターなら何を踊らせてもいいが、モンスターは遠くからでもこちらに気づいて接近してくるので、こちらから近づくのはあまりオススメしない。
むしろ、気づかれた後にすぐ下を押してしゃがみ、「?」の出ているスキに踊らせると成功しやすい。
あまり近づかれ過ぎるとしゃがんでも間に合わないので、距離のあるうちにしゃがむのがコツ。
踊らせたモンスターは数秒後に消えるが、完全に消えてからでないとカウントされないので、その前に戦闘に入ってしまうと数にカウントされなくなるので要注意。
ちなみに【いどまじん】を踊らせた場合、消滅の際に井戸だけが残るのだが触れると戦闘になるので注意。

これも5分以内かつ、死者を出さずにクリアすればSの評価が貰えるが、戦闘回数が多いと評価が下がってしまう点には注意。
その場から動かずこちらのアクションに全く反応しない【ホエールマージ】【ローズダンス】等が出現した場合は、数が減ることにより戦わざるを得ない状況になることがあるので、作成時に選ばれないように厳選しておいた方がいい。
報酬は武器。
 
武器集めとしては利用しづらい鍵だが、この鍵の真価はクエスト中、モンスターがガンガンこちらに接近してくることにある。
欲しいドロップアイテムを持つモンスターの出現する踊り鍵を作ることができれば、クエストそっちのけでそのモンスターを狩りまくる鍵として使えるのだ(クエストを受けている場合も、15分経つと強制的にクエスト失敗になるが、逆を言えば15分は狩り続けることができる)。
銀素材はクエストの残念賞として、あえて報酬出現率の低い鍵を利用することで量産が可能なのだが、
銅素材はそうはいかないので、店売りで入手できない銅素材を集めるのに有効。
金素材の回収も、基本的にその素材が報酬になっている鍵より短時間かつ低コスト(鍵復元の必要なし)で量産できるので、
ドロップで入手できないオーブ以外の金素材はこちらで集めるほうが効率がよかったりする。
この場合成功報酬はまったく関係なくなるので、敵が弱く復元料も安い【どうのカギ】で作り、
他の鍵と区別するためにもあえてクリアせずにレベルを上げないでおくとよいだろう。

イルルカSP

仕様等はイルルカのときと全く変わっていないが、【紋晶】が報酬となるカギが追加された。
Ver.1.0.1ではメタルエリアと光あふれる地でステルスが使用できるように修正されているが、
SPでは「メタルの」等と比較して遥かに入手が簡単な「おしゃれな」のキーワードでメタル系(あのメタルスターも出ることが確認されている。)が出るようになり、それによりメタル系のカギも早い時期からずっと出回り続けているので、今更感が否めない。
 
また、新たに【まぼろしのカギ】が登場。詳細は当該項目にて。